羽後朝日岳、生保内川から部名垂沢
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 37.6km
- 登り
- 1,380m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
- 山行
- 13:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 13:00
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:10
天候 | 曇、偶に雨、午後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
羽後朝日岳は国土地理院の二万五千図には登山道がある事になっているが、廃道化している。この辺りの藪は殺人的なため登るのが大変で、雑誌「岳人」でマイナー12名山のひとつに選ばれている。
9/20
田沢湖駅に車を置いてまだ暗いうちから歩き出す。国道45号の大平橋から大平沢を下降して生保内川に入るのが主流になっている様だ。今回は仙岩トンネルの情報ステーションから生保内川沿いの道に入る。地図上の284mの標高点まで車で入れるが、そこから先は道が崩れていて廃道化している。さらに道形が分かるのはシトナイ沢の出合までで、それ以降は道の跡形もない。右岸沿いに進むとコンクリの流水溝が現れ、辿って行くと生保内川から離れてしまった。しかし明瞭な踏み跡にぶつかる。降りて行くと固定ロープもある急坂で生保内川に降りたった。踏み跡は大平橋からのルートだろうが、それだけ釣り師が多く入るのだろう。田沢湖線の鉄橋の土台を登るとはっきりとした道が表れ、同時に奥の堰堤を巻く。後はひたすら河原歩きに終始する。
標高640m付近で初めての滝に出会うが・・・。近付けない。参考にした過去の記録では滝壺まで近づいていたが。ここのところの雨続きで増水しているのか。左岸から巻き始めたが、大きく巻き過ぎて一旦懸垂で30m降りる。付近に木に結び付けたスリングの残置が2カ所あったので、ここから懸垂で降りるパーティもあったのだろう。
ようやく沢床に降りるが、なんと2時間もかかってしまう。その後も単独での直登は危なそうな滝が多くあり、巻くのに手間どる。標高950m付近で時間切れとなり沢床から一段上がった所を今宵の寝床にする。
9/21
曇り空である。予報では昨日今日は晴れるはずだけど。もう大きな滝は無いかなと思ったが標高1100mまで結構出てきた。水量が少なくなり周囲は草原状になってくる。急な草付きをズルズル滑りながらなんとか登って、傾斜が穏やかになる。やがて頂上の標柱の頭が見えて羽後朝日岳に到着する。日本登山大系では遡行10時間となっていたが、16時間以上かかった。もう体力の限界だった。昨日の時点でシドナイ沢下降は諦めていた。部名垂沢を降りよう。一昨年は部名垂沢下降点まで踏み跡が不明瞭で、頂上から2時かかった。今回は1度通った経験があるから半分以下の時間で行くだろうと思ったが、なんと1時間半もかかってしまった。部名垂沢をズルズルと滑りながら降りる。一昨年と同様に何度もコケながらなんとか林道に到着。堂田バス停まで6kmの標識があり、バスの便を期待するが、堂田集落に着いてみると休日は15時台でバスは無くなる。まあ予想できたこと。さらに田沢湖駅まで1時間歩いて、着いた時はもう暗かった。
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