記録ID: 2974649
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ハイキング
奥秩父
出原舟 鷹谷砦
2021年03月06日(土) [日帰り]
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:37
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 615m
- 下り
- 607m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
時計回りに周回です。 VRですが危険箇所はありません。 下山後はロード歩きです。 |
写真
左:馬頭尊50cm「嘉永六癸丑年」(1853)「八月吉辰造立 黒澤助右エ門」
中:巳待供養塔95cm「文化七庚牛八月吉祥日」(1810)
右:如意輪大士65cm「慶應二丙寅年十一月吉日 皆本講中」(1866)
とあります。
中:巳待供養塔95cm「文化七庚牛八月吉祥日」(1810)
右:如意輪大士65cm「慶應二丙寅年十一月吉日 皆本講中」(1866)
とあります。
左:天狗祭祀之碑84cm 「昭和三十七年八月吉辰」右の天狗祠を再建した旨の文が刻まれています。
右:天狗祠73cm、左面「文久三癸亥八月良辰 □間明平村□□造講中」(1863)、右面「間明山 法正寺現住 十三葉 直牛□ 建之」とあり、鉄の小剣17.5cmが奉納されておりました。
右:天狗祠73cm、左面「文久三癸亥八月良辰 □間明平村□□造講中」(1863)、右面「間明山 法正寺現住 十三葉 直牛□ 建之」とあり、鉄の小剣17.5cmが奉納されておりました。
間明平から戸蓋峠を見上げる
ここで農作業をされていた方にお話を伺い、間明平から戸蓋峠への古道をお聞きしました。「小学五年生の時、尾根上にあった畑を耕し大根を作って売った。」「毎日、小学校の校長先生が通勤していた。」とのことです。
ここで農作業をされていた方にお話を伺い、間明平から戸蓋峠への古道をお聞きしました。「小学五年生の時、尾根上にあった畑を耕し大根を作って売った。」「毎日、小学校の校長先生が通勤していた。」とのことです。
感想
ライフワークにしている両神山の踏査ですが、今回の目標は皆本沢左岸尾根の鷹谷砦と出原舟から納宮集落への古道の踏査でした。
鷹谷砦は武田氏の侵攻に対して築かれた、後北条氏の物見と云われております。北面の展望はもちろんのこと、堀切などの遺構が随所に残されていました。城郭とは関係が薄いですが、気になっていた石造物は、間明平の法正寺由来のモノと分かりました。
出原舟(いではらぶね)は南麓にある出原集落からの遠望が山名の由来とされ、古地図によると出原舟から納宮集落に下りる古道があったとされています。現状は大部分が植林地となり不明瞭になっていますが、かつての道形が微かに残っており、古道の一端を辿ることができました。
今回のルートとは関係はありませんが、下山後の聞き取りでは、宿題だった間明平から戸蓋峠の古道も分かりました。期待していなかった展望にも恵まれ、探検を楽しむことができました。
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コメント
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montblance55さん こんにちは。
短い区間に、砦跡、たくさんの石造物、峠の聞き取りと大収穫でしたね。
今は侘びたたたずまいの法正寺ですが、往時の様子が偲ばれました。
路傍の二十三夜塔もいい感じです。では。 godohan
godohanさん、こんばんは。
godohanさんも花園お疲れ様でした。鬼トラバースもあったとか…アレが病みつきになってしまったのでしょうか笑
さて砦の石祠、立派なモノでしたが、右面の銘文は書体から追刻の可能性があります。是非探訪してみて下さい。法正寺は昭和五十年代に焼失しているそうなのですが、現在も間明平の菩提寺として信仰が篤いようです。
間明平の古道については、古鷹神社から直線的に戸蓋峠にアプローチできるようです。取り付きを確認したのでリベンジしましょう。ありがとうございました!
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