鹿島槍ヶ岳
- GPS
- 10:27
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,133m
- 下り
- 2,128m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4時30分の時点でもまだ数台余裕がありました |
コース状況/ 危険箇所等 |
【大谷原〜西俣出合】 林道歩き。車止めのゲート脇を抜けてすぐに登山者把握用の撮影システムが稼働中。夜明け前にフラッシュを焚かれると目の前が真っ白に。 一部舗装もあるが、ほぼ砂利道。西俣出合直前に砂防堰堤の内部のトンネルをくぐる。 【西俣出合〜高千穂平】 樹林帯の中のつづら折れの急坂。急斜面には木製、鉄製のはしごがあり、高千穂平までに鉄製、木製それぞれ14〜15本あった。 木の根の張り出し、一箇所岩場あり。そこまでずっと急坂が続く中、5m幅ほどの平らな箇所が高千穂平。標識あり。 【高千穂平〜冷乗越】 尾根筋歩きとなり、所々展望が開ける。冷乗越直前は赤岩尾根と呼ばれるのが納得の赤色をした岩石のザレ場がつづく、片方が切れ落ちており特に下りは緊張感を持って慎重に。尾根筋に登り上げ、石碑のある三叉路が冷乗越。 【冷乗越〜布引山】 冷池山荘には、一旦少し降って樹林帯を登り返す。冷池山荘からしばらくは尾根の東側を歩く。この辺りは高山植物の宝庫でこの時期は様々な花が咲き乱れていた。やがて池塘を脇に見て、ハイマツの間に入ると尾根筋に戻る。ずっと緩やかな登りが続くが布引山の手前はやや斜度が上がる。 【布引山〜鹿島槍南峰】 尾根筋のガレ場歩き。山頂に近づくにつれて斜度がきつくなり、つづら折れのガレ場歩きとなる。落石注意。一箇所、左右を岩に囲まれた平らな箇所があり、風を除けて休憩できる。 山頂は南北に長い平場。 |
写真
装備
個人装備 |
食料
地図
コンパス
保険証
飲料水(2L)
スポーツドリンク(1L)
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
医薬品
タオル
携帯電話
雨具
時計
非常食
熊鈴
ヘッドランプ
ロールペーパー
ザック
タイツ
Tシャツ替え
長袖ジャケット
車
ズボン
グローブ
ハット
靴
カメラ
コンロ
コッヘル
ナイフ
|
---|
感想
初の後立山連峰。
日帰りで後立山から立山連峰を見れるルートを探して、鹿島槍ヶ岳行きを前日AM中に決定。柏原新道での往復も考えるも、急登の赤岩尾根ルートの方が登りがいがありそうと思い、そちらでのピストンを決行。
登り始めは林道歩きで、車止めのゲート脇を過ぎた直後に強烈なフラッシュを浴びて一瞬目の前が真っ白に。登山者撮影用のシステムらしいが夜明け前の時間帯だとびっくりする。林道最後に登山道になる西俣出合直前には砂防堰堤の下をくぐるトンネルあり、ここ以外では見たことがない。
林道も含めて、急登の赤岩尾根のはしごやロープなど整備が行き届いている。確かに急斜面で、ものすごい汗をかいたが、その分標高はぐんぐん上がる。
途中高千穂平手前でソロのお姉さんに追いつかれしばらく話しながら登る。地元の方で柏原新道から登った知り合いが膝痛で、このルートから下山するのをピックアップするついでに冷乗越まで迎えに行く途中とのこと。休憩の際に追い越してもらうとあっと言う前に視界から消えるタフな方だった。(後ほど冷池山荘で知り合いの方共々再会でき、長野PRキャラ「アルクマ」のネックゲイターをいただいた。ありがとうございます、信州大好きです!)
冷乗越近くになると、赤岩尾根の呼称が納得できる赤色の岩の目立つ痩せ尾根、片側が切れ落ちた崖のトラバースなど緊張感のある道となる。登りではさほど感じなかったが、下りでは疲れもあり恐怖感から慎重な足運びを心掛けた。
冷乗越で稜線に出ると残念ながらこの日はガスが低く、期待していた立山連峰は見えず。その分、足元の登山道で咲く高山植物に目がいく。特に冷池山荘を過ぎてからの道沿いは花畑となっていて、急登からの解放感とガスのせいで幻想的だった。(下りで花撮りを満喫した。)
花畑を過ぎた稜線は風が強く、ガスで行く手のピークが見えず試練だった。余裕があればと思っていた北峰への往復もガスと疲れで行く気がせず、南峰山頂でしばらくガスが上がらないかおにぎりを頬張って過ごす。時たま日も指す瞬間があり、稜線を境に吹き飛ばされる雲が印象的だったり、つがいの雷鳥も見られたが、すっきりガスが晴れることはなかった。
腹ごしらえが終わり元気が出たところで下山に取り掛かる。時たま日が差したり、布引山では稜線を見渡せたりもして去りがたい気持ちになったが、休憩していた冷池山荘から大台原まで4時間半のコースタイムと、急な下りで足の痛みが出た場合を考え、のんびりせずに下ることに。
登りの時にはあまり認識されなかったが、赤岩尾根ははしごや石段がうまく配置されていて急斜面の割りに足を運びやすく思った以上に早く西俣出合まで下山することができた。そのあとの林道歩きは大量にかいた汗にたかる羽虫がうっとおしく大谷原までタオルを振り回して歩いた。
冷乗越からの稜線は柏原新道や縦走途中の人も多い。一方、大谷原〜冷乗越間の赤岩尾根は人が少なく、登りの冷乗越までに出会った人は先述の追いつかれたお姉さん一人と、すれ違った方が3人程度。下りでは後ろから追い抜かれたトレランのお兄さん一人だけだった。よく整備が行き届いているだけでなく、一部スリリングな展開があって面白いルートだと思う。
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