阿弥陀北陵 & かろうじて赤岳までorz
- GPS
- 13:18
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,572m
- 下り
- 1,570m
コースタイム
07:59 阿弥陀岳 08:12 → 08:48 中岳のコル 09:16 → 10:10 文三郎分岐 10:17 → 11:05 赤岳 11:38 →
地蔵の頭 12:15 → 12:50 行者小屋 13:20 → 14:46 赤岳山荘 15:03 → 15:38 車
天候 | 晴れ、日に焼けて顔が痛い〜 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸まで車で上がるつもりだったが、前日の雨が凍結し路面はガラスのようにツルツル、 最初の核心部、美濃戸口から入って直ぐの橋を渡った後の登りヘアピンカーブ、 もう少しで登り切るところで4輪とも空転状態で動かず、まさかの敗退となる。 赤岳鉱泉のブログにもあったが、美濃戸口〜美濃戸迄の林道、過去5年間で最悪の状態らしい。 更に前日の雨が凍結し路面は鏡状態、深夜零時の気温-11℃、 四駆スタッドレス前進ギアに入ったままの状態で坂をズルズルと落ちた。 ブレーキを踏んで四輪ともロックした状態でも同様、滑り台と同じく坂をゆっくり滑り落ちる。 轍からはじき出されるとコースアウトで車ごと林道から転落することになる・・・。 こんなのはあそこのルートで今回が2度目。 まさにこの美濃戸口〜美濃戸へのアプローチが山行の核心部と云えるだろう。 止む無く橋の脇に一台分だけ空いていたスペースに駐車する羽目になった。 昨年まではいつもチェーン無のスタッドレスで何とか登って行けたが、今の状況では難しい。 もっとも、気温が上がって路面の氷が少し緩んでいる日中ならば四駆・スタッドレスで行けるが、 いずれにしても雪道の悪路に慣れていない方は美濃戸口に車を置いて歩いた方が無難、 JAFのレッカーを呼んでもJAFの車すら入って来られるどうか。 入る場合は四駆 + スタッドレス + チェーン、それに雪道・悪路の経験者で有る事と、勿論、自己責任で。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・美濃戸口 〜 美濃戸 アクセスの欄でも書いたが、車で乗り入れる場合は十分な装備と自己責任で。 但し、途中でスタックした場合、他の車にも多大な迷惑がかかる事を理解すること。 また、歩きで美濃戸まで行くにしても林道はツルツル状態なのでアイゼンを装着されることをお勧めします。 美濃戸 〜 行者小屋 所々凍り付いているところはあったが、登山道として考えれば特に記述するまでもない。 今回はアイゼン無くとも行者小屋まで行けたが状況は日一日と変るので万全の態勢で臨みましょう。 行者小屋 〜 (北陵)〜 阿弥陀岳 前日、12時迄かかって阿弥陀北陵岩稜帯取付き迄、ソロでラッセルされた方がいらしゃったお蔭で楽に行けました、 ありがとうございました。 今回は岩稜帯まで先行者2名も居たので更に楽でした。 岩稜帯取付き直下の急登、灌木帯の中には一部草付や岩が露出していた場所があった。 また、岩稜帯そのものも雪や氷の付き方が昨年と比べてく少なく、岩登りチックな感じでした。 最後のナイフリッジも雪が少ないせいか立派に成長していなく、ただの痩せ細った尾根のようでした。 八ヶ岳、どこを見ても標高の高い場所は今季風が強いせいか雪の付き方が少ない様です。 阿弥陀岳山頂より中岳のコルに下りる東面、ノー・トレースでしたが、やはり雪が少なく岩が露出している箇所もあり。 最後の急な斜面はゆっくり丁寧にクライムダウンで下りましょう。 私達は下のコルで休憩していて気がつきませんでしたが、後続のソロの方が滑落したそうです。 大事に至らなかったのが幸いです。 中岳手前の稜線が狭くナイフリッジ状になっているので通過に注意。 文三郎分岐より先は割愛させていただきます。 ・赤岳 〜 (地蔵尾根)〜 行者小屋 地蔵の頭周辺も雪が少なく岩がかなり出ています。 名物のナイフリッジも発達していなく高度感がイマイチありませんでしたが、 ここから下の斜度はかなりありますので注意を要します。 ところどころクサリが覗いてますのでアイゼンを引っ掛けて転倒しないよう気をつけましょう。 樹林帯に入るまでは気を抜かずに下りて下さい。 ・登山ポスト 美濃戸口の八ヶ岳山荘前のポストを利用。 ・立ち寄り湯 もみの湯 500円/大人 |
写真
感想
静かに仕事をする週末の筈でした。
ところが、土曜の朝になって Sakisan の執拗な攻撃(お誘い)を受けて仕事に気が行きません。
そして、午後になってとうとう攻撃を避けることが出来ず、とうとう夕方に仕事を切り上げて山支度と相成りました。
赤岳山荘の駐車場で2〜3時間の仮眠を取ってから行動開始する予定でしたが、
アプローチの林道でまさかの敗退、車ごと林道から落ちるところでした。
止む無く、車は橋の脇にある駐車スペースへ、ちょうど1台分空いてました。
Sakisanはしっかりと2時間弱の仮眠を取りましたが、私はSakisanの寝息を聞きながら、
車が美濃戸まで上がれなかった悔しさで目が冴えてしまって寝られません。
余計なアルバイトで美濃戸まで歩く破目になりました。
午前2時20分、行動開始時の外気温、車載温度計で-11℃。
Sakisanはフリースだけで出発。
私はそれにプラスのアウターシェルを着込んでいるにも関わらず汗もかきません。
ヘンだなぁ〜と思いつつ行者小屋に着いた時はじみ〜に疲れて顎が出てました。
北稜でも足が上がらず後続の福田ガイドのパーティーに二度抜かれた。
阿弥陀山頂は辛うじてトップで踏んだが、あとはヘロヘロ・・・
中岳のコルで大休止中、daizさん現れる!
また、daizさんの前を歩いていた愛知のお二方、お一人の方は昨年の正月明けに北陵を登られた方で、
天望荘でシャンペンをご馳走になった方でした。
私は人の顔をあまり覚えない方なのですが驚きました。
また、レコで見ると hansusyaさんご一行とも中岳を越した先の下りですれ違っている。
3人のウエア、鮮烈に覚えてました〜
又、文三郎の岩場で追い抜いて行かれたマムートのウエアが良く似合うイケメンさん、
山頂でお声掛けしていただいて、イケメンさんが danyamaさん、
お連れの可愛らしい方が komemameさんである事が分かり、頂上山荘の脇で一緒に並んでランチ。
阿弥陀・赤岳でまさにヤマレコ・ユーザーさんのオンパレードでした。
また、ヤマレコ・ユーザーさんと云えば、天望荘に前泊された Yokoさんと Junさん、
ゆっくり歩いてるからとメッセージをいただいてたけど、今日はとうとう追いつく事が出来ませんでした
生ハム切りの体験をされたり、宴会の楽しそうな写真を前日送っていただき、雰囲気味わい羨ましかったです。
赤岳、本当は南峰リッジを登って登頂する予定でしたが、
下から見ると南峰リッジの雪の付き方が思ったより少なく岩登りがかなりありそうで
ヨレヨレになった私の足では滑落の恐れもあり Sakisan にお願いして一般道の文三郎から、
それも10歩登っては息継ぎをしながらって感じでやっと赤岳山頂に辿りつきました。
下山時は北峰を目指して主稜を登ってくるパーティーを観察しながらノンビリと行者に下りました。
一睡もせずに登る事は良くあることで珍しい事ではありませんが、
これだけ絶不調ってのは昨年の栂海新道の二日目の熱中症の時以来でした。
ここ数ヵ月のブランクが響いてるものか、とにかく体力が無くなった事を痛感しています。
こんなに直ぐにバテてしまうとテント担いでラッセルなんてとっても無理だぁ〜
サクッと回って下りてきた Yokoさんとは比較になりません。
Yokoさん、行けるかなぁ〜、上越にデポしてあるYokoさんの乙女心を探しに・・・(汗)
あ、それから、車のワイパーに挟まってたメッセージ、ありがとうございました。
天気図の裏に書かれていたのが気に入りました!
しかし、車の場所がよく分かったもんですねぇ〜(笑)。
Sakisan、南峰リッジと南稜はまた別の機会に埋め合わせしますので勘弁して下さい〜
それより、私の体力を少しでも元に戻す努力しないと日帰りのハイキングすら難しくなります・・・
あと、左薬指第一関節より上、まだ痺れてます。
変色してる訳ではないのでシリアスではありませんが、軽佻な凍傷の類いでしょう。
八ヶ岳用の最強グローブで臨んだけど、アイゼンやその他装備の時は薄いインナーだけになるのでその時にやられたみたい。
北稜を登ってる間も感覚が無かったから、無理せずに止まってでも指が戻るまで待つべきでした。
普段のウール手ならそのままアイゼンも装着出来るけど、あのグローブも一長一短ありですね。
それにゴアじゃないせいか、登攀具装備等で外している間に内側が蒸れたグローブ全体が凍ったようです。
アイス専門にするにはちょっとごついしなぁ〜
daizさんに、yokoさんもいらしたんだ それにhansusyaさんも!
私も行きたかったなあ(お断りしておきながらなんですが)
今回の阿弥陀はお天気よくって良かったですね。
それにしても指・・大丈夫ですか??
こんなに天気良くても(気温も高かったのかと思っていました)なるんですね
Saki-san またそのうちよろしくお願いします
私も体力落とさないようにしたいところです
いたんですね〜。
今年は道路状況が悪いと聞いていましたが、本当ですね!
お天気が大変良かったので、予定どおり横岳回って来られるかなと思っていましたが・・・。
ウチは冬季はいつも美濃戸口に駐車です
(駐車料金が安いから、というのは建前で、冬は美濃戸までの道を運転する自信が無いというのが本音 )
それにしても阿弥陀の北稜、カッコイイですね〜
ノボルンダーさんそんなんじゃ〜エベレストは無理ですよ!!だからittiさんと登りますからスポンサーになって下さいませm(_ _)m…ちなみに2月はインフルエンザにかかりましたが発症3日目には御嶽山の頂上にいましたよV(^-^)V…ちなみにロト6はいまだに当たりません(T_T)
いやぁ〜、あんな所で偶然にもお会いできるなんて
びっくりしました
お天気に恵まれて良かったですよね〜
でも、指は大丈夫ですか?
お大事にしてください。
また、どこかの山でお会いできることを楽しみしています!
あっチョコレートご馳走様でした
美濃戸口近くの車では-11℃、行者小屋ではザックにつけてある温度計は-20℃を指していました。
実際に-20℃あったのかは疑問ですが、
いつもの手袋(インナー+ウール手+オーバー手)ならば
オーバー手だけ外してアイゼン装着したり装備を揃えることが可能ですが、
今回はインナー+5本指のごっついグローブ(オーバー手も不要のBD社製)だったので
細かい作業はインナー手だけで行う結果となりました。
インナー手が余りにも薄いものだったのでちょっと失敗でした。
いまだに指の先が痺れっぱなしですが、直に治るでしょう。
ittiさんも落ち着いたらまた行きましょう。
美濃戸までの道路、赤岳鉱泉のブログによると、ホントに悪くて先日除雪車を入れたそうです。
ただ、これで凸凹がある程度削れたようですが、
その分真っ平らになってツルツルになったのも事実です。
気温の上がっている昼間ならともかく、
深夜・早朝の気温が下がっている時に突っ込む場合はチェーンをつけた方が無難ですね。
今回はヘロヘロで写真もあまり撮りませんでした〜
teteteさん、こんにちは。
貴方のような強靭な体が欲しいです。
厳冬期、釜トンネルから入り、横尾尾根をラッセルして槍の穂先を日帰りでピストンなんてね。
エベレストに行く時は最強のグローブを手にいれないと・・・
早くロト6を当てて下さい!
お天気で何よりでした。
でも私、声をかけていただかないと気が付かなかったかもしれません。
これで daizさんの快速ぶりが復活ですね。
指の方はまだ痺れてますが大した事はないと思います。
雪山ではなんでもやりっ放しにするのは良くないですね、
指の感覚がなくなったら戻す事をやってから次の事に移らないと、
ヘタすると取り返しのつかない事になるかもしれません。
またどこかでお会いしましょう!
yoginsです。
またニアミスしたようですね。
たぶん俺らが文三郎から見てた、北陵に付いてたパーティーのどれかなはずで、笑いました。
どこかで会えることを楽しみにしてます☆
noborundaさん
先日はありがとうございます!
少しの時間でしたが、お話できて楽しかったです。
指の痺れ早く良くなるといいですね。
自分も年末年始に仙丈ヶ岳を登って以来、
ずっと痺れている感じでしたが最近ようやく治ってきました。
厳冬期に毎週のように雪山に入っていると冷えやすくなってしまい、
この日はオーバーグローブを着けて南沢を歩くだけも
手がとても痛くなってしまって…気をつけないといけないですね。
また、どこかの山でお会いできることを楽しみにしてます!
※ヤマネチいいですねぇ〜。
写真に出てますね!!
3日の日、覚えてます。東京朝から晴れて山行くなら最高な日曜日だな−、と思ってたんです。
でも午後から曇ってやっぱ行かなくて(ってか行けませんが)よかった、などと思いました。
自分がjpさんと行ったときも同じところで滑落を目の当たりにしました。
大丈夫でしたが。。。
もういっちょ雪、楽しみにしております!
復帰されてから、やる山行のレベルの高さ。
これぞ、noboさんです。
でも、体力(筋力)、少しづつ元に戻していってくださいね。
いきなり、凄すぎるよー。
私、阿弥陀北綾、甲斐駒黒戸尾根は来年の課題に致します。
もう春がやってきてしまう。残念だー。
次はどこでしょう?谷川岳、西黒尾根とか?
指、凍傷の初期症状でしょうか。お大事にしてくださいね。
文三郎→地蔵でしたか、ニアミスですね。
当初の計算では赤岳に午前9時〜9時15分の間に着く予定でしたが、
今回は私が大ブレーキをかけた為、お話にならないくらいのスローペースになりました。
でも、上手くやってもyoginsさん達の方が早かったですね。
北稜の岩稜帯に取付いたのは3パーティー目でしたが、
核心部を抜けたのはトップで
当日の阿弥陀登頂も勿論最初のパーティーでした。
どこかでお会い出来るといいですね。
お声掛けして下さってありがとうございました!
普通なら後でレコを見てから、
「あ〜、danyamaさんだったのか」程度で終わってしまうのですが、
直接お話しすると一際嬉しいもんです。
マムートのシェルがとても似合ってましたよ。
それに、足が長いこと・・・、誠に羨ましい限りです。
komemameさんにも宜しくお伝え下さい、
そして、またどこかでお会いしましょう!
P.S.
ヤマネチは真似されない方が無難かと・・・
3日は概ね良好のお天気で、時折曇ってましたが、
高曇りってやつでしょうか、
結構遠望が効きましたし風もあまりなく登山日和でした。
そう云えば、jpさんと先日行かれた時、
mocamboさんは阿弥陀の取付きを少し登られたんでしたね。
あの急斜面、登りはいいけど下りでいい加減に下りて来ると痛い目に逢います。
ただ、ルートなりに滑落するのが大半らしく、
大事に至らない事が多いようです。
雪、もういっちょ、いいですね〜。
でもバシッと決まるやつって行けるかなぁ〜?
数ヶ月間で体がすっかり鈍ってしまい直ぐにへばるようになりました。
昨年の自分の体と全く違うようです。
でも仕方ありませんね、ボチボチ流しながらやって行くしかなさそうです。
麓はもうすぐ春、でも山はもう暫く雪を楽しめそうです。
あとどれくらい雪山に行けるか分かりませんが、
今季は新規のルート開拓が出来ないのが残念でなりません。
指の方はまだ痺れてますが大したことではなさそうです、今後は気をつけます。
お気使いありがとうございます。
阿弥陀岳づいてますね。
はじめの写真、高度感があってよいですね
daizさんのレコでnoboさんもいかれてたのを知ったんですが、
お友達の山行記録にdaizさんとhansusyaさんも載ってて、
ヤマレコユーザーの方のおんぱれーどだなと思っていました
感想を拝見するとさらにたくさん集合してたようですね
凍傷ですが、最近私も2度ほど軽度のものになったようです。
下山しても1〜3週間位指先の痺れがとれず・・・。
テント設営等の作業がよくないのかなぁと思っていますが、作業性とグローブはなかなか悩ましいですね
南稜でも北陵でも、出かける時にひと声掛けるんですがね・・・
最近はヤマレコ・ユーザーさんも非常に増えているようですから、
各登山口や山頂にユーザーさん専用受付デスクを置いても良かったりして。
指や顔の凍傷って軽度のものを含めると相当数の方達が経験されてると思います。
グローブを外した作業が伴わないような低山トレッキングなら指の凍傷って少ないのかもしれませんね。
高所登山の場合はやる事が沢山あるし、写真撮るのも本当に大変です。
最近は写真の枚数もぐっと減りました〜
・おうちの階段のところに30kgザックを用意し、上り下りの際はこれを背負う。
・仕事中は空気椅子。
なんてネ(笑)
どこでもいいので一緒に行ければよいのです。
トレーニング開始命令ですな。
なんとか始めてみましょう!
頑張って復活せねば・・・
こんにちわ
ホントに復活後の は凄すぎます!!
ガンガン厳しいとこ行っちゃって。。
週末静かに仕事・・は、またしばらくお預けでしょうね
ではでは。。またそのうちどこかで〜
今週末は静かに(?)仕事してますよ〜
もっとも山は強風みたいですからちょうど良かったかな。
まだまだ頻繁には出かけられませんが、
その内に皆でどこか登りたいですね〜
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