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記録ID: 281775
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

【鈴鹿マイナーマウンテン鶚】茶野〜鈴ヶ岳〜鈴北岳(テーブルランド西端)

2013年03月31日(日) [日帰り]
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GPS
07:10
距離
12.7km
登り
1,018m
下り
1,015m

コースタイム

9:15茶野登山口
天候 曇り一時小雨〜15時頃より晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
茶野登山口付近に駐車スペースあり(3~4台)
コース状況/
危険箇所等
 赤テープが所々にあり地図、コンパスがあればOKです。
登山口の向かい側にポストがあります。
雪もほとんど残っていません。目立った危険箇所もありませんでした。
 国道306号、多賀町大君ヶ畑の集落最奥にある火の用心の赤い標識が目印。
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 国道306号、多賀町大君ヶ畑の集落最奥にある火の用心の赤い標識が目印。
いきなり「ショウジョウバカマ」発見!
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いきなり「ショウジョウバカマ」発見!
さすがは御池岳の衛星峰、見事なカレンフエルト
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さすがは御池岳の衛星峰、見事なカレンフエルト
杉の植林帯を抜け尾根に這い上がると気持ちの良い尾根歩きだった。
杉の植林帯を抜け尾根に這い上がると気持ちの良い尾根歩きだった。
茶野の山頂は開放感抜群
茶野の山頂は開放感抜群
茶野ピーク。何もなし
茶野ピーク。何もなし
イブネに良く似ている。
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イブネに良く似ている。
最初の鉄塔
鉄塔の足元にもカレンフエルト
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鉄塔の足元にもカレンフエルト
バイケイソウが芽吹いてきた!
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バイケイソウが芽吹いてきた!
結構微妙なバランス
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結構微妙なバランス
雪も少々残っている
雪も少々残っている
福寿草を見つけた
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福寿草を見つけた
まだまだこれから
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まだまだこれから
1,000mを超える標高ではこれからがシーズン
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1,000mを超える標高ではこれからがシーズン
鈴ヶ岳ピーク
大変見にくいのだが 左の端にドラム缶が廃棄されている。
大変見にくいのだが 左の端にドラム缶が廃棄されている。
鈴北岳の稜線が見えてきた!
鈴北岳の稜線が見えてきた!
ここがテーブルランドの西の端っこ1
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ここがテーブルランドの西の端っこ1
鈴北はいつも強風
鈴北はいつも強風
標識が新しくなっていた
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標識が新しくなっていた
雪もほぼ消えていたテーブルランド
雪もほぼ消えていたテーブルランド
やっぱりここは素晴らしい 鈴鹿ナンバー1です。
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やっぱりここは素晴らしい 鈴鹿ナンバー1です。
鞍掛トンネル西側登山口に下山
鞍掛トンネル西側登山口に下山
ここから閉鎖中の国道306号を徒歩で下ります。
は〜っ長い!
ここから閉鎖中の国道306号を徒歩で下ります。
は〜っ長い!
3月末になっても封鎖中の理由はここにあった。
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3月末になっても封鎖中の理由はここにあった。
やっとゲートへ しかしここから大君ヶ畑の駐車地まで更に徒歩
やっとゲートへ しかしここから大君ヶ畑の駐車地まで更に徒歩
やっと着いた
撮影機器:

感想

【鈴鹿マイナーマウンテン 掘曄|稾遏僧襯岳〜鈴北岳(テーブルランド西端)

 鈴鹿に限らず山脈、山系には主峰と呼ばれる代表的な山と衛星峰と呼ばれる二番手、三番手であまり注目を浴びる事がない山がある。
 しかしその様な山には意外とその山域でも最高レベルの展望があったり絶滅の危機にある希少な草花が自生し群落を形成していたり野生動物がひっそりと営みを続けていたりする。
 私が好んで鈴鹿のマイナーな山を歩くのはそのような山にこそ鈴鹿の奥深い魅力があり歩けば歩く程新たな発見がある。また自分自身もマイナーな存在であり、そんな自分と重ね合わせて無名の秀峰(私は秀ではないが)を好み静かに歩いているのかもしれない。セブンマウンテンだけが鈴鹿ではないですよ! 無名=劣ではないと言うことを控えめに主張したいのである。
 
 今回ご紹介するのは鈴鹿の最高峰「御池岳」から北西に連なる鈴北岳、鈴ヶ岳、茶野の3峰、鈴北岳は御池岳のテーブルランドとの続きで県境尾根コースを歩く場合は必ず通過するピークなので御存知かと思うがそのピークより北西に連なる山と谷を歩かれた方は少ないと思う。特に三重県側からの登山者にとって最も遠い存在である。今回自身も初めて足を踏み入れたが今後二度三度と通い続けたくなったコースであり魅力満載であった。
 なお「マイナーマウンテン」なのでルートもマイナーでいわゆる破線、バリエーションルートが大半で踏み跡が薄かったり不明瞭な箇所もあります。もし興味をもたれて入山される方は地図、コンパス、GPSの携行、事前調査などを入念にして時間に余裕を持って入山されるようお願いしたい。

《茶野》
前半は杉の植林帯が続くが其処を抜けて稜線にでる前にかなりの急峻があり本コース最大の難関。木の枝や根を掴みストックを突き刺し滑落しないようにかなり慎重に登ることが要求される。
 しかし尾根道に出たらしめたもので かなり気持ち良く歩ける。山頂は想像出来ないほどの広々とした台地で開放感抜群、ちょうどイブネのような感じ。これより鈴ヶ岳へ続く道も大変気持ちよい。

《鈴ヶ岳》
 茶野から見て向側にある山だと思って登ってみればその奥の山だった。茶野からの距離が予想以上にありやはり引き返してピストンにしようかと思ったところに「福寿草」の鮮やかな黄色が目に入り、気持ちを整えることが出来た。そして地中から芽吹いたばかりの「バイケイソウ」の新芽の鮮やかな緑色も私に勇気を与えてくれた。植物の力、自然の力は本当に偉大だ。ピークには古くなった標識があるのみだが稜線上から見上げる御池岳の迫力に圧倒される。さすがは主峰、しかしこの位置から見る御池岳も素晴らしい。後は一旦下り登り返すだけ。山頂過ぎたところになぜかドラム缶が5つ以上廃棄されており少し残念だった。

《鈴北岳》
 ヒルコバという意味深なコルを通過して鈴北岳に取付くのだが、ヒルコバで蛭がコバっていたら(意味不明)どうしようとビビリながら通過する。幸いまだコバっておらず(だから意味不明)一安心して勾配が少しきつめの鈴北岳の西南斜面をひたすら登る。バイケイソウや福寿草の群落だらけで足の踏み場に困りながらようやくテーブルランドの端っこに這い上がると そこには見慣れた風景が待っていてくれた。しかも山頂に立つと急速に雲が消え晴れてきてくれた。そのまま駆け下りたくなったが 下山用に体力を温存。振返ると鈴ヶ岳の尖がった山姿が大きく見え奥には茶野を少し見ることが出来た。さあ下山だ!と再度自分に気合を入れて県境尾根を鞍掛峠目指して下りていった。


 自身、縦走は初めてではないが 道を知らない分長く感じた。茶野の素晴らしさを実感できたことだけでも大きな収穫だったが 鈴北岳の西の斜面はおそらく来週には福寿草が満開になりすごい事になりそうだ。バイケイソウの緑も映えるであろう一度花のピークの状態を見てみたいものだ。
 国道ゲートが開くのは時間がかかりそうだが最下部からじっくりと詰めて行く御池岳もまた良いものだった。
 今回の山行も他の登山者に出会うことなく静かな山歩きだった。

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コメント

登山口について
yuconさん、おはようございます。
スタートとゴール地点は同じですか。
登山口まで車を停めて何キロくらい、何分くらいでしょう?
2013/4/2 7:15
ご訪問 感謝いたします
 登山口は最短距離の鞍掛峠県境尾根ルートを選択するとゲートから国道歩きがあります。約一時間のアスファルト一般道歩きです。その他の登山口は車で近くまで接近できます。
 今週の土日はお天気が悪そうです。家の中でおとなしくするかです。
 最近の山行でかなりレベルアップされた先輩ならどのコースでも大丈夫でしょう。でもお天気が・・・  
2013/4/2 20:56
プロフィール画像
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