唐松〜五竜 で今シーズンを締める
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- GPS
- 11:59
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,167m
- 下り
- 2,108m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:18
- 山行
- 4:06
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 4:49
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
下山後は 五竜ゴンドラ〜シャトルバス〜八方ゴンドラ〜アルペンクワッドリフト で車回収 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは明瞭です 唐松頂上山荘直後の牛首の鎖場と五竜山頂直下の岩場は慎重に 高度感ありますが、手掛かり・足掛かりはあるので三点確保を確実に実行すれば問題ない感じ。 どちらもそれほど長い距離ではないので、集中しましょう。 |
その他周辺情報 | 五竜〜八方のシャトルバスは土休日限定の運行ですが、黒菱に車回収に行くにはコストパフォーマンスいいです。 シャトルバス(1回300円)、八方ゴンドラ(970円)、アルペンクワッドリフト(320円)で乗継を含めた所用時間は約1時間。 私は車の回収に使いましたが、同じバスに乗った方は五竜に駐車し、バスで移動後八方から登り最後は五竜に下山するというコースを選択されています。どちらもアリですが、土休日運行を考慮して上手に使うといいと思います。 なお「八方インフォメーション」から「八方ゴンドラ」の間はバスでも10分ですが、これはいろいろ立ち回るからで、歩いても10分です。バス乗継だと500円になります。 |
写真
ビニールシートで仕切ってあります。
通常なら8人ぐらいは入れるのかな?と思います。
ちなみに、直接布団や枕に触れないようなインナーシーツやシュラフカバー等を持参のこと。
ほかに和室もありますが立ち入っていません。
氷河らしい。
これ以降ペースが上がり、最終的にはアルプス平到着が9:35。なんとか「9:50」のシャトルバスに間に合いました。そのためこの後は写真がありません。
感想
シーズン締めくくりにと、天候も体調も未定のままで山行を決めていましたが、2日はピンポイントで好天。
八方尾根も遠見尾根もゴンドラで標高を稼げるのですが運行開始がどちらも8時以降となるため、車で黒菱まで上がれる八方を起点としました。なお、駐車場からの黒菱リフトは営業開始前なので歩きますが、これはかなりの急登です。きつい。
木道は霜が降りており、滑ります。
それはともかく青空の下、スタートから右手に白馬三山、左手に五竜・鹿島槍を見ながらの山行です。いや もうこれは「満足」としか言いようがありません。
振り返れば火打・妙高・高妻。向こう側を登った時の記憶がよみがえります。
八方池は微風でさざ波状態。おおきなカメラを持った方が「気長に待てば収まるときがありそうだ」と。
不帰は鋭鋒の連続。間近に見るのは初めてですが、私の実力を越えていることは一目瞭然。
八方尾根を登りきると、今度は黒部川をはさんだ反対側にある立山連峰が見えます。
メインディッシュが「てんこ盛り」状態。
唐松岳頂上山荘前で行動食の大福をいただきながら見とれた剱には、もう何も言えません。
ずっとそうしていたかったのですが、宿泊は五竜の方なので、あまり長居もできません。
そして初日の難所「牛首」の鎖場。靴幅程度の足場で「横這い」状態で通過する個所は集中を求められました。ただしそんなに長くはない。むしろ不用意に体の向きを変えると、背中のザックが岩に当たり、反動で自分が意図しない方向に体がもっていかれる時があるので、手掛かりの保持を忘れないことだと思います。
五竜山荘には13時過ぎに到着。12時頃までに着けば、その日のうちに山頂を踏むことにしていましたが、ちょっと遅れたことと、バテていたことで、初日はここで終了。
なお、交換用の乾電池とスマホ充電池を車中に忘れるという失敗がありましたが、スマホは五竜山荘で充電可能、(機内モードに切り替えたので、充電しなくても下山まで十分持ちました)。乾電池は唐松岳頂上山荘では「ない」と言われましたが、五竜山荘では単三1個100円で販売していただけました。
同じ棚の方が「あしたご来光見に行きませんか」とお誘いいただいたので、日の出(5:42)の1時間前に出発。
アタックザックだけで登り、荷物の始末は戻ってきてからにしようと考えていましたが、4時には点灯し皆さん起き出したので、出発前に片づけができました。これが結果としては早いバスに乗れた大きな要因だと思います。
出だしは月夜。前日が中秋の名月なので「十六夜」になりますが、ちょっと雲も流れており、風は冷たそう。
ザレ・ガレの足元、ヘッドランプでは石の状態がややわかりづらい。難所になる前に少しは明るくならないかと心の中で案じる状態です。
岩場は手足を駆使、「三点支持」を心の中で連呼しながら。でも、どの岩を手掛かり・足掛かりにしようかと思いながら登ることは、結構楽しいことです。
なおこの箇所、下山時は後ろ向きに下りました。
そうこうしているうちに気付けば難所は通り過ぎ、山頂部はややなだらかに。
ちなみに山頂は後立山連峰の主稜線からわずかに富山県側に入り込んだところになっています。
ギリギリでご来光に間に合い、高層の雲と下層の雲の間からの日の出となり、上下の雲に当たった朝日のオレンジが広がります。
立山連峰、白馬三山、鹿島槍、そして槍穂。北アルプスにいる満足感。
富士も案外大きくみえました。
トイレに行きたくなったこともあり、先に失礼し、下山にかかります。
早いバスに乗れないかとも思っていたのですが、途中の大遠見まではコースタイム程度でしか歩けておらず、あきらめかけていました。
中遠見あたりからはゴンドラ利用の方と対向するようになり、小遠見を巻いたあと、9時過ぎに「アルプス平まで45分」の標識を確認。ここで「頑張って9時半にゴンドラに乗れば、9:50のシャトルバス」が見えてくる、と思い、そこからはひたすら下ります。地蔵の頭から下では展望リフトを横目に走りながらの下山となり、9:35にアルプス平に下山。
なんとかバスは間に合いました。
この間、写真は一切なし。
ようやくホッとしたのは八方ゴンドラに乗ってから。草を食む牛さんを見てからですね。いやー大満足です。
さて、今シーズンの大遠征は今回が「締め」。比較的天候に恵まれ、逃したのは平ヶ岳ぐらいですかね。
これからは近隣府県までの範囲での山行に移ります。
そして、来年の遠征検討も。それはそれで、楽しみですね。
お天気に恵まれたのは日頃の行いの良さですかね。
夏から秋にかけて、ことごとく台風や大雨で計画が流れた年もありました。今年は運が良かっただけです。
ただ、特に唐松の方はちょっと人が多かったように思いました。
どちらかというと、もう少し静かに歩く山歩きの方が好きです。
今年は自粛明けもあり皆さん一斉に山に行かれたようですね。ニューノーマルってまだまだ落ち着かない感じです。静かな山いいですね。少しづつ楽しみたいものです。
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