新雪の中を阿蘇・根子岳へ
- GPS
- 06:30
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 733m
- 下り
- 639m
コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:40
天候 | 1/15 雨のち雪 1/16 雪、霧 のち曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
【帰り】高森ー(車)−熊本ー(高速バス)−福岡 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この時は、新雪が降っているさなかで、足元には新雪が10cmほど積もっていた。 一応、アイゼン(4本歯)を使用したが、ふかふかの雪なので、あまり利きは良くなかった。 |
写真
感想
【山行No 59】
※ 阿蘇山の中岳、高岳は登ったことがあるが、一番険しい姿をしている根子岳は
まだなので、連休を利用して登ってみることにした。
ただし、天気予報では、1/15は雨、1/16は雪となっており、あいにくの状況。
まあ、行けるところまで行ってみるか、という感じで出発。
1月15日(日)
・今日は移動日だ。どんよりした雲の下、JRで福岡を出発。
途中から予報通り雨が降り出した。熊本で乗り換えて阿蘇へと向かうが、
外輪山も見えないくらいの本降りになってきた。
・今日の宿は、少し奮発して、高森町の国民休暇村。
中に入ると、観光客ばかりで、登山姿の自分は、少し場違いな場所にきてしまったような感じがした。
明日は天気が持ち直すといいが...
1月16日(月)
・朝起きて外を見ると、夜中に、雨が雪に変わったらしく、宿の周りもすでにうっすらと雪が積もっている。
8:40 高森 国民休暇村 発
・ガイドブックに従い、根子岳の南側登山口である、地獄谷入口を目指す。
雪は相変わらずパラパラと止むことなく降っており、目指す山の姿も見えない。
9:50-10:00 地獄谷入口(登山口)
・ようやく登山口に到着したが、谷は雪と霧に閉ざされて、山の姿は見えない。
なんだか、写真でみる谷川岳 一ノ倉沢のような、陰鬱な雰囲気だ。
こんな天気なので、まわりには登山者の影もない。それでもせっかく来たのだから、と思い、
行けるところまで登ってみることにした。
・南尾根に上がって、しばらくは草付きの急斜面で、風も強く、ほとんど四つん這いになって這い上がってゆく。
登山道は積雪10cmほど、途中から(4本歯だが)用意してきたアイゼンを着ける。
・今回、アイゼンを着けての雪山登山は、初体験になる。
ふかふかの新雪のせいで、アイゼンがあまり利いているという感じはなく、
着けてないよりはまし、という程度。
しかも、バンドの締め方が緩いのか、何度もアイゼンが緩んで歩きづらい。
・道は一直線に上へ上へと登っている。霧の中で展望もないし、雪も降り続いて停まると寒いので、休憩なしでそのまま登る。
12:20-40 根子岳(東峰;標高=1408m)
・ようやくたどり着いた山頂は、雲の中で視界はほとんど無し。
たまにガスが流れて、主峰の天狗峰が見えるが、さすがに今日の天気では縦走は無理と判断し、ここで登頂したことにする。
山頂は寒く、とても、ゆっくり休んで食事をする雰囲気ではない。これが雪山なのだな、と思う。
・下りは雪の急斜面なので、アイゼンがあっても滑りそう。
どうせ滑るならシリセードで下ってみるか、と考え、所々シリセード混じりで下ってゆく。
しかし一か所、滑り始めてからなかなか止まれず、危うく、登山道からコースアウトして、谷側に転落しそうになった。
灌木をつかんでなんとか停止できたが、危ない場面だった。
・下り始めてしばらくして、ようやく、今日初めての登山者と出会う。
(結局、今日の登山者はこの人と自分の2人だった)
13:10-40 途中の岩の小ピーク
・風が弱まった中腹の小ピークで、食事休憩とする。
ガスコンロでお湯を沸かすが、気温が低いせいかなかなかお湯が沸かなかった。
休んでいるうちに天気はようやく回復傾向を見せて、雪は止んできて、
雲底も上がり始め、視界も少しでてきた。
・下り始めると、早くも先ほどの登山者が下ってきた。
ちょっと話を交わすと、ありがたいことに、帰路はマイカーに乗せてもらえることになった。
この人はかなり本格的な雪山の格好をしており、アイゼンも10本歯なので、
急斜面をスイスイと下って行き、ついていくのが大変だった。
・・・自分もやはり、ちゃんとした装備を買わなくては、と思い知らされた。
14:20 地獄谷入口(牧場前)
・ここに、先ほどの登山者のクルマが置いてあり、好意に甘えて乗せてもらう。
熊本市からの日帰りとのことで、車中、山の話が盛り上がった。
16:00-10 熊本IC(九州道)
・福岡に行くなら、JRより高速バスが便利でいいよ、とのアドバイスで、
高速バス乗り場で下してもらった。
・たしかに高速バスのほうが、速くて安いので便利。
高速バスの車中から、山々を眺めたが、今回の寒波は、九州にしては強い寒波だったようで、
耳納山地や、宝満山など1000m未満の山まで雪化粧していた。
17:40 福岡(博多駅)着
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