(過去レコ)御嶽山
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,883m
- 下り
- 1,877m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
富士山と日本アルプス以外で唯一の3000m峰である御嶽山は、田ノ原から行けば時間が掛からないので後回しになっていた。
前日の夜10時半に家を出て、一般道で256辧¬訝罎3時20分に田ノ原に着く。
風が強くて大変寒く、防寒着のほか、イヤーカバーを当ててスタートする。
王滝頂上には立派な神社があり、“御嶽神社頂上奥社本宮”と書かれていた。
登山の安全を祈り、剣ヶ峰へ向かう。
神社裏手の八丁ダルミの下方ではあちこちから水蒸気が上がり、不気味な噴出音を立てていた。
剣ヶ峰は快晴下の素晴らしい展望で、未明に強かった風も治まり、下界は広大な雲海に埋め尽くされ、高い山には雲もガスも皆無で、えも言われぬ絶景だった。
太陽の関係で富士山はやや霞んで見えたが、剱岳を始め、北アルプスや白山はよく見えた。乗鞍は近いので一際大きかった。
黒々とした中央アルプス、その奥に延々と連なる南アルプスが、あたかも雲海に屏風を立てたかのごとくであった。
テン泊で、所沢から来たという若い人が先行していて、山の話をして6時55分までいた。
その後、摩利支天山へ行く途中、当初は予定していなかった継母岳へ行く。
稜線から少し下った所にザックをデポして行ったら、帰りの上りでその場所が分からなくなり、一旦稜線まで上がって再び探しながら下る。40分ほどのタイムロス。
継母岳へは大きな石のガレで、似たような傾斜面が広がり、目印などは全く無い。
一ノ池の外輪ピークに戻り、摩利支天山→飛騨頂上→継子岳へと北上する。
摩利支天付近からガスが出始め、継子岳では進行方向の全容が見えないほど濃くなり、踏み跡も不明瞭となる。今朝の快晴からはとても想像できなかった。
周遊を諦めて引き返すことも考えたが、地図にはルートが明瞭に表示されているので、微かな踏み跡を辿って先へ進む。
四ノ池のコルには豊富な水が流れており、これがとても美味しくて元気を取り戻す。
一ノ池と四ノ池は賽ノ河原と同様に水は溜まってなく、五ノ池は水が綺麗でなく、大きな水溜まりという感じ、六ノ池はどこが池かと思うような平坦地だった。
三ノ池は素晴らしかったが、二ノ池は浅いので湖水に鮮やかさがない。
三ノ池の開田頂上から主稜線へ上がる道は、頭上の崩れ落ちそうな巨岩を見上げながらの凄い急登。
賽ノ河原避難小屋から二ノ池経由で王滝頂上へ戻る区間は、複雑に交錯したルートの割には道標や立札が大変お粗末で、朽ち果てて倒れ掛かったものばかりだった。
剣ヶ峰には驚きを禁じ得ない立派な石段が、3000mを超える地点に建造されているが、登山者の羅針盤ともいうべき道標が朽ち果てていたのは、名だたる名峰であるが故にとても残念だった。
王滝口登山道はよく整備され、田ノ原へ下る間に行き会ったのは単独行だけ。
田ノ原で、二人のおばさんと話をしていて、登山のタイプが私と似ているのが印象に残った。
【36120歩】
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