霊峰白山(別山・御前峰・大汝峰)テン泊周回 チブリ尾根〜観光新道
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- GPS
- 15:15
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,517m
- 下り
- 2,098m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:07
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:06
チブリ尾根コースで別山に登ります。テント泊装備で標高差1600m、累積標高差1870mは今までの中でも最難関の登りでした。足がつりそうになるのを何とかなだめながら、辿り着きました。
御舎利山への急登は、飽きるほどクネクネ道が続きます。曲がった先には、また曲がり角が見えているので、オイオイいつまで続くんだと叫びたくなる。
頂上手前、一直線に続く道が青空に向かって伸びている光景が現れた時は、いつ見ても感動ものです。
別山に続く稜線は穏やかでいて、風もなく景色がいい。
別山で景色とお腹を満足させて、南竜ヶ馬場へ向かいます。予想以上にアップダウンが多く、体力を使いました。
テント場は人でいっぱい。関西の高校生が巨大なテント村を形成していて、何とか場所を確保して、ほっと一息。
2日目:
テント場は朝からガスが出ていて、御来光も期待できないので、明るくなってから行動開始。トンビ岩コースで室堂に到着。この頃には青空が広がり、絶好の登山日和。
ビジターセンターに荷物を置いて、アタックザック装備に変身。
軽くなったので、今まで散々抜いていかれた腹いせに、頂上まで目の前の人全員を追い越して上りました。( ´∀` )
御前峰、大汝峰を上り、絶景を堪能。池巡りコースで室堂に戻ると、御前峰は雲に飲み込まれてしまいました。
また、重い荷物を担いで下山します。観光コースを下り、別当出合に到着。バスで市ノ瀬に移動。
本当は、白山禅定道で市ノ瀬に下る予定だったが、何故か足が「早く下山したい」と言い始めて、つい下山バス(\500)に乗ってしまいました。(軟弱者めが!!)
このコースを歩いて、標高差はあるものの、階段の連続といったコースではないので、その点では登りやすいコースでした。季節も秋ということで、暑さがないのが救いです。
天候 | 1日目 晴れ、夜から朝には霧、 2日目 霧から晴れ、その後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
以前登った時に連休中の大混雑があったので、前日夜には到着していた。 その時点では、ビジターセンター前でも余裕で駐車できたが、朝にかけて続々と到着。夜中でも駐車場の誘導があるのは助かる。 下山時には、駐車場からあふれた車が道路脇に延々と駐車していた。 750台の駐車場が満車状態。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に登山道は整備されていて問題はない。 別山と南竜ヶ馬場のルートは、切れ落ちたガレ場を通過するので注意。 |
写真
感想
当初は北アルプス大キレット縦走でもしようかと考えていたが、連休の天気予報と相談した結果、白山周辺に決定。でもこんなにいい天気なら穂高でも良かったかも。
さて、今回のコースは以前白山に登頂した際に、向かい側に見えた別山に登ってみたいと思い、テント泊での周回となりました。白山とは御前峰、大汝峰、別山の3山を言うとのことなので、今回は全部を登ります。
前回と同じコース(バスで別当出合、砂防新道往復、エコーラインなど)では面白くないので、市ノ瀬から直登して別山に登りました。心配はテント泊装備なのに標高差があるので、バテないか?ということ。
まあ、予想通り足がプルプルして、登るのを拒否し始めました(何とか説得して、騙し騙し登りましたが)。チブリ尾根はテント泊装備の人はほとんどおらず、装備が軽い皆さんに次々追い抜かれてしまい、ちょっと凹む。翌日のアタック装備では軽快に抜き返しましたが。
それでも、コースタイムは遅れることなく、予定通りの時刻にテント場へ着きました。
テント場は結構な人数でビックリ。昨年は熊騒動で休止していたのだが信じられないほど。これだけの人がいるなら、熊も怖がって出てこないだろうというほどの人数。
特に関西の高校生テント村の人数はすごい。一体何張あるのか?喧騒もすごかったので、耳栓必須でした。
テント場の設備は依然と変わらず、古い建物です。トイレは相変わらずの古さと臭い。現在新設中ですが、再来年?。
コロナ対策で、無人受付で申請書と\300/大人1人を封筒に入れて、ボックスに投入。今時\300は珍しい。北アルプスでは\1300のところもあるのに。
夜は残念ながら、満天の星空というわけにはいきませんでした。御来光も霧が濃かったので諦めて、明るくなってからの出発となりました。
室堂に上がるとすっかり快晴。一気に御前峰、大汝峰と登り、池巡りを楽しんだ。
下る頃には、山全体が雲で真っ白に。観光新道を下る。この道、結構大変。とても観光気分で登る道とは思えん。砂防新道は楽だった記憶がある。
殿ヶ池で休憩し、別当出合と市ノ瀬の分岐に到着。時間的には全然いけるけど、適当な休憩場所もなく、延々と歩いてきたので足に疲労が溜り、別当出合に下山することに。マスク装備でバスに揺られて10分程で市ノ瀬に到着しちゃいました。
2日とも山頂は快晴で、これ以上ないほどの眺望も得られ、登った苦労も忘れるほどでした。
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