剱岳源次郎尾根*憧れの地でまさかの渋滞
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,087m
- 下り
- 2,089m
コースタイム
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 2:59
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 3:09
- 合計
- 12:17
天候 | 9/20(日)曇→晴 9/21(月)小雨→晴→曇(ガス) 9/22(火)曇時々晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深夜0時半到着時で9割、その後すぐ満車になりました。 ●立山黒部アルペンルート【ケーブルカー/高原バス】(立山駅〜室堂)往復4,940円 立山駅は早朝から大行列。朝5時に並んで7時発のケーブルカー臨時便に乗れました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【剱沢小屋〜平蔵谷出合】 ほぼ夏道を通るが、暗闇の中では道をロスしやすいところがある。 【平蔵谷出合〜源次郎喫】 核心部は2箇所。登りだしてすぐの2mほどの岩と、そこから少し登った先にある5mほどの岩。ロープなしでも登れるが、不安ならあった方がいいかも。渋滞のためこの2箇所で計1時間の待ち時間。樹林帯を抜けると、切れ落ちたところも出てくる。落石に注意。 【源次郎喫〜曲】 喫の下りは確実に。曲の登りでも両側が切れ落ちた高度感が感じられるところが結構ある。 【源次郎曲〜剱岳】 懸垂下降は確実に。50mロープでも可だが、下降地点は上段部(コルの少し上)までとなる。コルから先の登りはゴロゴロ、ザレザレ地帯。落石に注意。 【剱岳〜剱沢小屋】 カニの横ばい、平蔵の頭で渋滞。特に前剱からの下りでは落石に注意。 |
その他周辺情報 | ●剱沢キャンプ場 500円/人・日 ●グリーンパーク吉峰「ゆ〜ランド立山吉峰温泉」620円→560円(JAF会員割引) https://www.yoshimine.or.jp/?page_id=37 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
過去3回剱岳に登った際に頂上から見えていた源次郎尾根。いつかはここから登ってみたいと思いを馳せてきましたが、この度、山岳会のメンバーと一緒に登る機会を得ました。
深夜に立山駅近くの駐車場に到着し車中泊。ところが予想外の車の多さで、早めに起きてチケットの列に並びましたが、朝5時に並んで乗れたのは7時の臨時便でした。これは山の中も大変なことになりそう…。室堂に到着しても人人人。剱沢のキャンプ場もいっぱいなのでは…と心配し、別山乗越への登りの途中から同行者を置いてテント場確保のためにダッシュ!かなり賑わっていましたが、何とか良さそうな場所を確保できました。にしても剣沢は風が強い!前日もテントがいくつか飛ばされたそうです。
山頂アタックの2日目。まずは暗闇の中、剣沢を下ります。雪渓が崩れかけているため基本夏道ですが、途中でルートを見失い時間ロス。何とか平蔵谷出合にある取り付きに到着し、登攀開始。
いきなり2mくらいの岩登りポイントで渋滞。ロープを出すパーティーもありましたが、我々は残置のお助けロープだけで登りました。さらに少し進むと、5m+5mくらいの岩場に。ここでも渋滞。あとの5mくらいの岩場はかぶり気味で、ボルトにカラビナを通してそれを手がかりにして登りました。これら2つの岩場の渋滞で計1時間待ちました。
樹林帯を抜けると展望が開け、源次郎尾根喫が見えます。急斜面をしばらく登ると喫に到着!目の前に曲、その奥に本峰、右を見れば八ツ峰と、素晴らしい景色が広がっていました。喫でしばし休憩後、急斜面を下って曲に登り返し。曲の頂上付近では足がすくむような場所もありました。その先に懸垂下降地点、またまた渋滞。順番を待って約30m下降しました。ここまでかなり手も使ってきたので、制動がききにくくちょっとつらかったです。
あとは本峰までのザレ場登り。落石注意です。そして山頂に到着!残念ながらガスってましたが、憧れの源次郎尾根からの剱岳登頂に充実感でいっぱいになりました。
結局、この日源次郎尾根を登攀したのは十数パーティーはあったと思います。思わぬ渋滞もあり、かなり時間のかかったタフな山行となりましたが、天気にも恵まれ、大満足の源次郎尾根でした。
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