蔵王山／輝く御釜から南蔵王縦走を経て灼熱ロード

2020年08月11日(火) [日帰り]

• GPS: 09:22
• 距離: 38.8km
• 登り: 942m
• 下り: 2,525m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:18
• 休憩: 0:19
• 合計: 10:37

距離 38.8km 登り 947m 下り 2,570m

9:12 地蔵山頂駅
9:13 9:15 蔵王地蔵尊
9:24 地蔵山
9:33 9:34 ワサ小屋跡分岐
9:49 9:50 熊野十字路分岐
9:55 9:59 蔵王山
10:04 10:05 馬の背分岐
10:14 馬の背
10:31 10:32 蔵王レストハウス内避難小屋
10:36 10:42 刈田岳避難小屋
10:43 刈田岳
10:56 刈田峠登山口
11:04 刈田峠避難小屋
11:22 前山
11:41 11:42 杉ヶ峰
11:55 芝草平
12:07 倉石・秋山沢コース分岐
12:20 屏風岳
12:26 水引入道コース分岐
12:42 南屏風岳
13:05 不忘山
13:13 13:14 不忘の碑・カエル岩
14:20 14:21 白石女子高校山小屋跡
14:38 白石スキー場登山口
19:49 ゴール地点

実際には白石スキー場で40分くらい、ゆっぽで40分くらい休憩しています。

天候

8/12　酷暑（38℃）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

（山形に前泊、福島に後泊）

★★★ゆき★★★
■山形
↓ 07:40〜08:17
↓ 山交バス
■蔵王温泉BT
↓ 08:45〜09:03
↓ 蔵王ロープウェイ（樹氷高原駅で乗り換え）
■地蔵山頂駅
※ロープウェイは定員53人→20人に制限、さほど混んでなく待たずに乗れた

★★★かえり★★★
■白石スキー場
↓ 15:00〜19:50
↓ 歩き（途中温泉に寄った）
■白石
↓ 19:53〜20:26
↓ JR東北本線 福島行
■福島

山交バス
http://www.yamakobus.co.jp/rosenbus/jikoku/frame/zao-onsen.html

蔵王ロープウェイ
http://zaoropeway.co.jp/

（乗れなかった）白石市民バス「きゃっするくん」
https://www.city.shiroishi.miyagi.jp/soshiki/6/883.html
https://www.city.shiroishi.miyagi.jp/uploaded/attachment/14165.pdf

コース状況／危険箇所等

全般的によく整備されていて、登山道は明瞭です。
不忘山からの下り以外は傾斜のきついところもありません。

■地蔵山頂~熊野岳
ゆるいアップダウン。途中の地蔵岳からの展望がいい。
■熊野岳~刈田岳
ゆるゆるアップダウン。エメラルドグリーンの御釜が絶景。
■刈田岳~刈田峠
下り。蛇行するエコーラインを直滑降で横切るのでクルマに注意。
■刈田峠~杉ヶ峰~屏風岳~南屏風岳~不忘山
ゆるいアップダウン。不忘山の登りは急斜面で切れ落ちてる箇所あり、下りで使う場合は高度感あって緊張しそう。
■不忘山~白石スキー場
下り。弘法清水近辺から泥濘あり、転倒注意。
■白石スキー場~白石駅
バス停「不忘の碑」は14時08分発、余裕で間に合わず歩くことに...
下り基調。非常に歩きやすいコンクリートロード。木々が日光を遮ってくれてうれしい。4~5時間あれば着くと思う。

その他周辺情報

★★★温泉★★★
ゆっぽ（10:00~22:00、650円）
http://yuppo-shiroishi.sub.jp/shiroishi/index.html

写真

8/10 18:48

山形に来ました。
前日のホテルの窓から、キレイな夕焼けでした。

8/11 6:27

当日のホテルの窓から、晴れてていい天気。
この日の予報は38℃、果たして大丈夫なのだろうか...

8/11 8:24

蔵王温泉もこの通り。
晴れすぎて暑い...

8/11 8:28

蔵王ロープウェイに到着。
8時30分発は間に合わず、8時45分発。定員53人→20人に制限しての運行でしたが、全然混んでなく待たずに乗れました。

8/11 9:07

地蔵山頂駅の展望台から。
暑いけど風が強くて体感的には丁度いい。

8/11 9:08

おそらく地蔵岳。
なぜかスタートの時点では帰りのバスに間に合うと思っていた...

8/11 9:13

今日一日の山行が無事に終わるようにお祈りします。
結果的に無事（？）に終わったと思います。

8/11 9:15

地蔵岳への登り。
写真ほどきつくなく、石の道が続く。

8/11 9:22

地蔵岳山頂！

8/11 9:25

地蔵岳からは飯豊連峰が見えていた気がする。
去年は天候で行けず、今年も行けるかどうか...

8/11 9:25

これから登る熊野岳。
見た目通り、のっぺりとしている。

8/11 9:39

途中に近道の標識。
ゴツゴツした岩場を進むコースのようなので、ムリせず避難小屋経由のノーマルコースを選択。

8/11 9:46

稜線までもう少し。

8/11 9:50

稜線に出た。
ここからちょっと歩けば山頂。

8/11 9:51

稜線から刈田岳方面。御釜の縁だけ見えてワクワクする。
奥には本日のコースの屏風岳の姿も。

8/11 9:54

山頂には神社（祠？）があるのでここでもお祈り。

8/11 9:56

熊野岳山頂！

8/11 9:57

青空がキレイすぎる！

8/11 10:03

熊野岳から下りてきて稜線上の避難小屋をパシャリ。
登ってきた時は小屋に気が付かなかった...

8/11 10:05

そして御釜登場！
言葉では表現できないほどの美しさに息を呑み、しばし見惚れる。

8/11 10:05

御釜をアップで。
（以降しばらく御釜の写真が続きます。苦手な方はテキトーに飛ばしてください）

8/11 10:09

刈田岳までずっと御釜が左手に見える。絶景だ。本日のメインにしてハイライトだ。もうここで引き返しても良かった。っていうかそうすれば良かった。

8/11 10:09

またアップで。この角度が一番好きだ。

8/11 10:11

進むにつれて、少しずつ見る角度が変わってくる。

8/11 10:12

刈田岳方面。
強風が吹いてて、くもが湧き上がってはすぐに押し流されていた。

8/11 10:15

御釜正面にやってきた。
（正面の定義とは？）

8/11 10:19

歩いてはパシャリ、歩いてはパシャリを繰り返して、似たような写真が続く。それほどまでに美しさを感じる。

8/11 10:22

けっこう回り込んできた。

8/11 10:24

このあたりになると観光客の人たちで賑わっている。
みんなエコーラインでやってきてるんだと思う。

8/11 10:28

御釜と熊野岳の稜線。

8/11 10:29

御釜アップ。

8/11 10:31

刈田岳山頂はすぐそこ。

8/11 10:34

名残惜しいが御釜は見納め。

8/11 10:34

刈田岳山頂！
スーパー逆光！

8/11 10:35

刈田岳からは本日のコースの杉ヶ峰や屏風岳が見える。

8/11 10:38

刈田岳は人で賑わっていた。
お守りとかも売ってるらしい。

8/11 10:45

刈田岳から南蔵王方面へ。
エコーラインを突っ切って行くので車道交差時はクルマに注意。
お盆だったのでクルマは混んでました。

8/11 11:09

刈田峠からの登り。
このあたりも風吹いてて気持ちよかった。すれ違う人が結構いたので人気のコースなのかもしれない。

8/11 11:21

前山に到着！

8/11 11:35

すぐに杉ヶ峰に到着！
南蔵王縦走コースはピークの間隔が狭いのでサクサク進める。
だいぶいいペースで進んでるが、この辺りで帰りのバスが怪しいことに気付く...時すでに遅し...

8/11 11:42

杉ヶ峰から刈田岳方面。
熊野岳や御釜の縁っぽい部分も見える。

8/11 11:46

杉ヶ峰から屏風岳方面。
のっぺりしてるように見える。実際すごくのっぺりしてる（笑）

8/11 11:55

立ち枯れした木々が目立つ。
北八ヶ岳の縞枯山を連想させるが、同じ現象なのかどうかは不明。

8/11 12:19

なんかキレイだから撮った写真。
夏のくもって感じがする。

8/11 12:20

屏風岳山頂！

8/11 12:27

屏風岳をちょっと下ったところから南屏風岳を眺める。
南アルプスの仙丈ヶ岳さながらのたおやかで美しい地形をしている。
蔵王連峰は実にいい山域だ。

8/11 12:42

南屏風岳山頂！
（標識が読みづらい）

8/11 12:47

南屏風岳から不忘山までの区間は、急傾斜で足元ザレ気味、切れ落ちてる箇所もあり、今回のルートで最も危険だと感じた。
さほど長くないので慎重にこなして無事にクリア。

8/11 12:57

不忘山への登りは急峻。
下りで使う場合は高度感あって緊張するので細心の注意を。

8/11 13:05

不忘山山頂！
ここで帰りのバスが絶望的なことを悟り、覚悟を決める...

8/11 13:05

不忘山から南屏風岳、屏風岳方面。
美しい稜線だなあ。

8/11 13:06

不忘山から下りルート。
眼下に広がる白石の街並み、ちょっと広大すぎませんか？

8/11 13:13

分岐点にあるカエル岩。
白石スキー場に下りるのでカエル岩を横目に通過。

8/11 13:28

下りは岩が多くて足に堪える。
どーせバスに間に合わないし、急いでも仕方ないからゆっくり安全に歩く。

8/11 13:36

弘法清水辺りから、その名の通り水がチョロチョロ流れて泥濘。ぬかるみにいい思い出はないので、できるだけ岩を踏んでズボッといかないように気を付ける。

8/11 14:21

白石女子高山小屋という、謎の場所に到着。

8/11 14:24

最後はスキー場を突っ切って進む。
澄み渡る青空とは対象的に、この後に待ち構えるロードでオレの心はどんより...

8/11 14:37

スキー場のレストハウスが見えた！
ここのレストハウスが営業してたのは大きなポイントでした、ここで補給できないとやばかったと思います、ありがとうございます。

8/11 14:48

レストハウスの中はこんな感じ。
15時ラストオーダーなので、一通り片付けしてお店に入る。

8/11 14:56

ざるそばを注文。
炎天下の中歩いてきたので、つるんと食べられるものはありがたかった。

8/11 15:24

補給もしたことだし、そろそろ出発。
駐車場から眼下の街並みを再確認。

8/11 15:40

灼熱ロードスタート！
歩いてみると、ゆるやかな下りで、木々が直射日光を遮ってくれるので、思ってたよりしんどくなかった。登山靴からクロックスに履き替えたのも大きかったと思う。

8/11 15:54

念のため、バス停で時刻表を確認。
乗ろうとしていたバスはとっくに出発していた...

8/11 15:56

バス停近くに湧き水があったので、頭に巻いてる手ぬぐいを濡らした。ひんやりして気持ちいい。

8/11 16:01

標識に白石の文字が出てきたが、まだまだ先は遠い...

8/11 16:08

今回のロードでは途中途中の温泉に寄っていく楽しみがある！
まずは不忘の湯！

8/11 16:06

本日終了とのこと...チーン...
まあでもダメもとだったし、気を取り直して次に向かおう！

8/11 16:23

そういえばずっと左手に見えてた山々はどこなんだろうか？

8/11 16:44

蔵王山麓ということもあり、この辺りは水が豊富のようだ。
歩いてると水分神社がいくつか出てくる。

8/11 16:24

こんな感じでものすごい勢いで水が流れている。
体ごとザブンと浸かってしまいたい（笑）

8/11 17:02

だいぶ歩いて、稲穂煌めく地帯にやってきた。
この辺まで来て、民家が出てきたので野垂れ死ぬことはないと安心。

8/11 17:10

弥治郎こけし村あたり。
自販機がありがたい、迷わず補給。

8/11 17:18

橋にこけし...
夜に通ったらビビって事故りそう...

8/11 17:24

さて次の温泉は鎌先温泉の最上屋！
18時まで日帰り入浴OKのはず！

16時で日帰り終了ですとのこと...チーン...
ご時世なのか...気を取り直して次に向かおう...

8/11 17:43

暑いけどひたすらに突き進む。
足の裏が痛くなってきた。

8/11 18:18

日もだいぶ暮れてきた。

8/11 18:33

三度目の正直、ゆっぽに到着！もはや白石の市街地（笑）
もちろん営業中、たっぷりと汗を流して体を癒やしました。

8/11 19:41

白石は温麺が有名らしい。
今回は時間帯でお店は閉まってたけど、機会があれば訪れたい。（二度目はあるかな？）

8/11 19:49

白石駅に到着！ぶひゃ~長かった~！
一気に白石駅ではなく、途中途中の温泉を目標地にしたのが心折れずに歩けた理由だと思う。（振られに振られたけど（笑））

8/12 11:15

翌日は福島でお寿司に舌鼓。
うま~！

撮影機器：

G3116 Sony

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 タオル

感想

endoooo

猛暑予報で、暑いの覚悟で蔵王山に行ってきました。実際には、熱帯低気圧の影響で上空は西風が強く、御釜付近は丁度いい感じでした。（風がないと灼熱だったと思います）

南蔵王縦走は実に素晴らしかったです。御釜の絶景から始まり、美しい屏風岳を超えて、峻険な不忘山から下山するコースがコンパクトにまとまっています。白石スキー場からのロードは余分でしたけど、歩いたことでちょっとだけ自信が付きました。

最後に補給したものを整理します。
・水（プラティパス）：2L
・コーラ等（ペットボトル）：500mL * 4
・タブレット（塩分チャージ）：10個くらい
・ハンバーガー：1個
・ざるそば：1人前