石鎚山系縦走(石鎚山〜マイントピア別子)
- GPS
- 25:37
- 距離
- 51.2km
- 登り
- 3,941m
- 下り
- 5,106m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:23
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 10:17
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 7:03
自念子ノ頭のあたりから伊予富士の手前までアプリが落ちてログが取れなかったので、併用していたGarminのログをつないでいる。
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:マイントピア別子 |
写真
感想
以前から気になっていた石鎚山系の縦走に行った。確かシェルパ斎藤さんの本に載っていたはず。選定したルートは石鎚ロープウェイ〜マイントピア別子まで。Webによると、このルートは初級〜中級コースらしい。事前情報では途中の水場が少ない、笹藪が多い、とのこと。天気は初日は晴れで、以降は下り坂になり最終日は雨の予報。石鎚山は晴れていた方が良いので西→東ルートとした。
【1日目】
まずは石鎚山。何といってもロープウェイは楽だ。メジャーな山なので登山道も整備されていて快適。しかし、人が多く鎖場が大渋滞。鎖を登っている途中の待ち時間も長いので、そこそこ疲れる。山頂で昼食を取ったが、座るところもないくらい混んでいた... 天狗岳行きも渋滞していたがせっかくなので行ってみた。ついでに南尖峰も。今度来る時は土小屋から南尖峰に向かうルートを使ってみよう。下山時に南尖峰への登り口を確認したが、踏み跡は薄く、あまり人が行ってないようだ。
土小屋に着いてびっくり。こんなに綺麗な場所とは思っていなかった。ここで笹餅を2個買って一休み。でも楽なのはここまで、ここからが本番。土小屋を過ぎてしばらくすると、笹原に行手を阻まれるようになる。「行こう、ここもじき笹原に沈む」と言いながら歩いたが、足下が見えず思ったように進まない。さらに、夜行バスで寝不足のせいか、時間が追い込まれてくるとギャグを考える余裕もなくなってきた。
結局、石鎚観光と笹漕ぎで時間かかりすぎて予定の瓶ヶ森にたどり着けず、シラサで宿泊となった。しかし、予定していた小屋への道が工事中で通行止め。もしかすると別ルートがあるかもしれないが時間がないので、近くの休憩場所でテントを張った。
【2日目】
翌朝、瓶ヶ森を目指すが、途中に子持権現山がありピークハントに行った。この山は迂闊に行ってはいけない。途中の鎖場は100m近くあり、石鎚より厳しい感じ。油断したのか鎖場終了後の普通の下り坂でコケて、レインウェアに穴があいた。悲しい。気を取り直して瓶壺で水を補給した後、瓶ヶ森の男山、女山をクリア。でも道が良いのはここまで。ここからは、また笹が続く。こうなると笹漕ぎを楽しみに来たと考えないとやってられない。今回だけで10年分くらい楽しめた気がする。
途中の自念子ノ頭は開けていて良さそうな場所だが、ガスで何も見えなかった。何組もすれ違ったのでどうやら有名な所らしい。この後、一瞬だけ晴れて伊予富士が見えた。伊予富士から先は楽になるかと思ったが、寒風山までの途中に急登2回、疲れた体にこたえる。しかし、ここで時間を挽回して笹ヶ峰は16:30。何とか日暮れまでに丸山荘へ降りることができた。
実はゴールまで行ける量の水はあったのだが、この付近でテントを張れそうな場所がない。林道が近ければ、道路脇に広い場所を探して張ることも可能だが(交通量多いけど)、笹ヶ峰付近の稜線は平らな箇所がなく、あったとしても笹原。仕方なく確実に張れる丸山荘へ降りることにした。ここでテントを張って、しばらくすると雨が降ってきた。
結局、2日目に子持権現、瓶ヶ森、西黒森、笹ヶ峰とピークハントをやってしまった、時間がギリギリなのに...
【3日目】
昨日通信した時は一日中雨の予報。マイントピア別子から14:00のバスに乗ると都合が良いので、夜明けとともに出発。時間がもったいないので、水場の確認をパスして、雨の中をちち山に向けて登る。ちち山までの登り下りは雨で笹や石が濡れているので、少々疲れた。その後もひたすら笹原が続くが、アップダウンが少なく、意外と距離を稼ぐことができた。
ちち山わかれの手前から笹が刈り込まれて急に歩きやすくなった。刈り込みはその後も続いており、大幅な時間短縮になった。ここは山と高原地図では笹漕ぎになっていたので助かった。シシ舞ノ頭までは比較的順調に進むが、綱繰山までが思ったより遠い。
今回は西山経由(またまたピークハント)で降りることにしている。西山から銅山越までの下り道はとても整備されており、眺めも抜群で雲海が見えた。銅山越からも結構距離がある。特に別子銅山の東平地区から先が長い。怪我しないようにゆっくりと降り、無事に道の駅に到着。最終日はひたすら降りて、ちち山1855→道の駅155mの1700mを降りたことになる。これは疲れるな。
今回の取水は瓶壺のみ、気温が低くて飲み水がさほど要らなかったため。(今回も)雨で何度もコケて肘が擦り傷だらけになったし、何かに引っかけてレインウェアパンツに穴があいた。その上、伊予富士手前でお気に入りのMarmot Goretexキャップを置き忘れてしまった...悲しい。それにしても、近くを走る林道「UFOライン」は大人気らしい。ひっきりなしに車やバイクが通っていた。
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