八ヶ岳(雪訓1班)
- GPS
- 05:51
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 951m
- 下り
- 748m
コースタイム
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 2:05
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:25
天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇り時々小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ほうとう松木坂 https://tabelog.com/yamanashi/A1902/A190201/19000394/ |
写真
感想
5回目の雪訓。前週にウィルス性胃腸炎で倒れてしまったものの、何とか復帰して参加。(危なくSL無しにさせてしまいそうだったので、結構焦ってました汗)
例年の富士山があまりにも雪がないということで、紆余曲折あったうえで八ヶ岳に転向。赤岳鉱泉情報によると積雪0cm〜2cmということだったので心配してたものの、樹林帯の中にはそれなりに雪(こしもザラメ雪?)が残ってたので、全然雪がない富士山よりも良いコンディションだったかもしれない。
今回はSLが一人ってことで、ありがたいことに講習項目の多くを割り当ててもらえた(歩行全般、ビーコン関連)。事前にテキスト読み返したり、過去の反省点メモを読んで望んだけど、まだまだ漏れも多いし、CLや他班から学ぶことも多い。耐風姿勢、今までやり方間違えてました。。
今回はBC班の威信をかけて(?)、ビーコントレには力を入れた。今回初めて導入したのは複数埋没チェック。BC仲間から推奨された訓練で、これまでの外部講習でも実施したことがなかったので、自分自身ぜひやってみたかった(3台以上ビーコンがないとできないし・・・)。ドヤ顔してマーキング機能について語り、「ちゃんと説明書に書いてあるから読んでね!」なんていいましたが、すみません、私もこれまで自分のビーコンでの使い方を把握してませんでした(恥)
今回の参加者は雪山の経験がみんなあったので、どれだけ参考になることが伝えられたか分からないけど、山岳会での雪訓ってこんなことをするんだよ、というのは伝えられたかな?自分が学んだこと、体験したことを次の世代につなげていくのが大切なので、今年2年目だった人は来年は教える立場で、今年の新人は来年はフォローする立場になって、雪訓を盛り上げてもらえると嬉しいと思います。
【主な実施項目】
・ビーコングループチェック
・アイゼン無し歩行
・アイゼン歩行&ピッケルワーク
・ビーコントレ(単数埋没、複数埋没、プロービング)
・耐風姿勢
・初期制動、滑落停止
・持ち物・パッキングチェック
・番外編:高速道路運転トレ(tartletのみ)
参加者向け補足
・複数埋没のマーキング機能について「何人までいけるか?」の質問をもらいましたが、調べたところ概ね4つ以上になると精度が落ちるようです。
・捜索前の安全確認のポイントについては、別途調査します。
⇒ 確認しました。一言でいうと、「更なる雪崩が発生しうるかどうか?」なのですが、それを判断するには雪崩の知識が必要になるので、ここでは省略。
【備忘録】
・言い漏れたこと。下りトラバースのときの谷側の足の向き。
・まだまだ行動が遅く、改善の余地あり。お湯を沸かしている間にトイレに順番に行くのは確かに合理的。そういえば、ガス缶をお湯で温めるワザを使うのを忘れていた。
・気温はおおむね-5度程度。二日目の登頂時は一番寒いタイミングで-12度程度。1日目は冬用のミドルの上にシェルを着てちょうど良いくらい。2日目はそれに厚手のフリース。寝るときはフリース&ダウン上下でカイロ要らず。
・面倒になってシュラフカバーしなかったら、結露で寝袋がシメシメに。やっぱ使わないとダメだ。。
・当初は巻機山を提案した。理由はいくつかあり、積雪が十分ありそう、比較的平らな山で安全が保てる、避難小屋はあるのでいざというときに使える、この状況なら桜坂駐車場が使える可能性が高い、など。普段だと豪雪地帯すぎて12月に泊まりで入るにはリスクが高いけど、今年なら大丈夫か・・・と思ったら、結局雨の可能性が高いということで断念。雨降ったあと凍ると、結構悲劇ですもんね。場所探しは難しいですね。。
・当初巻機山の予定だったので、竹ペグを自作。ホームセンターで竹を買おうとしたら売ってなくて、仕方なく100円ショップで物差し購入。穴を開けるのにコツがあって、竹の外側をカッターで削ってからじゃないとキリが全く通らない。竹の外から穴を開けていくのがポイント。紐は自然に帰る麻縄にするのがポイントらしい。今回は使えなかったので、いずれ十分にアンカーになるか試してみたい。
唐松岳→巻機山→最終的に八ヶ岳に落ちつきました。場所探しありがとうございます。
今回は初の雪訓。基本を学び直せたのはもちろんのことテント生活ができたのがありがたかったです。
こぶちざわに集合後テントを張って軽く一杯。この日は上下ダウン、テントシューズと3番のシュラフでぐっすりでした。
出発前の重量チェック…なんと重量更新(17.8)不安に思いながらも夏終わりからスクワットしまくった脚を信じてスタート。
雪がない代わりに道はつるつる…なんとか転ばずに赤岳鉱泉までたどり着けました。(ウェアは最終的にメリノ1枚笑)
手早くテントを張り、行者小屋方面へ。3班に隣の斜面を譲っていただき、道具の説明からアイゼンなし歩行、アイゼンワーク、ピッケルワーク、トラバース、斜面での休み方、その後中山乗越方面へノートレースの道を歩く!少し先頭を歩かせてもらい、プチラッセルさせてもらいました!楽しかった!
中山乗越では雪崩講習。ビーコン捜索、プローブの使い方、実際に人を埋めるほど雪はないのでプローブでついた時の人の感覚を知るため、tartletさんをつつかせてもらう…
テントに戻り明日の準備(ついたらすぐお湯の準備)、軽く乾杯、ご飯の準備、宴会開始。
夜は3シーズン二枚重ねで寒くはなかったですが、地味な斜面で体が下に下がっていき足先の血が止まり気味になりました…
翌朝5時起床。ラーメンが美味しかった!唐辛子入りごま油は家でも普通に作りたいです。
出発準備が遅くなってしまい、注意されてしまう。(前日の荷物チェックが足りませんでした…)
硫黄岳に向かうもやっぱり雪はなし。稜線にあがってもガスガスだったので写真撮って引き返す。
赤岳鉱泉に戻り、滑落停止の方法を教えてもらう。その後パッキングチェックして下山!
内容盛り沢山で学ぶことがたくさんありました。
ありがとうございました。
・アイゼン、ピッケル等鋭利なものはテントに近づけない(破けるから)
今回はガチャ類含めて木にくくりつけた
・トラバース時の足の向き。クロスステップ注意。
・テント生活セット(シュラフ、テントシューズ、ダウンパンツ等)は一つにまとめておく
・とにかく時短!作業は少しでも少なくできるよう工夫(ジッパーに紐、パッキング等)
・靴はテントの中で脱ぐ(時短&冷え防止?)
・テント内では荷物は縦に
・火を扱ってる時は誰かが常に支える
・朝はお湯を沸かしてる間にトイレに行くと帰ってきた時にすぐあったまれる(それだけお湯を沸かすのは時間がかかる…)
・ガス缶は火のそばに。沸かしつつ、缶も温めつつ…
・滑落停止はいろんな方法がある。滑落しだすと止まれないことが多いため、そもそも落ちないように歩くのが大事
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する