2020/11/27 白笹山・南月山・茶臼岳
- GPS
- 11:11
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,126m
- 下り
- 1,262m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 6:47
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 4:34
天候 | 1日目:曇りのち晴れ 2日目:雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
那須ロープウェイ駅からバスで那須塩原駅 |
写真
装備
MYアイテム |
miu78
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
感想
茶臼岳とか三本槍岳は夏に行ったので、「裏那須」と呼ばれる三倉山方面が気になっており、沼原湿原から白笹山・南月山を経て三斗小屋温泉に宿泊、翌日に大峠から三倉山を経て会津鉄道の養鱒公園駅まで降りる計画にしてみた。
沼原湿原までは自家用車かタクシーしか手段はなく、バス利用なら「山と高原地図」を見て計画していた段階では乙女の滝バス停まで入るのが一番良さそうだったけど、乙女の滝まで行くバスは土日のみ運行で板室温泉までしか行けないので、その分車道を45分程度歩くつもりで計画していた。でもヤマレコなどの記録を見たら板室温泉から北東方面に進み、乙女の滝バス停から沼原湿原への登山道に合流するルートがあるみたいなのでそれを歩いてみることにした。
8:35那須塩原駅発板室温泉行きのバスに合わせて新幹線を利用。天気予報では金曜はまあまあ良くて土曜は崩れるとのことだったけど、金曜当日も朝のうちは曇天で不安な感じ。板室温泉は古びた感じの温泉街で、地図の通りバス停から沢沿いに行き、建物の間を抜けていくと「沼原湿原」の道標があった。「山と高原地図」には波線すらないけど、渡渉箇所が示されていたり、わかりにくところにはトラロープが張られていてちゃんと整備されている道だった。沢沿いのなにかの設備の作業道も兼ねているようでもあった。ただ季節柄落ち葉が深くて足首まで埋まり、トラバース箇所などはちょっとこわいところもあり。そういう意味では歩く人は少ないのかも。
道は明瞭で迷う要素は全くなく乙女の滝からのルートとも無事に合流。一部林道歩きもありつつ沼原湿原へ。どんどん霧が深くなってきて林道で車に轢かれることを心配したけど一台も車は来なかった。沼原湿原駐車場までざっくり2時間で計画していたけど、実際には板室温泉から2時間半かかった。トイレはすでに閉鎖中。一休みして白笹山に向かう。ここで登山届けを投函するつもりだったけどポスト発見できず。もっとよく探せばあったのかも。
白笹山は名前の通り上がっていくにつれて笹が多くなる。登山道はちゃんと刈り払われているので歩きやすいけど、たまに残ってる笹で足元が悪いところはあった。標高が上がると雲の上に出た感じで青空が開けてきた。山頂直前で流石山などの稜線が眺められたり眺望のいいところがあるけど、山頂は眺望ない。
南月山までも少し降って少し登るだけという感じで近い。山頂は眺望がよいがものすごい風で長居無用。ここで今日初めて登山者がいた、と思ったら地蔵だった。日の出平を経由して牛ヶ首へ。雲海の上に山々が見渡せる最高の景色だった。風はすごいけど。三斗小屋までは姥ヶ平に降りるよりも峰の茶屋経由の方が早そうだったのでそうした。時間が遅くなってるので誰も歩いてない。西日に照らされるいい道。16時過ぎに宿泊地着。テント泊は自分だけで、小屋泊も数組しかいないみたいだった。
テント設営して野天風呂へ。17時台でももう真っ暗でライト持参必須だった。お湯が熱くて気持ちよく入れた。夕食にラーメンを食べて19時前には寝る。22時頃に寒いのと頭痛で起きてしまう。トイレに行ってシュラフにビビィを重ねて、頭の位置を逆にして寝直す。微妙な傾斜があって頭が下になっていたから頭痛がしたのでは? という気がしたので。そこからは5時まで快適に眠れた。
予報通り夜中から天気が荒れてきて風でテントが揺れパラパラと雪が当たる音がする。せっせとお湯を沸かしてテルモスを満たし、サタケのマジックライス「わかめご飯」で朝食。これはおいしい! みそ汁であたたまりコーヒーも飲んでトイレ行ってレインウェアを着てテント撤収。雪と風がすごくて、大倉山方面は全く見えないので大峠に出るのはあきらめ、沼原方面に下山することにする。とはいえ、沼原湿原に降りるとそこからバス停までまた来た道を戻ることになってつまらないし、ピストンするなら初めから車で来ればよかったとなるので無理にでも下山口は変えたい気持ちに。普通に那須ロープウェイ山麓まで行くことにする。
積雪は数センチだけどどんどん降り積もっていくし、新雪をキュッキュと踏む音も感じられて雪山気分を楽しめた。たまに青空が見える一瞬もあって、大峠方面行けたか? などとも思うが数時間後の状況を考えるとやめておいて正解だった。行きとは違う道ということで姥ヶ平を通って牛ヶ首へ。歩いたことがなかったロープウェイ頂上駅方面の巻道を通る。やはり暴風地帯なので猛吹雪という感じ。雪の量はそこまでではないけど。この風でロープウェイが動いてるとも思えず、牛ヶ首山頂分岐から頂上方面へ。せっかくなので茶臼岳ピークも寄る。風がもろに当たるところでは飛ばされそうなくらいで歩いていても風でバランスを崩しそう。とはいえただ下山するだけじゃなくて雪山気分でピークを踏めた満足感がある。
峰の茶屋に着いて冬季入口から避難小屋に入る。中には今日山麓駅から登ってきたらしい人が結構大勢いた。今日三斗小屋に泊まるらしい。時間が早すぎるので朝日岳に寄ってみようかなどと話しており、出発して行った。パンと紅茶で休憩して小屋から出てみると数メートル先も見えない猛吹雪になっていた。茶臼岳ピークに寄ったのも数十分ずれていたらより厳しいものだったかも。場所によって風とか全然違うからなんとも言えないけど、明らかに天候は悪化している。ここからはもう小一時間降りるだけなのでそのまま行く。那須岳は山岳環境としては本格的なのに登山口とかが近くてこじんまりと歩けてしまうのが本当に助かる。こんな天候でも結構登ってくる人はいた。那須岳らしく軽装の人も。程なく山麓駅に着いて終了。レインウェアを脱いで営業していた売店のお餅を食べてバスに乗る。那須湯本で途中下車して立ち寄り湯に入って帰った。
南会津に抜ける意欲的なルートを歩けなかったのは残念だけど、雪山気分を楽しめたのはよかった。
晩秋・初冬期にテント泊するのは初めてだったので、夏山装備に冬用のグローブ、チェーンスパイクを足し、シュラフは持っているのの一番暖かいやつ(オーロラライト450dx udd)+ビビィ重ねとして問題なかった。三斗小屋温泉は環境がいいというのもありそうだけど。結局チェーンスパイクは使わなかった。
冬用ハードシェルも荷物になるので夏も使ってるオンヨネの雨具にしたけど、暴風地帯でもシェルとしていい性能を発揮してくれた。暴風地帯で長時間停滞してたらヤバいだろうけど、オンヨネの雨具が優れていることがわかってうれしい。
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