綱附森→天狗塚→三嶺縦走
- GPS
- 12:45
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,277m
- 下り
- 2,371m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 11:46
天候 | 雨のち霧、一時薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この間の道路は国道439号の一本道ですが、四国の山岳道路に付き物の、いたるところで工事中(この日は休日なので休工)で、平日は通行規制がるので要注意。また道路は舗装されていますが、とても狭くてすれ違い困難な個所が多く、特に京柱峠までの登りはとんでもない山岳道路、最後はガードレールすらない車1台がやっと通れる幅の道で舗装の凹凸も大きく、枯れ枝や葉、石ころ等も転がっていて、まさに酷道でした。しかしながら、幸いすれ違う車は1台もいませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・京柱峠〜矢筈峠;峠にある登山口の標識とそのすぐ右の踏み跡は間違い。正規の登山口は尾根の東側にある林道を数分進んだところの右にあります(標識あり)。ここからは予想外で快適な登山道。結構歩かれていそう。ただ、尾根が広くてどこでも歩けるところでは踏み跡がたくさんあり、夜明け前の暗い中では知らずに正規ルートを外し、復帰する、を何度か繰り返しました。 ・矢筈峠〜綱附森;矢筈峠にはトイレあり。その裏の尾根には取りつかず、しばらく尾根の東側にある地図にない新しい林道を進んだところの展望の良い広場の左側に登山口があります(標識あり)。樹林の中のしっかりした道を辿りますが、山頂手前で森から出ると腰丈の笹に覆われた道となり、雨でぬれた笹漕ぎで、ずぶ濡れで体力&時間を消耗します。やっとの思いで小広い山頂に登頂しました。 ・綱附森〜天狗峠;綱附森からはさらに道が細く笹は濃くなり、ほとんど道が無い所もあります。笹が生えてなくてつま先部分が空間になっている踏み跡を足探りしながら進みますが、わからないところも多く、笹が薄くて道になっていそうなところを狙って歩きますが、絡まりあった笹をかき分けて進むのは藪漕ぎというよりは重雪のラッセルのようで、足腰に来ました。このままでは完全に道が消失してしまうのも時間の問題です。雨&霧で濡れているのでレインパンツ&スパッツを着用していましたが、ゴアテックスの靴の中に水がたまり、足がふやけました。標高が下がって堂床への分岐付近からはようやく笹から解放され、しばらくは歩きやすくなりますが、痩せ尾根となり、その後天狗峠手前の地蔵ノ頭までのちょっと古いロープがある超急登は、ステップの無い濡れた土の滑り台で、ロープに頼らないと登れないほどの急登でした。 ・天狗塚〜三嶺;天狗峠までに比べると格段に歩きやすい一般道ですが、それでも道は細く、笹が被っているところもあります。笹は部分的に苅払われているところもあり、手入れはされているようです。天狗峠からお亀岩までのトラバースは道が細いので踏み外し注意。 |
その他周辺情報 | 下山後、京柱峠へ車を回収しに戻り、そこからは西の吉野川沿いの国道32号へ出て帰りましたが、32号線沿いの温泉宿はこの日入浴できるところがなく、(1件だけ、人数制限で30分待てば、というところがありましたが、時間が惜しくてやめました)温泉は諦めて帰宅。 |
写真
感想
私と同様に明石へ越してきた丹沢24メンバーのikuさんと、四国で大縦走をやりましょう、と7月上旬に計画したこの登山。その時は悪天で延期し、その後都合が合わなくてこの日になりました。
天気予報ではこの日は曇りから次第に晴れてくる予報だったので決行、私自身も関西赴任がもうすぐ終わるかもしれず、これが最後になるかもしれない四国、三嶺にぜひもう一度行っておきたい、と思っていました。
前夜の内に集合場所で下山地の駐車場に来て車中泊しましたが、途中はさすがは四国と思わせる山岳道路(この道路もしょっちゅう通行止めになるので事前に通れることを確認済)で、カモシカに2回、鹿に3回、その他うさぎや雉、何かの小動物等、多数の野生動物に遭遇しました。
この時は雨上がりの濡れた道路で、天気の回復を感じさせましたが、朝になってikuさんの車で登山口の京柱峠へ向かうと、まったく想定外で結構な本降りの雨になってしまい、テンションダウン。それでも天気予報を信じてきっとそのうち止んで、午後からは晴れてくるだろうとゆっくり5時に出発しました。
京柱峠からの登山口でいきなりルートミスしましたが、矢筈峠までは予想外にとても快適な道で、遅れを15分にまで短縮でき、予想通り雨もやんで晴れ間も見えてきて、その先の楽しい大縦走を期待させました。
ところが、その後また雨交じりのガスとなり、一向に晴れてて来る気配無く、しかも綱附森前後では猛烈な笹ラッセルとなって時間と体力と気力を消耗、短縮して三嶺から名頃への下山に変更しました。
笹は酷くても、晴れていたら最高だろうな、と思わせる稜線が続き、なんとも残念でしたが、西熊山から三嶺の間では少しだけ霧が晴れてその素晴らしさをほんの少しだけ感じることができたのがせめてもの慰みでした。
最後の三嶺では15時から晴れになっている予報に期待して、霧で風も吹いてじっとしていると寒い山頂で待ちましたが、その気配はなく、15時前には下山を決意、もう来ないかもしれない山頂を後ろ髪をひかれる思いで後にしました。
今回は生憎の天気になってしまいましたが、明石に住んでいれば比較的容易に来れる四国なので、ikuさんにはぜひ晴れているときに再訪していただければと思います。
そして、もしまた綱附森の稜線に行くことがあったら、晴れているときのこの稜線のすばらしさを報告していただけるのを楽しみにしています(ってこの笹の稜線にまた行くことはなさそうですが)。
初めての三嶺への縦走♪
メジャーな剣山とは反対側の京柱峠から('ω')
どこまでも続く魅力的な笹の稜線に、だだっ広い笹原、
四国の山々によく見られる美しい風景ですが、
あまり歩かれていない山域で、
笹ヤブの深いところが多く、難儀したところも...
終始ガスガスで、眺望もあまり望めなかったけど、
一瞬ガスが晴れた時には、雄大な景色に癒された(*^^)
次の機会には、天狗塚や三嶺からの大展望も堪能したい(;^ω^)
メジャーな剣山から三嶺への縦走を、泊まりでがいいかな...
当初は矢筈峠から剣山・見ノ越までの計画が、
林道通行止めにより、京柱峠から奥祖谷かずら橋までに変更。
そして当日、想定外の天候で朝から雨(;´Д`)
最初からレインで歩くのは、日帰りでは滅多にないが、
予報は悪くないし、しばらく様子をみて、
計画より約一時間遅れてスタートする。
濡れた笹漕ぎで時間を要し、展望が望めないこともあって、
今回は無理せず、三嶺から名頃へ下るルートに短縮。
それでも未踏の素晴らしい稜線をロングで縦走して、
充実感あり、よかった(´ω`*)
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