ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 275074
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
阿蘇・九重

新雪の中を阿蘇・根子岳へ

1984年01月15日(日) ~ 1984年01月16日(月)
 - 拍手
GPS
06:30
距離
6.2km
登り
733m
下り
639m

コースタイム

1日目
山行
5:10
休憩
0:30
合計
5:40
8:40
70
スタート地点(高森国民休暇村)
9:50
10:00
140
地獄谷入り口(登山口)
12:20
12:40
80
根子岳(東峰山頂)
14:00
20
地獄谷入り口(登山口)
14:20
ゴール地点(地獄谷手前林道終点)
8:40 高森(国民休暇村)発−9:50-10:00地獄谷入口−12:20-40根子岳東峰−14:20 地獄谷手前、林道出合
天候 1/15 雨のち雪
1/16 雪、霧 のち曇り
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
【行き】福岡ー(JR)−熊本ー(JR)−高森(泊)
【帰り】高森ー(車)−熊本ー(高速バス)−福岡
コース状況/
危険箇所等
この時は、新雪が降っているさなかで、足元には新雪が10cmほど積もっていた。
一応、アイゼン(4本歯)を使用したが、ふかふかの雪なので、あまり利きは良くなかった。
昨日の雨が、夜半から雪と変わり、周りは一面の白い姿となった。地獄谷入口に到着。ここからいよいよ雪の中の登山が始まる
2013年02月23日 12:31撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
2/23 12:31
昨日の雨が、夜半から雪と変わり、周りは一面の白い姿となった。地獄谷入口に到着。ここからいよいよ雪の中の登山が始まる
根子岳東峰より、霧の間に根子岳本峰(天狗岳)を望む。天気が悪いので縦走はきっぱりあきらめた
2013年02月23日 12:31撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
2/23 12:31
根子岳東峰より、霧の間に根子岳本峰(天狗岳)を望む。天気が悪いので縦走はきっぱりあきらめた
地獄谷入口にある避難小屋。寒々しい風景だ。ここに泊らず暖房のある宿に泊まって正解だった
2013年02月23日 12:31撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
2/23 12:31
地獄谷入口にある避難小屋。寒々しい風景だ。ここに泊らず暖房のある宿に泊まって正解だった
撮影機器:

感想

【山行No 59】

※ 阿蘇山の中岳、高岳は登ったことがあるが、一番険しい姿をしている根子岳は
  まだなので、連休を利用して登ってみることにした。
  ただし、天気予報では、1/15は雨、1/16は雪となっており、あいにくの状況。
  まあ、行けるところまで行ってみるか、という感じで出発。

1月15日(日)
 ・今日は移動日だ。どんよりした雲の下、JRで福岡を出発。
  途中から予報通り雨が降り出した。熊本で乗り換えて阿蘇へと向かうが、
  外輪山も見えないくらいの本降りになってきた。
 ・今日の宿は、少し奮発して、高森町の国民休暇村。
  中に入ると、観光客ばかりで、登山姿の自分は、少し場違いな場所にきてしまったような感じがした。
  明日は天気が持ち直すといいが...

1月16日(月)
 ・朝起きて外を見ると、夜中に、雨が雪に変わったらしく、宿の周りもすでにうっすらと雪が積もっている。
8:40 高森 国民休暇村 発
 ・ガイドブックに従い、根子岳の南側登山口である、地獄谷入口を目指す。
  雪は相変わらずパラパラと止むことなく降っており、目指す山の姿も見えない。
9:50-10:00 地獄谷入口(登山口)
 ・ようやく登山口に到着したが、谷は雪と霧に閉ざされて、山の姿は見えない。
  なんだか、写真でみる谷川岳 一ノ倉沢のような、陰鬱な雰囲気だ。
  こんな天気なので、まわりには登山者の影もない。それでもせっかく来たのだから、と思い、
  行けるところまで登ってみることにした。
 ・南尾根に上がって、しばらくは草付きの急斜面で、風も強く、ほとんど四つん這いになって這い上がってゆく。
  登山道は積雪10cmほど、途中から(4本歯だが)用意してきたアイゼンを着ける。
 ・今回、アイゼンを着けての雪山登山は、初体験になる。
  ふかふかの新雪のせいで、アイゼンがあまり利いているという感じはなく、
  着けてないよりはまし、という程度。
  しかも、バンドの締め方が緩いのか、何度もアイゼンが緩んで歩きづらい。
 ・道は一直線に上へ上へと登っている。霧の中で展望もないし、雪も降り続いて停まると寒いので、休憩なしでそのまま登る。

12:20-40 根子岳(東峰;標高=1408m)
 ・ようやくたどり着いた山頂は、雲の中で視界はほとんど無し。
  たまにガスが流れて、主峰の天狗峰が見えるが、さすがに今日の天気では縦走は無理と判断し、ここで登頂したことにする。
  山頂は寒く、とても、ゆっくり休んで食事をする雰囲気ではない。これが雪山なのだな、と思う。

 ・下りは雪の急斜面なので、アイゼンがあっても滑りそう。
  どうせ滑るならシリセードで下ってみるか、と考え、所々シリセード混じりで下ってゆく。
  しかし一か所、滑り始めてからなかなか止まれず、危うく、登山道からコースアウトして、谷側に転落しそうになった。
  灌木をつかんでなんとか停止できたが、危ない場面だった。
 ・下り始めてしばらくして、ようやく、今日初めての登山者と出会う。
  (結局、今日の登山者はこの人と自分の2人だった)
13:10-40 途中の岩の小ピーク
 ・風が弱まった中腹の小ピークで、食事休憩とする。
  ガスコンロでお湯を沸かすが、気温が低いせいかなかなかお湯が沸かなかった。
  休んでいるうちに天気はようやく回復傾向を見せて、雪は止んできて、
  雲底も上がり始め、視界も少しでてきた。
 ・下り始めると、早くも先ほどの登山者が下ってきた。
  ちょっと話を交わすと、ありがたいことに、帰路はマイカーに乗せてもらえることになった。
  この人はかなり本格的な雪山の格好をしており、アイゼンも10本歯なので、
  急斜面をスイスイと下って行き、ついていくのが大変だった。
  ・・・自分もやはり、ちゃんとした装備を買わなくては、と思い知らされた。

14:20 地獄谷入口(牧場前)
 ・ここに、先ほどの登山者のクルマが置いてあり、好意に甘えて乗せてもらう。
  熊本市からの日帰りとのことで、車中、山の話が盛り上がった。

16:00-10 熊本IC(九州道)
 ・福岡に行くなら、JRより高速バスが便利でいいよ、とのアドバイスで、
  高速バス乗り場で下してもらった。
 ・たしかに高速バスのほうが、速くて安いので便利。
  高速バスの車中から、山々を眺めたが、今回の寒波は、九州にしては強い寒波だったようで、
  耳納山地や、宝満山など1000m未満の山まで雪化粧していた。
17:40 福岡(博多駅)着
 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:782人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら