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Yamareco

記録ID: 279215
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積雪期ピークハント/縦走
四国

(愛媛)初冬の西赤石、東赤石 (1984)

1984年12月01日(土) ~ 1984年12月02日(日)
 - 拍手
GPS
30:00
距離
28.3km
登り
2,472m
下り
2,650m

コースタイム

12/1 10:10 東平林道入り口−12:10第三通洞−13:20銅山峰ヒュッテ(泊)
 ・午後、旧別子をハイキング
12/2 6:30 銅山峰ヒュッテ(角石原)発−8:20-30西赤石山−9:20-50前赤石山−10:30赤石山荘前−11:00東赤石山−13:00-10西赤石山−14:10銅山峰ヒュッテ−15:00第三通洞−16:00鹿森ダム登山口着
天候 12/1 曇りのち晴れ
12/2 霧、雪 のち晴れ
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行きも帰りも、人のクルマで送ってもらった
コース状況/
危険箇所等
この時期、稜線の積雪はまだ少なかったが、うっすらとした積雪で、登山道が見分けにくい場所が多かった。
12/1 銅山越えからの眺め、県境山脈の三森山あたりが見えていた
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
12/1 銅山越えからの眺め、県境山脈の三森山あたりが見えていた
銅山越えから西山に登り、西赤石山方面を望む
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
銅山越えから西山に登り、西赤石山方面を望む
12/2 昨日と天気は一転し、冷たい風と雲の中を進む。これは、前赤石山付近の風景、木々には樹氷が着いていた
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
12/2 昨日と天気は一転し、冷たい風と雲の中を進む。これは、前赤石山付近の風景、木々には樹氷が着いていた
前赤石付近、霧が深くて道がわかりづらかった
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
前赤石付近、霧が深くて道がわかりづらかった
赤石山荘前から、東赤石への岩屑の道を登る
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
赤石山荘前から、東赤石への岩屑の道を登る
東赤石山まで往復し、午後になるとようやく雲が上がって視界が出てきた。これは「物住の頭」ピークから見る西赤石山、山稜の北側は霧氷がびっしりとついていた
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
東赤石山まで往復し、午後になるとようやく雲が上がって視界が出てきた。これは「物住の頭」ピークから見る西赤石山、山稜の北側は霧氷がびっしりとついていた
霧氷の花咲く、「物住の頭」付近の風景
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
霧氷の花咲く、「物住の頭」付近の風景
西赤石まで戻ってくと、下界の風景も見えだした。山頂から霧氷を前景に、新居浜市内を見下ろす
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1
3/2 15:34
西赤石まで戻ってくと、下界の風景も見えだした。山頂から霧氷を前景に、新居浜市内を見下ろす
西赤石山頂付近、北側は霧氷がびっしりとついている
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
西赤石山頂付近、北側は霧氷がびっしりとついている
西赤石から振り返る東赤石山方面
2013年03月02日 15:34撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/2 15:34
西赤石から振り返る東赤石山方面
撮影機器:

感想

【山行No 73】

※ 金曜の夜に、赤石山の麓にある会社の厚生施設「山の家」で、忘年会が行われることになった。せっかくなので、翌日から1泊2日で初冬の赤石連山をテント泊で縦走する計画とし、前日はでかいザックを持っての忘年会参加。

12月1日(土)
 ・前日の酒も少し残っており、少し遅い出発。  
 ・本来は、テント泊の予定だったが、今朝、装備を確認すると、テント本体はあるものの、
  なんと、テントポールを持ってきてないことに気づき、ガックリ。
  仕方がないので、銅山峰ヒュッテにでも泊まるか、と考える。
  
10:10 登山開始点
 ・県道147号から東平への分岐のところで車から降ろしてもらい、登山開始。
  会社の同僚に「気を付けて」とばかり言われるので、なんだか大変な山にでもアタックするような錯覚がするようだ。
  今日は冬型の天気のようで、上空はドンヨリとしている。その下を、ボチボチと、荷物を担いで、林道を歩いてゆく。
12:10 第三通洞前
 ・柳谷コースを行く。

13:20 角石原(銅山峰ヒュッテ)着
 ・時間は早いが、営業している小屋はここしかないので、ここに泊まる。
  小屋のオジサン、オバサンは週末なので、登ってこられていた。
  今日の宿泊は、自分一人らしい。午後が暇だが、オジサンから旧別子の遺構見物を進められたので、空身で出かけた。

 ・午後は、銅山越えまで登り、峠の南側の旧別子銅山の遺構をぶらぶらと見物する。
  周りは結構樹木が茂っており、思っていたよりは遺跡らしさはなかった。
  帰りは時間が余ったので、西山にも上る。今日は午後から天気も回復し、
  西山からは、明日登る予定の西赤石などが良く見えていた。

 ・夜は、自分は自炊(カップ麺)なので、早々と済ませ、あとは炉辺で、オジサンらと、山の話をぽつぽつとする。
 ・あとは、個室に入って、シュラフに潜り込んで、早々と寝た。
  宿泊者が自分一人のせいか、なんとなく牢獄に入っているような、嫌な感じもした。
 
12月2日(日)
 ・夜半から、時雨れなのか、雨の音が聞こえて来ていたが、
  朝起きて外に出てみると、どんよりと曇っており、気分の乗らない朝だ。
  ここからは、新居浜市街地が見えるが、夜明け前は、信号が点滅している様子まで見えた。

6:30 角石原(銅山峰ヒュッテ)発(外気温=0℃)
 ・ようやくヘッドランプがいらない程度まで明るくなったが、薄暗い朝だ。とりあえず出発しよう。
  今日は北風が強く、ゴアの防寒具を着ていても少し寒いくらいだ。
7:20 稜線出会い
 ・稜線は雲の中。時折アラレも降りかかるなか、黙々と山頂を目指す。

8:20-30 西赤石山山頂(気温=マイナス3℃)
 ・ようやく着いたが、霧で展望もなく寒いばかりの山頂だった。
  天気は悪いが、時間も早いので、予定通り東赤石へと向かうことにする。
9:15-45 前赤石山
 ・物住の頭ピークを越え、岩峰の前赤石へと取り付く。
  この付近、濃い霧と、パラパラと降ってくるアラレのせいで、夏道がわかりづらい。
  前赤石へは直登ルートと、巻き道があるようだったが、まずは稜線伝いに頂上へ行ってみることにした。
  しかし、途中の岩場で道が解らなくなり、怪しげな岩棚をトラバースする場面など、かなり緊張した。
  結局、前赤石山の頂上がどこかは解らずじまいで、岩場を適当に歩いているうちに、巻き道の登山道に出た。
  ここからは、八巻山の岩稜帯を行くのは難しいと考え、赤石山荘への中腹のトラバース道を進む。
10:30 赤石山荘前
 ・ようやく、自分の位置が明確になり、ほっとした。
  赤石山荘の状態は、屋根のトタンが所どころ穴が開いている状態で、なんだか廃屋の雰囲気があった。
  さすがにこの中で一晩過ごすのは嫌だな、と思う。
 ・この先も登山道がアラレで白くなって、解りにくく、慎重に進む。
 
11:00 東赤石山山頂
 ・ようやく目的の2個めのピークに着いたが、ここもガスで視界はゼロ。感動も薄い。早々に戻ることにする。

11:20-50 赤石山荘前(気温=マイナス3℃)
 ・小屋の影で、風を避けながら、パンでの軽い昼食休憩とした。
12:30 物住の頭ピーク
 ・このピークに着いたあたりで、急に回りを覆っていた雲が上に上がって行き、視界が出てきた。
  麓の新居浜市内は陽が差しているようで明るく見える。
  振り返ると、前赤石あたりの岩稜帯が雲に見え隠れして、ちょっと怖いくらいの雰囲気だ。
 ・さらに進んでいると、ようやく他の山々も見え始め、笹ヶ峰やはるかに石鎚山まで見えだした。
  稜線の北側は、今日の雲、霧のせいで、木々には白い霧氷が一面についているのが見える。
13:00-10 西赤石山山頂
  ・ここも北側は、霧氷の花が咲いている。霧氷ごしに下界が見えた。

 ・すでに午後になってきたので、ここからは少し急ぎ気味で下る。
  相変わらず軽登山靴が足に合ってないため、下りにかかるとつま先が痛いのを我慢して下る。
13:50 稜線分岐
14:10-20 角石原(銅山峰ヒュッテ)
 ・ここで、本日初めての登山者に出会う。聞いてみると、今治からの人で、
  車で登山口まで来ているとのことだったので、一緒に下って車に乗せてもらうことになった。
15:00 第三通洞

16:00 鹿森ダム登山口
 ・夕暮れ時にようやく登山口に到着。
  途中から同行となった今治の人のクルマに乗っけてもらい、自宅近くまで送ってもらった。  

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