記録ID: 28952
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沢登り
日高山脈
額平川→幌尻岳→新冠川→ポンベツ沢⊃カムイエクウチカウシ山→エサオマントッタベツ岳→エサオマントッタベツ川→札内岳→ピリカペタヌ沢
1990年07月24日(火) ~
1990年08月01日(水)
- GPS
- 200:00
- 距離
- 59.3km
- 登り
- 4,514m
- 下り
- 4,683m
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
額平川→幌尻岳→新冠川→ポンベツ沢⊃カムイエクウチカウシ山→エサオマントッタベツ岳→エサオマントッタベツ川→札内岳→ピリカペタヌ沢 1990/7/24〜8/1(8-1) 7/24 晴れ(夜雷雨):ゲート(8:20)→幌尻山荘C1着(11:30) ハイヤーでゲートまで。1h歩いて林道終点。ここより山荘までは踏み跡あり。渡渉も数回あり。山荘は立派なものだ。客もなし、快適に寝る。 7/25 曇り時々ガス:C1発(15:30)→幌尻岳(9:45-10:00)→七つ沼カールC2着(12:20) 未明に雷雨となるが、増水していないので出発。額平川は明るく快調で標高1200の二股を右に取るまで顕著な滝3つあり。何れも捲き道あり。3つ目の滝、上部シュリンゲ垂らす。幌尻北カールまではどんどん高度を上げる。素直にガレをつめ、縦走路に出る。生憎頂上はガスで何も見えない。七つ沼へは幌尻寄りからの踏み跡を使う。途中、膝の痛むメンバーをデポしてトッタベツ往復。 7/26 雨のち曇り:停滞C2=C3 朝方激しい雨。午前中いっぱい続く。昨日涸れていた沼は水を満面にたたえている。停滞して午後は濡れ物を干す。 7/27 快晴:C3発(5:45)→エサオマン入の沢出合(10:45-11:00)→ポンベツ出合C4(12:45) 新冠川を下る。中流部の函状はしばらく中を行く。最後の滝だけ左岸を小さく巻く。下部は豪快で美しい沢となる。ポンベツ出合でキャンプ。でっかい焚き火をしてそうめんを食う。 7/28 快晴:C4発(5:45)→ナメワッカ分岐(14:15-45)→10の沢カールC5(16:00) ポンベツ沢から10の沢カールへ。最初の水線の二股から函となり、泳いで通過していく。メンバーを引っ張るのにザイルを2回使用する。日のまだ当たらない函の中はまだ寒い。函状の岩盤やナメが延々と続き、へつったり中を行ったりで結構楽しめる。標高930の二股から先は河原となり、どこでも泊まれる。標高1060から南にとるとガレ状となり、地図の崖マークのあたりにナメ滝が続く。一番大きな滝で抜け口にてシュリンゲ垂らす。少し薮を漕ぎ、ナメワッカ分岐直下のカールに達する。暑さに喘ぎ、急斜面のお花畑を詰め、ジャンクションすぐ西の稜線へ出る。10の沢カールへはピーク1855に近いところの踏み跡から下りる。カールには良い天場がある。 7/29 快晴:C5発(5:50)→カムイエクウチカウシ山(8:50〜9:50)→C5=C6(13:20) カムエクへ。稜線を使いカムエクをアタックする。1823、1839峰、ペテガリを望む。帰路、天場にうごめく熊発見。皆喜ぶ。 7/30 晴れのち曇り:C6(6:10)→標高990本流出合C7(9:00) 一面の雲海下の札内川へ。10の沢は、上部、下部、ブッシュが沢を覆う。中流部は小滝のクライムダウンが結構続いた。本流との二股にキャンプし、釣りをする。狂ったように釣りまくるメンバー1人、まるで才能のないメンバー2人。 7/31 曇り:C7(5:40)→札内川本流→札内岳(9:10〜40)→ピリカペタヌ沢8の沢出合C8(13:20) 札内川本流を詰める。中程の傾斜の緩いところは水が伏流し、さながらジャングルのようだ。その手前に15m程の滝があり、左岸を登る。ジャングルを抜けるとトイ状の小滝がずっと続く。ガスガスのピークを後にピリカペタヌ沢へ。上部は踏み跡がずっと続いている。最初に出てくる大滝は右岸の草付きを懸垂下降。以後結構嫌な小滝の下りが続く。捲き道もあるが、崩壊が激しい。左岸よりの沢と合流すると河原となる。予想外にぬるっていて結構疲れる。十勝幌尻岳へのガレた沢との合流点でキャンプ。日高最後の晩を過ごす。 8/1 晴れ:C8(6:00)→トッタベツ小屋(7:30) 標高676を越え、すぐに右岸のブル道に当たった。十勝平野は異常に暑かった。 |
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