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Yamareco

記録ID: 303019
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

奥多摩駅から三頭山小屋泊で高尾山まで50キロ+熊遭遇

2013年05月25日(土) ~ 2013年05月26日(日)
情報量の目安: S
都道府県 東京都 神奈川県 山梨県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
49.4km
登り
3,255m
下り
3,402m

コースタイム

奥多摩駅8:00−鋸山10:00−御前山12:00−15:00都民の森15:30−三頭山16:30小屋泊
三頭山避難小屋4:40−9:10生藤山9:25−陣馬山11:15−高尾山14:40−高尾山口15:40
天候 1日目:くもり
2日目:くもり・はれ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:奥多摩駅
トイレは駅にもあるが混雑している。
坂を下った正面の橋を渡ってキャンプ場の料金所裏にも公衆トイレがある

帰り:高尾駅(JR)
コース状況/
危険箇所等
愛宕神社への急な石段は最初の難関。
鋸山手前の鎖場は迂回路がある。
月夜見駐車場に出たら、右手に3分進み、カーブの途中に入山口の案内表示あり
(国土地理院とは異なります。)
そこから風張峠までは、3回ほど車道に出るが、
1箇所車道(路肩なし)を歩くので、暴走車両には注意が必要。
都民の森内は、道が複雑なので道迷いの恐れあり、かなり苦労する。
また、森林館の2Fが休憩室になっており、
冷たい水と熱いお茶が飲み放題。飲料水も給水可能。au携帯も通じる。

小棡峠付近で熊に遭遇しました。熊鈴を身に付けていたが、
茂みの向こうからガルルルといううなり声を聞きました。

和田峠まで行くと、飲料水や食料の調達、トイレには困らない。
登山開始から10分、最初の難関は急な石段
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登山開始から10分、最初の難関は急な石段
鋸山(手前)を経由して御前山。避難小屋は鋸山方面に5分のところにあり。
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鋸山(手前)を経由して御前山。避難小屋は鋸山方面に5分のところにあり。
小河内峠手前は石灰岩だらけ
小河内峠手前は石灰岩だらけ
時々こんな直登ルートも出現するが巻き道豊富
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時々こんな直登ルートも出現するが巻き道豊富
月夜見山手前は車道に出て右手に行ったところに案内はある
月夜見山手前は車道に出て右手に行ったところに案内はある
何だ、この怪しいネットは
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何だ、この怪しいネットは
もしや、パナウェーブ?これで電磁波を防げるんだろ?
もしや、パナウェーブ?これで電磁波を防げるんだろ?
獣道のような遊歩道を下って都民の森に到着。
美味しいお茶を頂きました。
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獣道のような遊歩道を下って都民の森に到着。
美味しいお茶を頂きました。
三頭大滝
結構な落差があります
結構な落差があります
飲料水2Lを都民の森から担いだので、さっき飲んだ冷水とお茶が全て汗として流れ落ちた
飲料水2Lを都民の森から担いだので、さっき飲んだ冷水とお茶が全て汗として流れ落ちた
トイレはあるが、水場が確認できず。
定員15人はありそうな大きな小屋です。
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トイレはあるが、水場が確認できず。
定員15人はありそうな大きな小屋です。
よく知らないがきれいだった
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よく知らないがきれいだった
笛吹峠か小木岡峠から見えた素敵な大菩薩
笛吹峠か小木岡峠から見えた素敵な大菩薩
萎んだ風船が引っかかっていた
萎んだ風船が引っかかっていた
藤がきれいでした
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藤がきれいでした
土俵はありませんでした
土俵はありませんでした
三国山でパスタにお湯を注ぎ、ダッシュで生藤山へ
三国山でパスタにお湯を注ぎ、ダッシュで生藤山へ
生藤山でパスタを頂きました。
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生藤山でパスタを頂きました。
藤はないけど、赤いつつじが咲いていた
藤はないけど、赤いつつじが咲いていた
和田峠って、小さい車道だなと思ったら、少し下り歩くと少し大きい車道に出ました。
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和田峠って、小さい車道だなと思ったら、少し下り歩くと少し大きい車道に出ました。
ここに来たら、人の多さにカルチャーショック!!
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ここに来たら、人の多さにカルチャーショック!!
小仏トンネルの上から、いい眺めです
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小仏トンネルの上から、いい眺めです
八王子ジャンクション
八王子ジャンクション
たぬき大勢出現
高尾山からの下りで、木に生えるお花が珍しく
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高尾山からの下りで、木に生えるお花が珍しく

感想

三頭山と高尾山の縦走は、何人かの記録はみたが、
日帰りやビバークで奥多摩湖へ抜けているものでした。
今回、私は奥多摩駅から三頭山を経由して、
無謀にも高尾山まで歩いてみました。

奥多摩駅から鋸山までは、何組ものパーティを見れましたが
御前山方面に行くと、いっきに人気はなくなり、
トレランの方々とすれ違うことが多くなりました。

御前山の山頂は、ハイキングの方々で大賑わい。
こんだけ人が入れば、水場の状態も悪くなるはずです。
そこから小河内峠方面に分岐を下ると、また人気がなくなり、
地味なアップダウンを巻き道を利用して距離を稼ぐ。
石灰岩が多く露出し、ここもいずれは採石場になるのかなと思った。

月夜見駐車場から国土地理院では、正面に登り口があるはずだが、
道標は右手を指し、3分ほど車道を歩くと、最初のカーブの途中に道標あり。

風張峠までの間に車道と平行して進むが、時々車道に出る。
路肩が広く歩くスペースが確保されているが、1箇所だけ車道を歩く必要があり
暴走車両(4輪・2輪)には注意が必要です。

都民の森には大変お世話になった。
小屋で使用する飲料水2Lの確保だけでなく、
冷水2杯とお茶1杯を頂戴し、おにぎり2個を美味しく食べれた。
自宅にも電話が出来たので、非常に助かった。

1日目は体力・筋力を温存して、コースタイムの9掛けで歩きました。
休憩含めて8時間、行動時間7時間20分、移動距離16キロ


16:30に小屋に到着すると、テラスに荷物が置いてあった。
(あとで小屋に入ってきたが、昼寝していたらしい。)
窓はあるけど、樹林帯に囲まれているため、小屋の中は薄暗い。
中には誰も居なかったので、とりあえず湯を沸かし、食事を済まし、
寝袋に入ったところで、単独男性Aが到着。
とりあえず、一人で寂しい思いをしなくて良かったと安心する。
その後、テラスのオジサンと18時に高尾から12時間かけて来た男性B、
計4人での宿泊となった。

19時に就寝したが、トイレの換気か循環装置の音が気になって寝付けない。
というか眠気がこない、どうしたことか。。。
そのトイレの音が、聞こえてはイケナイ物音なのではないかと、
凄く不安になっていた。
寝付けたのは21時半から0時半の3時間だけ、
それ以外はいつもどおり浅い眠りになった。

そして1時過ぎに、Aさんがトイレにおきたので、連れション(←小学生か!)
ついでに外に出てみると、すんごいガスってる。
再び寝袋に入っていると、熊鈴の音が近づいてくる。
時計を見ると2時半、今度こそ『アレ』なのかと、
期待?と不安でワクワクになっていると、
扉が開いた・・・LEDが覗き込む、すぐにトイレに行った。
そして出て行った、嫌がらせにも程があるナイトハイカーだった。

翌朝4時に起床、朝食を取っていると、Bさんが食事なしで出動。
私も遅れて4時40分にスタート、
Aさんとオジサン、迷惑かけてすいませんでした、もう少し休んでください。

2日目はロングなので、最初の30分はゆっくり歩き、徐々にペースアップして
サクサクと下り基調の歩きやすい、アップダウンも少ない笹尾根を歩く。

笛吹峠から見た大菩薩がとても魅力的で惚れ惚れしました。
小棡峠を過ぎたところで、笹の向こうからガルルルうなり声が聞こえた。
熊鈴は2個も付けているので、熊なんて逃げ出すと思っていたが
そこから聞こえるのは、姿は見えないがきっと熊。
いきなり飛びかかれるのも嫌なので、肩から提げている鈴を手で振ってみた。
すると、先ほどより大き目の低いうなり声が聞こえた。
どうやら挑発をしてしまったようだ。
とりあえず深追いせずに自分が立ち去った。

浅間峠を過ぎると、小ピークが多くなり、アップダウンがきつくなる。
生藤山まで行けば、ほぼ折り返しだと思っていたから、余計に気持ちが萎えた。
三国峠にやっとこさ到着し、小屋で水筒にいれた熱湯をインスタントパスタに注ぐ
そして生藤山までダッシュ、そこで食事にした、狭い山頂ではあるが、
そこそこ有名な山なんでしょ???

そのあとの醍醐丸も巻いてしまったが、
帰ってきてから八王子最高峰だったことを知った・・・遅かった。
和田峠で売店の飲料水を買おうかなんて思っていたが、
まだザックには1L近くのスポーツドリンクがあるので、そのまま階段を登る。

陣馬に着くと、凄い人の多さ、どこから沸いて出てきたのだ?
そこから高尾山口駅まで14キロ、まだまだ長いぞ。
足の疲労と気温の上昇もあって、ペースが上がらない。
生ぬるいスポーツドリンクを飲んでも、喉の渇きが癒せない。
口の中がベタベタ・・・過去2回の高尾山登山では、
折り返し地点だった小仏城山なら売店もあるし、食事もできる。
そこに行って、2回目のパスタ、お湯が温いが構わないさ。
トイレ前のベンチはいつも空いているのかな、そこに陣取る。
最中アイス150円と冷えたお茶200円、良心的な価格だ!
糖分と冷水で体が回復した。さてあと1ふんばり。
すいません、明王峠から可能な限り巻きまくりました。
あと登山道は未舗装なのに、アスファルト並みに硬く締まっていて、
ショック吸収がなく、ひざに悪いと思った。明らかにオーバーユース。

銀マットとサイドバックとパンパンの45Lザックで
高尾山山頂を通過すると、絶対に変人扱いされるので、そこも巻きました。
稲荷山コースで下って、途中から6号に移行し、
ハイカーをごぼう抜きして、40分ほどで下って終了。
駐車場のトイレで着替えして、JR高尾駅まで歩きました。
2日目は、休憩含め11時間、行動時間10時間、移動距離32キロ

正直な感想
もうこんな過酷なことはしません。
熊との対決は避けられてよかった。
食事管理は上手になってきたが、糖分補給は課題が残った。
高尾山、素敵な天然の水場があればいいのにね。

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コメント

やる〜♪
凄いロング♪
やっぱりM軍団は違うなぁ

熊さんに鉢合わせしなくてほんと良かったね。
早朝、夕方などの時間帯はやっぱり多いのかな?
2013/5/28 2:42
アップダウンにアップアップでしたよ
mitukiさん
熊さんはね、15年前に雲取山で
ニアミスしたことはあるのですが
今回は周りに人も居なかったし
一番奥深いところだったし、本当に危険でした。
遠くから威嚇してくれて助かりましたよ
2013/5/28 21:13
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