(愛媛)初冬の西赤石、東赤石 (1984)
- GPS
- 30:00
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,472m
- 下り
- 2,650m
コースタイム
・午後、旧別子をハイキング
12/2 6:30 銅山峰ヒュッテ(角石原)発−8:20-30西赤石山−9:20-50前赤石山−10:30赤石山荘前−11:00東赤石山−13:00-10西赤石山−14:10銅山峰ヒュッテ−15:00第三通洞−16:00鹿森ダム登山口着
天候 | 12/1 曇りのち晴れ 12/2 霧、雪 のち晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期、稜線の積雪はまだ少なかったが、うっすらとした積雪で、登山道が見分けにくい場所が多かった。 |
写真
感想
【山行No 73】
※ 金曜の夜に、赤石山の麓にある会社の厚生施設「山の家」で、忘年会が行われることになった。せっかくなので、翌日から1泊2日で初冬の赤石連山をテント泊で縦走する計画とし、前日はでかいザックを持っての忘年会参加。
12月1日(土)
・前日の酒も少し残っており、少し遅い出発。
・本来は、テント泊の予定だったが、今朝、装備を確認すると、テント本体はあるものの、
なんと、テントポールを持ってきてないことに気づき、ガックリ。
仕方がないので、銅山峰ヒュッテにでも泊まるか、と考える。
10:10 登山開始点
・県道147号から東平への分岐のところで車から降ろしてもらい、登山開始。
会社の同僚に「気を付けて」とばかり言われるので、なんだか大変な山にでもアタックするような錯覚がするようだ。
今日は冬型の天気のようで、上空はドンヨリとしている。その下を、ボチボチと、荷物を担いで、林道を歩いてゆく。
12:10 第三通洞前
・柳谷コースを行く。
13:20 角石原(銅山峰ヒュッテ)着
・時間は早いが、営業している小屋はここしかないので、ここに泊まる。
小屋のオジサン、オバサンは週末なので、登ってこられていた。
今日の宿泊は、自分一人らしい。午後が暇だが、オジサンから旧別子の遺構見物を進められたので、空身で出かけた。
・午後は、銅山越えまで登り、峠の南側の旧別子銅山の遺構をぶらぶらと見物する。
周りは結構樹木が茂っており、思っていたよりは遺跡らしさはなかった。
帰りは時間が余ったので、西山にも上る。今日は午後から天気も回復し、
西山からは、明日登る予定の西赤石などが良く見えていた。
・夜は、自分は自炊(カップ麺)なので、早々と済ませ、あとは炉辺で、オジサンらと、山の話をぽつぽつとする。
・あとは、個室に入って、シュラフに潜り込んで、早々と寝た。
宿泊者が自分一人のせいか、なんとなく牢獄に入っているような、嫌な感じもした。
12月2日(日)
・夜半から、時雨れなのか、雨の音が聞こえて来ていたが、
朝起きて外に出てみると、どんよりと曇っており、気分の乗らない朝だ。
ここからは、新居浜市街地が見えるが、夜明け前は、信号が点滅している様子まで見えた。
6:30 角石原(銅山峰ヒュッテ)発(外気温=0℃)
・ようやくヘッドランプがいらない程度まで明るくなったが、薄暗い朝だ。とりあえず出発しよう。
今日は北風が強く、ゴアの防寒具を着ていても少し寒いくらいだ。
7:20 稜線出会い
・稜線は雲の中。時折アラレも降りかかるなか、黙々と山頂を目指す。
8:20-30 西赤石山山頂(気温=マイナス3℃)
・ようやく着いたが、霧で展望もなく寒いばかりの山頂だった。
天気は悪いが、時間も早いので、予定通り東赤石へと向かうことにする。
9:15-45 前赤石山
・物住の頭ピークを越え、岩峰の前赤石へと取り付く。
この付近、濃い霧と、パラパラと降ってくるアラレのせいで、夏道がわかりづらい。
前赤石へは直登ルートと、巻き道があるようだったが、まずは稜線伝いに頂上へ行ってみることにした。
しかし、途中の岩場で道が解らなくなり、怪しげな岩棚をトラバースする場面など、かなり緊張した。
結局、前赤石山の頂上がどこかは解らずじまいで、岩場を適当に歩いているうちに、巻き道の登山道に出た。
ここからは、八巻山の岩稜帯を行くのは難しいと考え、赤石山荘への中腹のトラバース道を進む。
10:30 赤石山荘前
・ようやく、自分の位置が明確になり、ほっとした。
赤石山荘の状態は、屋根のトタンが所どころ穴が開いている状態で、なんだか廃屋の雰囲気があった。
さすがにこの中で一晩過ごすのは嫌だな、と思う。
・この先も登山道がアラレで白くなって、解りにくく、慎重に進む。
11:00 東赤石山山頂
・ようやく目的の2個めのピークに着いたが、ここもガスで視界はゼロ。感動も薄い。早々に戻ることにする。
11:20-50 赤石山荘前(気温=マイナス3℃)
・小屋の影で、風を避けながら、パンでの軽い昼食休憩とした。
12:30 物住の頭ピーク
・このピークに着いたあたりで、急に回りを覆っていた雲が上に上がって行き、視界が出てきた。
麓の新居浜市内は陽が差しているようで明るく見える。
振り返ると、前赤石あたりの岩稜帯が雲に見え隠れして、ちょっと怖いくらいの雰囲気だ。
・さらに進んでいると、ようやく他の山々も見え始め、笹ヶ峰やはるかに石鎚山まで見えだした。
稜線の北側は、今日の雲、霧のせいで、木々には白い霧氷が一面についているのが見える。
13:00-10 西赤石山山頂
・ここも北側は、霧氷の花が咲いている。霧氷ごしに下界が見えた。
・すでに午後になってきたので、ここからは少し急ぎ気味で下る。
相変わらず軽登山靴が足に合ってないため、下りにかかるとつま先が痛いのを我慢して下る。
13:50 稜線分岐
14:10-20 角石原(銅山峰ヒュッテ)
・ここで、本日初めての登山者に出会う。聞いてみると、今治からの人で、
車で登山口まで来ているとのことだったので、一緒に下って車に乗せてもらうことになった。
15:00 第三通洞
16:00 鹿森ダム登山口
・夕暮れ時にようやく登山口に到着。
途中から同行となった今治の人のクルマに乗っけてもらい、自宅近くまで送ってもらった。
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