朝日連峰(大井沢林道〜紫ナデ〜 障子ケ岳〜天狗小屋 天狗角力取山〜二ツ石山〜三方境〜狐穴小屋〜以東岳ピストン 寒江山〜清太岩山〜日暮沢小屋)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 2,944m
- 下り
- 2,829m
コースタイム
6時55分 大井沢林道登山口より登山開始
9時35分 紫ナデ+小休止
11時00分 障子ケ岳+1時間の大休止
12時24分 障子池
13時10分 天狗小屋で1泊
2日目
5時50分 天狗小屋出発
7時38分 二ツ石山+小休止
9時40分 高松峰+小休止
10時10分 狐穴小屋+小休止
11時00分 狐穴小屋出発
11時35分 中先鋒
12時50分 以東岳+小休止
13時10分 以東岳下山開始
14時45分 狐穴小屋で1泊
3日目
6時50分 狐穴小屋出発
7時45分 寒江山
8時40分 竜門小屋+小休止
10時35分 清太岩山+小休止
11時30分 ゴロビツ水場+小休止
12時45分 日暮沢小屋に下山
過去天気図(気象庁) | 2005年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
いつもの山仲間7人と昨年のリベンジを果たすべく、朝日連峰に行ってきました。
昨年は、日暮沢小屋から小朝日〜大朝日〜竜門小屋で1泊、翌日は寒江山〜狐穴小屋〜以東岳ピストンで狐穴小屋で1泊、最終日は天狗角力取山〜障子ケ岳から下山という計画でした。
初日は快晴で予定とおりの日程をこなしたのですが、翌日は狐穴小屋まで進みましたが暴風雨のため以東岳ピストンを諦めました。
また、最終日も時間の関係で障子ケ岳を諦め、バカ平に下山となりました。
そこで今回は、昨年断念した以東岳と障子ケ岳を踏破することを主眼に置き、計画を立てました。
1日目
2台の車に分乗し18時過ぎに盛岡を出発。22時過ぎに日暮沢小屋に到着、1泊しました。
翌朝5時に起床、朝食を済ませ、車1台は日暮沢小屋にデポし、もう1台に7人全員が乗り込み大井沢林道の登山口を目指します。
快晴の空の下、登山開始です。
沢を渡渉すると、いきなり急登の連続です。たっぷり汗を搾られます。
小休止のあと、一山越えたところで障子ケ岳が姿を現しました。
期待を胸にまずは紫ナデを目指します。
もう一息で紫ナデ!?というピークが現れるのですが、2度3度裏切られ、やっとのことで紫ナデにたどり着きました。
青い空をバックに障子ケ岳の険しい山容がはっきり見て取れます。
誘われるままに障子ケ岳の頂上を目指します。
最期の急登を登りきり、晴天の頂上にたどり着きました。
頂上からの360°の展望はまさに圧巻。
雲ひとつない空の下、小朝日から以東岳へと続く主稜線をはっきりと見ることができます。
今日の予定は天狗小屋ということもあり、展望を楽しみながら頂上で1時間ほど休憩を取りました。
あとは栗畑を経由して天狗小屋に下りるだけです。
頂上から栗畑の鞍部までは左側が切れ落ちているため、慎重に進みます。
栗畑を下り、縦走路から天狗小屋に降りる道は、階段が整備されていました。
階段を整備した業者の方にビールをご馳走になり、中でゆっくり休憩をとりました。
夕食後、ほぼ満月の月明かりに誘われるように、天狗角力取山の頂上に足を運びました。
風もなく穏やかな頂上からは素敵な夜景を見ることができました。
2日目
今回の日程で、一番キツイ1日です。
そのため4時起床で6時前に小屋を出発しました。
小屋前ではかなり強い風でしたが、天狗角力取山を下り始めると、風は木々にさえぎられほとんど気になりません。
以東岳は雲の中で姿を見ることはできませんでしたが、晴れることを祈りながら、アップダウンの繰り返し進みます。
ウツノシマ峰、湯沢峰には標識はなく、二ツ石山で標識が現れました。
小休止のあと、再びアップダウンを繰り返し進みますが、コバラメキ、オバラメキ、高松峰にも標識がありません。
高松峰にたどり着いたときには、主稜線はガスの中で何も見ることはできません。
風も強くなり、狐穴小屋にたどり着いたのは、10時を回っていました。
小屋から以東岳ピストンは往復4時間ほどです。
雨が降ることも予想されましたが、まずは休憩してから頂上を目指すことになりました。
休憩中にさらに風が強くなっていたため、カッパを着ての頂上アタックです。
ここもアップダウンを繰り返し進みます。
時折、強風にガスが飛ばされ視界が広がるときがありますが、すぐさまガスで視界を奪われます。
いいかげん長い縦走路に飽き始めたころ、以東岳の頂上にたどり着きました。
強風を避け、三角点付近で休憩を取り、小屋に戻ります。
アップダウンも今度は下り基調になり、幾分ペースが上がります。
小屋にたどり着く直前にガスが切れ、今日歩いた縦走路方面が見えてきました。
明日は晴れることを祈って、就寝しました。
3日目
夜は、かなりの強風+大粒の雨で吹き荒れましたが、朝には幾分収まっていました。
そのまま晴れることを期待したのですが、残念ながら小雨の中、小屋を出発しました。
ガスで視界が利かない主稜線に出ると風が容赦なく吹き付けます。
去年と同じような天気の中、寒江山を過ぎ、竜門小屋にたどり着きました。
中に入って小休止を取ります。
管理人さんに話を聞くと、昨晩竜門小屋で18人ほどの宿泊客だったが、大朝日小屋では100人もの登山客であふれていたとのこと。
狐穴小屋も18人ほどだったので、ただ驚くばかりです。
幾分天候が穏やかになったところで、下山開始です。
竜門山ピーク手前の分岐から左に折れ、日暮沢小屋を目指します。
小さなアップダウンを繰り返し、進みます。
ユーフン山にたどり着いた所で、空が明るくなってきました。
高度が下がってきたこともあり、清太岩山を目指していると、上空に青空が広がってきました。
と同時に、左手には昨日歩いた支稜線が、右手には小朝日岳が姿を現してきました。
雨の後ということもあり、沢を流れ落ちる水が1本の太い白い筋になって見えます。
その沢も、清太岩山を出発するころには、白い筋が細くなっていました。
ここからもしばらく小さなアップダウンが続き、水場に向かって急斜面を下り始めます。
水場で小休止を取りましたが、水は雨のため飲める状態ではありませんでした。
何度か急斜面を降りますが、あたりの山を見るとまだまだ標高が高いことが伺えます。
小さな登り返しが2度3度あり、いい加減長い下りに飽きてきたころ、何度目かの急斜面を降りると、登山道の向こうに日暮沢小屋の姿が現われました。
やっと下山です。
登山口に置いてきた車を回収し、全員で「湯ったり館」で汗を流し、そばを食べて岐路に着きました。
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