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Yamareco

記録ID: 2696954
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国剣山

【日本百名山 No.33】剣山から三嶺 晩秋の四国山稜

2020年10月31日(土) ~ 2020年11月01日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
27:46
距離
23.0km
登り
1,691m
下り
2,158m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:32
休憩
0:41
合計
7:13
6:57
45
7:42
7:54
12
8:06
8:06
19
8:25
8:26
7
8:33
8:35
106
10:21
10:21
32
10:53
10:53
52
11:45
12:11
94
13:45
13:45
25
2日目
山行
4:16
休憩
0:33
合計
4:49
5:44
57
6:41
6:42
59
7:41
7:54
11
8:05
8:15
3
9:07
9:08
42
9:50
9:51
20
10:11
10:11
18
10:29
10:30
3
10:33
ゴール地点
天候 一日目 晴れ
二日目 曇り
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
徳島自動車道,夜間工事がありますので通行注意。R438は,ワタクシが体験した「登山口までの道」の中でトップクラスの手強さ。40匱紊龍江路。行かれる方,ご注意を。
名頃〜剣山のバスは本数が少ないので要注意。
コース状況/
危険箇所等
丸石から西はところどころ笹が登山道を覆い,しばしば見えないところあり。注意。トラバース個所で足を踏み外しかけた。
白髭避難小屋は人で溢れかえっていた感じ。テントも20張り以上あったと思う。テントを張るのに適した場所は多くないので,早めに着いた方が吉。水場は結構ヘビーな場所にあるので,要注意。
その他周辺情報 ラ・フォーレつるぎ山で入浴。少々狭いが非常に清潔で気持ちよかった。500円は実にお得!
出発。もう空は明るい。
2020年10月31日 06:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 6:51
出発。もう空は明るい。
神社の中では神主さんがなんか祝詞を上げておられた。
2020年10月31日 06:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 6:57
神社の中では神主さんがなんか祝詞を上げておられた。
ん?アレがラスボスかね?
2020年10月31日 07:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 7:00
ん?アレがラスボスかね?
2020年10月31日 07:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 7:01
素通りでスミマセン。
2020年10月31日 07:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 7:05
素通りでスミマセン。
2020年10月31日 07:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 7:12
おお,霧氷付いとるね!
2020年10月31日 07:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 7:54
おお,霧氷付いとるね!
やっぱすげえわ,四国山地。
2020年10月31日 07:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 7:54
やっぱすげえわ,四国山地。
オベリスクみたいなのが見えるのはなんじゃろ?ついでにはるか向こうに見えるのは大峰だろうか?
2020年10月31日 08:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:04
オベリスクみたいなのが見えるのはなんじゃろ?ついでにはるか向こうに見えるのは大峰だろうか?
霧氷近景。手前の葉っぱとか,ちゃんと構図考えて撮らんとあかんよ。
2020年10月31日 08:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:25
霧氷近景。手前の葉っぱとか,ちゃんと構図考えて撮らんとあかんよ。
本日の「逆光は勝利」
2020年10月31日 08:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/31 8:27
本日の「逆光は勝利」
山頂直下の大岩。ゆっくり見たかったが,暴風で寒いのである。
2020年10月31日 08:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:31
山頂直下の大岩。ゆっくり見たかったが,暴風で寒いのである。
かろうじて残っていた霧氷。
2020年10月31日 08:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:33
かろうじて残っていた霧氷。
まあね,いわゆる一つの勝利ですよ,ええ。
2020年10月31日 08:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:33
まあね,いわゆる一つの勝利ですよ,ええ。
登頂証拠写真。
2020年10月31日 08:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:38
登頂証拠写真。
いろんな三角点を見てきたが,しめ縄してあるのは初めてぢゃ。
2020年10月31日 08:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:40
いろんな三角点を見てきたが,しめ縄してあるのは初めてぢゃ。
そう,ワタクシはコレを見に来たのだ。
2020年10月31日 08:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/31 8:44
そう,ワタクシはコレを見に来たのだ。
実物はこの写真の512倍カッコいいからみんな見に来てね!
2020年10月31日 08:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:44
実物はこの写真の512倍カッコいいからみんな見に来てね!
2020年10月31日 08:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/31 8:46
嗚呼,やっぱピークハントすべきだった。
2020年10月31日 08:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:56
嗚呼,やっぱピークハントすべきだった。
剣山からの下り。結構劇的に降ります。
2020年10月31日 08:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 8:56
剣山からの下り。結構劇的に降ります。
2020年10月31日 09:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:01
山頂ルートとトラバース路の分岐点。ワタクシは日寄ってどらバースへ。
2020年10月31日 09:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:18
山頂ルートとトラバース路の分岐点。ワタクシは日寄ってどらバースへ。
行く道がずっと続いておる。
2020年10月31日 09:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:20
行く道がずっと続いておる。
ええとこれはどこだっけ?
2020年10月31日 09:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:30
ええとこれはどこだっけ?
色づく深い谷。
2020年10月31日 09:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:33
色づく深い谷。
大峰,八経ヶ岳辺りと似た雰囲気。
2020年10月31日 09:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:39
大峰,八経ヶ岳辺りと似た雰囲気。
2020年10月31日 09:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:39
まあこの独特の光景も,所詮は鹿の仕業なわけだけど。
2020年10月31日 09:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:39
まあこの独特の光景も,所詮は鹿の仕業なわけだけど。
色鮮やかな木々をもうちょっとうまく切り取れないものかと。
2020年10月31日 09:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:49
色鮮やかな木々をもうちょっとうまく切り取れないものかと。
2020年10月31日 09:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 9:57
2020年10月31日 10:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 10:05
丸石三角点。
2020年10月31日 10:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 10:26
丸石三角点。
山頂はなんか賑わってた。
2020年10月31日 10:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/31 10:26
山頂はなんか賑わってた。
この先から樹林帯となる。
2020年10月31日 10:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 10:41
この先から樹林帯となる。
丸石避難小屋。すでに何人かくつろいでおられた。
2020年10月31日 10:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 10:59
丸石避難小屋。すでに何人かくつろいでおられた。
2020年10月31日 11:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 11:11
2020年10月31日 11:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 11:15
2020年10月31日 11:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 11:15
高ノ瀬手前の激登りで疲労はピークに達する。
2020年10月31日 11:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 11:49
高ノ瀬手前の激登りで疲労はピークに達する。
どこを見ても絵になる風景が続く。
2020年10月31日 11:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 11:49
どこを見ても絵になる風景が続く。
かなり近づいてきたがまだまだ。
2020年10月31日 12:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 12:13
かなり近づいてきたがまだまだ。
太平洋が望める!
2020年10月31日 12:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 12:38
太平洋が望める!
2020年10月31日 12:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 12:57
2020年10月31日 13:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 13:00
2020年10月31日 13:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 13:01
2020年10月31日 13:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 13:13
2020年10月31日 13:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 13:17
2020年10月31日 13:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 13:45
2020年10月31日 13:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 13:49
変わった名前だがどういう由来何だろう。三角点もあった。
2020年10月31日 13:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
10/31 13:49
変わった名前だがどういう由来何だろう。三角点もあった。
ようやく小屋が見えたが,既にテント張ってる!
2020年10月31日 14:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 14:10
ようやく小屋が見えたが,既にテント張ってる!
這う這うの体でなんとか場所確保。モンベルのテント,一時期ほど勢力無くなってきた気がする。
2020年10月31日 15:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 15:45
這う這うの体でなんとか場所確保。モンベルのテント,一時期ほど勢力無くなってきた気がする。
夕刻のラスボス。
2020年10月31日 16:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 16:25
夕刻のラスボス。
ホレ満月ぢゃ!
2020年10月31日 17:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
10/31 17:37
ホレ満月ぢゃ!
二日目の朝。朝もやというには少し濃い。
2020年11月01日 05:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 5:50
二日目の朝。朝もやというには少し濃い。
ぼやけるラスボス。
2020年11月01日 06:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 6:04
ぼやけるラスボス。
どっかの三角点とヘッデンの光。
2020年11月01日 06:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 6:04
どっかの三角点とヘッデンの光。
ええ,鳴らしましたよ!なにか?
2020年11月01日 06:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 6:31
ええ,鳴らしましたよ!なにか?
ご来光,無理だった。
2020年11月01日 06:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 6:40
ご来光,無理だった。
2020年11月01日 06:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 6:40
うーん,イマイチ!
2020年11月01日 06:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 6:45
うーん,イマイチ!
朝の光景はこんなもんで勘弁してください。
2020年11月01日 06:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
11/1 6:46
朝の光景はこんなもんで勘弁してください。
2020年11月01日 06:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 6:54
近づくと,やっぱ凄いわ。登れるんだろうか。
2020年11月01日 07:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 7:09
近づくと,やっぱ凄いわ。登れるんだろうか。
でかい岩。ここを超えてからが核心部。
2020年11月01日 07:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 7:30
でかい岩。ここを超えてからが核心部。
2020年11月01日 07:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 7:43
何とか登頂。
2020年11月01日 07:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
11/1 7:54
何とか登頂。
向こうの方の山容も,そそるねえ。いつか行けるかな。
2020年11月01日 07:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
11/1 7:54
向こうの方の山容も,そそるねえ。いつか行けるかな。
2020年11月01日 07:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 7:55
歩いて来た道(多分)
2020年11月01日 07:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 7:55
歩いて来た道(多分)
2020年11月01日 07:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 7:55
寒いので下山。ヒュッテ近くの池。
2020年11月01日 08:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 8:06
寒いので下山。ヒュッテ近くの池。
池,でかい!
2020年11月01日 08:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 8:09
池,でかい!
2020年11月01日 08:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 8:10
さようなら。次に来る時があったら,風控えめでお願いします!
2020年11月01日 08:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 8:16
さようなら。次に来る時があったら,風控えめでお願いします!
2020年11月01日 08:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 8:18
2020年11月01日 08:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 8:18
2020年11月01日 08:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 8:18
森に入る。
2020年11月01日 08:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 8:36
森に入る。
そこここに紅葉がある。この辺りはまだ秋だ。
2020年11月01日 09:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 9:10
そこここに紅葉がある。この辺りはまだ秋だ。
2020年11月01日 09:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 9:10
秋といっても晩秋だ。
2020年11月01日 09:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 9:11
秋といっても晩秋だ。
2020年11月01日 09:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 9:27
空が今一つ抜けない。でもそれでいいような気もする。
2020年11月01日 09:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 9:30
空が今一つ抜けない。でもそれでいいような気もする。
この辺りは,もう少しゆっくり歩きたかったかも。
2020年11月01日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 9:43
この辺りは,もう少しゆっくり歩きたかったかも。
2020年11月01日 09:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 9:51
ラスト写真。この後ルートミスに気が付きえらいことになります。
2020年11月01日 10:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
11/1 10:01
ラスト写真。この後ルートミスに気が付きえらいことになります。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル冬 ズボン 靴下 グローブ 防寒着(ダウン上下) 雨具 日よけ帽子 ザック 非常食 飲料 コンパス ヘッドランプ ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ テント シュラフ シュラフカバー マット トレッキングポール コッヘル バーナー サーモスボトル 浄水器

感想

 晩秋という微妙な時期にどこに行くか悩みに悩んだ挙句,ずっと行きたかった剣山〜三嶺縦走をチョイス。百名山ハント活動,節目の33座である。

 夕刻京都を出発。信州より近いし余裕とか思ってたら,徳島自動車道が夜間通行止めで一般道をひた走り,その後に夜のR438を走るという罰ゲームで幕開け。駐車場には23時20分頃辿り着き,すぐさま眠りにつく。

 翌朝4時30分起床のつもりが少し寝過ごし,出発は7時前となる。神社の奥から出発。今回,上半身は網シャツ,薄手のジオラインにソフトシェル,下半身は秋冬ズボンを用意,行程中,ほぼこの組み合わせで行けたので正解だったかと思う。

 体に馴染まないテント泊装備を背負ってジャンジャン人に抜かれつつ歩く。西島駅からは皆さん大剣神社を目指されるが,ワタクシは時短のため尾根コースを選択。まだ場所によって霜が降りていて,冬の訪れを感じさせる路面だった。思ってたよりあっけなく頂上山荘に着いたものの山頂付近は暴風。山頂標識と三角点の写真だけ収め,次郎笈に向かう。

 山頂直下から見る次郎笈の姿は,何度も写真やwebで見たそれの256倍くらい素晴らしく,だがしかし,そこに至るまでの道のりも1024倍くらいハードそうであった。当初は次郎笈のピークも踏むつもりだったが,重装備で寄るにはいささか厳しそうなので,トラバースすることにする。いつかあのピークにもチャレンジできるだろうか。

 こちらの縦走路に入ったら人も少なく・・・なるのかと思っていたが,そうでもなく,すれ違う人,抜いていく人が結構いる。皆様軽装なので,かずら橋の方に降りられるのだろうか。しかし,三嶺は遠い。当初,一日目に三嶺まで行ってヒュッテでテン泊できればいいな,とか思ってたんだが,そんなん絶対無理だと背中でザックが喚きまくる。

 丸石のピークを過ぎ丸石避難小屋を超えると,流石に人は少なくなるが,それでも時折すれ違いをする。四国の皆様に広く愛されているヤマなのだなと再確認。高ノ瀬手前の急登で精魂使い果たし,頂上でランチパックで腹を満たす。気を取り直してザックを背負い,40分に1回のペースで休みを入れつつ14時,白髭避難小屋到着。既にテントがいくつも張られており,慌ててスペースを探す。一面の笹原だが,所々ぽっかり空いたスペースがあり,運よくゲットできた。その後も結構なテント泊組が来訪され,最後の方は笹原の上に張られていた。シーズン最後の盛況というところか。

 テントを張って残りの時間は棒ラーメンを食し,インスタントコーヒーを飲み,水場に補給に行って死にそうになり(ここの水場はこの行程の核心部),夜はパスタを食って寝る。空には満月が上がり夜も明るかった。夜半から風が強まる。

 翌朝4時30分起床。5時に食事を終え撤収し(どんくさいので40分くらいかかった)。夜露を吸って重いテントをビニール袋に突っこんで出発。同時期に二人の出発者がいたが,あっという間に見えなくなる。ヘッデン頼りの笹の道は時折迷い相違なったものの,そのうち空が白み始め,だがしかし今日は曇り基調のようである。

 いくつものピーク越えで心を折られつつようやく三嶺への最後の登りに取り付く。大きな岩が上の方にあり,山と高原地図のガイドに書いてあったトラバースする岩だなと思いながら,辿り着いてみると,ここからしばらく鎖が張ってある感じの場所で,重装備で行くにはなかなか辛かった。で,ようやく三嶺に到着してみると,前日の剣山同様,ここも超暴風で立っていられないくらいである。早々に登頂証拠写真だけ収め,下山。

 三嶺ヒュッテ前では多くの登山者とすれ違った。皆さんお泊りだったんだろうか。ガイドブックには「山頂から駐車場まで2時間10分」と書いてあった。ヒュッテ出たのが8時10分,バスは10時33分。余裕じゃん,と気を緩める。途中何度か休みつつ結構ぎりぎりになるな,と少し焦り,それでも林道合流点に9時50分に着いてあと30分なら大丈夫,と安心したところで

 ルートミスする。

 林道から再び登山道に戻るポイントを見過ごして林道をかなり進んでしまう。GPSで気が付いて走って戻り,分岐に着いたのが10時10分。コースタイム30分のところを20分で降りなきゃいけない。いやあ,いざとなると15kg背負っても,人間走れるもんですね。バス停に辿り着いたのは10時33分。幸いバスは遅れていて,何とか乗り込むことができた。はー,しかし明日になったら,脚の筋肉,いったいどうなってるんだろう。

 というわけで,これで中国四国の百名山踏破は完了(三座だけど)。九州と宮之浦をいつ片付けるか。甲州,上信越方面もそろそろ視野に入れねばなるまい。ところで,何でワタクシは100名山踏破とか目指してるんだったっけ?

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体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 四国剣山 [日帰り]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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