小金沢連嶺〜新緑の雁ヶ腹ふたこすり、きまぐれハイク


- GPS
- 08:28
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,515m
- 下り
- 1,497m
コースタイム
11:46小金沢山-12:12牛奥ノ雁ヶ腹摺山12:17-12:41川胡桃沢ノ頭12:45-13:11大峠分岐-13:33赤岩ノ丸13;35-13:51大峠
13:57大峠-14:38雁ヶ腹摺山14:47-15:23大峠-16:15湯ノ沢峠登山口
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場ではないが路側が広くなっており、車も3〜4台駐車可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎道の状況 ・湯ノ沢峠登山口〜湯ノ沢峠 入口から林道右の踏み跡を辿ったが250m程で林道に出たので、林道を辿った方がいい?林道どん詰りまで行くと右手山道に入る指導標あり。道は明瞭で指導標も多く問題なし。 ・湯ノ沢峠〜小金沢山 道は明瞭、ヤブなし、難所なし、指導標も多く問題なし。黒岳から小金沢間で何箇所か倒木が塞いでいるが、う回路がはっきりついている。 ・黒岳〜雁ヶ腹摺山 問題なし ・大峠〜湯ノ沢峠登山口の林道 1370〜1450m付近のつづら折れ部分は林間をショートカット可能 ◎トイレ 湯ノ沢峠、大峠にあり |
写真
感想
大菩薩は好きなエリアだが、南大菩薩に出掛けることが多い。たまには北の小金沢連嶺付近を歩いてみようか。大菩薩峠からの南下縦走が定番だが、週末の天気は、日曜日は崩れ土曜日も下り坂。やはり早く登り始められる車両(スクータですが)利用として、雁ヶ腹摺山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山、この2つの雁ヶ腹摺山を結んでみようか。でも単純なピストンじゃなく、湯ノ沢峠への真木川側登山口から林道経由で姥子山経由、雁ヶ腹摺、黒岳、湯ノ沢峠と周回し、牛奥ノ雁ヶ腹摺をピストンするつもりで家を出た。
スクータを飛ばし国道20号を下真木で右に折れる。ちょっと出遅れたが、予想以上にいい天気。当初予定では最初に姥子山までの長い林道歩きがあるが、折角持っている天気がもったいなくなり、あっさり逆コースに宗旨替え。湯ノ沢峠登山口には1台先着あり。ご夫妻と見受ける2人組が身支度中で、大峠まで林道を上がり、湯ノ沢峠を経て周回するという。
林道の終点から山道に入るが、やがて左手に開けた沢に沿った明るい林間を行くようになる。緑濃い樹間から陽がこぼれ、野鳥の声も途切れなく響く気持い散歩道。ここで予期してなかったクリンソウの群落に出合った。今日は、幸先いいかも。1時間ほどで湯ノ沢峠着、右して先月も辿った白谷丸への登りに向かう。ガレ縁を登るようになると背後に富士が姿を現してくる。白谷丸の頂上からはややくぐもっているが、富士や南アの展望が広がる。無人の山頂で一息入れながら、折角登った主稜線、連嶺の最高点小金沢山まで足を伸ばそうとまたも予定変更。
ここからは樹林帯の道を辿ると地味な山頂の黒岳着。ここまでまだ山道で誰も見掛けていないのが不思議。大峠への分岐を見送り、川胡桃沢ノ頭を目指しているとポツポツ人と行き交うようになる。川胡桃沢ノ頭から牛奥ノ雁ヶ腹摺山(それにしてもなんて長い名前でしょう。以後「牛奥」と略します)へはこのなだらかな稜線歩きでは最大のギャップだが、比高150mほどに過ぎない。牛奥山頂は南に大きな展望が開けるが、日差しは陰り曇りベースとなる。
牛奥からのなだらかな稜線の下りは鹿の群れが驚いて逃げ、散立する木立の先でビンズイが囀る気持良い笹原。ほどなく小さな登高を繰り返すと、尾根上の小さな高まりといった感じの小金沢山に着く。ここで大休止してエネルギー補給。
帰路、牛奥手前の笹原で、またも鹿の群れを追いまわし(写真には撮れず)、梢にビンズイを撮りと、行く手には曇ってきたものの常に富士が見えるプロムナード。やはりこの稜線は南下ですかね。
黒岳手前から大峠へ下る。ここのところ歩いてなかったので、体力面ちょっと心配だったが杞憂だったなと思って下っていると、下り尾根の小高まり赤岩ノ丸への登りで突然両脚の内転筋と左ふくらはぎが攣り気味になり驚く(ヤッパなまってたのネ)。赤岩ノ丸で小休してストレッチを行うが、この時点で雁ヶ腹摺山に行く気は失せてしまう。でも急坂を慎重に下って行くとまあなんとか大丈夫そうになってきた。大峠にてストレッチを繰り返しながら考えた。何度も家族ハイク等で登った道、姥子山はまたの機会にして、ピストンで行けるとこまで、と。
登り始めると、標高差の割に距離は長いが、緩やかな道をソフトに足音を忍ばせるように行けば、特に脚に負担はかからず登っていけた。途中、家族連れを含め2組が下りてくるのに会ったが、頂上は無人。天気は今一だが、500円札の富士に会うことができた。
山頂の姥子山への道をみて、こちらでも大丈夫かなとも思ったが、下り途中で傾斜した足場で中腰で写真を撮っていると左足が攣ってしまったので、結果ピストンで正解。下る途中、御硯水を空ボトルに詰め込んで、最後の車道歩き。途中でホンドリスの群れ、テン、ニホンザルの群れを見掛けたが、いまひとつ画角に捉えきれず、林道ショートカットの途中では大きなキツツキのドラミングに目を凝らしたが見つけ切れず。ちょっと不満ながら、でも飽きさせない車道歩きで、思った以上に時間がかかった。無事愛車まで辿り着き、自宅まで2時間半のツーリング、何とか明るいうちに帰宅できた。
気分でふらふら気儘に予定変更したが、当初の目的二つの雁ヶ腹摺山を踏むことはできた。やはり、この山域結構好きですね。欲を言えば、出会った動物達、写真に収めたかったな。でも何はともかく、たいした急登のないこのルートで足が攣るとは・・・・、ちょっと走り込まなくてはまずいですね。
コメント
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こんばんは odaxさん
気まぐれハイクで20kmも歩けるなんて、流石ですねぇ
偶然にも私も今日近く?を歩いていました。
日本一高い富士山を見おろすような感じで気持ち良かったです
odaxさん
スクーターに2時間半も乗車ですか
尻が痛くなりそうで怖〜〜い
歩きよりそっちの方が辛そう
おはようございます、kajyukiさん。
まあ、距離こそ19km弱ありますが、5km弱は車道下りですし、登山口の標高が高いので標高差は800m程(泉ヶ岳と大差ありませんね)。おまけに、主稜線に出れば起伏は少なく、高原逍遥気分の山域です。
それなのに足が攣っちゃうなんて、日頃の不摂生
それにしても、なんとkajyukiさん、こちらに来られてたんですか?ポーズとマスクで、関東の山制覇を狙ってますね
yamabeeryuさん、おはようございます。
我が家には、青い原付と赤い原ニと2台のスクータがあります。前者はアボちゃん、後者はバニちゃんと密かに呼んでます(愛称の由来は、わかる人にはわかる?赤と青の組み合わせがあるといつもそう呼ぶので家族にはあきれられています)。ごく近場ならアボちゃん、ちょっと距離がある場合はバニちゃんの出番です。
今回はもちろんバニちゃんの出番です。でも高速には乗れませんので、高速利用可能な区間は、車や普通二輪と比べどばっと時間がかかります。真っ赤な機体のスクータにザック背負ってのたのたアプローチし、かつてそこそこ早歩き自慢だった現在ユルハイカーの小生。アプローチも歩きも3倍(?)の時間がかかる、「赤い衰星」とでも呼んでください(←ウソです)。
なお、バニちゃんが家に来る前に、一度アボちゃんで乾徳山にアプローチしたことがあります。・・・・・尻が死にました。
odaxさん こんばんは☆
南大菩薩の景色はやっぱりいいですね
昨年初めて行ってから私もこの山域は大好きになりました。
雁ヶ原摺山へのアプローチを考え中
バニちゃんを駐車したところまでの林道はどんなでしょ?
舗装されているのでしょうか?
クリンソウ いい色ですね
何色とも言い難い色合いが好きだったりします
clioneさん、コメありがとうございます。
林道真木小金沢線ですが、家族で最初に雁ヶ腹摺山ハイクに出掛けた頃は、ロングダートで、「ガンガン腹摺山〜!」、とか、「この車は四駆だぞ〜!」とか騒ぎながら通ってました。ですが、現在は大峠まで完全舗装されています(四駆親父ションボリ
山の花は、それが見たくて訪れることも結構あり、そこで見れるのはもちろんうれしいです。でも、予期しないでいて出会う花々は、得した気分になりますね。今回も、唐突に現れた予期せぬクリオンソウ・・・・、もとい、クリンソウ、特に珍しい花ではないですが、不意打ちのうれしさで、テンションかなりアップしました。
なお、山道で、clioneさん&masataroさんに偶然お会いできたらもっとうれしいかもしれませんが、半面超ダサ姿で人見知りの小生はワイルドアニマルの様に藪の中に逃げてしまうかもしれません。
そうですか!アボちゃん、バニちゃん!
青色発泡怪獣と赤色火焔怪獣(なっ懐かしい)!
アオダイショウとジムグリ!
全て青と赤で繋がりました
それはそれとしまして、
同じ日に、同じ富士山を眺めながら、私がこれから登ろうと思っているところを歩かれてたんですね
雁ヶ腹摺山の富士は実に気品がありますね〜
過去一度登った時には富士にお目にかかれなかったので、今度登る時が楽しみになりました
おつかれさまでした
yamahiroさん、おはようございます。
<雁ヶ腹摺山山頂からの富士に気品
500円札のデザインに用いられる位ですから、そうなんでしょうね。美的センスがないので良く判りませんが、そう言われて見てみると、富士の左稜線と手前に見える2つの山の稜線(手前が滝子山で、奥が本社ヶ丸から鶴ヶ鳥屋山にかけてでしょうか)が、シンクロするような感じが良いのでしょうか。ただ、山頂からの富士は下の樹が詰ったイメージで、頂上手前の1,800m付近の急傾斜部あたりからの眺望(写真38当り)の方が、個人的には好きですかね。
いずれにしても、バイタリティーあふれる歩きで様々なピークから、yamahiroさんのベスト富士、探してみてください。
あ、わかりました?アボちゃん、バニちゃんの由来。原作では激闘の末アボちゃんが勝ったからというわけでなく、デザイン的にもアボちゃんの方が好きでした。でもハイクの足としては家族と競合しない限り、バニちゃんを使うのが多いですね(楽ですから)。バニちゃんがアボちゃんに一泡吹かせた格好です。
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