2:53、暗闇の野塚トンネル駐車帯を出発。
気温−5℃
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2:53、暗闇の野塚トンネル駐車帯を出発。
気温−5℃
スノーブリッジを渡って目の前の沢地形を詰めていく。
雪は締まっていて、アイゼンでサクサクと登って行けた。
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スノーブリッジを渡って目の前の沢地形を詰めていく。
雪は締まっていて、アイゼンでサクサクと登って行けた。
・・・初っ端から微妙にルートをミスって1151のピークに出てしまい、凹みつつ主稜線へ。
ちょうど日の出を迎えた。
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・・・初っ端から微妙にルートをミスって1151のピークに出てしまい、凹みつつ主稜線へ。
ちょうど日の出を迎えた。
柔らかい朝日に照らされる稜線。左奥の野塚岳に後ろから見守られつつ?北へ進む。
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柔らかい朝日に照らされる稜線。左奥の野塚岳に後ろから見守られつつ?北へ進む。
目前には翼を広げたような形のトヨニ岳が聳える。
神威・ソエマツ・ピリカにトヨニも加えて「南日高四山」にしてあげたいくらいかっこいい。
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目前には翼を広げたような形のトヨニ岳が聳える。
神威・ソエマツ・ピリカにトヨニも加えて「南日高四山」にしてあげたいくらいかっこいい。
稜線上は雪解けが進んでいて、雪庇が崩れ落ちそうな所が多数あった。
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稜線上は雪解けが進んでいて、雪庇が崩れ落ちそうな所が多数あった。
・1251の先の岩場もほとんど雪はない。
風の通り道になっているのか、いつもこのあたりだけ風が強い。
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・1251の先の岩場もほとんど雪はない。
風の通り道になっているのか、いつもこのあたりだけ風が強い。
締まった雪の上に新雪が数センチ乗ったような感じで歩きやすい。
目の前にあるのは動物の足跡のみ。
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締まった雪の上に新雪が数センチ乗ったような感じで歩きやすい。
目の前にあるのは動物の足跡のみ。
トヨニ岳が近づくと稜線が細くなってきた。
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トヨニ岳が近づくと稜線が細くなってきた。
ナイフリッジのようなところも藪が出てきていて、かなり緊張感はあったが難なく進むことができた。
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ナイフリッジのようなところも藪が出てきていて、かなり緊張感はあったが難なく進むことができた。
左のニセピークと右のトヨニ南峰。
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左のニセピークと右のトヨニ南峰。
ニセピークまで登ると、半年ぶりのピリカヌプリとご対面。
ピリカ「またお前か、懲りない奴だな・・・」
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ニセピークまで登ると、半年ぶりのピリカヌプリとご対面。
ピリカ「またお前か、懲りない奴だな・・・」
トヨニ岳南峰(1493m) 積雪期は初登頂!
素晴らしい天候に恵まれ、ここからの景色を見られただけでも十分満足だった。
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トヨニ岳南峰(1493m) 積雪期は初登頂!
素晴らしい天候に恵まれ、ここからの景色を見られただけでも十分満足だった。
南に続く稜線を振り返る
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南に続く稜線を振り返る
トヨニ岳カール(通称ペンギンカール)も真っ白だ。
でも、ペンギンの姿は見当たらなかった。
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トヨニ岳カール(通称ペンギンカール)も真っ白だ。
でも、ペンギンの姿は見当たらなかった。
まだ時間は十分ある。迷うことなくトヨニ北峰へ進む。
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まだ時間は十分ある。迷うことなくトヨニ北峰へ進む。
南峰〜北峰間も少し細いところがあったが、意外とすぐだった。
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南峰〜北峰間も少し細いところがあったが、意外とすぐだった。
トヨニ岳北峰(1529m)到着。
ここからピリカまでは意外と近いように見え、今日なら行けるんじゃないかと確信。(全然近くはないのだが・・・)
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トヨニ岳北峰(1529m)到着。
ここからピリカまでは意外と近いように見え、今日なら行けるんじゃないかと確信。(全然近くはないのだが・・・)
トヨニ北峰には無雪期同様平坦なスペースがあり、テン泊に良さそう。
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トヨニ北峰には無雪期同様平坦なスペースがあり、テン泊に良さそう。
トヨニ北峰を下り、広い稜線を北へ進む。
風も弱く、雪も締まって超快適。やっぱり日高の稜線は積雪期に歩くべきものだったのか??
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トヨニ北峰を下り、広い稜線を北へ進む。
風も弱く、雪も締まって超快適。やっぱり日高の稜線は積雪期に歩くべきものだったのか??
トヨニ〜ピリカのほぼ中間、・1512が目前に立ちはだかる
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トヨニ〜ピリカのほぼ中間、・1512が目前に立ちはだかる
・1512に到着。ピリカはだいぶ近づいてきたように見えるが、まだまだ先は長い。
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・1512に到着。ピリカはだいぶ近づいてきたように見えるが、まだまだ先は長い。
西側に見える春別山(1350m?)。そこまで標高は高くないが存在感がある。
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西側に見える春別山(1350m?)。そこまで標高は高くないが存在感がある。
春別山からピリカへの稜線はなだらかで歩きやすそうだ。
春別山までのアプローチが問題だが、このルートもそのうち行ってみたい。
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春別山からピリカへの稜線はなだらかで歩きやすそうだ。
春別山までのアプローチが問題だが、このルートもそのうち行ってみたい。
・1512の少し先。クラストした急斜面の下りは藪が出ているところを行くと怖くなかった。
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・1512の少し先。クラストした急斜面の下りは藪が出ているところを行くと怖くなかった。
・1384手前より。少しづつ近づいてくるピリカヌプリ。
中日高の山をバックにどっしりと聳える山容・・・なんて美しいんだろう。
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・1384手前より。少しづつ近づいてくるピリカヌプリ。
中日高の山をバックにどっしりと聳える山容・・・なんて美しいんだろう。
ハイマツが出ている所が増えてきた。ちょっとヤニの匂いがして懐かしい。
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ハイマツが出ている所が増えてきた。ちょっとヤニの匂いがして懐かしい。
アイゼンでハイマツを踏み潰して進む。
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アイゼンでハイマツを踏み潰して進む。
いよいよ標高差300mの登りに差し掛かる。
これが近いように見えて遠い。
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いよいよ標高差300mの登りに差し掛かる。
これが近いように見えて遠い。
日高側は切れ落ちていて、十勝側も急斜面。
どっちに転んでもタダでは済まなそうだ・・・
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日高側は切れ落ちていて、十勝側も急斜面。
どっちに転んでもタダでは済まなそうだ・・・
山頂直下はかなり地面が出ていて、草付きと浅いハイマツの中を上がっていく。
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山頂直下はかなり地面が出ていて、草付きと浅いハイマツの中を上がっていく。
その美しい山容とは裏腹に、登っても登っても目指すピークは遥か上。若干心が折れそうになりつつも、一歩一歩進む。
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その美しい山容とは裏腹に、登っても登っても目指すピークは遥か上。若干心が折れそうになりつつも、一歩一歩進む。
出発から約8時間。ピリカヌプリ(1631m)登頂!
前回使った自作標識をまた持ってきた(笑)
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出発から約8時間。ピリカヌプリ(1631m)登頂!
前回使った自作標識をまた持ってきた(笑)
1839峰〜カムエク。
最高の天気に恵まれ、リベンジを果たすことができて幸せだ〜。
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1839峰〜カムエク。
最高の天気に恵まれ、リベンジを果たすことができて幸せだ〜。
神威岳は雪があるとより神々しく見える。
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神威岳は雪があるとより神々しく見える。
ソエマツ岳(右寄り)に続く稜線。
ソエマツは南側から見ると標高差が少ないからか、ちょっと目立たない感じ。
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ソエマツ岳(右寄り)に続く稜線。
ソエマツは南側から見ると標高差が少ないからか、ちょっと目立たない感じ。
札内岳〜十勝幌尻岳の稜線だと思う。
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札内岳〜十勝幌尻岳の稜線だと思う。
はるか遠くには大雪の山々が見える。
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はるか遠くには大雪の山々が見える。
春別山に続く稜線。
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春別山に続く稜線。
東側には十勝平野と太平洋が広がる。
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東側には十勝平野と太平洋が広がる。
クマの沢の深い谷間を見下ろす。
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クマの沢の深い谷間を見下ろす。
辿ってきた稜線を見渡す。
後続でソロの方が1名到着。色々と情報交換しつつ、昼前に折り返しへ出発。
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辿ってきた稜線を見渡す。
後続でソロの方が1名到着。色々と情報交換しつつ、昼前に折り返しへ出発。
・1512への登り返しは鬼のようだった。脚が悲鳴を上げる・・・。
しかし、前に進まなければ生きては帰れないのだ。
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・1512への登り返しは鬼のようだった。脚が悲鳴を上げる・・・。
しかし、前に進まなければ生きては帰れないのだ。
この青空が何よりもありがたかった。
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この青空が何よりもありがたかった。
ほとんど風も無く、シャツ1枚で歩けるくらい暖かい。
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ほとんど風も無く、シャツ1枚で歩けるくらい暖かい。
アップダウンの繰り返しでかなり消耗しつつ、トヨニ南峰まで戻ってきた。
野塚岳〜楽古岳の連なるピークたち。
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アップダウンの繰り返しでかなり消耗しつつ、トヨニ南峰まで戻ってきた。
野塚岳〜楽古岳の連なるピークたち。
ここまで来ればあとはほとんど下り。
日没までに余裕を持って下れそうだが、最後まで油断はできない。
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ここまで来ればあとはほとんど下り。
日没までに余裕を持って下れそうだが、最後まで油断はできない。
さよならピリカヌプリ。また来る日まで。(次はあるのか??)
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さよならピリカヌプリ。また来る日まで。(次はあるのか??)
・1251の岩場、ここまで雪が無いとアイゼンを外した方が良さそう。
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・1251の岩場、ここまで雪が無いとアイゼンを外した方が良さそう。
わずかな登りで立ち止まるくらいヘロヘロだった。
・1151北の分岐まで戻ればもう安心。
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わずかな登りで立ち止まるくらいヘロヘロだった。
・1151北の分岐まで戻ればもう安心。
尻セードも入れつつ、沢を一気に滑り降りる
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尻セードも入れつつ、沢を一気に滑り降りる
主稜線からは30分もかからず下りてきた。
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主稜線からは30分もかからず下りてきた。
14時間の闘いを終え、トンネル前に帰還!
取り付き地点の雪はまだしばらく大丈夫そう?
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14時間の闘いを終え、トンネル前に帰還!
取り付き地点の雪はまだしばらく大丈夫そう?
三石温泉→セコマカツ丼→250kmの帰り道。
家に帰るまでが登山です。
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三石温泉→セコマカツ丼→250kmの帰り道。
家に帰るまでが登山です。
se11482さん初めまして。
いつも山行を注目しております。
ちょうど1年前に私もピリカヌプリの頂を踏んできました。
写真のアングルや感想など共感できる内容ばかりで、1年前の山行を鮮明に思い出させていただきました。アップダウンの多い長い行程は大変だったでしょうが、あの稜線歩きは気分爽快だったのではないでしょうか。レコを拝見してとても楽しかったのでついコメントさせていただきました。今後のレコも楽しみにしております。
positive51さん、初めまして。
positive51さんのヤマレコは以前より拝見しており、ピリカヌプリの記録も参考にさせて頂きました。
このコースは日帰りで行くには限界に近い距離と標高差でした。ハードな行程でしたが、疲れを吹き飛ばしてくれるくらい素晴らしい景色でした。ここはやはりテン泊でじっくり時間をかけて行ったほうがより楽しめそうですね。
楽しんで頂けたようで幸いです。今後ともよろしくお願いします。
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