【日本百名山 No.33】剣山から三嶺 晩秋の四国山稜


- GPS
- 27:46
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,691m
- 下り
- 2,158m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:13
天候 | 一日目 晴れ 二日目 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
名頃~剣山のバスは本数が少ないので要注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
丸石から西はところどころ笹が登山道を覆い,しばしば見えないところあり。注意。トラバース個所で足を踏み外しかけた。 白髭避難小屋は人で溢れかえっていた感じ。テントも20張り以上あったと思う。テントを張るのに適した場所は多くないので,早めに着いた方が吉。水場は結構ヘビーな場所にあるので,要注意。 |
その他周辺情報 | ラ・フォーレつるぎ山で入浴。少々狭いが非常に清潔で気持ちよかった。500円は実にお得! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル冬
ズボン
靴下
グローブ
防寒着(ダウン上下)
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
テント
シュラフ
シュラフカバー
マット
トレッキングポール
コッヘル
バーナー
サーモスボトル
浄水器
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感想
晩秋という微妙な時期にどこに行くか悩みに悩んだ挙句,ずっと行きたかった剣山~三嶺縦走をチョイス。百名山ハント活動,節目の33座である。
夕刻京都を出発。信州より近いし余裕とか思ってたら,徳島自動車道が夜間通行止めで一般道をひた走り,その後に夜のR438を走るという罰ゲームで幕開け。駐車場には23時20分頃辿り着き,すぐさま眠りにつく。
翌朝4時30分起床のつもりが少し寝過ごし,出発は7時前となる。神社の奥から出発。今回,上半身は網シャツ,薄手のジオラインにソフトシェル,下半身は秋冬ズボンを用意,行程中,ほぼこの組み合わせで行けたので正解だったかと思う。
体に馴染まないテント泊装備を背負ってジャンジャン人に抜かれつつ歩く。西島駅からは皆さん大剣神社を目指されるが,ワタクシは時短のため尾根コースを選択。まだ場所によって霜が降りていて,冬の訪れを感じさせる路面だった。思ってたよりあっけなく頂上山荘に着いたものの山頂付近は暴風。山頂標識と三角点の写真だけ収め,次郎笈に向かう。
山頂直下から見る次郎笈の姿は,何度も写真やwebで見たそれの256倍くらい素晴らしく,だがしかし,そこに至るまでの道のりも1024倍くらいハードそうであった。当初は次郎笈のピークも踏むつもりだったが,重装備で寄るにはいささか厳しそうなので,トラバースすることにする。いつかあのピークにもチャレンジできるだろうか。
こちらの縦走路に入ったら人も少なく・・・なるのかと思っていたが,そうでもなく,すれ違う人,抜いていく人が結構いる。皆様軽装なので,かずら橋の方に降りられるのだろうか。しかし,三嶺は遠い。当初,一日目に三嶺まで行ってヒュッテでテン泊できればいいな,とか思ってたんだが,そんなん絶対無理だと背中でザックが喚きまくる。
丸石のピークを過ぎ丸石避難小屋を超えると,流石に人は少なくなるが,それでも時折すれ違いをする。四国の皆様に広く愛されているヤマなのだなと再確認。高ノ瀬手前の急登で精魂使い果たし,頂上でランチパックで腹を満たす。気を取り直してザックを背負い,40分に1回のペースで休みを入れつつ14時,白髭避難小屋到着。既にテントがいくつも張られており,慌ててスペースを探す。一面の笹原だが,所々ぽっかり空いたスペースがあり,運よくゲットできた。その後も結構なテント泊組が来訪され,最後の方は笹原の上に張られていた。シーズン最後の盛況というところか。
テントを張って残りの時間は棒ラーメンを食し,インスタントコーヒーを飲み,水場に補給に行って死にそうになり(ここの水場はこの行程の核心部),夜はパスタを食って寝る。空には満月が上がり夜も明るかった。夜半から風が強まる。
翌朝4時30分起床。5時に食事を終え撤収し(どんくさいので40分くらいかかった)。夜露を吸って重いテントをビニール袋に突っこんで出発。同時期に二人の出発者がいたが,あっという間に見えなくなる。ヘッデン頼りの笹の道は時折迷い相違なったものの,そのうち空が白み始め,だがしかし今日は曇り基調のようである。
いくつものピーク越えで心を折られつつようやく三嶺への最後の登りに取り付く。大きな岩が上の方にあり,山と高原地図のガイドに書いてあったトラバースする岩だなと思いながら,辿り着いてみると,ここからしばらく鎖が張ってある感じの場所で,重装備で行くにはなかなか辛かった。で,ようやく三嶺に到着してみると,前日の剣山同様,ここも超暴風で立っていられないくらいである。早々に登頂証拠写真だけ収め,下山。
三嶺ヒュッテ前では多くの登山者とすれ違った。皆さんお泊りだったんだろうか。ガイドブックには「山頂から駐車場まで2時間10分」と書いてあった。ヒュッテ出たのが8時10分,バスは10時33分。余裕じゃん,と気を緩める。途中何度か休みつつ結構ぎりぎりになるな,と少し焦り,それでも林道合流点に9時50分に着いてあと30分なら大丈夫,と安心したところで
ルートミスする。
林道から再び登山道に戻るポイントを見過ごして林道をかなり進んでしまう。GPSで気が付いて走って戻り,分岐に着いたのが10時10分。コースタイム30分のところを20分で降りなきゃいけない。いやあ,いざとなると15kg背負っても,人間走れるもんですね。バス停に辿り着いたのは10時33分。幸いバスは遅れていて,何とか乗り込むことができた。はー,しかし明日になったら,脚の筋肉,いったいどうなってるんだろう。
というわけで,これで中国四国の百名山踏破は完了(三座だけど)。九州と宮之浦をいつ片付けるか。甲州,上信越方面もそろそろ視野に入れねばなるまい。ところで,何でワタクシは100名山踏破とか目指してるんだったっけ?
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