【赤岳】真教寺尾根から赤岳へ、下山は県界尾根から
- GPS
- 07:09
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 1,495m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 7:08
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※シーズンは過ぎてるので、6時時点で数台でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【美し森〜牛首山】 特にありません。ただし、美し森の展望台までの木道は登山靴だと大変良く滑りますので、ここで遭難しないようにしなければなりません。 【牛首山〜赤岳】 牛首山からはしばらくはほぼ平坦です。特に危険個所もなく、迷うこともありません。 急登セクションにかかると徐々に斜度がきつくなり、長い鎖場が連続します。 鎖場は手掛かり足掛かりは問題はありませんが、岩ではない鎖場、つまり泥、砂の急斜面に限定すると鎖を握った方が安全です。ただし、手袋必携。 合流点からは既に冬です。凍結箇所多数ですので、この先はアイゼンやチェーンスパイクが必要になります。雪が降ればピッケルも。鎖は場合によっては掘り起こせなくなる可能性があります。 【赤岳〜大天狗】 下りはじめからの長い鎖場が結構いやらしく、足掛かりや手置きが凍結している箇所があり、この日に限定すれば鎖場のほとんどは鎖頼りになってしまいました。ちゃんと雪や氷がついてくれた方がアイゼンやピッケルで通りやすくはなるとは思うのですが...。登りでも大変かもしれません。この先は天候次第では冬装備が必要になります。 【大天狗〜美し森】 特に無し。ひたすら快適な道を歩けます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
チェーンスパイク
ヘルメット
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感想
連休なので、本当はテント泊でどっか山に行くかなと思ってたんですが、コロナの感染者数も寒くなったせいか増えてきたので、山で泊まるのは無しの方向にしました。今年はさすがにちょっとね...。
そうなると日帰りで行けそうなところで近場となると、まぁ八ヶ岳がターゲットになるわけですが、そういえば歩いてなかった真教寺尾根と、県界尾根を歩くべく、赤岳を選択しました。シーズンも過ぎたので、大分人も減ったようで、この選択はあたりでした。
登り始めは「美し森無料駐車場」からで、先ずは展望台へ。軽い気持ちで登り始めたら足元が...木道が罠でした。大変滑る感じで出だしから異様に緊張させられました。とはいえ短いセクションなので、さくっと切り抜け、振り向けば薄明に浮かぶ富士山と北岳が見えました。今年は広河原までバス運行もなかったので北岳に行けず...来年は行けるようになってほしいですね。
さて、進行方向の赤岳はというと、思い切りガスの中で、一抹の不安を覚えつつ、「まぁ大量に雪が積もってたら撤退かな」ぐらいの軽い気持ちでペースアップ。牛首山まで快適に登り続けました。そんな牛首山から先はひたすらに平和でした。鎖場が始まっても陽が良くあたるためか、凍結はほぼ無く、鎖を使わずとも岩登りが出来、久々に楽しい岩場セクションを満喫できました。
分岐点に差し掛かるころにはまだガスにまかれる状況であり、辺りを見渡せば霧氷が植物やら岩やら、鎖やらで成長しており、「これはまずったか」と一瞬頭をよぎりましたが、思った以上にグリップし、特に進行に問題無しという感じでした。むしろ時より吹き荒れる北風が半端なく、鎖場やら梯子掴んでる最中に吹かれると一気に内臓が冷える感じでしたね。
頂上に着くころには少しづつガスも抜けてきており、青空も見え始めた感じでした。頂上で待てば完璧に晴れることは予報からもわかっていたので待つことも考えましたが、晴れ渡った景色よりも雲が取れかかる景色の方が好きなので、十分に満喫したところ下山開始でした。
下山路は県界尾根で、これは今日の山行で一番恐怖を感じたところですね。特に上部の鎖場セクションは足掛かり、手掛かり部分が凍結しており、鎖に頼らざるをえない場所がほとんどで、久々に緊張の連続で大天狗に着くころにはどっと疲れた感じでした。いや、まじで怖かったです...。
そんな大天狗から先は平和そのもので、削られたメンタルもじわじわと回復し、ゴールまで安心して歩くことができました。
個人的には、時期さえ間違わなければ、真教寺尾根から登って県界尾根で下山するルートが一番赤岳で楽かなーという気がしました。西側は今一こう...身体が変にこわばるようなことが多いので...多分高度感がありすぎるんではないかと...。
これから先、いよいよもって八ヶ岳も本格的な冬が来る感じですかね。装備整えて冬の赤岳ってのも楽しそうですが、未踏になってる中部を冬は歩いてみようかなと思います。
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