大峯奥駈道・最終ゴールならず（行者還トンネル西口~熊野本宮大社）

2021年04月22日(木) ~ 2021年04月25日(日)

• GPS: 45:30
• 距離: 76.2km
• 登り: 6,529m
• 下り: 7,518m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:25
• 休憩: 1:38
• 合計: 9:03

8:50 スタート地点
9:53 10:04 奥駈道出合
10:30 10:30 弁天ノ森
10:56 10:56 聖宝ノ宿跡
12:16 12:17 弥山小屋
12:23 12:29 弥山
12:33 13:01 弥山小屋
13:48 13:49 大峰山
14:04 14:18 明星ヶ岳
14:45 14:46 禅師ノ森
15:42 15:46 五鈷峰
16:18 16:18 舟ノ垰
17:11 17:16 楊子ノ宿
17:23 17:50 水場
17:53 楊子ノ宿

2日目

• 山行: 9:43
• 休憩: 2:55
• 合計: 12:38

6:01 楊子ノ宿
7:23 7:24 孔雀岳
7:56 8:01 両部分け
8:05 8:12 橡の鼻
8:19 8:25 空鉢岳
8:44 8:59 馬の背
9:16 9:38 釈迦ヶ岳
10:16 10:40 深仙ノ宿
11:06 11:14 太古の辻
11:25 11:25 蘇莫岳
11:30 11:31 仙人舞台石
11:46 11:51 石楠花岳
12:52 12:53 天狗山
13:09 13:11 奥守岳
13:36 13:42 嫁越峠
13:53 14:14 天狗の稽古場
14:22 14:24 地蔵岳
14:42 14:43 般若岳
15:07 15:21 滝川辻
15:42 15:52 乾光門
16:41 16:51 涅槃岳
17:26 17:29 証誠無漏岳
17:39 17:50 鎖場
18:17 18:17 阿須迦利岳
18:39 持経の宿

3日目

• 山行: 10:59
• 休憩: 1:52
• 合計: 12:51

6:20 持経の宿
6:26 6:29 持経千年檜
7:05 7:07 両又分岐
7:20 7:20 平治ノ宿
7:53 7:53 転法輪岳
8:48 8:50 倶利伽羅岳
10:02 10:07 水場まで10分
10:09 10:15 怒田宿跡
10:30 10:57 行仙岳
11:31 11:32 行仙宿山小屋
13:56 14:16 笠捨山
14:46 14:46 葛川辻
15:58 16:08 地蔵岳
16:14 16:38 水場
16:48 16:48 四阿之宿
16:54 16:55 東屋岳
17:00 17:01 四阿之宿
17:07 17:08 拝み返し
17:14 17:14 檜之宿跡
17:26 17:26 巻道分岐
17:43 17:43 香精山
18:28 18:37 塔ノ谷峠
19:11 古屋の辻

4日目

• 山行: 14:39
• 休憩: 3:29
• 合計: 18:08

2:56 古屋の辻
3:06 3:09 如意宝珠岳
3:18 3:18 蜘蛛ノ口
3:27 3:28 稚児ノ森
3:57 4:04 水呑金剛
4:51 5:05 花折塚
5:32 5:33 玉置山展望台
6:20 6:26 玉置山
6:40 6:42 玉置神社
7:36 7:37 玉置辻
9:51 9:51 大平多山分岐
10:23 10:51 大森山
11:01 11:01 大水ノ森
12:11 12:11 切畑辻
12:56 13:14 五大尊岳（北峰）
13:26 13:33 五大尊岳
14:59 15:42 金剛多和
16:13 16:36 大黒天神岳
17:41 18:08 山在峠
18:18 18:19 吹越山
18:31 18:49 吹越宿跡
19:39 19:39 吹越峠
19:58 19:58 展望台
20:06 20:09 七越峰広場
20:21 20:27 七越峰
21:04 ゴール地点

天候

4月22日(木)：晴れ
4月23日(金)：曇り、夕方から夜間は小雨
4月24日(土)：曇り
4月25日(日)：晴れ、風あり

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

■行き
・近鉄南大阪線・吉野行：下市口駅(07:11) 下車
・千石タクシー：下市口駅〜行者還トンネル西口(08:xx)
　【千石タクシー】http://www5.kcn.ne.jp/~tabitaxi/
　※事前に電話予約した
■帰り
・時間切れのため熊野本宮大社の手前の備崎橋からタクシーで帰宅
　【熊野第一交通株式会社】0735226311　※深夜2時まで受付可
　運賃とは別に送迎料金4,000円、高速道路代が掛かった

写真

4/22 8:34

近鉄吉野線下市口駅からタクシー利用して1時間10分程で登山口に着いた。行者還トンネル西口から出発！

4/22 8:52

1年振りかな？

4/22 9:29

しばらく急登が続く

4/22 9:50

1時間程で奥駈出合に。ここから先は初ルート

4/22 10:28

弁天の森

4/22 10:42

弥山が見えてきた

4/22 10:56

聖宝ノ宿跡に到着

4/22 10:56

やっとお会いできましたね

4/22 11:02

センスあるなー

4/22 11:33

なんと、まだ残雪があるとは

4/22 11:35

ここから長い階段が続く・・・

4/22 11:47

何か桧塚奥峰っぽい

4/22 11:50

弥山はまだまだ先、ここから最後の登りキツかった

4/22 12:15

やっと弥山小屋に到着！

4/22 12:16

フクロウはまだマスク付き

4/22 12:20

黒々とした八経ヶ岳

4/22 12:20

2月雪山登山時と全然違う

4/22 12:24

弥山神社にて登山の無事を祈願

4/22 12:35

誰もいない小屋前で休憩

4/22 13:00

次は八経ヶ岳へ

4/22 13:02

枯れ木帯を抜けて頂上へ

4/22 13:35

まずは三角点をゲット！

4/22 13:36

八経ヶ岳に到着！

4/22 13:45

独り占めの八経ヶ岳の頂上

4/22 14:09

次は久しぶりの明星ヶ岳

4/22 14:11

仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳、遠いなあ

4/22 14:20

枯れ木が圧巻

4/22 15:20

ネコ耳って七面山のこと？

4/22 15:24

五鈷峰のガレ場

4/22 15:27

かなり長いロープを伝って下る

4/22 15:32

五鈷峰は今日のルートで一番危険な個所だった

4/22 16:48

夕日で自分の影が映ってる

4/22 17:04

楊枝ノ森から楊子ヶ宿小屋の間はとてもきれいだった

4/22 17:15

今日は楊子ヶ宿小屋でテント泊

4/22 18:31

今回は軽量化でトレイルシェルターを利用

4/22 17:46

小屋から5分下った所に水場あり、水は細かった

4/22 18:30

長かった1日が終わるなー

4/22 19:07

夕食はアルファ米とトマトスープ味のチキンラーメン半分。眠気か疲労感でアルファ米は少ししか食べれず

4/23 4:21

2日目の朝食

4/23 5:23

2日目はどんな一日になるのだろうか？

4/23 5:57

小屋はロフトがあってきれい

4/23 6:01

さあ、楊子ヶ宿小屋を出発！

4/23 6:08

昨日歩いてきた八経ヶ岳からのルートが見える

4/23 7:03

釈迦ヶ岳が見えてきた

4/23 7:12

鳥の水で給水。昨日の水場よりは出てた

4/23 7:28

孔雀岳もスルー

4/23 7:33

孔雀ノ覗

4/23 7:33

あー、雲が出てきた

4/23 7:33

なんとかラピュタのような岩山が見れた

4/23 7:42

雲が掛かり始めた稜線

4/23 6:42

左を登る仏生ヶ岳はスルー

4/23 7:58

両部分け

4/23 8:06

橡(えん)ノ鼻（蔵王権現）、こんな所にあるとは

4/23 8:12

空鉢岳は何も見えず

4/23 8:27

あれがモアイ像か

4/23 8:54

馬ノ背、疲れた足には危ないね

4/23 9:08

おお、山頂が見えてきた

4/23 9:09

かなりヘロヘロで釈迦ヶ岳に到着！

4/23 9:10

三角点をゲット！

4/23 9:44

次は深仙宿を目指す

4/23 10:07

都津門、以前はこんな標識あったかな？

4/23 10:13

深仙宿が見えてきた

4/23 10:20

深仙宿、ここでも無事を祈願

4/23 10:30

水の出がたっぷりの香精水で給水

4/23 10:42

深仙宿の小屋、ペンキ補修されたのかな？

4/23 10:42

小屋の中はこんな感じ

4/23 10:55

大日岳、以前に登ったのでスルー

4/23 11:09

ようやく大古の辻へ

4/23 11:10

ついにこの景色が見れるとは。これで北奥駆道は走破できた！

4/23 11:12

本宮まで24時間？でもここから先がホント長かった

4/23 11:13

足元にはクマ除けスプレーが。本当に熊が出そうな場所だった

4/23 11:26

太古ノ辻から一気に登った蘇莫岳

4/23 11:48

石楠花岳山はスルー

4/23 12:11

幻想的な稜線を歩く

4/23 12:29

天狗山

4/23 12:30

三角点をゲット！

4/23 12:58

同じような景色を繰り返す

4/23 13:10

奥守岳

4/23 13:31

下ってまた登りかいな

4/23 13:33

嫁越峠

4/23 13:33

こんな所で人の往来があったとは

4/23 14:13

天狗の稽古場、天狗が出てきそう

4/23 14:21

子守岳ってあったかな？

4/23 14:21

ここが地蔵岳か

4/23 14:46

般若岳

4/23 15:05

滝川辻

4/23 15:32

たまにピンク色の花が咲いてた

4/23 15:45

乾光門、この辺でかなりお疲れ状態

4/23 15:58

涅槃(ねはん)岳、両足大腿部がパンパンになり、とうとう止まってしまった。

4/23 16:16

どこまで続くねん。足を上げるのも辛く、亀のような登りだった。

4/23 16:39

なんとか涅槃(ねはん)岳に到着

4/23 16:40

無心で写真だけは撮った

4/23 16:54

ヒメシャラの木のトンネル

4/23 17:10

まだ登るんかいな？

4/23 17:27

雨がポツポツ降りそうな中で証誠無漏岳に到着、ここで山と高原地図の表面が終わる

4/23 17:36

ここから延々と下り続ける

4/23 17:39

まさか鎖場があるとは。ボロボロの体には危険過ぎだった

4/23 18:15

阿須迦利(あすかり)岳に到着

4/23 18:40

ヘッドライトを照らしながら持経ノ宿にやっと着いた。両足がパンパンで、靴とトレッキングパンツを脱ぐのも一苦労だった。

4/23 19:22

疲労困憊で食欲無かったけど、何とかチキンラーメンを食べた

4/24 5:49

3日目の朝、食欲無いけど無理やり食べる

4/24 6:08

持経ノ宿の中、昨夜は就寝後に数人のトレランの方が仮眠で来られた。道中ヤバかったとか言ってたなあ・・・

4/24 6:19

持経ノ宿を出発

4/24 6:20

お世話になりました

4/24 6:28

持経千年檜

4/24 7:20

平治ノ宿、誰もいなかった

4/24 7:51

転法輪(てんぽうりん)岳

4/24 7:49

何個目の三角点やろ？

4/24 8:30

倶利伽羅(くりから)岳

4/24 9:05

もう下りだけちゃうん？何回も騙されてるような

4/24 9:36

あれが行仙岳かな？

4/24 10:05

怒田宿跡

4/24 10:18

一歩一歩、亀のように登る

4/24 10:28

久しぶりの人口建築物

4/24 10:51

行仙岳に到着！

4/24 10:51

三角点をゲット！

4/24 10:56

釈迦ヶ岳が遠くに見える。どれくらいの距離歩いたんやろ？

4/24 11:21

行仙ノ宿に着く

4/24 11:28

ありがたく給水させて頂きました

4/24 11:30

ここに泊まる予定だったが残念

4/24 11:59

行仙ノ宿からが先がこれまた大変だった。1つ目の途中

4/24 12:10

次は2つ目

4/24 12:19

3つ目

4/24 12:32

越えても越えても登りが出てくる

4/24 13:06

これで最後かいな

4/24 13:17

えー、まだあの山登るんかいな？上り道見えてるし・・・

4/24 13:30

もう何度心が折れたか覚えてない

4/24 13:33

真ん中の山の白い点が行仙岳かな

4/24 13:54

頂上はまだ先かいな

4/24 13:55

やっと、やっと笠捨山に到着！

4/24 13:56

三角点をゲット！

4/24 13:57

ヤマレコで見た笠は無かった

4/24 14:16

釈迦ヶ岳があんなに小さくなった

4/24 14:43

しばらく下って葛川辻へ

4/24 14:44

葛川辻

4/24 15:03

槍ヶ岳の手前で休憩中に数人のトレランさんが笑顔で走って行った。アンナの絶対無理やわ！

4/24 15:30

槍ヶ岳の鎖場を登り切った所

4/24 15:31

「この上2分 槍ヶ岳」の標識あったが登る気力はない

4/24 15:46

まだ地蔵岳を登らねば

4/24 15:55

鎖場を登ると小さなお地蔵様があった

4/24 15:56

三角点をゲット！

4/24 16:06

これが有名な垂直降下6mの鎖場か

4/24 16:07

足が掛けにくい個所があったか細心の注意でゆっくりと降りきった

4/24 16:11

その後も鎖場あり

4/24 16:13

鎖は新しいが危険な個所だった

4/24 16:53

四阿宿跡

4/24 17:06

拝み返し、どういう意味あるんやろ？

4/24 17:28

鉄塔が現れる

4/24 17:30

鉄塔付近から振り返ると今日登ってきた山々が見えた

4/24 17:38

香精(こうしょう)山に到着

4/24 17:37

三角点をゲットも何も感じず

4/24 17:57

日暮れ前で休憩中、さてどうしようか？通信できたのでLINEで家族に連絡できた

4/24 18:24

巨大な岩があった貝吹之野

4/24 18:28

塔ノ谷峠、カメラの露出の影響で明るく撮れてるが、実際はもっと薄暗かった。ここでテント泊も考えたが、気乗りしなかったのでヘッドライトを付けて先へ進む

4/24 19:00

暗くなった杉林を下り続け、21世紀の森への分岐点の古屋の辻に到着。脇道に何とかテントを張った。とにかく横になりたかったので、明日の行動予定を検討後、何も食べずにすぐ寝た。

4/25 2:49

最終日、2時前に起きて残りのパンを1つ食べる。30分程でパッキングして出発。今日中に帰宅しないといけないのだが何時に下山できるだろうか？

4/25 2:56

古谷宿、出発地点から出だし、いきなり道をロストした。すぐに戻れたから良かったが、夜間は非常に道が見ずらいのを痛感！

4/25 3:07

如意珠岳

4/25 3:36

車道と合流した

4/25 5:03

夜明け近くの花折塚

4/25 5:04

もう文字を読む集中力も残ってない

4/25 5:09

車道と何度か合流を繰り返す

4/25 5:30

玉置山展望台、ここでテント泊したかった

4/25 5:41

おおー、これが世界遺産の記念碑か

4/25 5:47

朝日が眩しい

4/25 5:49

かつえ坂を上る

4/25 6:01

朝日でとてもきれいだった

4/25 6:03

雲海がきれい

4/25 6:20

ここが山頂か

4/25 6:21

玉置山に到着！

4/25 6:21

もう一つ！

4/25 6:21

三角点をゲット！

4/25 6:21

ここからも雲海が見える

4/25 6:38

長い階段を下って玉置神社へ

4/25 6:41

水場を探す気力ないのでここで給水

4/25 7:04

玉置神社の本殿で無事を祈願

4/25 7:36

しばらく下ると玉置辻に出る

4/25 7:39

車道を渡った林道の横から山道へ入る

4/25 7:49

再び林道に合流し、しばらく歩いて山道に入る

4/25 10:14

大森山への途中、気力が失せてきた

4/25 10:23

大森山

4/25 11:01

大水ノ森

4/25 11:01

最後の三角点をゲット！

4/25 12:05

篠尾辻

4/25 12:05

篠尾辻

4/25 12:46

熊野川が見えた

4/25 12:50

五大尊岳への途中

4/25 13:02

五大尊岳

4/25 13:03

五大尊岳

4/25 13:06

まだあの山登るんか？

4/25 13:18

もう嫌がらせとしか思えん

4/25 14:58

金剛多和、ここで休憩後、なぜか伐採道に入ってしまい、30分程ロスト。注意力も低下か・・・

4/25 16:15

30分早く着けたはずの大黒天神岳

4/25 17:06

伐採場でしばらく休憩、もう何も考えれん

4/25 17:36

あー、熊野川がそこまで迫ってるのに

4/25 17:43

宝経塔

4/25 17:43

山在峠

4/25 17:44

あと吹越峠と七越峰が残っている。ここからヘッドライト装着

4/25 18:53

残念ながらもう日没、熊野川が見れたここで時間切れ

4/25 19:37

吹越峠

4/25 20:08

もう少しで七越峰

4/25 20:10

七越峰？

4/25 20:19

ここが七越峰か

4/25 20:21

あとは熊野本宮大社

4/25 20:24

熊野本宮大社まで行こうか一瞬考えたが、今さら行っても意味がないので備崎橋までで終わりとする。

4/25 20:49

山道から車道に合流し、標識右下の備崎橋を渡った国道との合流点に21時過ぎに到着。ここで30分程待って電話で配車したタクシーに乗車し、翌日0:30過ぎに無事帰宅。運転手さんと少し会話したが、道中の記憶がなかったのは言うまでもなし。

撮影機器：

COOLPIX P300 ニコン

ZenFone Max Pro (M2) SIMフリー ASUS

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 食料(朝3・昼３・夕3) 行動食(6) 非常食 調理用食材 飲料(3.25L) ガスカートリッジ(小) コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 モバイルバッテリー(２) ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証コピー スマホ 時計 サングラス タオル ツェルト タープポンチョ ストック ナイフ カメラ テントマット シェラフ エマージェンシーシート

感想

nosbby

昨年秋の大峯奥駈道（吉野〜五番関〜山上ヶ岳）の山行後、是非とも残りの未踏破分を歩きたくなり、検討を重ねて迎えた今回の山行となりました。いろんな方の記録や情報を見てきましたが、行者還トンネル西口からスタートするものはありませんでした。2日目に両足大腿部が思うように動かなくなったのが大誤算で、初めての経験でした。縦走前半で故障して思うように動けず、A~D案まで検討していたプランも途中から役に立ちませんでした。とはいえ、前半は幻想的な奥駈道の縦走を堪能でき、ガスが掛かった夢の中を歩き続けているような不思議な感じでした。後半は修行というか、長い人生の中で体力的・精神的に経験したことのない時間を過ごせたかと思います。タクシーから下車時は足を引きずり、帰宅時に家族から「絞ったボロ雑巾のカス」みたいだったと言われるまでボロボロな状態でした。体重も約3kgも落ち、1週間後でもまだ戻らずです。それほどまでに過酷だった今回の山行で何を得られたのか？まだはっきりとした言葉では表せませんが、何かを得られた気はします。とはいえ、今回はタクシー代で予算大幅超過したので、しばらく大人しくしときます。(笑)　ほとぼりが冷める秋口には、未踏破の備崎から熊野川を歩いて渡り、熊野大社本宮にお参りできたらと思います。