【日本三百名山 #96-100】剱岳、立山、薬師岳、黒部五郎岳（早月尾根、小池新道）※テント泊

2020年09月19日(土) ~ 2020年09月25日(金)

• GPS: 59:24
• 距離: 71.4km
• 登り: 6,880m
• 下り: 6,506m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:51
• 休憩: 0:12
• 合計: 6:03

距離 5.4km 登り 1,491m 下り 41m

10:33 試練と憧れ碑
11:46 松尾平
13:39 13:45 早月尾根標高1600m標識
15:04 15:10 1920.9m三角点
16:36 早月小屋

2日目

• 山行: 6:37
• 休憩: 1:41
• 合計: 8:18

距離 6.1km 登り 1,031m 下り 714m

5:49 早月小屋
7:10 7:11 標高2600m標識
8:17 8:23 標高2800m標識
9:02 9:14 カニのハサミ
9:26 9:35 剱岳
9:40 9:41 カニのハサミ
9:47 10:10 カニの横バイ
10:13 10:25 平蔵の頭
10:43 10:52 前劔の門
11:18 11:24 前剱
12:17 12:25 一服剱
12:44 12:46 剣山荘
13:14 13:21 剱澤小屋
13:31 13:36 剱沢キャンプ場
14:07 剱沢キャンプ場

3日目

• 山行: 9:50
• 休憩: 2:10
• 合計: 12:00

距離 11.2km 登り 1,160m 下り 1,283m

3:04 剱沢キャンプ場
5:22 5:23 真砂岳
6:15 6:16 富士ノ折立
6:29 大汝休憩所
6:32 6:41 立山
6:44 6:45 大汝休憩所
6:51 立山
7:09 7:22 雄山
8:14 9:08 一の越山荘
9:43 浄土山南峰
10:52 10:58 鬼岳東面
11:58 12:34 獅子岳
13:55 14:01 ザラ峠
14:46 14:49 五色ヶ原山荘
15:04 五色ヶ原キャンプ場

4日目

• 山行: 11:31
• 休憩: 1:13
• 合計: 12:44

距離 15.2km 登り 1,520m 下り 1,634m

5:38 五色ヶ原キャンプ場
5:53 五色ヶ原山荘
6:28 鳶山
8:11 越中沢岳
10:15 10:16 スゴ乗越
11:03 11:36 スゴ乗越小屋
12:54 13:06 間山
14:55 15:13 北薬師岳
16:16 16:25 薬師岳
16:40 薬師岳避難小屋跡
17:08 薬師岳山荘
17:45 薬師平
18:22 薬師峠

5日目

• 山行: 7:43
• 休憩: 0:46
• 合計: 8:29

距離 13.1km 登り 954m 下り 909m

5:33 薬師峠
5:58 太郎平小屋
6:08 太郎山
7:39 7:40 神岡新道分岐
7:49 7:54 北ノ俣岳
8:28 赤木岳
9:12 9:29 中俣乗越
11:21 11:22 黒部五郎の肩
11:36 11:49 黒部五郎岳
11:58 12:07 黒部五郎の肩
14:02 黒部五郎小舎

6日目

• 山行: 3:54
• 休憩: 1:01
• 合計: 4:55

距離 6.2km 登り 603m 下り 405m

7:41 黒部五郎小舎
9:04 9:08 三俣蓮華岳巻道分岐
9:43 10:10 三俣蓮華岳
10:38 10:43 丸山
11:10 中道分岐
11:51 双六岳中道分岐
11:55 12:20 双六岳巻道分岐
12:36 双六小屋

7日目

• 山行: 4:53
• 休憩: 0:53
• 合計: 5:46

距離 14.2km 登り 127m 下り 1,576m

6:23 双六小屋
6:30 双六池
6:59 7:00 くろゆりベンチ
7:13 花見平
7:25 7:27 弓折乗越
7:59 8:20 鏡平山荘
8:21 8:30 鏡池
8:27 8:35 鏡平山荘
8:37 鏡池
9:08 9:09 シシウドヶ原
9:30 イタドリが原
9:46 チボ岩
9:58 9:59 秩父沢出合
10:38 小池新道入口
10:55 11:02 わさび平小屋
11:16 笠新道登山口
11:26 中崎橋
11:39 お助け風穴
11:53 11:56 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
12:01 新穂高温泉駅
12:06 中崎山荘 奥飛騨の湯

天候

1日目(9/19):曇り
2日目(9/20):曇りのち晴れ
3日目(9/21):晴れ
4日目(9/22):晴れのち曇り
5日目(9/23):晴れ（夜強風）
6日目(9/24):曇り時々雨
7日目(9/25):雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

【行き】
富山駅まで北陸新幹線かがやき501号（東京 6:16→富山 8:26）
電鉄富山駅から上市駅まで、富山地鉄（電鉄富山 8:49→上市 9:16）
上市駅から馬場島までタクシー、9100円、1時間弱。

【帰り】
新穂高ロープウェイから平湯温泉バスターミナルまでバス。
平湯温泉から松本までバス（コロナ禍の影響で大幅減便中）
松本からあずさで帰京

コース状況／危険箇所等

※一部区間のみ記す
【早月尾根】
今年は早月小屋が休業しているが、特に問題なく通行可能。ただし、水はないので、馬場島から持ち上げる必要がある。水は馬場島のキャンプサイトで取れる（飲用不可と張り紙がしてあったが、自分は特に問題なかった）。

【カニのヨコバイ】
最初に右足から置き始めるのがよい、と聞いていたが、まさにその通りでした。

【立山 雄山→一ノ越山荘】
急な斜面の下りで、浮き石が非常に多い。落石や転倒に注意が必要。

【薬師岳→薬師峠】
薬師平の木道を過ぎると、沢の中を歩き始める。大きな石がゴロゴロしているので転倒に注意が必要。

その他周辺情報

下山風呂は、中崎山荘 奥飛騨の湯

写真

1日目、馬場島荘で紙の登山届を提出

試練と憧れの碑。実物はとても大きかった。

いきなりの急登

展望台に到着。剱岳は見えず。

高度200m間隔であるが、ヤマレコアプリ上の高度とはずれている。

まだまだ続く急登

大きな岩がごろごろ出てくるようになる

この1kmが長い。

鎖場が現れ始める

小さなピークにたどり着くと早月小屋がひょっこり現れる

早月小屋に到着。今年は営業休止中。

小屋は営業休止中だが、テントは張ってOK

2日目、テント撤収、出発。

まだまだ先は長い。

ここまで来た。

山頂はすぐそこ。

さすが剱岳。早月尾根のでも鎖場の連続。

これでもか、というくらいの鎖場。

山頂に到着。連休2日目ということもあり、多くの人で賑わう。
ちょうど娘さん連れで、百名山達成される直前の親御さんがいました。ヤマレコでも話題になっている記録。

剱岳山頂から。立山方面。

剱岳山頂から。後立山方面。左から五竜、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳。

下山開始。

人が多いので要所要所で渋滞。

鎖場が続く。いい加減、疲れてきた。

前剱から望む剱岳

剱沢のキャンプ場に到着。連休ということもり、多くのテントで賑わう。

3日目、日の出前に出発したので、出発時の写真はなし。立山への登りの途中で、室堂方面を望む。雷鳥沢はものすごいテントの数。トイレ待ちで長蛇の列ができていたとか。

立山　大汝山に到着。

続いて、立山　雄山に到着。

雄山からの下り。浮石多い急坂で、下りにくい。

一の越山荘に到着。

五色ヶ原方面を望む。

ザラ峠への下り。どこまで下るのか不安になってくるほど、長く急な下りだった。

五色ヶ原山荘に到着。営業は前日で終了していたが、テン場は利用可能だった。

五色ヶ原のテン場に到着。3日前に大雨が降ったおかげで、水場の水は出ていた。

4日目、五色ヶ原を出発。

薬師岳方面を望む。ちょっと遠い。

越中沢岳から、スゴ乗越小屋が見えた。近くて遠い。アップダウンの多さや歩きにくい道が続くことで、ここから3時間かかる。

あれやこれやでようやくスゴ乗越小屋に到着。薬師岳の山越えに備えてエネルギー補給。

薬師岳への登り。歩きにくさはなく、登りがだらだらと続いていく。

山頂が見えてきた。

山頂手前。大きな岩がごろごろ。

北薬師岳山頂に到着。

北薬師岳の山頂から、圏谷越しに薬師岳の山頂を望む。あそこまで1時間ちょっと。

薬師岳山頂に到着。

薬師岳山頂の祠。

薬師岳からの下り。快適。

薬師峠のキャンプ場手前で日没を迎えてしまった。この後、暗くなり写真はなし。

5日目、薬師峠のキャンプ場を出発。

太郎平を超えて、快適な道。

どこまでも快適な道が続く。

黒部五郎岳への登り。

黒部五郎の肩に到着。ザックをここにデポ。

黒部五郎岳に到着。計画上、残るは槍ヶ岳と穂高岳だが、すでに登頂済みということと、膝の痛みがいよいよひどくなってきたので、新穂高温泉にゆるゆると下山することを決める。

黒部五郎のカールを下っていく。

黒部五郎のカールから山頂を見上げる。

カールを過ぎて樹林帯に入るが、岩がごろごろしていて歩きにくい。

黒部五郎小舎がまもなく。

黒部五郎小舎に到着。

6日目、黒部五郎小舎を出発して、三俣蓮華岳へ向かう。

三俣蓮華岳への登りの途中から、黒部五郎岳を望む。

三俣蓮華岳に到着。これで3方向すべてから登頂。

双六小屋への中道の途中にて、オコジョさんに遭遇。

双六小屋が見えてきた。

双六小屋に到着。

恒例のケーキセット。実は今年3回目。

いちごのケーキにしました。

7日目、双六小屋のテン場を出発。

雷鳥さん。人馴れしているのか、結構近かった。

鏡平が見えてきた。

シシウドヶ原。1ヶ月前は暑い、暑いと登ってきた多くの人が休息していたが、今日は雨。

下山完了。下山風呂の中崎山荘　奥飛騨の湯に到着。

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ

備考

水を抜いて、装備はトータル27kg。着替えが多かったか…

感想

ちゃーまる

登山復帰、第4戦。1週間にわたるロング・トレイルに挑戦。しかも、北アルプス3大急登の早月尾根から。馬場島から上がってきたと話すと、聞いた人はすごい、と皆返してきたが、実際のところは初日ということもあり、そんなにつらくは感じなかった。たしかに水は重かったけど…

今回の行程で一番つらかったのは、距離と歩きにくさ、アップダウンの多さで五色ヶ原山荘からスゴ乗越小屋までの区間だと個人的には感じた。小屋が見えたのに、CT3時間とか。しかも越中沢岳の道標に、近くて遠いスゴの小屋、とか書いてあると心理的にも負担。

なお、膝の痛みが悪化して、予定していた後半の槍ヶ岳、穂高岳はキャンセルした。下山した翌日に整形外科に行ってみたら、膝の外側の靱帯を痛めているとうことで、しばらく山歩きは禁止とのお達しが出てしまいました。

今回も実際に計画そして実行してみて難しく感じたのは、登山計画時にヤマレコのらくルートで時間設定するか、山と高原地図のヤマプラで時間設定するか。前者はユーザー実測の値を元にしているそうだが、らくルートで設定した時間よりも多くの時間がかかってしまう傾向がある。膝が痛いせいかもしれないので、治ったら改めて比較してみたいと思う。