日向八丁尾根から鋸岳、長い鎖はもういいわ！

2020年09月28日(月) ~ 2020年09月29日(火)

• GPS: 21:37
• 距離: 24.5km
• 登り: 3,225m
• 下り: 3,217m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:12
• 休憩: 0:48
• 合計: 10:00

距離 11.7km 登り 2,219m 下り 670m

5:21 矢立石登山口
6:37 日向山
6:46 雁ヶ原
6:53 6:58 錦滝分岐
7:02 7:03 尾根直登道・鞍掛山方面トラバース道分岐
7:12 雁ヶ原・錦滝分岐
8:14 8:20 駒岩
8:59 9:00 中ノ尾根分岐
9:45 9:53 大岩山
12:46 12:57 烏帽子岳
13:09 13:10 三ッ頭
14:28 14:43 中ノ川乗越
15:21 第2高点

2日目

• 山行: 9:37
• 休憩: 1:45
• 合計: 11:22

距離 12.8km 登り 1,016m 下り 2,552m

5:26 第2高点
6:12 6:24 鹿窓
6:40 6:41 鋸岳
7:02 7:16 鹿窓
8:04 8:38 第2高点
9:04 9:19 中ノ川乗越
10:15 10:24 三ッ頭
10:41 烏帽子岳
13:05 13:13 大岩山
13:42 中ノ尾根分岐
14:18 14:20 駒岩
15:08 15:10 雁ヶ原・錦滝分岐
15:21 15:22 尾根直登道・鞍掛山方面トラバース道分岐
15:28 15:29 錦滝分岐
15:37 15:43 雁ヶ原
15:44 日向山(雁ヶ原・山頂標識側)
15:47 日向山
16:48 矢立石登山口

天候

両日とも晴れ、風弱し。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

矢立岩日向山駐車場、20台程度か？

コース状況／危険箇所等

(日向八丁尾根)
ルートが整備されたおかげで、踏み跡もしっかりとしてきている様子。要所にマーカーが有り、道迷いの心配は有りません。
但し、大岩山の鎖場(ロープ、ワイヤー、梯子)は、標高差70mはある。稀に見る長さ。
(三ツ頭分岐から第2高点)
踏み跡はあるものの、マーカーは急激に少なくなる。中ノ川乗越には、整備したと思われるビバーク適地があるが、落石危険地帯。このガレを登下降すると思うとウンザリ。
(第2高点から第1高点)
大ギャップ迂回のため急降下するが、その底部で鹿窓のルンゼに取り付くまでが、ルートロスしやすい。私の場合、登りでも下りでもルートロスした。
登りでは、ルンゼ状の小さな沢を渡り、右に回り込むと上部に鹿窓が見える。
下りでは、この小さなルンゼ状の沢に引き込まれないよう注意。「皆なの足跡」でもこの地点で道迷いしているのがよくわかる。
鹿窓手前に長い鎖あり。落石注意、後続者がいる場合は特にだが、下降の場合は人工落石の可能性大なので、声がけが必要。鎖場が終わった所から草付きのほうに。
小ギャップの通過、長い鎖場の登下降。見た目ほど厄介ではないが、長いので、シュリンゲで自己確保しながらが望ましい。

写真

9/28 5:11

日向山登山口。

9/28 5:44

日出。

9/28 5:45

早立ちの時の、林から差し込む朝日は、好き。

9/28 5:55

富士山おはようございます。

9/28 6:33

雨量計。

9/28 6:41

日向山からは、八ヶ岳が綺麗に見えます。

9/28 6:44

甲斐駒ヶ岳には、少しガス。

9/28 6:45

白砂の滑り台。

9/28 6:50

ここからハイキングコースを外れて、日向八丁尾根に。

9/28 6:55

人気のお山ですね。

9/28 7:39

要所、要所にテープ、金属製の赤マークなどがあり、道迷いの心配は有りません。

9/28 8:10

富士山おはようさん！

9/28 8:14

大岩山までは、ふかふかのハイキング。

9/28 9:06

「毛むくじゃら山」本当でしょうかね？

9/28 9:53

ふかふかの登山道、、、大岩山をしばらく下降すると。

9/28 10:03

テク姉さんのレコ通り、鎖がでてきました。前半の要所ですね。

9/28 10:15

奈落ってテク姉さんが書いておられましたが、まったくその通り。いつまでつづくのって感じ。帰りに高度計で測ってみたら、70mの格差がありましたね。
これ視界があれば、劇怖でしょう。

9/28 10:24

下りきったコルに幕営適地、ショベル付きです。

9/28 10:25

鋸岳が見えた。真ん中が第1高点、右が第3、左端が第2でしょうね。

9/28 11:40

おっと、ゴゼンタチバナ。

9/28 11:59

近づいてきました。

9/28 12:01

庇岩。

9/28 12:30

何度でも撮っちゃう、カッコ良いね。

9/28 12:35

この辺り、烏帽子岳手前ですが、結構紅葉が進んでます。

9/28 12:52

烏帽子岳は同じ名前のお山がたくさんあるけど、まぁ眺望が良いお山ばかりのようです。

9/28 12:55

どうだの格好良さ。しかし〜、第2高点へのルートって何処なのよ。

9/28 13:09

実はですが、この道標の「鋸岳 1.4h」という標識に安堵したのですが、、、、、大きな間違いでした。

9/28 13:34

黄葉。

9/28 13:42

コゴメグサ。

9/28 14:11

分岐からノコギリ方面に入ると、とたんにテープなどが、ほとんど無くなります。

9/28 14:24

超ガレガレ。

9/28 15:07

何とハクサンイチゲが残ってました。この時期に、と驚く。

9/28 15:12

イワインチンでしょうか、自信なし。

9/28 15:26

第1高点に到着。分岐から1時間17分かかってます。これから、核心部の大ギャップ、鹿窓、小ギャップは厳しい。

9/28 16:11

予定通りではありますが、第2高点でゆとりのビバーク。

9/28 16:12

メスティンご飯とカレー。しかし、そよ風と気温低下で固形燃料ではうまく炊けない。やむ得ずテントの中で再度炊飯する事に。

9/28 16:44

ガス、雲の流れが美しい、マッタリ。

9/28 16:45

綺麗。

9/28 16:45

八ヶ岳。

9/28 16:52

ブロッケンだー！
久しぶり、長らく見てないような気がします。

9/28 16:54

カッコ良いね。

9/28 16:58

綺麗、お日様が当たるとあったかい。

9/28 16:58

もう寝ますね〜〜。

9/28 17:07

suusuu。

9/29 3:32

トイレに起きて星空撮影。オリオン座が真ん中に。

9/29 5:17

夜明けです。

9/29 5:18

雲海に浮かんだ八ヶ岳が光ってます。

9/29 5:23

もうすぐでしょうか。時間的には残念ながら大ギャップへ向かわなければなりません。

9/29 5:27

赤くなってきた。

9/29 5:52

鹿窓が見えた、ホッとする。大ギャップの底部から〜鹿窓が最大の核心部だと思う。
yama-ariさんのレコに詳しく出ています。もう少しレコにアップが早かったら助かったんですがね〜。笑

9/29 5:56

モルゲンロートの仙丈ケ岳。

9/29 6:06

向こう側は長野県。まだ今は山梨県。あ、逆ですね。

9/29 6:07

あともう少しですが、小ギャップがお待ち。

9/29 6:08

ミヤマダイコンソウの紅葉。ちょっとゆとりが出てきました。

9/29 6:14

小ギャップの鎖の基部。

9/29 6:20

下りた鎖を撮影。それなりですが、とにかく長い。

9/29 6:20

登り返す鎖。
吊り橋を作って欲しいなんて。

9/29 6:39

登頂、向こう側に中央アルプスがきれいにみえています。

9/29 6:39

雲海に浮かぶ八ヶ岳。軍艦のようです。

9/29 6:39

頂上標識が倒れてます。

9/29 6:39

仙丈ケ岳。奥に荒川岳、左に間ノ岳、北岳。

9/29 6:40

初登なので、倒れた標識と記念撮影。

9/29 6:44

第2高点、直線距離はこんなに近い。

9/29 6:50

紅葉に染まりかかった鎖場。

9/29 6:58

スワミベルトとプルージックで。

9/29 6:58

チョットたよん無いけどね〜。

9/29 7:05

鹿窓に帰ってきました。

9/29 8:03

第2高点に帰還、本当近いんだけどね。天空に浮かぶ我が家。

9/29 8:05

9/29 8:07

風に飛ばされ無いように、重い岩にお留守番を頼みました。テン泊生活技術の裏技。

9/29 8:31

青空、いい天気の2日間。

9/29 9:03

中丿沢乗っ越しのビバーク適地、、、、やっぱ落石怖いよね、自己責任で。

9/29 9:28

このガレ場を登下降する事になるとは思わなかった。

9/29 9:47

甲斐駒ケ岳から駒津峰の稜線でしょうかね。

9/29 10:14

しかし、絶対に1.4hは、ありえ無いと思う。

9/29 10:37

他はそこそこ当たってるけどね。

9/29 10:38

今日は雲海の彼方に北アルプス。

9/29 10:38

浮かぶ八ヶ岳、また撮っちゃた。

9/29 10:43

紅葉進む烏帽子岳。

9/29 10:47

鋸岳全貌。

9/29 12:01

鳳凰三山と富士山。

9/29 12:20

水場の開拓して欲しい。贅沢な登山者(^_^)。

9/29 12:31

大岩山のまさに大岩。

9/29 12:40

標高差70mは続く鎖、ワイヤー、ロープ。ギネスもの。

9/29 13:34

小ギャップが綺麗に見えるね。マァ、ノコギリだわー。

9/29 14:15

9/29 14:21

チョット疲れて来ました。

9/29 14:22

黒戸尾根と甲斐駒ケ岳。今度は甲斐駒ケ岳周回をしたいね〜。

9/29 15:28

ついた、ヤット。

9/29 15:42

お疲れさんと言いたいけれど、まだ下山に1時間はかかる、とほほ。

撮影機器：

TG-1 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 11 Apple

感想

リカロJP🐶

この日のお休み2日間には、昨年計画するもいけなかった針ノ木〜種池への紅葉周回を当てていました。しかしながら、「小屋休業だけじゃなく通行止」との情報をいただき中止。
その代案として、考えたのがこの山行です。
日向八丁尾根はtekutekugoさんのレコを見て、行ってみたいと思ってました、日向山も未登頂だし。
鋸岳は、著名なお山で南ア唯一の未登頂峰。最近は釜無川から長い崩壊林道を辿って、日帰りする方が多い。その計画も立てたのですが、鹿窓も行きたいし、2日間の休みだし。
そこでひねり出したのが、この山行でした。
結果、"ひねり出した"にも関わらず、大変充実した(好天無風の天空のビバーク、ブロッケン)、かつ反省の山行となりました。

第2高点から大ギャップ、鹿窓、小ギャップ、第1高点に至るルートは、ルートファインディングがむづかしく、何度かGPSで自分の方向を確認する次第でした。
やはりこう言った難ルートは前もって予習し、地形図で頭に叩き込んでおく必要があると痛感させられました。
実は、地形図を購入に行ったが売り切れで、断念。
以前は、初見の山域は必ず地形図を買っていたのに、、、、、。

このルートをピストンしたため、大岩山の長大な鎖場、鹿窓の鎖場、小ギャップの二つの鎖場、計4カ所の長い鎖場を往復することとなりました。こんなの初めての経験です。腕に身が入って痛い、腕の筋肉痛です(^_^)。もうしばらく鎖場は遠慮します〜。

日向八丁尾根、はテク姉さんのレコをトレースしました。ありがとうございました。
鋸岳核心部については、yama-ariさんのレコを参考にすれば良いでしょう。地形図画像付きの決定版だと思います(もう少し早くレコをアップしてくれれば、、、、^_^)。

コメント

tekutekugo

晴れましたね
やった〜〜〜〜
烏帽子からの甲斐駒と鋸、カッコよかったでしょう？
紅葉も混じって、最高ではないですか。
青空、ブロッケン、モルゲン・・・
文句なしですね。
奈落も楽しめたようで・・・・
ま、あそこの奈落は鋸に比べりゃお遊びレベルですが、あんなに長い下降もなかなかありませんよね。

あ、そうだ、今日やっとダイソーのメスティン入荷してるの見つけたので、買ってきて、早速白米たいてみました。固形燃料一個で美味しく炊けましたよ。
次はisodaさんお勧めの魚系缶詰使って炊き込みご飯してみますね

リカロJP🐶

長い鎖場と言えば、
74m、33m、65m、68mの4本の鎖場があるお山があります。鎖が恋しくなったらここに行きます。ここを除けば、最長の鎖場(ワイヤーロープ、ロープ含む)で間違い無いかもです。

ノコギリは、ルートファインディングが、肝だと思いました。大ギャップと鹿窓間は、どちらから行っても間違えると、、、サヨウナラの可能性有りですね。崩壊もドンドン進んでるし。
そもそも、ルンゼとルンゼ状のガレ場を渡り歩くルートなんて、いやはやデス。