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記録ID: 259750
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

【秩父・大久保谷から】 大平山 〜 大ドッケ 〜 栗山尾根

2013年01月10日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:00
距離
13.9km
登り
1,426m
下り
1,415m

コースタイム

   --- ☆★ 往路の「大久保尾根」は、バリエーションルートです ★☆ ---
◎[往路] 浦山大橋(6:35) → 鉄塔8号ポール(6:46) → 萩の久保トンネル(7:03)
→ 資材置場・青色(7:16) → 道左下・現作業小屋(7:42) → 大きい沢(7:45=7:53)
→ 旧作業小屋(8:12) → 屋根つぶれ小屋(8:15) → 浦山国有林・看板(8:18)
→ 大久保谷を渡る(8:30) → ふきあげ沢右岸側へ → 同左岸側から大久保尾根へ直登
→ 尾根に出る(9:24=9:30) → 峠の尾根(11:14) → 大平山(11:20) 
--- 昼食は、マルちゃんの赤いきつね&緑のたぬき&ゆで玉子 ---
      
   --- ☆★ 復路の「栗山尾根」も、バリエーションルートです ★☆ ---
◎[復路] 大平山(12:00) → 大久保尾根分岐(12:02) → 山・石杭(1,410m)(12:17)
→ 大ネド尾根分岐1,410m(12:28) → 独標1,315m・古い指導標(12:53)
→ 大ドッケ1,260m・直手前の栗山尾根分岐(13:00) → バラモ尾根分岐(13:30)
→ 山の神(14:00=14:10) → 栗山(14:39) → 鉄塔66号(15:00) → 鉄塔8号(15:10)
→ 鉄塔8号ポール(15:23) → 浦山大橋(15:35)
    
      −−− ☆★ 所要時間:9時間00分 ★☆ −−−     
天候 晴れ 最低/最高気温 (熊谷: 0.0/ 9.1 ℃)
           (秩父:-5.5/ 8.2 ℃)
   昼間の時間: 9:52 (日出:6:54 日入:16:46)
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
  秩父市の国道140号から「浦山&橋立」方面へ左折、県道73号を行きます。
 「浦山ダムサイト」を通って、上流へ。
「寄国土トンネル」をくぐると、少し進んで 赤いアーチの「浦山大橋」が架かっていて、これを渡り終えると、右に「ネイチャーランド入口」看板があり、
ここに駐車します。

 ここは路肩で、しかも道路入口です。駐車場ではありません。
ゲートが閉まっており、ゲートの開閉や林業関係者の出入りに邪魔に
ならないような、"駐車方法"が 必要です。
したがって、せいぜい 1台しか止めることが出来ません。
コース状況/
危険箇所等
◎ [往路],[復路]とも、ハイキングコースではありません。
 "超バリエーションルート"です。したがって,指導標類は一切ありません。
 入山に際しては、しっかりとした「ルートファインディング」が
必要です。

◎ --- ☆★ 「大久保尾根」について ★☆ ---

 ・まずこのコースは、「林道・大久保線」とその先の「旧作業小屋」
までは、明瞭な道です。
 ・実質的な入口である 大久保谷左岸側の「林道・大久保線」は、
歩き始めてすぐ「通行止処置」があります。
ここを 林業関係者が、毎日出入りしているようです。
  (今日も、軽トラ3,4台が 奥に進むのが見えました。)

 ・地形図(1/25,000)の「武蔵日原」にある 破線[-----]を良く見ると、
林業の方が使用している「作業小屋」は、手前の"建物マーク"
(コースタイム上の 7:42)です。
 ・破線[-----]最奥の"建物マーク"は、旧作業小屋
(コースタイム上の 8:12)です。
 更にすぐその先に、屋根のつぶれた「屋根つぶれ小屋」があります。
(8:15)
 ここを過ぎて 大きくヘアピンし、錆びた「浦山国有林看板」が、
大久保谷への 下降位置ですから。

 ・大久保谷へ下降して谷を渡り、(看板から大久保谷への下降点までは、林業関係者のマーキング有)
その先の「大久保尾根」に取りつくまでには、大変な法面の"直登ルート"になります。
 ・「作業小屋」先で会った 林業関係者5,6人が、後から大久保谷を
渡ってきました。
 聞けば、昨年私が登った尾根(2013/03/22)での 伐採作業と
いうことでした。 

 この方々から「大久保尾根」を聞きましたが、別れてからも
一旦は「ふきあげ沢」右岸側を登り、途中で「あげは沢」を
左岸へ渡って、法面の"適当直登"を試みました。
 ( 昨年の 03/22は「ふきあげ沢右岸」に石積がはっきり目視
できたので、「ふきあげ沢」と「あげは沢」の"中間の尾根"を
直登してしまったのです。) 
  
 ・とにかくまず「ふきあげ沢」をしっかりと認識して、その上で
旨く「尾根」に取り付かないと、「峠の尾根」に たどり着くことが
出来ません。
 ・北側の尾根なので、冬(春先)は 深い積雪となりますが、
今日は僅かな積雪で、アイゼンを付ける程ではありませんでした。

 ・「あげは沢」左岸法面の"適当直登"のため、えらいアルバイトと
なります。
 法面は、伐採が行われたばかりのようで、木や枝が散乱していました。
 
 ・やっとのことで「大久保尾根」に出ると 踏み跡がありました。
  どこから上がっているのだろう?。
  とにかくこれで、「峠の尾根」まで ルートをはずすことは
無くなりますが、休みなく凄い急登が続きます。
 ・尾根を急登しながら、木々から垣間見える右側の「矢岳稜線及び
天目山林道」が陽を浴びて輝いています。
 矢岳 〜 赤岩ノ頭 〜 立橋山 〜 坊主山がまだまだ高い。

 ・「峠の尾根」がだんだんと左側に見えてきますが、標高差があり、
中々たどり着くことが出来ません。
 加えて、積雪がほとんど無いとはいえ、埋もれた枯葉の下で雪が
凍結しており、急傾斜でスリップします。
 「峠の尾根」が、実に遠かった。

 ・天候は冬晴れでしたが、北側のため ほとんど陽が差してくれません。
 
 ・大平山山頂からは、長沢背陵「三ツドッケ」が良く見えました。
 山頂でも積雪はOcm。4度目にして初めて三等三角点を見ることが
出来ました。

◎ --- ☆★ 峠の尾根 〜 栗山尾根について ★☆ ---  

 ・「峠の尾根」もほとんど積雪はありませんでしたが、やはり枯葉の下で凍結しており、
 二人でよく転んだので、怪我をしないうちにと 軽アイゼンを装着しました。
 ところがその後は、凍結もなくなりました。
 ・「大ドッケ」の西側直下から分岐して北へ下ります。(「栗山尾根」と名付けております)
 下りがややきついですが、凍結も無くスムースでした。
・「バラモ尾根」分岐は 解りづらいですが、それらしき赤いマーカーがあります。

 ・直進(北へ)し しばらくすると、植林地で 大久保谷側が大きく開け、両神山、二子山、矢岳、酉谷山、
 遠く浅間山、今降りてきた「大平山」が大きく見えます。
 ・「山の神」は 岩峰の上にあり、その手前の小ピーク東側を巻いた後 "岩峰"を 目の前にして
どう取り付くか躊躇しますが、右側に取り付けば 山の神の「祠」に たどり着きます。
 ・「栗山」は、何の変哲もない三等三角点があるのみです。

--- ☆★ 栗山尾根 〜 について ★☆ ---

◎ 「栗山」からは、旧栗山集落へではなく"鉄塔"を目指して
北へ下りました。
 尾根を適当に下り、迫ってくる「浦山ダム」を眼下に垣間見ながら、
鉄塔66号 続いて8号と通過して、[往路]で確認しておいた県道73号線に
出る手前の "鉄塔8号黄色ポール"まで やっと降りてきました。
林道・大久保線を行く
昔は、矢岳稜線の
「牛首」へ通じていた。
2013年01月11日 20:41撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
2
1/11 20:41
林道・大久保線を行く
昔は、矢岳稜線の
「牛首」へ通じていた。
林道・大久保線の最奥
屋根が崩れた小屋がある
2013年01月11日 20:43撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
1/11 20:43
林道・大久保線の最奥
屋根が崩れた小屋がある
大久保谷の渡渉地点
2013年01月11日 20:45撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
1/11 20:45
大久保谷の渡渉地点
大久保谷・渡渉地点の
一本丸太
2013年01月10日 08:31撮影 by  N905i, DoCoMo
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1/10 8:31
大久保谷・渡渉地点の
一本丸太
大久保谷脇の"氷柱"
2013年01月12日 17:23撮影 by  DSC-WX7 , SONY
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1/12 17:23
大久保谷脇の"氷柱"
「ふきあげ沢」へ
向かう相当古い
"木段"を登る
2013年01月11日 20:47撮影 by  N905i, DoCoMo
1/11 20:47
「ふきあげ沢」へ
向かう相当古い
"木段"を登る
「大久保尾根」の
法面を,適当に
"直登"する
2013年01月11日 20:47撮影 by  N905i, DoCoMo
1/11 20:47
「大久保尾根」の
法面を,適当に
"直登"する
やっと「大久保尾根」
に出た。
踏み跡があった。
2013年01月11日 20:49撮影 by  N905i, DoCoMo
1/11 20:49
やっと「大久保尾根」
に出た。
踏み跡があった。
「大久保尾根」を
登って行く
2013年01月11日 20:49撮影 by  N905i, DoCoMo
1/11 20:49
「大久保尾根」を
登って行く
朝陽が差してきた。
友人が登っていく
2013年01月11日 20:50撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
1
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朝陽が差してきた。
友人が登っていく
ボサってきた
大久保尾根。
私が登っていく
2013年01月12日 17:26撮影 by  DSC-WX7 , SONY
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1/12 17:26
ボサってきた
大久保尾根。
私が登っていく
武甲山方面を垣間見る
2013年01月11日 20:51撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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1/11 20:51
武甲山方面を垣間見る
枯れた熊笹の中を
急登する
2013年01月11日 20:52撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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枯れた熊笹の中を
急登する
急登が続く
2013年01月13日 11:38撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
1/13 11:38
急登が続く
僅かに積雪が。
2013年01月11日 20:41撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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僅かに積雪が。
「峠の尾根」目指して。
2013年01月10日 11:16撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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1/10 11:16
「峠の尾根」目指して。
「峠の尾根」に出た
2013年01月10日 11:19撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
1/10 11:19
「峠の尾根」に出た
大平山山頂が、すぐそこ。
2013年01月11日 20:39撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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大平山山頂が、すぐそこ。
大平山のプレート
2013年01月10日 11:25撮影 by  DSC-WX7 , SONY
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1/10 11:25
大平山のプレート
大平山三等三角点
1,603.0m
2013年01月13日 15:01撮影 by  N905i, DoCoMo
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1/13 15:01
大平山三等三角点
1,603.0m
昼食は、マルちゃん。
赤いきつねと緑のたぬき
2013年01月11日 20:38撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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1/11 20:38
昼食は、マルちゃん。
赤いきつねと緑のたぬき
大平山より
「三ツドッケ」を見る
2013年01月11日 20:38撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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大平山より
「三ツドッケ」を見る
「峠の尾根」を下る
2013年01月10日 12:08撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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1/10 12:08
「峠の尾根」を下る
「峠の尾根」を下る
2013年01月10日 12:10撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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「峠の尾根」を下る
「峠の尾根」を
下ってくると
「滝ノ入頭」方面が
陽を浴びて見えた
2013年01月11日 20:54撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
1/11 20:54
「峠の尾根」を
下ってくると
「滝ノ入頭」方面が
陽を浴びて見えた
山の神の「祠」
岩峰の上にあり、
南側からの取り付きが
意外と危険。
2013年01月10日 14:18撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
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1/10 14:18
山の神の「祠」
岩峰の上にあり、
南側からの取り付きが
意外と危険。
栗山 813.9m
2013年01月10日 14:43撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
1
1/10 14:43
栗山 813.9m
鉄塔8号の黄色いポール
2013年01月10日 15:44撮影 by  COOLPIX S510 , NIKON
1/10 15:44
鉄塔8号の黄色いポール

感想

◎ 昨年は、2/20,3/7,3/22と3回登頂した「大平山」。(すべて、積雪多くあり)
 ・2013年最初の登頂に、友人と2人で来ました。
 前回時間が掛かりすぎたために、[復路]の余裕の為、まだ薄暗い
6:35にスタート。

◎ 今は、日の出時間が最も遅い(埼玉: 6:54)。 加えて今年の寒さは、
すでに"真冬"。
 年内に降った雪の "枯葉下凍結"は ありましたが、積雪としては
ほとんど無く、助かりました。
 この地域の積雪は、南岸低気圧による これからが "本番"です。

 ・11:20,「大平山」山頂での気温は-4℃。風もなく穏やかな日でした。
 山頂からは、三ツドッケ、雲取山などが垣間見えました。
 「大久保尾根」からは、西側の矢岳稜線の山々が、朝陽に光って
高く見えました。
 その腹に続く、「天目山林道」。途中で行き止まりのようです。
 今度「牛首」から下って 確かめてみようかな?。

◎ 「大平山」へ、大久保谷から入る「大久保尾根」2本。
 今回の尾根が、本筋のようでした。踏み跡がありましたから・・・。
 しかし、「大久保谷」からの標高差約860m。 「浦山大橋」からの標高差は、
約1,200m。実に登り甲斐がありました。

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