鳳凰三山-甲斐駒ヶ岳(夜叉神峠-黒戸尾根)
- GPS
- 74:28
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 3,725m
- 下り
- 4,307m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:00
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 5:53
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 3:28
- 合計
- 7:09
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:27
2日目 8.9km, +1020m, -1040m
3日目 5.7km, +630m, -910m
4日目 12.9km, +1030m, -2400m
天候 | 1日目 曇り→雨 2日目 雨→晴れ 3日目 雨→曇り 4日目 曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
夜叉神:金曜朝時点で車の入りは3割ほど 横手駒ケ岳神社:下山時に車は一台のみ 横手駒ケ岳神社から夜叉神まではタクシー(1時間、13700円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース 夜叉神~地蔵岳:よく整備されている。斜度も緩い ~仙水峠:ちょうど登山道整備中だった。所々ハイマツが被っている ~仙水小屋:ガレ場。ガス時は注意 ~甲斐駒ケ岳:よく整備されている。直登コースはボルダリングの心得があると良いかも ~横手駒ケ岳神社:分岐から先は登山者が少なくやや荒れている。 ■宿泊 1日目 南御室小屋 テント1,000円/人、水場有り。この日は我々の他に1張。ビールとスポドリは販売していた。docomoは電波が通じる。 2日目 早川尾根小屋 小屋利用、無料。水場有り(やや細い)。 この日は登山道整備の方多数。一般登山客は我々のみ。docomo, auは小屋の付近で電波が通じる。 3日目 仙水小屋 テント500円/人、水場有り。この日は我々のみ。電波は通じない。 |
その他周辺情報 | 温泉:芦安温泉 岩園館 1000円 ★★☆☆☆(積極的には利用しないかも) 源泉かけ流しの大きな露天風呂がウリ。アルカリ性のナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉。強気な価格設定だがアメニティや内装が残念。 食事:カツ玄 竜王玉川店 カツカレー 1200円 ★★★☆☆(普通) 山梨のローカルチェーン。カツがサクサクで美味しい。カレーは普通。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
毎年恒例の秋連休山行、今年は北海道のk氏も加わりフルメンバーで実施。行き先は色々検討したが、天気とメンバーの今年の山行状況を鑑み、それほどキツくない南ア北部に決定。皆で有休を合わせて取得し、長旅の始まりだ。
1日目
1時半起床、5時に皆をピックアップ。コロナのせいで顔を合わせるのは冬の北海道遠征以来か。中央道を飛ばして、吉野家で朝食を済ませ、夜叉神へ。平日だからか車の入りは3割ほど。
どんよりした空の元、気持ち良い樹林帯をひたすら歩く。おしゃべり(メンバーの恋愛相談)してたらあっという間に小屋に着いた。何とか雨に打たれずに済んだ。今回はテント大に3人、テント小に私1人の、2張りスタイル。h氏プロデュースの味噌ラーメンを食べ、ウィスキーで晩酌し、就寝。
2日目
4時頃に起床したが、雨が強い。雨脚が弱まるまでうつらうつらし、予定より大幅に遅れて出発。明日も天気が微妙なので、今日は早川尾根小屋までとし、3泊4日行程にすることに決定。
少し歩くと気持ち良い稜線に出て、9時ごろからは予報通り晴れてきた。d氏のURのおかげか。南ア北部の山々を一望できて、k氏に遠路遥々出向いてもらった甲斐が有って良かった。昼過ぎには小屋に到着し、濡れた装備やテントを乾かしながら、優雅な一時を過ごす。夕食はh氏お手製のグリーンカレー。めちゃくちゃ美味しかった。昨日に引き続きウィスキーで晩酌し、小屋にいらっしゃった元小屋番の方に山小屋事情のお話を聞かせていただき、20時に就寝。小屋は立て付けが悪く、ほぼ外気温と同じと思われる。
3日目
5時半にナチュラルゲットアップ。雨が弱くなるタイミングを待って出発したが、出発後に雨脚が強まって辛かった。この日は宇多田ヒカルごっこをするのと甲斐駒ケ岳を見るため、かなりの時間山頂待機した。アサヨ峰では雨が止まず、mont-bellのレインダンサーを着てレインダンスを踊っている変人がいた。諦めて出発したが、栗沢山でポケGOやりながら(softbankでも電波4G)待っていると、いい感じのガスになった。宇多田ヒカルのMVを完璧に再現し、ミッション完遂。仙水小屋では、昨日も一緒だった元小屋番の方が珈琲を恵んでくださった。私は雨に打たれすぎて体調がやや優れず、質素な晩飯を済ませて18時半には就寝。歩行時間が短く身体疲労が少ないためか、イマイチよく眠れなかった。
4日目
早く酒が飲みたいので1時半起床、3時発。途中でヘッドライトが故障するも、h氏のcarry the sunを借りてその場を凌ぐ。今日は曇っているが、甲斐駒ケ岳がかっこよく見える。漢なので直登コースで山頂へ、4日間お疲れ様。嬉しさもひとしお。初めて来たが、眺めが良い山だ。
山頂でゆっくりした後、七丈小屋でタクシーの予約の電話をした。普通に下っていると予約時間に間に合わなさそうになったので、ダッシュした。男4人でダッシュしていると、アラサーなのに何度も大学生に間違われた。大人の風格を出すのに何が足りないのか議論しながら歩いていると、無事に到着。1時間タクシーにめちゃくちゃ揺られて、ゴール。温泉、食事を済ませる。温泉でk氏の落としたカメラを、車で追跡してわざわざ届けてくれた地元の方には深く感謝申し上げます。その後は、ボロホテルへチェックインして夜の街へ。朝1時半から行動しているので、酒がめちゃくちゃ染みた。日付が変わる前まで飲んで、気絶するように寝た。翌日はほったらかし温泉に行き、再びカツカレーを食べ、軽い渋滞に巻き込まれて解散。
かつてないほどゆったりとした山行だったが、体力も気持ちも余裕があって楽しかった。熱い山行ももちろん良いが、のんびりしたのも良い。山の楽しみ方は色々だ。また行きましょう。
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