二軒小屋尾根・芋木ノドッケ・長沢山・天祖山 東日原から周回
- GPS
- 10:32
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,928m
- 下り
- 2,944m
コースタイム
7:11 小川谷橋
7:40 八丁橋
8:06-8:10 林道4kmポスト(水場)
8:25 名栗沢橋
8:40 鍛冶小屋窪(林道6kmポスト・964m標高点)
8:49 唐松谷・富田新道下降点
9:07 大ダワ下降点
9:17-9:30 沢を渡る
9:44 二軒小屋尾根乗越点
10:10 1300m標高点
10:59-11:04 モミソノ頭(1594m)
11:33 1726m標高点
12:18-12:38 芋木ノドッケ
13:20 桂谷ノ頭(1708m)
13:58 長沢山
14:22 天祖山分岐点
14:43-14:50 梯子坂のクビレ
15:23-15:26 天祖山
15:29-15:39 会所
16:23 大日大神
16:59 林道(天祖山登山口)
17:00 八丁橋
17:25 小川谷橋
17:52 東日原
(帰路、小川谷橋を渡ったところでGPSロガーの電池切れ)
天候 | 晴れ、夕方薄曇り。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西東京バス 06:26 奥多摩駅 - 東日原 (始発) 帰り 西東京バス 18:55 東日原 - 奥多摩駅 (最終) |
コース状況/ 危険箇所等 |
1) 東日原−大ダワ下降点 日原林道は途中で林道工事中のため、天祖山登山口の先にゲートあり。警備員さん常駐。 歩行者は林道工事箇所を問題なく通行できる。 2) 大ダワ下降点−二軒小屋尾根−芋木ノドッケ 下降点から沢を渡り尾根乗越まで、道は良い。 橋が流されているが、少し上流を飛び石で渡れる。 二軒小屋尾根上には踏み跡があるが、落ち葉の多い場所では不明瞭。テープ多い。 全体に幅広い尾根であるが、ヤブはなく、岩場もない。 尾根上部は倒木が多く、最後の標高差約150mが急。 3) 芋木ノドッケ−天祖山−日原林道 右谷のクビレまでは、尾根筋に道がついており、アップダウン多い。 板小屋ノ頭は北面の巻き道、ここから先は道が良い。 梯子坂ノ頭は東側を巻く。 天祖山からの下りは、尾根筋から林道に降りる直前の急斜面トラバース道、足下注意。 |
写真
感想
先週の反省を踏まえ、早起きしたが、曇り空。
テンションが上がらぬまま、青梅線の電車を降り、東日原行きの始発バスに乗った。
しかし、東日原は何と青空! とても良い天気で、やる気のスイッチが入った!
稲村岩を眺めながら都道を進み、小川谷橋を渡って日原林道へ。ここからまだ8km近くの林道を歩かなければならない。
2kmほどで天祖山登山口のある八丁橋、帰りはここに降りる予定。八丁橋の先にゲートがあり、警備員のおじさんに「工事やっているので気をつけて」と声をかけられた。
4kmポストの反対側に水場があり、ここで一休み。林道は長いが、朝日に輝く新緑が美しい。5km付近は落石防止の工事中、林道6kmポストは鍛冶小屋窪の964m標高点、日原からすでに350m以上登ったことになる。
唐松谷への下降点を越え、7.5kmポストを過ぎると、ようやく大ダワ林道の下降点、直前に水源林の大きな案内板がある。ここまで東日原から2時間以上、とにかく長いアプローチである。大ダワ林道は崩落で通行止め、と書かれている。
斜面をトラバースして沢に降りる。橋は流されているが、すぐ上流を飛び石で難なく渡れる。対岸を15分ほど登ると、二軒小屋尾根の上に乗る。ここに道標があるが、熊さんに粉砕されていた。トラロープが張られているが、跨いで尾根道に入る。
尾根はなだらかな登りで、左側に鹿除けネット、はっきりした踏み跡と、所々赤テープがある。落ち葉の多いところは踏み跡が見えなくなるが、高いところを目指す鉄則に従えば、すぐに道が見つかる。
新緑とツツジを愛でながら登る、目の前を鹿が横切る、タワ尾根あたりに比べると一段と山深い。
広い尾根を登り詰めたピークがモミソノ頭(1594m)、春ゼミの大合唱、ここで一息。
このあたりから針葉樹が徐々に増え、1726m標高点を越えるあたりから大きな倒木が増え、登りも徐々にきつくなる。林も疎らになり、枝越しに雲取山が見える。
このあたりで、熊鈴の紐がすり切れて落ちているのに気づくが、キツイ登りを下って探す気にならず、見捨てた。
最後の登りがとにかく急、傾斜が緩むと針葉樹の原生林で、芋木ノドッケ縦走路の道標の脇に出る。
過去のノートによれば、前回二軒小屋尾根を歩いたのは2001年の5月1日。その日のメモによると、始発バス(20分ほど早い)で登りのコースタイムはほぼ同じ、尾根の下部は枯れた笹ヤブ、最後の登りがキツイとある。今回は笹はなかった。12年で地形は変わらずとも、植生は変わる。
帰りは、長沢山、天祖山と回って、東日原へ戻る。
途中、鈴を落としたおかげで鹿を間近に見ることができた。
長沢山を過ぎるまでは尾根を忠実に辿るため、アップダウンが多い。このあたりはメインの尾根筋であるが、すれ違う人も少なく、奥深い雰囲気が良い。
右谷のクビレあたりから道が良くなり、板小屋ノ頭は北面を巻く。
梯子坂のクビレで一休み、天祖山に登り返す。
あとはひたすら表参道を下って八丁橋へ。
17時台のバスには間に合わないことが確定したので、林道をのんびり歩き、栃の木の水場に寄って、東日原着が17時52分。またしても1時間待ち、日原の夕景を肴に缶ビールで時間をつぶす。
二軒小屋尾根は、奥多摩の最深部、アプローチ長いけれど、豊かな自然林と獣臭い雰囲気や、登るにつれて変わっていく植生もすばらしい。日の長い季節でないと日帰りは難しいが、紅葉の季節にも歩いてみたい。危険箇所も少なく、お薦めのディープな奥多摩である。
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