記録ID: 2671205
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
にょほほーな美・女峰山で今季初の氷花と雪華❄
2020年10月24日(土) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:02
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,463m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 10:03
距離 14.2km
登り 1,463m
下り 1,462m
16:35
天候 | 曇り のち 快晴 のち 曇り のち 小雪 のち 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅〜一般道(R129・R16・R4・R119)〜道の駅うつのみや※1〜R119・栃木169〜霧降高原第一駐車場 【駐車場】 霧降高原・第一駐車場 (無料・離れを合わせて50〜60台?) (トイレは夜間閉鎖だが離れ駐車場は24時間OKでキレイ) 【復路】 霧降高原第一駐車場〜栃木169〜日光市内※2〜R119〜道の駅うつのみや※3〜R119・R4〜上三川あたり※4〜地方主要道・R50〜水戸市内※5 (翌日は、愛宕山をちょろっと回って帰宅) ※1:mappe035と合流。 ※2:温泉。 ※3:mappe035と解散。 ※4:ここでmappe035の車に忘れ物をしたことに気が付く。 ※5:mappe035宅で回収。そのままドライブインで車中泊。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【霧降高原駐車場(a)〜△小丸山(b)】 ひたすら階段を真っ直ぐに登る。 都市部の公園のような階段なので歩きやすいが、変化がなんもないだけ1445段は飽きるね。 階段を登り終えて、鹿避けの回転扉を潜ったら、すぐにノッペリな小丸山に至る。 【〜△赤薙山】 笹に包まれた太めの尾根上を登る。枝道が幾重もあって、さながら彷徨いの遊歩道。 尾根が少し狭まり始めたら、灌木の紅葉と笹の尾根が相俟って、秋色の傑作画の世界。 コメツガの樹林帯に入ると急登になり、火山の象徴のような大岩たちが現れ始めて、祠のある赤薙山ピークに至る。 【〜奥社跡(c)〜△独標(d)】 岩稜尾根を下り、コルからの登り返しも岩稜系。 樹間の小ピーク広場が奥社跡で、再び下って岩と木々(シラビソ主体に変わる)に包まれた一理曽根と呼ばれる小刻みな岩稜尾根筋を行き、ゆるりと登り返したガラのポッカリ空間が独標ピーク。ここは女峰連山の眺めが良いが、往路はココまでガッスガスだった。 【〜△女峰山(e)】 ガレた急斜面を下り、太いダケカンバの神秘的なコルからシラビソの森を登り返す。途中に水場の分岐があり、20m先で冷え冷えの沢水が飲める。 この頃からガスが薄まり始め、クリームソーダのような空からコバルトブルーのピカピカの蒼天になる。 樹林の尾根がアップダウンとなり、ガラや岩稜剥き出しになると下側のダケカンバが霧氷で輝き、足元のハイマツも氷化粧。 尾根はヤセ&急になり、山腹のルートはロープ場の岩稜登りをクリアすると、すぐに三角点広場となり、その先に女峰神社の社と尖ったピークが見え、そこに立つと日光ファミリーの山々が一望できる大絶景に会える。 【〜△専女山(f)〜△帝釈山】 本日のメイン区間。少々危ない雰囲気なのと、ビビリンボー&ビビリンボーなので、相方とシュリンゲで繋ぐ(それぞれ120cmを腰でセルフビレイ状に巻き、お互いを180cmで繋ぐ)。 女峰ピークからは岩肌のガレた急斜面を下るので、リードは岩稜歩きやバリルート経験者向き。山頂直下へ降り立つと横歩きは僅かで、ヤセ尾根直下のトラバース・リッジ跨ぎが続き、小さな岩稜ピーク”専女山”の直下に至るが、岩上の山頂標が十字架に見えて、なんとも戦慄的である。 この専女山の頂との標高差は僅か3〜4mだが、90°近い岩稜を直登するように見え、鎖も直下から2本ぶら下がっている。登って気が付いたが、西側にステップするための切れ込みがあるいので、鎖のうち1本は切れ込みへのステップ用で、もう1本が山頂へのガイド用のようだ。ただ、ステップ側は岩を抱く幅が広く、足場を踏み外すと真っ逆さまなので安心はできない。 専女の頂で振り返ると、女峰山のピークが茶色い尖塔のように聳えているのが、なんともカッコイイ。 そこからもヤセ尾根筋ルートと直下トラバースを繰り返し、帝釈山直下で急登を登り切れば、日光ファミリーの長男が眼下に見え、ファミリー全部が見渡せる。 父=男体山 母=女峰山 姉=大真名子山 妹=小真名子山 弟=太郎山 【〜(f)〜(e)】 帰路はおさらいので、さほどのブルブルは無いが、再びシュリンゲ列車で戻る。 ビビリコンビは、怖いはずの下り調のほうがなぜかスイスイ。 女峰の急斜面・ガレ場の登り返しは慎重を期して「ハイ!」「ハイ!」の確認掛け声で這い上がったら、ノーマルな登山者たちにとっては新鮮だったみたいであんぐり顔。 ちなみに、ここの山では初級の登山者を見かけなかった。この季節にココを選ぶのはヘ●タイさんらしい。 特に、今市〜女峰山往復50kmのトレラン兄さん(30歳)は格別。写真を撮りたかったなー 【〜(d)】 「岩下りを終えるまでは集中力持続のために満腹はNG!」とのmappe035の強い意志により昼飯はお預けだったので、ランチは水場のちょい上あたりのシラビソの森にて。シャリバテしたので、戦闘中の食事のように一気に(^◇^; 独標ピークへの登り返しはガラ場急登なので、ご飯あとにはキツかった。 【〜(c)】 同じ道なのに、なぜか超長く感じた。 こんなにアップダウンあったかな?と。 【〜(赤薙山は巻く)〜(b)】 やはり長く感じる。 赤薙へのラストアプローチは、その峻険な岩稜が見えるので威圧感がある(登るのは難しくない)。 山頂の寸前(50m)で巻き道分岐があり、巻く意味がなさげだが、同じ道を行くのも何なのでそっちへ。 コメツガの濃い森で、時々段差のあるトラバース調の道は、往路の尾根筋に合流する。 ここから、小丸山への下山ルートも登るときよりも長く感じる。幾筋もの枝道があるので、くねくねしているうちにそう感じるのかも。 【〜(a)】 階段トトトであっちゅーまに下る。 到着とともに雨が降ってきた。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 日光街道(R119)から分岐したあとは何もない。 【温泉】 温泉保養センター・日光温泉 (市営につき、市外在住420円、市内住民200円) (アメニティは石鹸のみ) |
写真
【女峰山ピーク】
たまらん天気だなー(^○^)
主尾根に乗ったら消え始めたガスは、ピーク到着時には下界の雲海になっていた(^^)
右のオジサンが男体山の一部を隠していますが、彼は先着で1人で休んでたところに我々が来たから片付け中。むしろ、迷惑だったのは彼のほうなので、ごめんなさい。
たまらん天気だなー(^○^)
主尾根に乗ったら消え始めたガスは、ピーク到着時には下界の雲海になっていた(^^)
右のオジサンが男体山の一部を隠していますが、彼は先着で1人で休んでたところに我々が来たから片付け中。むしろ、迷惑だったのは彼のほうなので、ごめんなさい。
【女専山の肩】
下り終えてホッと・・・
実は、右側にステップするための切れ込みからも下れる。
ただ、ステップする岩は幅が広く、足場を踏み外すと真っ逆さまなので安心はできない・・・(^^;
下り終えてホッと・・・
実は、右側にステップするための切れ込みからも下れる。
ただ、ステップする岩は幅が広く、足場を踏み外すと真っ逆さまなので安心はできない・・・(^^;
装備
個人装備 |
ザック:チャチャ35
靴:ツォロミー2
|
---|---|
備考 | 相方がYAMAPへアップ! ママもビックリしただよ😲女峰山、帝釈山ピストン https://yamap.com/activities/8269708 #ヤマップ |
感想
『にょほほーな美・女峰山で今季初の氷花と雪華❄』
10/24(月)は、不思議な天気の移り変わりの中、天空の宝石箱を歩いた気分に浸りました(^O^)
この日、予報は晴れ。
ガッスガスの早朝、「あるんじゃないの〜」で祈るような気持ちで出発。
雲と晴れ間のせめぎあいの中、主脈に取り付いたら、なんと!(^O^)
主脈を去ったら、ガスさんたちがやってきて、帰りの尾根では粉雪がパラつき、下山したら雨がシトシト・・・
いやはや「ツイてるね〜 持ってるねー」な山行でした(^O^)
【山行記】
満点の星空は、夜明けとともに靄の中
長い長い階段の先は、白い空が渦巻いてる
笹の丘は霞でシーンとしてたのに、
葉たちがピカピカと笑い始めたら、
雲のぽっかりにオヒサマが朝のご挨拶
岩稜の尾根は、湧き上がってくる雲の中
長い長い一里曽根は、冷えた空気が上がっていく
ガラ場のピークはひっそりしていたのに、
シラビソたちが手を振り始めたら、
幕が開くように蒼い空が歓迎のご挨拶
錐のような主脈は、白刃の樹たちの上
長い長い尾根道は、煌めきたちが騒いでいる
ピラミッドの上は寒さたちが舞ってるのに、
日光の親子たちがピンとして居並んだら、
うれし過ぎる山並みたちが笑顔のご挨拶
ヤセた吊尾根は、ギザギザの岩稜の上
長い長いナイフは、絶景に向かって伸びている。
美・女峰山たちは蒼天の空間だったのに
ダケカンバの森でひんやりを感じたら、
粉雪が舞ってきて冬が来るよとご挨拶
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:457人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する