雨飾高原〜乙見山峠〜柳原岳〜堂津岳(信州百名山)〜奥西山〜奥裾花自然園
- GPS
- 15:54
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 1,522m
- 下り
- 1,314m
コースタイム
【20130427】=108双葉SA123=320梓川SA330=555白馬町600―605白馬656〓715南小谷730=811雨飾高原823―雨飾荘829―(途中休憩をはさむ)―1223松尾川―(途中休憩をはさむ)―1433乙見隧道西口(⇔1437東口)(幕営)
【20130428】518―533乙見山峠―(途中休憩をはさむ)―710松尾山720―(途中休憩をはさむ)―1128柳原岳1132―(途中休憩をはさむ)―1355堂津岳北峰1402―1418堂津岳1436―1502頂上直下(Co1860m付近)(幕営)
【20130429】(518⇔524堂津岳528)623―(途中休憩をはさむ)―747奥西山756―806下降点―846支尾根末端―939中西山登山口(⇔ひょうたん池)―949自然園入口1002―1014シャトルバス終点(奥裾花自然園入口)1045―1108観光センター(大駐車場:一般車はここまで)1425=1505鬼無里体験館(バス休憩)1520=1610長野駅1618〓(あさま538号)〓1746大宮1753〓1820池袋1827ж1833江古田
天候 | 【20130427】雪のち曇り 【20130428】曇りのち快晴 【20130429】晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】奥裾花自然園入口から長野行バスが2本(14:15、15:45)。観光センターまで(約2km)はシャトルバスが多数(30分おきとなっているが、実際にはお客さんがいればどんどん出してくれる)。長野からは長野新幹線で帰京。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・雨飾荘から笹ヶ峰(妙高)へ抜ける車道はこの時期はまだ雪の下。林道が最も北を回り込んで沢(松尾川)を渡った先からは、林道を埋め尽くした雪(デブリ)が片斜面になっていて、滑落の恐怖と戦う場所がところどころ出てくる(アイゼン・ピッケルの出番) ・乙見隧道から乙見山峠までは、距離もわずかでそれほど難しくなく峠に上がれる(少し藪漕ぎ)。西側から登ったが、東側からでも問題無さそうに見えた。 ・松尾山を越えて、柳原岳までは、細かいアップダウンの連続。雪堤(雪庇)が崩れているところや、風の通り道の近辺では、縦にうねうねと雪壁ができているため、体力も消耗する。前日に新雪が20cmくらい積もっていたのも歩きにくい要因になっていたようだ。カモシカなどの動物の足跡が参考になった。 ・柳原岳からは、細かいアップダウンも一段落し、天気もどんどんと良くなっていったこともあって、天空の散歩道気分。 ・堂津岳には、かなりの人数(5-8人?)のトレースがあり、すべて奥裾花方面からと思われる。 ・堂津岳の南側で傾斜がきつい稜線上は雪がないところがあり、夏道はどうやら標高1750m付近まで出来上がっているようである。 ・奥西山を越えたコル付近から支尾根を辿って奥裾花自然園に降りることができる(地元の方が使っているようで、すれちがった方に教えて頂いた)。 |
写真
感想
・2013年のゴールデンウィークは、連続した長期休暇にできずに、二泊三日での計画。ここ数年来病みつき(?)になった残雪期限定コース、しかも人のいないところが良いなぁ、というわけで、宿題リストの中から、堂津岳に決定。それも奥裾花自然園からの往復ではなく、雨飾高原(小谷温泉)側から乙見山峠〜松尾山〜柳原岳を越えての縦走コース。
・入山の朝(4/27)、乗客一人のバスを降りると降りしきる雪。明日からは晴れるはず、と気持ちを前向きに。(この夜のラジオニュースによれば白馬大雪渓などで遭難が相次いだらしい。) 林道はところどころ片斜面でデブリのようなものもあって、ちょっと緊張する場面も。そもそもの計画では松尾山まで足を延ばす予定が、予想外に時間がかかり、乙見隧道で泊。
・乙見山峠からは、カモシカの足跡以外、生き物を感じさせない尾根を黙々と歩く。旧雪の上に新雪が乗っている分、ちょっと歩きにくくなっている。アップダウンが激しく、柳原岳までは消耗戦。その先は天気もどんどんと晴れ渡り、プロムナード。
・堂津岳は360°の展望。何といっても後立山連峰だが、妙高・火打・焼山・金山(天狗原)、雨飾、乙妻・高妻・戸隠なども負けてはいない。
・堂津岳山頂には、雪上に足跡がたくさんあるのにちょっとびっくり。もはやかなり人気の山か? 但しすべて奥裾花方面からの往復登山らしい。
・せっかくなので、できるだけ山頂に近いところに宿をというわけで、南側の標高1860m付近に幕営。中日に中西山方面まで足を延ばせなかったので、東山は宿題リストに残すことに。(多くの人たちの足跡を見て、里心がついてしまったという側面も)
・山頂直下に幕営したのだから、もちろん、翌朝にもう一度山頂を踏む。朝から快晴で、素晴らしい眺め。特に朝日を浴びた北アルプスが圧巻。ひとひとつピークを同定して楽しむ。(帰宅してからデジカメ写真をカシミールで確認すると、大渚山の奥には明星山と青海黒姫山、高妻山の右手後方は浅間山、さらに右に奥秩父、戸隠連峰の右には南アルプス、一旦下がってから中央アルプス、鉢盛山、そして北アルプス南部(鍋冠山〜常念岳など)へと、遠景が時計回りに続いている)
・下山途中で、まず単独行の男性に会う。長靴姿にナップサック。中西山北方の稜線上にテントを張り、昨日は東山に登ったとのこと。次に男性ばかり3人連れのパーティ。この山域にそうとうお詳しいようす。堂津岳を越えて来たと言っただけで、乙見山峠や柳原岳の名前がスラスラと出てきて、「『クラシックコース』を歩かれたのですね」 でもって、「下降点に緑のテープを残してきたから、そこから下れば水芭蕉のあるところまでまっすぐ行けるよ」とのありがたいアドバイス。
・奥裾花自然園には、カメラ大好き人間たちのほか、団体バス観光客もまざっていた。シャトルバスは頻繁に発車するものの、長野に出るバスは、14:15と15:45の2便しかないとのこと。3時間以上ももてあましたが、おかげで、テントはすっかり乾いて、すぐ次の山行に行けそう(!?)
・ところで、今回の山行は2つの失敗。(その1)雨飾高原から柳原岳までの部分の地形図がどうしても見つからず、20万分の一「富山」「高田」でしのいだ。下山して荷物を片づけていたら出てきた。(その2)二日目にのんびりカフェオレや日本茶やほっとアクエリアスやみそ汁やと雪を融かして飲み物を作っているうちに、ガス欠に。結局、翌日の朝食のためにおでん(できあがった汁入り)を股の間に挟んで寝て、お餅抜きで人肌の暖かさで頂きました。
(備考)堂津岳の夏道整備に関して、ヤマレコに
「長野県長野市鬼無里 奥西山〜堂津岳 登山道整備のボランティア 」
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-198099.html
がありました。(2012年6月10日の記録)
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