今は無き観音山を訪ねる
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- GPS
- 07:36
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,305m
- 下り
- 1,195m
コースタイム
9:16細窪山9:37-10:02東秩父村役場入口-10:20送電線92号鉄塔10:33-
11:11地蔵岳11:15-昼食休憩50分-12:40採石場-休憩18分-13:47仙元山-
14:26皆谷
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・切通橋から腰越城跡 調べずに行った為西から登ったが、正規ルートは東側に在る様だ。西側のルートはあまり使われていない様で荒れている。 ・腰越城跡から石尊山 登山地図にルートが無いのが不思議なほどはっきりした道が続く。ただ、造成地では踏み跡がバラけるので自分の判断で進む事になる。縦長の造成地を終点まで行けば良い。 ・石尊山から細窪山 官ノ倉峠まではハイキングコースで全く問題無し。その先は腰越城跡〜石尊山までと同程度の踏まれ具合。一応要所に私設道標が設置されている。途中、林道が切り通しで尾根を越えている所が在る。 ・細窪山から東秩父村役場入口バス停 道ははっきりしている。ただ、途中で隣尾根に移る短いトラバース区間が有り、その部分の道が細く頼りないので間違えてないか不安だった。 ・東秩父村役場から地蔵岳 稜線に出るまで鉄塔巡視路を使ったので、全く問題無かった。稜線に出てからは踏み跡がほぼ無い。但し、尾根筋に藪は無かった。時々赤テープの目印が見られたが、それを追って進むのは無理だと思う。地形図必須。GPSナビが有ればなお良い。 ・地蔵岳から皆谷 稜線部分は地蔵岳までと同様。観音山は削られて採石場になっている。地蔵岳側はまだしも、仙元山側は危険なので登り下りしない方が良い。 |
写真
感想
前々から気になっていた山域が在る。採石で削られた観音山を含む、地蔵岳から仙元山への連なりだ。昨年1月に似た様なコースを考えて歩いたが、時間切れで肝心の山域に入れなかった。今回は出発を早めたし、日照時間も長いので充分だろう。
切通橋近くの河原に車を止めて出発した。まだ歩いた事が無い腰越城跡からのルートを行く為だ。しかし、出足からいきなりつまづいてしまった。腰越城跡へ登る道が見付からないのだ。有名な城跡の事だから、どこからでも登れる様に複数の道が在ると思っていたが、調べたらパトリア小川の方から登る1本だけだった。今回使った道は地元の人しか知らない様な道だろう。運良くその道が見付かって良かったが、下手をすれば道を探して大幅にタイムロスしていたかも知れない。
登り着いたのは城跡北側の掘切だった。そこから三角点「安戸」に向かう。途中まで巡視路だったが、鉄塔を過ぎても明瞭な踏み跡が続いていた。手ぶらのハイカーに出合う。どうやら近所の方の散歩コースになっている様だ。三角点から尾根が二手に分かれるが、一方に踏み跡は無かった。踏み跡の有る石尊山方向へ下る。官ノ倉山頂の疎らな木が目立つので、丁度良い目印になった。
下り切るとだだっ広い造成地だった。ゴルフ場予定地だったらしいので、駐車場やクラブハウスが建つ筈だったんだろう。縦長の造成地を端まで行くと、右手に石尊山への取り付きが在った。再び尾根道となり、樹林の中を行く。途中で峠道が2箇所乗っ越していた。2つ目は明らかに堀切だと思うが、城跡からは随分離れている。離れ城でも在ったんだろうか。石尊山へ最後の登りになると、100m程の高さを一気に登る。それまでが軽いアップダウンを繰り返していたので、余計に苦しい。息を切らし、汗だくになってやっと登り着いた。
休憩を終え、細窪山に向けて出発する。前述の通り、この区間は1度歩いた事があるので特に気を使う事も無い。烏森山の次のピークを登り始めると藪っぽくなり、踏み跡が二筋に分かれるが、その先で合流しているのも確認済みだ。私設の道標が幾つか有ったが、それらには全て臼入山と書いてあったと思う。細窪山の事なので惑わされない様に。臼入山5分の道標を過ぎると、一旦下って最後の登りになる。きっちり5分で細窪山に登り着いた。
前回は落合へ下ったので、今回は奥沢に下ってみる。下り口に奥沢バス停20分の指導標が有った。比べるとこっちの方が大分良い道だ。下り着いたのは東秩父村役場入口バス停で、時間も25分掛かった。
いよいよ核心部に踏み込む。巡視路が稜線まで続くので、それを使えば安心だ。向掘集落内は道が入り組んでいるが、どの鉄塔を目指せば良いか分かっていれば大丈夫。自然と巡視路入口に着く。最初の鉄塔に登り着くと脚に異様な疲れを感じた。やはり長い下りを挟むと脚に来る。少し早いが休憩する事にした。巡視路は昔からの仕事道をそのまま利用していて、思ったより確りした道だった。その分余計な分岐も在るが、その都度あの黄色い道標が立っていて迷う事は無い。
稜線に出たら巡視路と逆方向に進む。1つ小ピークを越え、次の小ピークが曲者だ。右に90度折れて下るのが正解だが、何しろ踏み跡が無いので自信が持てない。GPSの有り難味を感じる所だった。そこさえクリアすれば後は尾根筋を地形任せに進むだけだ。苦も無く地蔵岳に着いた。
地蔵岳の下りも気を使う。来た方向からそのまま通り抜けると、橋場の方へ下ってしまうので、やや左に折れて下る。赤テープの目印が有ったので、注意していれば大丈夫だろう。登り返して進むとまた厄介な所が有る。巻き道に入るのだが、終わりから意識して折り返さないと別尾根に乗ってしまう。今回それでルートミスをした。気持ちが折れ掛けたが、昼食休憩を摂って何とか持ち直した。
観音山は削られて既に存在しない。本来なら尾根通しに歩く事は出来ないが、今回は採石場が休業日だったので通過出来た。採石場の法面は、地蔵岳側が割と緩いのでギリギリ立ち姿勢で下る事が出来た。反対側は地形図のP460が残っていて、そこまで登り返す事になる。中間辺りまでは搬送路で行けるが、その先はとんでもない急斜面を這い登った。危険なので他の人にはお勧め出来ない。
P460を下って仙元山に登り返す。鞍部から左に広い道が伸びていた。仙元山を東に巻いている様だが、どこに出るんだろうか。少し登って小鞍部。今度は右に道が在る。うーん、興味が尽きない。仙元山ではそれなりに踏み跡が有った。
この後萩平から東に向かい、東秩父村と小川町の境界尾根を下って戻るつもりだった。しかし、脚の疲れがそろそろ限界で、今にも攣りそうだったので皆谷に下る事にした。そうとなれば気になるのがさっきの道だ。来た方向に戻って西に伸びる道を行ってみた。結果は単なる巻き道で、皆谷−萩平間の道路に繋がっていた。
関連記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-592392.html リュウゴッパナ〜タカハタ〜腰越城跡〜安戸城跡
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-959405.html 臼入山南東尾根
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