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Yamareco

記録ID: 2505974
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍ヶ岳

2020年08月15日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:27
距離
19.9km
登り
2,133m
下り
2,128m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:03
休憩
1:25
合計
10:28
4:50
48
スタート地点
5:38
5:45
90
7:15
60
8:15
8:16
18
8:34
7
9:24
41
10:05
10:56
43
11:39
11:41
30
12:16
12:35
11
12:46
38
13:24
13:25
63
14:28
14:32
46
15:18
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大谷原第二駐車場に駐車。
4時30分の時点でもまだ数台余裕がありました
コース状況/
危険箇所等
【大谷原〜西俣出合】
 林道歩き。車止めのゲート脇を抜けてすぐに登山者把握用の撮影システムが稼働中。夜明け前にフラッシュを焚かれると目の前が真っ白に。
 一部舗装もあるが、ほぼ砂利道。西俣出合直前に砂防堰堤の内部のトンネルをくぐる。
【西俣出合〜高千穂平】
 樹林帯の中のつづら折れの急坂。急斜面には木製、鉄製のはしごがあり、高千穂平までに鉄製、木製それぞれ14〜15本あった。
 木の根の張り出し、一箇所岩場あり。そこまでずっと急坂が続く中、5m幅ほどの平らな箇所が高千穂平。標識あり。
【高千穂平〜冷乗越】
 尾根筋歩きとなり、所々展望が開ける。冷乗越直前は赤岩尾根と呼ばれるのが納得の赤色をした岩石のザレ場がつづく、片方が切れ落ちており特に下りは緊張感を持って慎重に。尾根筋に登り上げ、石碑のある三叉路が冷乗越。
【冷乗越〜布引山】
 冷池山荘には、一旦少し降って樹林帯を登り返す。冷池山荘からしばらくは尾根の東側を歩く。この辺りは高山植物の宝庫でこの時期は様々な花が咲き乱れていた。やがて池塘を脇に見て、ハイマツの間に入ると尾根筋に戻る。ずっと緩やかな登りが続くが布引山の手前はやや斜度が上がる。
【布引山〜鹿島槍南峰】
 尾根筋のガレ場歩き。山頂に近づくにつれて斜度がきつくなり、つづら折れのガレ場歩きとなる。落石注意。一箇所、左右を岩に囲まれた平らな箇所があり、風を除けて休憩できる。
 山頂は南北に長い平場。
アカバナシモツケソウ
2020年08月15日 06:59撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 6:59
アカバナシモツケソウ
冷乗越
2020年08月15日 08:17撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 8:17
冷乗越
イブキノトラノオ
2020年08月15日 08:50撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 8:50
イブキノトラノオ
2020年08月15日 08:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 8:55
西側。右寄りの大きなコルは大窓かな。
2020年08月15日 08:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 8:55
西側。右寄りの大きなコルは大窓かな。
全体に雲が多め。後ろ立山から見た立山連峰を狙ってきたのだけどなぁ。
2020年08月15日 08:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 8:55
全体に雲が多め。後ろ立山から見た立山連峰を狙ってきたのだけどなぁ。
わずかな青空。
2020年08月15日 08:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 8:55
わずかな青空。
ホタルブクロ
2020年08月15日 09:31撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 9:31
ホタルブクロ
2020年08月15日 09:31撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 9:31
山頂に着くも辺りは真っ白。
2020年08月15日 10:03撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
8/15 10:03
山頂に着くも辺りは真っ白。
雷鳥がいました。夏毛は岩場に溶け込む色をしている。わかりますか?
2020年08月15日 10:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 10:18
雷鳥がいました。夏毛は岩場に溶け込む色をしている。わかりますか?
ガスでコントラストもないので尚更周囲と同化。
2020年08月15日 10:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 10:22
ガスでコントラストもないので尚更周囲と同化。
時たま雲が上がり周囲に日差しが指す。
2020年08月15日 10:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 10:27
時たま雲が上がり周囲に日差しが指す。
登ってきた尾根筋が見晴らせた。画面右側から風が吹いていて、尾根を境に雲が発生しているのが壮観だった。
2020年08月15日 10:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
8/15 10:27
登ってきた尾根筋が見晴らせた。画面右側から風が吹いていて、尾根を境に雲が発生しているのが壮観だった。
少しの晴れ間も入れて標柱取り直し。
2020年08月15日 10:33撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 10:33
少しの晴れ間も入れて標柱取り直し。
イブキジャコウソウ
2020年08月15日 11:11撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 11:11
イブキジャコウソウ
下り始めて、ガスが上がった時に振り返って撮った鹿島槍ヶ岳までの登山道。
2020年08月15日 11:19撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 11:19
下り始めて、ガスが上がった時に振り返って撮った鹿島槍ヶ岳までの登山道。
南側は晴れ間も
2020年08月15日 11:20撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:20
南側は晴れ間も
鳴沢岳方面
2020年08月15日 11:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:22
鳴沢岳方面
西側を撮る。多分このガスの向こうに剱岳があるはず。
中央右寄りに見えてる雪渓は三の窓雪渓と小窓雪渓と推測。
2020年08月15日 11:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:23
西側を撮る。多分このガスの向こうに剱岳があるはず。
中央右寄りに見えてる雪渓は三の窓雪渓と小窓雪渓と推測。
2020年08月15日 11:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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8/15 11:25
2020年08月15日 11:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:26
ガスが晴れて鹿島槍ヶ岳南峰が見える。山頂にたくさん人が。
2020年08月15日 11:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
8/15 11:26
ガスが晴れて鹿島槍ヶ岳南峰が見える。山頂にたくさん人が。
これが一番ガスが上がったショットか
2020年08月15日 11:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:29
これが一番ガスが上がったショットか
2020年08月15日 11:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:46
2020年08月15日 11:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:46
登ってきたであろう赤岩尾根筋の沢
2020年08月15日 11:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:47
登ってきたであろう赤岩尾根筋の沢
ハクサンフウロ
この登山道では一番目についた。
2020年08月15日 11:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:52
ハクサンフウロ
この登山道では一番目についた。
クルマユリ
2020年08月15日 11:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:52
クルマユリ
ミヤマキンポウゲかな。
2020年08月15日 11:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:52
ミヤマキンポウゲかな。
ハクサンフウロ
2020年08月15日 11:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:53
ハクサンフウロ
ウサギギク
2020年08月15日 11:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:53
ウサギギク
ミヤマアキノキリンソウ
2020年08月15日 11:54撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:54
ミヤマアキノキリンソウ
群落
2020年08月15日 11:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:55
群落
いろんな花が咲いてる。
2020年08月15日 11:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:55
いろんな花が咲いてる。
2020年08月15日 11:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:56
チングルマの綿毛
2020年08月15日 11:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:56
チングルマの綿毛
シラネニンジン
2020年08月15日 11:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:57
シラネニンジン
イブキノトラノオ群落
2020年08月15日 11:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:58
イブキノトラノオ群落
イブキノトラノオ
2020年08月15日 11:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
8/15 11:58
イブキノトラノオ
2020年08月15日 11:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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8/15 11:58
冷池山荘が間近に
2020年08月15日 12:44撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 12:44
冷池山荘が間近に
冷乗越でパノラマ撮影1
2020年08月15日 12:44撮影 by  iPhone 6, Apple
8/15 12:44
冷乗越でパノラマ撮影1
冷乗越でパノラマ撮影2
2020年08月15日 12:45撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/15 12:45
冷乗越でパノラマ撮影2

装備

個人装備
食料 地図 コンパス 保険証 飲料水(2L) スポーツドリンク(1L) ティッシュ 三角巾 バンドエイド 医薬品 タオル 携帯電話 雨具 時計 非常食 熊鈴 ヘッドランプ ロールペーパー ザック タイツ Tシャツ替え 長袖ジャケット ズボン グローブ ハット カメラ コンロ コッヘル ナイフ

感想

 初の後立山連峰。
 日帰りで後立山から立山連峰を見れるルートを探して、鹿島槍ヶ岳行きを前日AM中に決定。柏原新道での往復も考えるも、急登の赤岩尾根ルートの方が登りがいがありそうと思い、そちらでのピストンを決行。
 登り始めは林道歩きで、車止めのゲート脇を過ぎた直後に強烈なフラッシュを浴びて一瞬目の前が真っ白に。登山者撮影用のシステムらしいが夜明け前の時間帯だとびっくりする。林道最後に登山道になる西俣出合直前には砂防堰堤の下をくぐるトンネルあり、ここ以外では見たことがない。
 林道も含めて、急登の赤岩尾根のはしごやロープなど整備が行き届いている。確かに急斜面で、ものすごい汗をかいたが、その分標高はぐんぐん上がる。
 途中高千穂平手前でソロのお姉さんに追いつかれしばらく話しながら登る。地元の方で柏原新道から登った知り合いが膝痛で、このルートから下山するのをピックアップするついでに冷乗越まで迎えに行く途中とのこと。休憩の際に追い越してもらうとあっと言う前に視界から消えるタフな方だった。(後ほど冷池山荘で知り合いの方共々再会でき、長野PRキャラ「アルクマ」のネックゲイターをいただいた。ありがとうございます、信州大好きです!)
 冷乗越近くになると、赤岩尾根の呼称が納得できる赤色の岩の目立つ痩せ尾根、片側が切れ落ちた崖のトラバースなど緊張感のある道となる。登りではさほど感じなかったが、下りでは疲れもあり恐怖感から慎重な足運びを心掛けた。
 冷乗越で稜線に出ると残念ながらこの日はガスが低く、期待していた立山連峰は見えず。その分、足元の登山道で咲く高山植物に目がいく。特に冷池山荘を過ぎてからの道沿いは花畑となっていて、急登からの解放感とガスのせいで幻想的だった。(下りで花撮りを満喫した。)
 花畑を過ぎた稜線は風が強く、ガスで行く手のピークが見えず試練だった。余裕があればと思っていた北峰への往復もガスと疲れで行く気がせず、南峰山頂でしばらくガスが上がらないかおにぎりを頬張って過ごす。時たま日も指す瞬間があり、稜線を境に吹き飛ばされる雲が印象的だったり、つがいの雷鳥も見られたが、すっきりガスが晴れることはなかった。
 腹ごしらえが終わり元気が出たところで下山に取り掛かる。時たま日が差したり、布引山では稜線を見渡せたりもして去りがたい気持ちになったが、休憩していた冷池山荘から大台原まで4時間半のコースタイムと、急な下りで足の痛みが出た場合を考え、のんびりせずに下ることに。
 登りの時にはあまり認識されなかったが、赤岩尾根ははしごや石段がうまく配置されていて急斜面の割りに足を運びやすく思った以上に早く西俣出合まで下山することができた。そのあとの林道歩きは大量にかいた汗にたかる羽虫がうっとおしく大谷原までタオルを振り回して歩いた。
 冷乗越からの稜線は柏原新道や縦走途中の人も多い。一方、大谷原〜冷乗越間の赤岩尾根は人が少なく、登りの冷乗越までに出会った人は先述の追いつかれたお姉さん一人と、すれ違った方が3人程度。下りでは後ろから追い抜かれたトレランのお兄さん一人だけだった。よく整備が行き届いているだけでなく、一部スリリングな展開があって面白いルートだと思う。

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