【ツェルトかぶって山頂で青空待ち】西尾根〜雨乞岳〜清水頭〜奥の畑谷
- GPS
- 08:17
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 960m
- 下り
- 949m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:13
天候 | 霧〜雲の中/曇り後徐々に晴れ間広がる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチでは10〜20cmの積雪。山頂近くでは20〜30cm程の積雪。 蓮如上人旧跡からの雨乞岳西尾根〜雨乞岳間と清水頭〜奥の畑谷間はバリエーションルートです。 登りに使うのは西尾根の方が歩きやすいと思います。 計画時には午後に青空の下で西尾根の霧氷を見るために逆回りすることも考えましたが、清水頭〜奥の畑谷間は西尾根以上の急斜面ですので、積雪期は今回の回りの方が良いように思います。(次回歩く時もこの回りにすると思います。) |
写真
感想
日曜日はどこに行こうかと迷ったが、午後から晴れ間が広がることを期待して滋賀でも少しでも南部の方が日本海側の影響を受けないだろうと雨乞岳へ。前回は2017年の2月、この時は笹原が雪原に変わった新雪の雨乞岳に感激した。あの感動を再び、という目論見だ。
今回は天候回復予報の午後に稜線歩きと行きたいので、いつもより遅めの8時出発、汗をかかないようにゆっくりと登る。おそらく最後尾に近い出発なので、ノートレースはメインルートでは期待できないだろうと、登りでは雨乞岳山頂へのダイレクト西尾根、下りは清水頭から奥の畑谷へのルートを考えていた。
西尾根取りつきは狙った通りのノートレース、早めにワカンを着用して急登に取り掛かる。次第に霧氷が現れ、やがて一面の霧氷の森の中を歩く。青空の下であれば、感嘆の声をあげて足が前に進まなかったかもしれないが、あいにくの霧の中、モノクロームの世界だ。私にとっては霧氷と青空はセット物なのだ。青空がないと心が動かない。これでは山頂に早く着いても仕方ないのでゆっくりと進むが、それでも12時には雨乞岳山頂に着いてしまった。まだまだ雲の中で霧は晴れそうにない。帰りの時間を考え、13時まで粘ることにして、ザックからツェルトを取り出してかぶり横になって小一時間うたた寝する。しっかり着込んだ訳ではないので寒さに耐えかねたところで、暖まるため歩き出す。まだ霧は晴れない。いつか歩くこともあるだろうと南雨乞岳から伸びる南尾根を偵察(スノーシューの足跡あり)し、再び南雨乞岳山頂へ戻ってきた頃、ようやく薄日がさして天候が回復してきた。
南雨乞岳を少し下ると霧が晴れ、標高1000m以下の視界は良好だ。ここから清水頭迄の稜線歩きは劇的に変化する天候とともに全貌を見せる雨乞岳が白く輝く、この景色こそ、ツェルトかぶって待った甲斐があったという物だ。
清水頭で鎌ヶ岳の勇姿に別れを告げた後、適当なところから奥の畑谷を目指して急降下。新雪が薄く地面の枯れ枝にワカンが引っかかって危なっかしい思いを何度もする。もう少し積雪がないと快適とは言えない。
それでもあっという間に奥の畑谷に着く。ここにはスノーシューの足跡があった。おそらく稜線ですれ違った方のものだろう。奥の畑谷を渡渉を繰り返しながらのんびりと歩き、千草街道に合流。
行きに安全登山を願った桜地蔵に下山感謝し、善住坊の隠れ岩を覗く。善住坊とは、かつて大河ドラマ「黄金の日々」で川谷拓三さんが演じた人物でこの地で信長を狙撃し負傷させたという逸話が残っている。
登山口には私の他に残る車は1台。だが、予定通り16時台には下山できた。今日は思ったほど天候回復せず、雲の多い日となったが、山頂でのツェルト待機が功を奏したと言って良いだろう。その意味では、計画通りの山行だった。
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