【双六・三俣・鷲羽】最高の星空と踏み抜き地獄と
- GPS
- 23:29
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 3,199m
- 下り
- 3,187m
コースタイム
- 山行
- 17:47
- 休憩
- 5:41
- 合計
- 23:28
双六山頂で2h30mほど写真撮影
天候 | 晴れ後曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
場所柄敢えて詳細は記しません。 行きは雪崩リスクを減らすため夜間の通過、 帰りは尻セードで一気下り。 雪はゲートを過ぎてすぐにあります。4月とは比べ物にならないほど多かった。日中から雪が緩むと林道ゲートまでキッチリ踏み抜きます、ワカンよりスノーシューの方がいいかもしれない。 登山者としては今の時期より早いか遅いか、どちらかの方が楽。 踏み抜き転倒の数はもう覚えてません。 |
その他周辺情報 | 平湯の森 @600円 ロッカーの100円は帰ってきません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
|
---|
感想
数日前までは一日好天の予報だったが徐々に予報は悪くなり午後すぎには雨との事。最深部まで行ってみたいという願いは叶いそうにないため目的の変更、星がかなり良い予報のため前から狙っていた双六からの天ノ川を撮りに行くという計画にした。あとは雨が降る頃にはリスクの少ない場所まで降りられるようにしたいので双六の後は西鎌経由の槍か、水晶まで行くかどちらかという感じで雪の状況みて現地判断とすることにした。
19時過ぎに入山、ゲートを過ぎたらいきなり大量の雪で面食らう。4月は何度か来ているがここまではなかった。
ツボ足でガンガン進むも途中から踏み抜きが酷くなりこの時点でわかん装着、はええよ(´Д`)
夜間なので上まで行けばかなり締まっているず!
と、信じて登り続け固くなったのは鏡平手前の直登尾根に入ってから。急登だがあまりによく締まっているのでワカン通しでピッケルワーク頼りに登った。
乗越へ何とか出て双六小屋を通過し再び急登を詰め美しき双六台地へ出たのは登り始めてから7時間経過した午前2時過ぎであった。
天ノ川出現が2時付近だったのでほぼほぼ計画通り。
中盤まで雪の状況はイマイチだったが後半巻き返し何とかいい時間に辿り着けた。
台地は風の通り道なので風が寒いがツェルトを被り、あるもの全てを着込めばまぁ行ける。
槍に向けて撮影すると...完璧だ。思った通りの構図。
そのまま盛り上がりすぎて2時間半ほど撮影に没頭した。
...少し明るくなり始めた頃、撮影は一通り終え少し腹も満たし山頂へ到着。西鎌か水晶か...道中そこそこ雪は締まっていたが量はやはり3月だし多い。もしも西鎌へ進んだとしてで雪が多く難所で時間を取られ上部で雨が降り始めてもエスケープもできない。
不安が払拭できないためこのまま水晶方面へ進むことに決めた。
双六→丸山→三俣蓮華の稜線はこの時期通ると本当に美しい。伸びきった雪庇は最大で10mくらいあると思う。
そんな景色と日の出が合わさり最高の時間だった。写真撮ってて全然進みません。
三俣山荘でジャッジの時。水晶行くなら黒部源流をトラバースするが帰りの時間を逆算するとまぁまぁいけそうではあるのだけど荷物も重く長く撮影したのもあり逆に疲れている感じ。いい絵が撮れたのもあり割と満足していたので安全を取り(という名の妥協)鷲羽を登りそこで引き返すことにした。不要なものはデポして山頂へ。
んー軽ければ全然まだ歩けるな(´Д`)荷物が20kg近いとやはり速度もでないし疲れるし、パッキング技術も上げねばなと考えさせられる。山頂から見た水晶はとても遠く見えた、これが今の自分の実力か、でも仕方がない、疲れてるしw
素敵な景色を堪能し、下山。
山荘付近で大休憩。日差しが強く暑い!と思ったら一気に雲が増えてきた。早く帰らねばと少し焦る。
ここから再び登り返し三俣蓮華→丸山へ。そのまま双六には行かずトラバースしショートカット。
この辺からか、踏み抜きが増え雪へ埋まり始める。ワカン程度ではどうしようもない感じ、でもなかったらもっと大変だっただろうな。ヒーヒーいいながら双六小屋から何度も登り返しを食らいつつ下降点へ。ここでワカン+アイゼンを装着し一気下り。雪が完全にかき氷状態でめちゃ重たく足を上げるのがなんとも辛い...|ω`)
そして中腹あたりで、ついに雨も降り始めてきた。
踏み抜きでだいぶ時間を取られてしまい、もし水晶まで行ってたらかなりやばかったかもしれない。
鷲羽まででよかったかも。
雨足も強くなったとしてもここまで降りられたなら安心だろう。
林道まで下りあとは緩やかな道ではあるがここも終わらない地獄の踏み抜き、しんどすぎですよマジですか(ノД`)
結局鷲羽まででも水晶まで行ったと仮定した計画以上の時間が掛かってしまいました。
過去4月5月くらいに鷲羽や水晶には行ってるが3月も大して変わらないだろうと思っていたが想定とだいぶ異なり雪の量は全然違っていた。融雪結氷を繰り返し固くなった4月とは違いかなり柔らかく当日は日差しも強く気温も高めだったのもありとにかく埋まってしんどかった、登山者にはかなり酷な状態であった。
あーもう来たくない( ;●д● )と、この時は思いましたが来年また来るだろうな。それを差し引いても美しく心奪われる景色がそこにあるからね。
とりあえず今は沢山撮った星の現像を楽しむことにしよう。
景色も空気も体力も素晴らしいです。
荷物軽量化などされず、絶景撮影に力を入れつつ、睡眠さえ削り・・・と、かなり欲張りな山行にも関わらずですから。
9枚目の写真、特に素晴らしかったです。
15枚目も、シン・・・とした感じが心にぐっときます。
次回のレコも楽しみにしていますm(__)m。
greenriverさんこんにちは。
山の技術も体力も自分よりすごい人はたくさんいて
写真に関しても凄い人はたくさんいて。
でも両方やっててすごい人というのは中々いないジャンルみたいで…
自分みたいな中途半端ですけども写真に目的をもって山深くまで行ったりしています。
とにかく双六の夜と三俣蓮華までの稜線の美しさに目を奪われました。
しんどいけど三回目で毎年来たいなって感じですね!
こんにちは。
9枚目代表写真、すごく綺麗過ぎです✨
この時期のこの時間の眺め、誰かが行かないと見れないので、とっても貴重で、感謝してしまいます。
部屋に飾りたいな〜(*´∇`*)
メープルさんこんにちは。
最近星空をもう少しまじめに撮ろうと真剣にやってます笑
この前の谷川で天の川は光害で失敗したので今回は頑張りました!!
他にも穂高バックでもっときれいなのも撮れましたよ!
素晴らしいのひとことに尽きました。
パーティーが多いなか、デブリ後もある中、
完全ソロで(私も夏、冬山は、ソロなので…)
あと10歳、若ければと、思いましたが、今は、もう無理で、レコ読んで感動しました。
こんにちは、ありがとうございます。
昔からソロなので自分と向き合う山行に関しては逆に人がいると気を使ってしまいます。
ソロで行けるような山行しかできないという裏返しでもありますが…
今後も素敵な景色を求めてがんばります!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する