奥穂高岳
- GPS
- 14:44
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 1,651m
- 下り
- 1,624m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 8:20
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:20
天候 | 9/11 晴れ→雨 9/12 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
その他周辺情報 | せせらぎの湯 https://ryushima-onsen.jp |
写真
感想
大若沢の前泊で話に上がったジャンダルム。
お恥ずかしいことにそれまでほとんど知らなかったが、調べるにつれ険しさと普通の登山にはない冒険感に惹かれ、ここ最近はかなりこの山行を目標に生活していた。
結果としては目的達成ならず悔しいものとはなったが随所に楽しさと勉強所があった。
今回、このような天候での山行の判断をどう行うかが、自分はまだ全然できないことを痛感した。
どのツールを使うかもそうだが、まずは大前提として全てのリスクや可能性を正確に洗い出せるようにならなければ…。
あとiさんに教えて頂いた、冬に行く前に夏行って景色と地形図を見比べること。
未だに地形図から実際の地形をイメージできないので要訓練。
tさんは初対面だったが穏やかな人柄と頼れるリーダーシップがあり、そして何より歩き方が静かすぎてカッコ良かった笑
真似しようとしたが真似できない技術だった。
そして一緒にお酒を飲むのも楽しかったし、沢やクラフトビールなどなど話したい事も多かったので、今後ともよろしくお願いいたします。
iさんにはCLとして新人3人連れて行ってと無理を言ったが、なんとか計画頂き本当に感謝!
来年リベンジしたい!
カモの会の2年目I君、新人さん3名と奥穂→西穂の縦走の計画を立て、結果的にはジャンダルムも奥穂も踏めずに白出のコルのピストンとなった週末。
今回はI君が新人さんを連れて行く立場で、SLをやって欲しいとの依頼で快諾した。
会員外にも関わらず、カモの会にはとても良くしていただいており、このような依頼は基本断らないポリシー。
SLとして同行や新人さんの教育山行への参加という形で、少しでも恩返しができていたらうれしいです。
今年は天狗沢がエスケープとして使えなくなってしまい、進退の判断基準・判断タイミングは事前にI君と細かくすりあわせをした。
金曜日の夕方時点で、「土曜日は天気が持ち、日曜日は昼から雨」という予報だったのでジャンダルムへのわずかな期待を持って上高地に入ることに決定。
正直この時点でジャンは難しいと思っていたが、参加者が何か学んでくれて次につながる登山になれば良いと思う。
夜に皆を拾って沢渡に1時頃到着。すぐに仮眠を取り、タクシーで上高地に入る。
上高地BTで準備を整え、5:40頃行動開始。初日は稜線が綺麗に晴れていてとてもが気持ちいい。
談笑しながらのんびり歩き8時過ぎに横尾へ。
横尾からは隊列を組んで行動。
横尾本谷エリアは水量がとても少ないと思った。涸沢には20回ほど行っているが、びっくりするほどだ。
ソーダラップから黄金平方面を見上げても水が少ない。
Sガレから10分くらい上がった6,7月まで雪渓が残る地点では、水が全く流れていなかった。
前穂ピーク下の雪渓もごくわずかに残るだけだった。
涸沢には11時過ぎに到着。
標高が上がり、斜度も急になるのでここで長めに休憩を取る。
無雪期に白出のコルに上がるのは初めてなのでワクワクする。
パノラマルートから標高を上げていき、時々立ち止まって涸沢を見下ろすのが気持ちいい。
大好きな涸沢には例年何度も脚を運ぶが、今年はこれが初めてになってしまった。
ザイテン取り付き手前でメット装着。ペースを落としながらゆっくり登っていく。
14時過ぎには穂高山荘に到着。ちょうど雨が降ってきた。少し遅れていたらずぶ濡れだった。
計画では15時までに到着しないと西穂には行かないことにしていたので、この時点で第一関門クリア。お疲れ様でした。
チェックインし、しばらく雨が続くので土間で酒を飲みながら談笑する。
雨が止むと涸沢側には綺麗なブロッケンが見え、飛騨側には雲海が広がっていた。
いやー美しい!山に来れて本当にうれしいと思った。もう満足です。
翌朝は4時出発と決めて寝るが、3時前に起きたら雨。レーダーを見ると断続的に雨雲がかかりそう。
I君と西穂への縦走は中止と決める。4時に起きて再度判断としたが、まだ降り続く。これでジャンも中止が決定。
5時前に起きるが、まだダメ・・・。結局奥穂も踏まずに帰ることになった。最新のヤマテン予報通りだった。
ガスガスのザイテングラートを慎重に下山。1時間半程で涸沢に降り、一本取って下山。
徳沢園でソフトクリームを食べて、上高地へ。
松本でとんかつを食べたくて早く風呂を終わらせるが、ラストオーダーに間に合わず、適当に昼食を済まして帰路へ。
今回、9月1日に無料化された松本トンネル・三才山トンネルを抜けて上信越道経由で帰ったら、松本から練馬まで3時間ちょいだった。
関越は混んでも流れるし、到着時間が読みやすいから、中央道の渋滞が長い時はこのルートを使うのが良いかもしれない。
最近色んなことがあり登山に関してモヤモヤしていて、1ヶ月ぶりの山だったが、楽しい時間をカモの皆さんと過ごさせてもらって心底幸せだった。山はいいな。
大若沢の時に話にあがったジャンダルム。会の先輩iさんにお願いし、新人3人を連れて行っていただけることに。tさんにはSLとして参加してもらい、なんとも豪華なメンバーになった。今回は奥穂から西穂に抜ける計画で、この山域が初めての私には不安が大きかったが、同時に憧れの場所を目指せることにわくわくしていた。
トップロープで10c、それが終われば11aの課題をもらい、おすすめしてもらった岩場の多いルートに行ってみたりと準備を進める。
最後まで天候が固まらず、確率は低いけどかけてみようということで前夜に沢渡入り。生まれて初めて屋根のないところで寝た。笑
明神以降は初めて歩いたが小屋も多くどこも綺麗で安心感がある。横尾の橋からは隊列を組んでスタート。すぐ近くに見えるバリエーションルートについて教えてもらいつつ、涸沢ヒュッテに到着。ここがあの涸沢…ちょっぴり感動。後ろには蝶ヶ岳!長めに休憩をとり、パノラマコースからザイテングラードへ。手前の岩陰でヘルメットを装着。外付けのものは全てザックの中へしまう。普段荷物を軽くした日帰りばっかりやってるので中々思うように脚が進まずペースをあわせてもらった…。もっとトレーニングがんばろう😭
登るにつれて雲が上がってきて、小屋目前で雨がぱらぱらと降ってきて、入った途端土砂降り!よかったー。
15時頃から宴会スタート。自炊場に行ったら既にiさんが酔っ払って撃沈してた笑
外が騒がしいので出てみるとブロッケン現象!雲の切れ間からは青空が!いいですね。ほろ酔いで幸せ噛みしめました。夕焼けもばっちり。宴会は20時前くらいまで続いた気がする。
翌朝3時前に目が覚めると屋根を叩く雨の音が…嫌な予感。結局ジャンダルムだけでなく奥穂高も断念。6時前にとぼとぼ下山開始。涸沢より下の樹林帯を歩いていると稲光と雷鳴が…。下山して本当によかった。
1つも山頂にはたどり着けなかったけど、同年代ばかりだったからか終始楽しい山行でした!
来年自分で計画立てられるようになってからリベンジしたいと思います。
今度は下界で飲みましょう!
新入さんの強い希望と先輩からのお願いもあって計画を引き受けた穂高縦走。
人工壁での練習と、長時間の歩行練習をお願いし皆さん練習してくれたとはいえ、リスク管理の点でどうするのが良いかとても悩んだ。
新入生(大学の部活)と一緒に行く登山の場合、楽しい思い出だけの登山にならないように心構えていたが、会の後輩に対してはその辺のバランスがとても難しい。
大学の後輩相手だと体力的に追い込む方向に考えるが、最近は全く逆で体力的にどうすれば楽になるか色々考えながら計画を組んでいる。果たしてこれで本当に良いのだろうか?
山登りの楽しい所だけではなく、理不尽な面も教える事のできるリーダーになりたい。そのためには自分自身の経験も増やす必要があると思う。
○地形図について!
今回のような整備された一般登山道では確かに
エアリアで問題ないと思いますが、いずれ読図は必須になります。地形図をみて地形をイメージ出来るように、今回のような登山であっても面倒くさがらず毎回地形図を用意し、読図練習する事をお勧めします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する