白石谷〜六甲山最高峰〜魚屋道

2020年08月14日(金) [日帰り]

• GPS: 04:29
• 距離: 11.3km
• 登り: 876m
• 下り: 815m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:43
• 休憩: 0:44
• 合計: 4:27

距離 11.3km 登り 876m 下り 833m

9:25 神戸電鉄有馬温泉駅
9:30 有馬本温泉 金の湯
9:38 かんぽの宿 有馬
10:19 10:22 炭屋道合流点
10:38 10:41 紅葉谷
10:48 10:52 白石滝
11:13 11:35 白竜滝
12:21 12:26 六甲山
12:31 12:38 一軒茶屋
13:44 かんぽの宿 有馬
13:52 銀の湯

【炭屋道〜白石谷】
　案内標識があるため迷いません。踏み跡明瞭です。

【白石滝〜白竜滝】
　白石滝は向かって右手に巻き道があります。
　白竜滝までは小滝が連続します。
　白竜滝は向かって右手のルンゼが巻き道になっています。

【10m崖】
　ルンゼ中段に崖上を横断する踏み跡がありますが、ホールドがなく滑落の危険があります。
　さらにルンゼを登ると、左手に有名な10m崖が。ここは斜瀑の左側に3本垂らされたロープにつかまりながら登ります。
　ここも滑落すると大けがにつながるため、通行注意です。
　斜瀑の下に崩落した石が積み重なっていたので、石を踏み台にして中段まで斜瀑を登り、斜瀑を右から左へへつり中段からロープのお世話になりました。
　ロープ場の斜面はホールドが小さく3点支持だけで登るのは難しかったです。全体重をロープにゆだねて登りました。下りはさらに難しくなるでしょう。前回色気を出して六甲山頂からの下山路にこの道を選ばなくて本当によかったです。
　10m崖を過ぎるとすぐ左手に巻き道が続いていますが、気が付かず、ルンゼを少し登り過ぎてしまいました。過去レコを確認しても、結構ここで迷われた方が多いようです。
　MuscleTurtleさんはロープ場をあえてスルーしてこのルンゼを詰め、縦走路まで登り切ったレコを上げておられます。探求心に心底脱帽します。

【大安相滝〜六甲山最高峰】
　巻き道の途中から白竜滝落ち口へ下る道がありましたがすでに戦意喪失。大安相滝を上から眺めながら惰性で巻き道を辿りました。
　最高峰までは沢の分岐でみんなの足跡が濃い方に進みました。
　最後の登りはかなりエグくて足に来ます。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

行き・帰り：神鉄有馬温泉

コース状況／危険箇所等

白石谷は全域でルートファインディングの技術が必要です。
10m近い崖を登るロープ場もあり、岩登りの経験もそれなりに必要です。
進めないと感じたら引き返す勇気も必要です。

その他周辺情報

有馬温泉はいつもの6割程度の混雑でした。

写真

8/14 9:25

今回は神鉄有馬温泉駅から出発です。

8/14 9:40

魚屋道の入り口にとうちゃこ。

8/14 10:10

程なく炭屋道入口。すでに汗だくです。

8/14 10:22

炭屋道を下ると紅葉谷は工事中でした。

8/14 10:41

白石谷への分岐。左手へ進みます。

8/14 10:42

白石谷の最初の堰堤は向かって左側から巻きます。

8/14 10:48

堰堤を越えると程なく白石滝です。向かって右側に巻き道がついていました。
先人のレコによるとこの滝は直登もできるようです。

8/14 10:50

巻き道の取り付き。

8/14 10:56

白石滝と上流の堰堤を越え河原に出ました。

8/14 10:58

進むべき方角はケルンが教えてくれます。

8/14 11:06

だんだん険しくなってきました。振り返り撮影。

8/14 11:07

イワタバコが少し咲き残っていました。

8/14 11:08

いくつか小さい滝を越えていくと・・・

8/14 11:12

白竜滝に到達しました。
この滝は先人のレコでも直登は困難なようです。

8/14 11:13

滝の向かって右側斜面のルンゼが巻き道になっています。
荒れているので注意しながら登っていきます。

8/14 11:14

ルンゼ中段左手に細い踏み跡が・・・。ここから巻き道へ到達できるのでしょうか？
少し進んでみましたが、ホールドがなく足を滑らすと真っ逆さまなので断念しました。

8/14 11:18

ルンゼをさらに登ると、左手に有名な10m崖がありました。
斜瀑の左手にロープが三本垂れています。
積み重なった石を足場にして斜瀑を登り、滝の中段をへつってロープ場中段からロープを使いました。
ロープ場の斜面はホールドが小さく3点支持だけで登るのは難しかったです。全体重をロープにゆだねて登りました。
沢靴を履いていれば、そのまま斜瀑を登れたかもしれません。

8/14 11:22

10m崖の上から下を覗き込んだところ。
このルート、下りで使ったらもっと怖かったことでしょう。

8/14 11:27

勢いに乗りもう一段ルンゼを登ると、それ以上進めなくなりました。

8/14 11:31

振り返ると右手に巻き道が。注意力散漫になっていました。

8/14 11:37

沢筋に下り返す気力もなく、大安相滝を巻き道で越えました。

8/14 11:38

大安相滝をアップで。
先人のレコによるとこの滝は直登できるようです。

8/14 11:43

水流近くまで下りてきました。
岩がゴロゴロで歩きにくいです。

8/14 11:45

みんなの足跡に従い沢の分岐を右手に進むとすぐに巨大堰堤が現れました。

8/14 11:49

堰堤の向かって右側斜面に巻き道が付いていました。

8/14 11:54

堰堤を越えさらに沢を進むと、左手に尾根に取り付く踏み跡が現れます。

8/14 11:57

細尾根区間を通過。通行注意です。

8/14 12:05

酷い激坂で休みながらでないと登れませんでした。
西風が吹き始めたのが救い。

8/14 12:09

笹勝ちになってくると最高峰はもうすぐです。
魚屋道へ続く踏み跡との分岐。

8/14 12:24

疲労と暑さでヘロヘロになりながら山頂に到着しました。

8/14 12:24

苦労して到達するといつものこれも違って見えます。

撮影機器：

iPhone 8 Apple

装備

個人装備

ヤマレコMAP 水500ml カロリーメイト2ブロック タオル 着替え 汗止め ヘッドライト 物理コンパス

感想

tadawasabi

今年はコロナ禍でお盆休みは遠出もせずおとなしくしています。例年8月の休日は自転車イベントのトレーニングに当てることにしていますが、今年はコロナ禍でイベントが中止に。連日の猛暑で自転車に乗る気になりません。代わりにジムで涼しくトレーニングするつもりが、まさかの夏季休業。消去法で暑い夏山へでかけることになってしまいました。前回訪れた六甲最高峰に白石谷経由で再訪することに。

【前回の記録】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2493345.html

追いつめられるように出かけた白石谷でしたが、
有名な10m崖のロープ場を無事踏破し、秘境の滝に対面することができて大満足の山行でした。

イワタバコの花はこのルートでは終わりかけでしたが、一輪だけ写真に収めることができました。
来年はもう少し早い季節に来ようと思います。