西丹沢周回
- GPS
- 06:04
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,583m
- 下り
- 1,575m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:54
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道標とマーキング完備。危険箇所は見当たらなかった。登山道に雪氷はなく、今日の時点では滑り止めは不要だった。 |
写真
感想
好天予報を信じて西丹沢へ出掛けた。丹沢はこれまで大倉まで電車とバスで行くのが恒例だったし、駐車場のことを考えなくて良いのでそのほうが好都合だったが、今回の西丹沢はクルマで行った。電車とバスでも行けるが、交通費がほぼ一緒なのと、何より現地到着が遅いので、日の入りの早い時期には不向きに思えた。西丹沢ビジターセンターの駐車場には6時過ぎに到着。アスファルトで舗装されたエリアは既にいっぱいで、道路の反対側の未舗装箇所に場所を確保。いっぱいだったらどうしようと思っていたが、さすがに12月の日の出前であればなんとかなるようだった。トイレと食事は途中の山北の道の駅で済ませてきたので、シューズを履いたら6:20に行動開始。まだあたりは暗かったが、ライトは使わずに歩き出す。
今日は西丹沢ビジターセンターを起点に周回コースを歩く予定。まずは車道歩きで用木沢出合を目指す。左手側はキャンプ場になっていて、12月だというのにすごい数のテントが張られていた。密を避けてキャンプ場に来ているのかもしれない。出発時の気温は6℃と、埼玉の自宅とほぼ変わらない。なので防寒装備は全てザックに詰めて、秋山の格好で歩き出した。帽子やグローブで防寒装備する必要は全然なかった。20分ほど歩くと犬越路に向かう登山道が現れる。地図をよく見て進む。登山道に入ってしばらくは沢沿いを歩く。沢から離れると急傾斜の登りとなる。気温がこの時期としては高く、しかも風も全くないので暑くて仕方ない。汗をかきつつ登る。天気は曇っていて、好天予報はどこに行ったのだ?と思わずにはいられなかった。7:37に犬越路に到着。ガスで展望は全くない。少し風が吹いていて、汗をかいた後なので寒く感じる。避難小屋があったので中で休憩する。小屋の中で食料と水分を取り、再度外に出て行動開始。歩き始めは寒かったが、傾斜が割と急なのですぐに体は温まった。それよりも天気が良くない。ガスで展望は全くない。でも樹林帯歩きなので、晴れていても樹木の間から周囲が少し見えた程度かもしれない。途中の登山道はあちこちで工事中で、木製の階段を作っているようだった。既に設置の終わったところもあったので利用させてもらう。止まると寒いので止まらずに大室山の分岐に到着。少し青空も見え始めたが、すかっと晴れるまでには至らない。8:36に大室山到着。標高差1000メートル弱を2時間ほどで登ってきたことになる。悪くないペースだった。山頂付近は少し樹氷も見られたが、昨夜から今朝にかけては気温が高かったので、真っ白とはいえなかった。何より曇り空なので、樹氷があっても色は映えないだろう。写真数枚だけで分岐に戻り加入道山を目指す。加入道山へは下りの登山道を歩く。ここは既に整備が終わっていて、それは有り難いのだが、今日はガスで木の階段が湿っていて滑り易く、慎重に降りる必要があった。もし今日気温が氷点下まで下がっていたら、この木の階段に霜が降りていたはずで、その場合は滑って仕方なかっただろう。水に濡れている程度でまだましだった。加入道山へ下っている時に一瞬富士山が見える。樹木も雲もない場所で、一瞬だったが見られて良かった。加入道山に近付くと晴れ間が出てきて気温が上がった感じがした。このまま晴れてくれたら良いのだが。加入道山には9:17に到着。無人、貸し切り。ベンチが多数あって休憩に適していた。風がビュービュー吹いていて寒ければ、近くの避難小屋内で休むことも可能だった。この避難小屋も見た目が新しく、きれいだった。小屋に入るほど寒さを感じなかったので、ベンチに座って休憩。樹木に邪魔されて展望はなし。でも天気が回復してきたので気分は良い。休憩中はソフトシェルジャケットを羽織り、出発時は脱いでザックにしまう。
加入道山を出てからはアップダウンはあるものの、標高差は大きく変化しない。1200メートル前後を行ったり来たり。比較的楽な縦走路だが、樹木が濃くて展望は得られない。右手側には時折富士山が見えたが、木が多いので、わざわざ立ち止まって写真を撮る気にはなれなかった。左手側には今朝通過してきた大室山が見える。それと左手側には延々鹿よけのネットが張り巡らされており、これが数km続いた。設置には大変な費用と、何より労力が必要だっただろう。シカの食害防止が目的だと思うが、歩いても歩いても途切れないので驚く。アップダウンが少ない縦走路なので、自分としては良いペースで進める。いつの間にかネットもなくなるとモロクボ沢の頭に10:27に到着。ここにもベンチがあったので座って休憩。持参したあんパンと麦茶を飲む。ここで間違った方向に進むと致命的なので、しっかり方角を確認してから畦ヶ丸方向に進む。天気は再び曇りになっていた。
今日はハイカーを見るのはとても少なく、自分のペースで歩けたが、この辺りからは増え始めた。すれ違い待ちが増えたが、ここまで休憩時間を削って歩いて来たので、止まって休むのも悪くなかった。畦ヶ丸の避難小屋は、今日見た中では一番きれいで、本当にピカピカの新築に見えた。寝袋と水食料を持って泊まりに来ても良いくらいにきれい。でもそう思う人は多そうで、小屋の中が密になりそうだ。小屋は写真だけで通過して、その先の畦ヶ丸には10:50着。先客のたばこが臭いので、さっさと通過。この先もすれ違いは多い。ビジターセンターから来るのは分かるのだが、どこが目的地なのかは分からない。畦ヶ丸付近まで上がって、お弁当を食べたら同じ道を下山のパターンだろうか。こちらはあとは下るのみなので、スリップに気を付けて進む。天気は晴れてきて、雲が見えなくなったので、この後終日晴れそうな雰囲気だった。少し時間を遅らせてくれば晴れの中周回できたかもしれない。ルートは朝は沢沿いの登山道を歩いたが、最後も沢沿いを歩くことに。橋は渡渉の度にかけてあったので、岩の上を伝って歩くようなことはなかった。整備の行き届いている。最後に大きな吊り橋を渡ると駐車場が見えゴール。12:13に到着したので、出発から6時間かからなかった。思った以上に早く到着できたのは、途中の天気が悪くて写真を撮る必要がなかったからかもしれない。
駐車場は朝とは見違えるほどにクルマが増えていて、路駐はなかったが、いっぱいになっていた。12月でも、あるいは、12月だからこそ繁盛するのかもしれない。
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