右膝裂傷し途中撤退（室堂〜新穂高）

2020年08月02日(日) ~ 2020年08月05日(水)

• GPS: 40:57
• 距離: 72.2km
• 登り: 6,138m
• 下り: 7,410m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:19
• 休憩: 1:20
• 合計: 6:39

距離 9.5km 登り 1,218m 下り 1,176m

9:03 室堂
9:13 9:14 みくりが池
9:26 9:27 雷鳥荘
9:31 雷鳥沢ヒュッテ
9:41 9:43 浄土橋
10:38 剱御前小舎
11:22 12:00 剣山荘
12:15 12:16 一服剱
12:49 12:52 前剱
13:04 13:05 前劔の門
13:24 平蔵の頭
13:31 13:37 カニの横バイ
13:41 13:42 カニのハサミ
14:07 14:21 剱岳
14:23 14:25 カニのハサミ
14:30 14:37 カニの横バイ
14:43 平蔵の頭
14:57 前劔の門
15:03 15:04 前剱
15:29 15:31 一服剱
15:42 剣山荘

2日目

• 山行: 10:13
• 休憩: 0:53
• 合計: 11:06

距離 16.8km 登り 1,839m 下り 2,037m

3:49 剣山荘
4:08 4:09 剱澤小屋
4:16 剱沢キャンプ場
5:42 真砂岳
6:26 6:33 富士ノ折立
6:42 大汝休憩所
6:47 6:48 立山
6:57 6:58 雄山
7:36 7:45 一の越山荘
8:06 8:07 浄土山南峰
8:34 鬼岳東面
9:19 9:20 獅子岳
9:56 ザラ峠
10:29 10:50 五色ヶ原山荘
11:13 鳶山
12:41 12:52 越中沢岳
14:16 スゴ乗越
14:55 スゴ乗越小屋

3日目

• 山行: 12:58
• 休憩: 1:36
• 合計: 14:34

距離 28.5km 登り 2,495m 下り 2,223m

2:09 スゴ乗越小屋
3:02 3:03 間山
4:28 4:29 北薬師岳
5:12 5:19 薬師岳
5:28 薬師岳避難小屋跡
5:50 6:03 薬師岳山荘
6:24 薬師平
6:39 薬師峠
7:04 7:15 太郎平小屋
7:24 7:26 太郎山
8:28 8:29 神岡新道分岐
8:35 北ノ俣岳
8:59 赤木岳
9:27 9:28 中俣乗越
11:01 11:02 黒部五郎の肩
11:07 11:11 黒部五郎岳
11:16 黒部五郎の肩
12:28 12:44 黒部五郎小舎
13:35 13:36 三俣蓮華岳巻道分岐
14:14 14:41 三俣山荘
15:10 15:13 三俣峠
15:21 15:25 三俣蓮華岳
15:47 15:49 丸山
16:05 16:06 三俣蓮華岳
16:14 三俣峠
16:43 三俣山荘

4日目

• 山行: 8:11
• 休憩: 1:15
• 合計: 9:26

距離 17.4km 登り 614m 下り 2,024m

5:13 三俣山荘
5:53 6:00 三俣峠
6:10 6:15 三俣蓮華岳
6:38 6:39 丸山
7:06 中道分岐
7:27 7:32 双六岳
8:11 双六岳中道分岐
8:13 8:14 双六岳巻道分岐
8:27 8:51 双六小屋
8:58 双六池
9:30 9:31 くろゆりベンチ
9:42 花見平
9:57 弓折乗越
10:37 10:47 鏡平山荘
10:48 10:59 鏡池
11:53 11:59 シシウドヶ原
12:15 イタドリが原
12:28 チボ岩
12:39 12:40 秩父沢出合
13:14 13:15 小池新道入口
13:39 13:40 わさび平小屋
13:50 笠新道登山口
13:59 中崎橋
14:11 お助け風穴
14:23 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
14:36 14:37 新穂高温泉駅
14:39 ゴール地点

天候

8月2日　晴れ時々ガス
8月3日　ガス時々雨
8月4日　曇りのち晴れ
8月5日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢駐車場利用
午前3時に到着しましたが、無料駐車場の方は9割近く埋まっていました。

扇沢〜室堂　片道5960円
時刻表　https://www.alpen-route.com/_wp/wp-content/uploads/2020/08/5c46ada4ebfb1713b74f25ea2550c776-2.pdf

コース状況／危険箇所等

●別山尾根（剣山荘〜剱岳）
鎖場多くありますが、掴みやすい岩たくさんあるので、思っていた以上に登りやすいです。ただ浮石多少あるので、掴むところと足場は確認したほうが良いと思います。

●五色ヶ原山荘〜スゴ乗越小屋
越中沢岳までは比較的歩きやすいですが、そこから先は若干荒れ気味。登山道は狭くなり植生が登山道にまで伸びています。2500m以下のアップダウンの激しい道なので、晴れていれば水が大量に必要です。水補給できるポイントないので、予め多めに用意しておくと良いです。

●スゴ乗越小屋〜薬師岳山荘
薬師岳まで一気に600m登りっぱなしです。始めはザレ場、北薬師岳に近づくと岩場の登りになっていきます。大変ですが眺めは良いので、歩いていて気持ちの良いルートだと思います。

●三俣蓮華岳〜双六岳
浮石も急登もあまりなく、特に危険な箇所はありません。

ただ私は、そこで岩につまずき転倒し、右膝に怪我をしました。
最初は擦り傷だと思って歩いていると、右膝にベタベタした感じがする。見ると血がズボンにまで染み出し、捲ると血まみれの膝が。血を拭くと抉れていて、どんどん血が出てくる。半ばパニックになりながらタオルで圧迫し、流血しない状態にする。右足引きずりながらなんとか三俣山荘に戻り、応急手当していただきました。

次の日は本来黒部ダムへ戻るルートでしたが最短の新穂高へ変更。右足曲げないようにしながら、なんとか下山できました。

改めて三俣山荘の方本当に助かりました。
あなたのおかげで下山することができました。
ありがとうございました。

その他周辺情報

新穂高温泉〜扇沢　片道約3万円
バスやタクシーや電車乗り継いで、思った以上に時間とお金掛かってしまいました。

杉山外科医院
タクシーの方のすすめで連れて行ってもらい、手当てしていただきました。
運転手の方、医者の方本当にありがとうございました。

写真

8/2 6:22

1日目
扇沢駅
この時間からすでに10人ぐらいバス待ちでした。

8/2 7:53

黒部ダムの放水
朝早いと日が差さないので虹が見えませんね。

8/2 7:55

黒部湖

8/2 8:27

黒部平からの立山三山
乗り換え時間が2〜3分しかないので次のロープウェイに乗車。
朝はお客さんたくさんなので、臨時便が10分ぐらいの頻度で出ています。

8/2 9:05

室堂

8/2 9:10

この石畳の風景良いですね。

8/2 9:10

立山三山方面

8/2 9:10

奥大日岳方面

8/2 9:19

みくりが池

8/2 9:23

地獄谷
硫黄のにおいが結構します。

8/2 9:41

雷鳥沢キャンプ場

8/2 11:07

剱岳を望む

8/2 12:04

剣山荘
ここで荷物を下ろし、装備を整えてから剱岳へアタック。

8/2 12:24

前劔
この辺はまだ普通の登山道です。

8/2 12:57

前劔頂上
だんだんガスってきました。

8/2 13:02

5番目鎖場あたりから足場狭くなってきました

8/2 13:08

剱岳
ガスが晴れると気持ちが良いです。

8/2 13:32

カニのたてばい
ほぼ直角ですが、人が映らないと分かりにくいですね。

8/2 14:04

剱岳頂上
立山方面はガスってしまいました。

8/2 14:13

反対側は晴れています。

8/2 14:37

カニのヨコバイ
一歩目の踏み場が見えないそうです。

8/2 14:38

ただ矢印で分かりやすくなっていました。

8/2 16:46

剣山荘のコロナ対策��
不織布シーツで布団に直接触らない。

8/2 16:47

剣山荘のコロナ対策��
3畳のスペース確保し、パーテーションを設置

8/2 17:05

剣山荘のコロナ対策��
食事場もパーテーション設置し、おかわりするときはスタッフの人に分けてもらう。

この後泊まる山小屋はどこもほぼ同じ対策していました。

8/3 5:08

2日目
天気悪いので、雷鳥出てきました。

8/3 6:37

富士の折立

8/3 6:50

大汝山

8/3 7:06

雄山
ガスで真っ白で、風強く寒いです。

8/3 12:31

越中沢岳まで来てやっとガス抜けてきました。

8/3 17:42

スゴ乗越小屋
タルチョがあったり、カレーがおすすめであったり、ネパールの人でもいるのかな？

8/3 21:27

満月の赤牛岳

8/3 21:35

ライトなくてもかなり明るいです。

8/3 21:59

30分撮影
満月だと星があまり見えませんね。

8/4 3:18

3日目
北薬師岳に向かって
満月は雲の中ですが結構明るいです。

8/4 4:36

北薬師岳頂上

8/4 5:06

朝焼けの薬師岳

8/4 5:06

朝焼けの北薬師岳

8/4 5:07

雲間の日の出

8/4 5:09

沈む満月

8/4 5:09

沈む満月が何かを放っているみたいです。

8/4 5:20

薬師岳頂上

8/4 5:21

薬師岳頂上��

8/4 5:22

富士山もかすかに見える。

8/4 5:22

槍ヶ岳
やっぱりかっこいいです。

8/4 7:01

太郎兵衛平
今はまだ高曇りです。

8/4 8:40

北俣岳
このあたりからだんだん晴れてきました。

8/4 9:23

一気に快晴！
気持ちが良いです。

8/4 10:22

黒部五郎岳への急登

8/4 11:05

黒部五郎の肩

8/4 11:15

黒部五郎岳頂上

8/4 11:21

黒部五郎岳からのカール

8/4 11:49

カールからの黒部五郎岳

8/4 12:23

夏の空って感じです。
気持ちが良いですが、日差しがきついです。

8/4 14:21

鷲羽岳

8/4 14:49

三俣山荘
空荷になって三俣蓮華岳へ
この時ストック置いてしまったのを非常に後悔することに……

8/4 15:29

三俣蓮華岳頂上

8/4 15:30

双六岳への稜線
この途中で転倒し、右膝裂傷を負いました。

8/4 15:56

三俣蓮華岳への稜線
右足が曲げられないので、とても歩きづらい。

8/4 23:39

夜中眠れず熱いので、気晴らしに夜間撮影。
鷲羽岳

8/4 23:42

三俣山荘
ミニチュアのようにも見えます。

8/5 5:31

最終日
足引きずりながら登っていく。
鷲羽岳からの朝日

8/5 5:59

双六岳からの槍ヶ岳への稜線どうしても見たかったので、三俣蓮華岳の急登登れれば行くことを判断。

登れたので行くことにしました。

8/5 6:48

双六岳と笠ヶ岳

8/5 7:31

振り返って三俣蓮華岳と鷲羽岳

8/5 7:33

双六岳頂上

8/5 7:53

槍ヶ岳への稜線
見たかった風景です。

8/5 7:57

笠ヶ岳方面

8/5 7:57

双六岳方面

8/5 7:58

鷲羽岳方面

8/5 8:35

双六小屋
十分休憩してから下山開始。

8/5 10:02

弓折乗越
コースタイムの0.9掛けで歩けているので、15時前には下山できそうです。

8/5 10:02

鏡平山荘を望む

8/5 10:42

鏡平山荘

8/5 11:02

鏡平
逆さ槍はギリギリ見えました。
あとはひたすら下るだけです。

8/5 13:44

わさび平小屋

8/5 13:44

近くの川には名前の通りわさびが植えられてました。

8/5 14:40

新穂高到着
下山できて本当に良かったです。

8/5 18:53

その後松本まで戻り、外科に掛かりました。
体液が溜まってしまうので、傷口に管を差し、ガーゼを何回も取り替えました。

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 モバイルバッテリー 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ヘルメット

備考

持って行って良かったもの
�≦�創膏・アルコールタオル
なんとなくでザックに入れていましたが、それが役に立ちました。
�⇒夙�のタオル・ズボン
血まみれになってしまったので、替えがあって良かったです。
��ストック
なければたぶん下山できませんでした。

感想

ksm2301

気を抜いた時こそ危険とつくづく思いました。

そしていろいろな人たちに助けられましたので改めて感謝を。
本当にありがとうございました。

鷲羽岳夜空のタイムラプス




槍ヶ岳への稜線