ブンリンさん訪問〜せっかくだから蓼科山
- GPS
- 09:55
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 1,550m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:45
天候 | ガス〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
チェストバッグ
長袖シャツ
長袖インナー
レインウェア
タイツ
帽子
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ザック
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
ラジオ
ツェルト
ストック
ナイフ
非常食
行動食
ドンジョイ
トランシーバー(VX-3)
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感想
今季から松本の山とスキーのお店ブンリンさんにお世話になることになった。
新板購入からビンディングのセッティングまで、ブーツも預けなければならないし。
で、土曜日はどうせ雨だし、ご挨拶がてら訪問。
したらば、滅多に行かない信州方面、翌日曜日は天気回復だし、せっかくだから界隈の山を登ろうか、と。
どこ登ろうかと地図を眺める。
蝶常念はロング過ぎる、八ヶ岳周回は林道に車入れるか未確認、と蓼科山が目に留まった。
今までノーマークだったが、そういえば先週sumi8848さんが登られたものの、体調の問題でショートされたレコを拝見したな、と。
sumi8848さんの当初の計画はどんなでしたっけ?と確認したら、蓼科山〜双子山〜北横岳とサーキット。
ヤマプラで計画組んだら9.5時間(0.85位)
行けそうね、ということで決定。
少し気になる点もあったから本チャン用の靴を選択。
土曜日は現地入りしたら早目の就寝とした。
山行前夜の車中泊ではスマホで翌日のルートを再確認するのがルーティンになっている。
そこで、やはり計画に違和感を感じる。
距離と勾配の割に設定タイムが長いのだ。
今までの感覚だと、この条件なら8〜9時間といった印象だが設定では9.5時間となる。
これは何かある…。
体調も万全でないので出発を早めることにした。
朝、5時スタートの所を4時15分に出発。
この45分のマージンで心に余裕を持てるはずだ。
登山口はわかりやすく、バス停前だ。
最初は緩やかな森を行く。
次第に勾配がきつくなっていくが、急登に喘ぐほどではない。
ルート図から伊吹山と同じ位のイメージでいた。
降雨は無いが、昨日までの雨とガスの中であり下草がバッチリ濡れている。
レインウェアのパンツを穿き、上はウインドブレーカーを着る。
辺りが少し明るくなってきたので周囲を見渡す。
背後には台風の影響で雲が残っている雲海に浮かぶ八ヶ岳の峰々。
「振り返ればヤツが居る」か…と昭和生まれ丸出しのネタを思い付く。
蓼科山への登りが終盤になり、足元がゴーロになった頃にはすっかり日が昇っていた。
展望が良くなったので立ち止まり見渡すと、見事な雲海に名峰の峰々が浮かび、大海原に島々が並ぶようだ。
そして東から流れる滝雲。
今年一番の絶景を楽しんだ。
程なく蓼科山山頂に至り、行程を進める。
体調はどうやら問題なさそうだ。
一旦大河原方面に降りて双子山〜双子池を目指す。
ここは樹林帯の中を行く楽々ルートだった。
しかし、東側に回り込んだこともあり、ガスが濃くて湿り気が多い。
とは言え、レインのジャケットを着る程でもなく、身体も暖まっていることからウインドブレーカーさえも脱いだ。
それで平気だったのは今季から使い始めたメリノウールTシャツを着ていたからだ。
モンベルのジオラインLW長袖の上にメリノTシャツを着ると体幹の温度調節がオートマチックだ。
アンダーはFTのドライなので尚更だ。
衣類が湿っても全く問題ない。
他の登山者がレイン上下を着こんでガサガサいわせている中、スリムな姿で軽快に行動出来た。
双子池を通過するとルートの様相が変わった。
森が濃く足元は苔に覆われ踏み跡が不明瞭な箇所もある。
あまり歩かれていないな…と感じる。
暫くすると大岩が積み重なる箇所を乗り越えるルートになる。
ここでコースタイムの違和感の原因がわかった。
ここが核心部になるな、と慎重に進む。
落ちても数メートルなので怪我で済むハズだが、岩も木の根も濡れていているので緊張感を持って進んだ。
登りならまぁまぁイケるが、下りでは使いたくないルートだった。
程度は「ヘルメット持ってたなら被った」くらいである。
しかしキビシイ斜面にもご褒美があり、一本だけ見事に色づいた木(ニシキギ?)があり足を止めて鑑賞した。
天狗の露地で一人スライドした。
ここを通過した後は足元が楽になり、先程スライドした登山者は登山道の様子を知って進んでいたのか気になった。
更に進むと大きな三脚を手持ちで降りてくる人に出会った。
流石にお声掛けをすると、初めてのコースだとの事。
三脚はザックに仕舞えるとの事だったのでお気をつけてと見送る。
大岳分岐で大岳ピストンを迷ったが、この時点でまだ行程の半分ほど。
後を考えて今回は見送ることにした。
ここから北横岳へのルートは多少、岩が張り出していたりするものの足元に問題ない。
それもあってか数組の登山者が向かって降りてくる。
少々気になる様子の方には(セーターにスラックスの方とか)お声掛けして注意を促すが所詮登山は自己責任、「お気をつけて」だけである。
しかし、一組だけはお節介を焼いた。
小学校低学年位(3年生くらいかな?)のお子さんを含んだ数名のパーティー。
お子さんの足の長さであの岩セクションは下りれない。
抱えて降ろす事になるだろう。
男性主体のパーティーだったのでイケるかもね?と思ったが、大岳までのピストンを提案した。
一夜明けて今でも、正しいアドバイスだったか判断しかねるが、オッサンのお節介をお許し願いたい。
北横岳山頂に至るとそこは私が思うに地獄絵図だった。
多くは書かないが、逃げるように後にする。
ここから亀甲池、天祥寺原を経由して登山口までは消化試合のような物で、淡々と歩を進める。
紅葉が「うわぁ…」と感動するような物が無かったのが少々残念だが、思いのほか歩き応えのあるヤマとなった。
帰路、渋滞にのまれて帰りが遅くなったが滅多に行かなかった東方面にも良い山があるなと認識する良い週末になった。
コメント
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land-raiderさん こんにちは!
私のプランは はっきり書かなかったのですが、かつて冬に歩いた蓼科山ー双子山ー大岳ー北横岳ーロープウエイ山麓駅(ロープウエイ代をケチって徒歩で下山 w )
あとはスズラン峠駐車場まで徒歩という行程でした。
危険な個所はありませんでしたが、道路を歩くのが一番つらかったのを記憶しています
landさんの歩いたルートの方が間違いなく静かで魅力的です。
滝雲の写真、好きです!
山は天気もピーカンよりも悪天から好天へ変わる瞬間に感動的な姿を見せてくれますね
レコ、楽しませて読ませてもらいました
sumi8848さんコメントありがとうございます。
10月は一年で最も楽に山に登れる頃ですが、それでも昨日のルートはまずまずのボリュームでした。
そのルートを冬季にとは流石です。
舗装路に出た後の戻り行程は地味にキツイですよね。
昨日は1.3kmだけでしたが、最後にじわじわとヤラれました。
もしも次に同じ入山口下山口を使うなら、竜源橋の駐車場に停めて朝イチで舗装路登りでウォームアップするプランにしようと考えながら歩いていました。
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