ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 310703
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

戸隠山〜高妻山

2013年06月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:20
距離
20.7km
登り
1,903m
下り
1,890m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:19
休憩
1:56
合計
11:15
距離 20.7km 登り 1,903m 下り 1,907m
6:00
6:09
36
6:45
6:47
15
7:02
44
7:46
7:52
24
8:39
8:41
10
8:51
32
9:23
9:25
43
10:08
10:12
2
10:14
48
11:02
28
11:30
11:31
58
12:29
12:56
45
13:41
26
14:07
39
14:46
2
14:48
14:53
2
14:55
13
15:08
15:09
5
15:14
15:18
45
16:03
5
16:16
16:54
7
17:04
ゴール地点
05:48戸隠キャンプ場登山者駐車場〜05:59牧場事務所06:08〜06:44随神門06:44〜07:00戸隠神社奥社07:00〜07:45百間長屋07:45〜08:20蟻の戸渡り08:20〜08:32八方睨08:37〜08:47戸隠山08:47〜09:23九頭龍山09:23〜10:07一不動避難小屋10:12〜10:58五地蔵山10:58〜12:27高妻山(休憩・昼食)12:55〜14:07五地蔵山14:07〜14:45一不動避難小屋14:52〜16:14牧場事務所(蕎麦屋で食事)16:54〜17:01戸隠キャンプ場登山者駐車場
 
天候 曇り時々晴れ
 
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸隠キャンプ場登山者駐車場
(無料/県道を挟んでキャンプ場の反対側にあり。50台以上は駐車できる感じでした)
 
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
戸隠牧場事務所/戸隠神社奥社にあり。
トイレはバス停および牧場事務所、奥社への参道の途中にあり。

【コース状況】
●戸隠キャンプ場登山者駐車場〜戸隠神社奥社
戸隠キャンプ場バス停からまずは牧場事務所までは舗装された道を歩きます。
牧場事務所の手前に「ささやきの小径」の案内板があり、左折します。
目立つ案内板なのですが見逃してしまい、まっすぐ進んでしまいました。

「ささやきの小径」はハイキングコースとなっていて、
新緑の季節と相まってとても気持ちがよいトレッキングが楽しめます。
30〜40分歩くと随神門が現れ、参道と合流。奥社方面に進んで行きます。
ここから、とても立派な杉並木が始まります。
参道は途中から石の階段となり登っていくと、奥社の社務所の横に登山道の入口があります。

●戸隠神社奥社〜戸隠山
登山道はのっけから急登となり、岩場や簡単なクサリ場を越えて進んで行くと尾根に出ます。
尾根はすぐに岩壁に突き当たります。ここが五十間長屋となります。
五十間長屋からはえぐられた岩壁に沿って西側に歩くと百間長屋に到着。
百間長屋からがこのコースの核心部となります。長いクサリ場の連続で、
時にクサリ場は登りとトラバースがミックスされた(逆L字型をした)箇所もあったりします。
この日は雨上がりで岩場が濡れていたので特に注意が必要でした。

このクサリ地帯を過ぎると前方の視界が開けます。
そう「蟻の戸渡り」と「剣の刃渡り」です。
蟻の戸渡りは20m程の細いナイフリッジとなっていて
両側は見事に切れ落ちていてスゴい高度感です。
落ちたらきっとタダでは済まないでしょう。
東側にクサリの付いた巻き道があるので、自信の無い人はこちらをおススメします。
蟻の戸渡りを過ぎると今度は剣の刃渡りです。
こちらはさらに細い5m程度のナイフリッジとなって、
短いながらも危険度はさらに増します。
こちらは巻き道もないので、跨がって通過するのが安全かと思います。

この危険地帯を過ぎて、もうひと登りすると八方睨に到着。
戸隠山の山頂は八方睨から少し下ってから登り返したところにあります。

●戸隠山〜一不動避難小屋
細かいアップダウンを繰り返しながらギザギザの稜線を縫うように進んで行きます。
東側は断崖となっていて切れ落ちているので注意が必要。
九頭龍山は簡単な頂上標と三角点があるのみの地味な山頂です。
登山道が下り基調となり九頭龍山との間のコルまで下ると一不動避難小屋に到着。

●一不動避難小屋〜高妻山
大小のピークを越えながら高度を上げていきます。
途中の目印として各ピークには
一不動、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀
という名前が付けられていて石祠と標識があります。
ところどころ残雪がありますが、アイゼンは必要ないでしょう。
九勢至を過ぎると高妻山の取り付きとなり最後の岩場の急登となります。
岩場は一見安定してそうでも不安定な岩が多いので注意が必要。
急登を登り切ると登山道は大きな岩が続く平坦な道となり、
十阿弥陀を過ぎるとほどなく山頂に到着。

●一不動避難小屋〜戸隠キャンプ場登山者駐車場
一不動避難小屋から下るとすぐに氷清水に到着。
ここからは沢の中を歩く感じとなり、足元が滑り易くなるので注意が必要。
不動滝の手前に帯岩にクサリ場があります。岩はツルンとしてい濡れているので慎重に。
また、滑滝にも沢に沿ってクサリ場がありますが、
こちらはクサリを頼りに下る必要があります。
クサリ自体が濡れているので手を滑らせないように。
さらに下って行くと一部スノーブリッジが崩れて残っている箇所があります。
ここを過ぎると登山道はだいぶ歩きやすくなり、
幾度となく徒渉を繰り返しながら高度を下げていきます。
最後に丸太橋を渡ってほどなくすると牧柵が現れます。
牧柵を通過し、牧場の敷地内を歩いて牧場事務所に到着です。
 
戸隠キャンプ場バス停より出発です
1
戸隠キャンプ場バス停より出発です
ささやきの小径。まずはバンガローを間を抜けていきます
ささやきの小径。まずはバンガローを間を抜けていきます
ささやきの小径を進みます
5
ささやきの小径を進みます
雨上がりのブナの新緑が気持ちいい!
雨上がりのブナの新緑が気持ちいい!
随神門に到着。茅葺きの屋根が印象的です
2
随神門に到着。茅葺きの屋根が印象的です
随神門をくぐると素晴らしい杉並木が続きます
1
随神門をくぐると素晴らしい杉並木が続きます
随神門をバックに
2
随神門をバックに
立派な杉の根元の穴には祠があったりします
1
立派な杉の根元の穴には祠があったりします
参道は途中から石の階段となります
2
参道は途中から石の階段となります
奥社脇の登山口に到着。登山ポストがあります
1
奥社脇の登山口に到着。登山ポストがあります
登山口を過ぎるといきなり急登が始まります
1
登山口を過ぎるといきなり急登が始まります
高度を上げて行くとガスの中に突入。でもこの時期のガスはしっとりしていてキライではありません
高度を上げて行くとガスの中に突入。でもこの時期のガスはしっとりしていてキライではありません
簡単なクサリ場を越える
簡単なクサリ場を越える
五十間長屋を過ぎると、登山道はそそり立つ壁際に進路をとります
2
五十間長屋を過ぎると、登山道はそそり立つ壁際に進路をとります
岩壁の下部はご覧のとおりえぐれています
2
岩壁の下部はご覧のとおりえぐれています
百間長屋に到着
ガスを抜けて青空が広がってきました!
3
ガスを抜けて青空が広がってきました!
ガスが晴れてきて本院岳が見えてきました!
4
ガスが晴れてきて本院岳が見えてきました!
ここからクサリ場の連続です
2
ここからクサリ場の連続です
垂直に登ったあと続けてトラバースするクサリ場もあります
2
垂直に登ったあと続けてトラバースするクサリ場もあります
雲の上に出ました
5
雲の上に出ました
イワカガミ
まだまだクサリ場は続きます
まだまだクサリ場は続きます
戸隠高原をはさんで雲の隙間から飯縄山
7
戸隠高原をはさんで雲の隙間から飯縄山
いくつクサリ場を越えたか分からない程クサリ場が続きます
いくつクサリ場を越えたか分からない程クサリ場が続きます
後から見ても、もう何がなんだかよく分かりません
2
後から見ても、もう何がなんだかよく分かりません
胸突き岩。斜度70度15mらしい
2
胸突き岩。斜度70度15mらしい
そして、いよいよ蟻の戸渡りが現われました
13
そして、いよいよ蟻の戸渡りが現われました
手前から蟻の戸渡り、剣の刃渡り、そして八方睨
10
手前から蟻の戸渡り、剣の刃渡り、そして八方睨
komemameは躊躇なく巻道を選択。でも巻道もコワそうだよ
7
komemameは躊躇なく巻道を選択。でも巻道もコワそうだよ
巻道から戸渡りをパチリ【PHOTO by komemame】
10
巻道から戸渡りをパチリ【PHOTO by komemame】
蟻の戸渡り。がんばって尾根を歩きます【PHOTO by komemame】
15
蟻の戸渡り。がんばって尾根を歩きます【PHOTO by komemame】
剣の刃渡り。尾根に馬乗りに跨がってズリズリ進みます
13
剣の刃渡り。尾根に馬乗りに跨がってズリズリ進みます
komemameが無事通過するのを見届けてから剣の刃渡り突入です【PHOTO by komemame】
7
komemameが無事通過するのを見届けてから剣の刃渡り突入です【PHOTO by komemame】
いやぁ〜これはホントにコワかった!【PHOTO by komemame】
16
いやぁ〜これはホントにコワかった!【PHOTO by komemame】
八方睨より飯縄山
4
八方睨より飯縄山
八方睨より高妻山。均整のとれたフォルムです
16
八方睨より高妻山。均整のとれたフォルムです
八方睨より西岳と北アルプス。小蓮華山と乗鞍岳でしょうか
2
八方睨より西岳と北アルプス。小蓮華山と乗鞍岳でしょうか
手で触れそうなくらい近くに雲が沸いてました
手で触れそうなくらい近くに雲が沸いてました
少し下って登り返すと戸隠山山頂です
4
少し下って登り返すと戸隠山山頂です
戸隠山山頂から高妻山。再びガスってきました
戸隠山山頂から高妻山。再びガスってきました
ガスがぁ〜
シラネアオイ
いい光、いただきました
4
いい光、いただきました
東側は絶壁です
切れ落ちた岩壁の眼下には奥社と杉並木が見えました
切れ落ちた岩壁の眼下には奥社と杉並木が見えました
九頭龍山に到着。地味な山頂です
九頭龍山に到着。地味な山頂です
ツガザクラでいいのかな?
ツガザクラでいいのかな?
イワカガミはルート全篇を通して至る所に咲いていました
イワカガミはルート全篇を通して至る所に咲いていました
一不動避難小屋に到着。ひと休みです
一不動避難小屋に到着。ひと休みです
さて、高妻山に向かいます
さて、高妻山に向かいます
五地蔵山に到着
八観音を過ぎるとうまいタイミングでガスが晴れ、ドーンと高妻山が現われた
八観音を過ぎるとうまいタイミングでガスが晴れ、ドーンと高妻山が現われた
直登する登山道が見えます
1
直登する登山道が見えます
シラネアオイ
この辺りから登山道の両側にシラネアオイが咲き乱れていました
2
この辺りから登山道の両側にシラネアオイが咲き乱れていました
高妻山の山頂直下の急登を進みます
高妻山の山頂直下の急登を進みます
ふぅ、ようやく高妻山山頂に到着しました
3
ふぅ、ようやく高妻山山頂に到着しました
頂上標とパチリ
ガスで眺望がないので、ムダに写真を撮ってしまいました…
9
ガスで眺望がないので、ムダに写真を撮ってしまいました…
さて、下山です
三文殊を過ぎた辺りから五地蔵山
三文殊を過ぎた辺りから五地蔵山
ミツバツチグリ?
ミツバツチグリ?
帯岩のクサリ場
登山道は沢となります
登山道は沢となります
滑滝とクサリ場。ここはかなりクサリに頼る必要がありました
2
滑滝とクサリ場。ここはかなりクサリに頼る必要がありました
崩壊したスノーブリッジを伝って対岸に渡ります
崩壊したスノーブリッジを伝って対岸に渡ります
ラショウモンカズラ?
ラショウモンカズラ?
登山道は斜度を緩めると幾度となく左右に徒渉を繰り返します
登山道は斜度を緩めると幾度となく左右に徒渉を繰り返します
丸太橋を渡ると徒渉は終了し…
丸太橋を渡ると徒渉は終了し…
牧場までは気持ちのよい緩やかな登山道が続きます
牧場までは気持ちのよい緩やかな登山道が続きます
牧場まで戻ってきました。高原の風景を満喫しながら歩けます
2
牧場まで戻ってきました。高原の風景を満喫しながら歩けます
事務所脇の蕎麦屋さん「岳」に立ち寄ります
2
事務所脇の蕎麦屋さん「岳」に立ち寄ります
ツルンとしていて歯ごたえもあり、好きなタイプのお蕎麦でした。これは大盛りです。
お疲れさまでした!
7
ツルンとしていて歯ごたえもあり、好きなタイプのお蕎麦でした。これは大盛りです。
お疲れさまでした!

感想

今週末は天気が微妙で、直前までどこに行くか決められませんでした。
雨雲は南下しているので日本海側から晴れていきそうです。
また、5月に行った火打山へ向かうまでの景色に感動して、
このエリアの雰囲気がとても好きになりました。
ということで、高妻山を目指すことに。
でも高妻山だけだとちょっともの足りなさそうなので、戸隠山から縦走するプランに。
ウワサの蟻の戸渡りも楽しみです。

雨の中、深夜に東京を出ます。更埴を過ぎた辺りでようやく雨が止み、
ホッとしながら駐車場に到着。
このエリアの山々は高速道路を降りてから近いのがいいですね。

6時前に戸隠キャンプ場を出発です。
前夜の雨でしっとりと濡れた新緑が広がる戸隠牧場の
高原のすばらしい雰囲気に浮かれていると、
「ささやきの小径」の案内板を見落としてしまいました。

キャンプ場を少し彷徨った後、気を取り直して「ささやきの小径」を進んで行きます。
とても雰囲気のよいトレッキングルートです。30〜40分歩くと随神門に到着しました。
随神門をくぐった瞬間、目の前には立派な杉並木の参道が
ずっと先まで続いている様が目に飛び込んできます。

奥社の脇に登山ポストがあり、ここから本格的な登山道となります。
のっけから急登が続きます。しばらく進むと下層雲の中に突入。
ひんやりして気持ちがいいです。
百間長屋を過ぎるとクサリ場がこれでもかというくらい続きます。
雨上がりなので余計に気を使ってクサリと奮闘していると
いつのまにか雲の上に出たようで青空が広がってきました。
ここまでは天気読み通りです。

胸突き岩のクサリ場を過ぎるといよいよ蟻の戸渡りとご対面。ガクブルでした。
痩せ尾根に立ってkomemameが巻道を通過するのを待っているうちに
何だか感覚がマヒしてきて、結局歩いて通過してしまいました(汗)
でもこれを書いている今、思い出していると手に汗が出てきます。

八方睨からは高妻山の三角錐がキリリと見えました。
雲は多いながらも青空も見えていて、
これからのさらなる天気回復に期待がふくらみましたが、
戸隠山〜九頭竜山〜一不動避難小屋のギザギザ稜線を歩いていると
下からどんどん雲が上がってきてしまいました。

一不動避難小屋から高妻山までは、
アップダウンを繰り返しながら高度を上げていくので、結構つかれましたが、
シラネアオイが登山道の左右に咲き誇っていて疲れを癒してくれました。
最後の急登を手足を使いながらよじ登り、ようやく山頂に到着。
あまり時間もないので簡単にゴハンを食べて下山開始です。

一不動避難小屋からの下りは予想以上にハードでした。
濡れた岩場の連続にクサリに頼りながらの下りと、
疲れたカラダに追い打ちをかけられますが、
ようやく牧場に到着。

楽しみにしていたお蕎麦屋さん「岳」に立ち寄りました。
今の季節、テラス席がとても気持ちがよく、
ざる蕎麦とオールフリーで生き返りました。

深田久弥も高妻山の章にも関わらず半分近くは戸隠山のことについて割いているように、
戸隠山も絡めると、トレッキングあり、史跡あり、アスレチックあり、スリルあり、
花あり、グルメありと山登りのいろいろな楽しみが凝縮されたルートになります。

この付近はとても気持ちのよい場所なので、
戸隠キャンプ場にテントを張り、ここをベースキャンプにして、
1日目に西岳〜戸隠山を周回、2日目は高妻山登る(もちろん逆でもOK)
というのが理想的なプランになると思いました。(注:岩場好きに限る)
 

今回の戸隠山〜高妻山はバラエティに富んでいて、
長距離&急登が多いとはいえ、なんだかんだと楽しい山行でした。

<絵本の中に入ったような♡>
あるきはじめは「ささやきの小径」から。
このネーミング、どういう意味がこめられているんでしょう。
“ささやき”って…?
恋人同士が愛をささやくところ?
それとも、小動物や小鳥たちがあちこちでおしゃべりしているイメージ?
森の緑の精たちが、人間たちに見つかるまいと、かさこそと動き回っていたり?
誰もいない道をひっそり耳を澄ませて歩いていると、ここがおとぎの国だったら楽しいなぁ、
なんて少女に戻ったかのような気分にさせられる素敵なところです。

<おごそかな世界へ>
メルヘンな世界に浸っていると、ドーンとあらわれた随神門。
ここをくぐると、ぴりっと空気が変わったかんじがしました。
あぁ、さっきとはちがう世界にきた、と。
シンとした杉並木がつづく道は暗く、ひんやり、しっとりしています。
ところどころ大木を祀ってあるところもあり、
あんまりふざけて歩いちゃいけないな、と思わされます。

<立ちふさがる岩たち>
メルヘン→おごそかな世界→次はどんなだろう?ワクワクしてきます。
ところが私を待っていたのは、垂直にしか見えない岩壁。。。(ちょいとオーバーか)
いきなりの急登&くさり場の連続で、一気に汗が吹き出してきました。
「そうカンタンにいかせてなるものか」と岩の神ににらまれている気分です。
そして、ふうふういいながら高度をあげていくと現れました、ウワサの「蟻の戸渡り」。
写真とかで見ている分には大丈夫だろうなんて思っていましたが、
実際に目の前にしたら、とても動けません。これは私には渡れませんでした。
右側に巻き道があったので、そちらを歩きました。
でも巻き道に下りるのも、ちょっとコワかったです。
八方睨でいっしょになったおじさんも「さすがに震えた」と言っていました。

<下が見えない恐怖〜>
戸隠山から一不動避難小屋まではぐるぐると稜線を進みます。
道が狭いのに、片側が切れ落ちていて危なかったです。
しかもガスってきたので、下も見えない。
吸い込まれそうな感じがして、ぶるっとしました。

<虫たちの縄張り突入>
避難小屋から高妻山までは、一不動から十阿弥陀まで目印の看板がついているので、
それを励みに歩きました。「2つクリアした」「半分おわった〜!」とか。
登ったり、下ったりを繰り返し、高妻山への最後の登りは急登でした。
ひぃひぃ登って、高いところにみんなが休憩しているのをみて「ゴーーール!」と思ったら、フェイント(泣)
そこは山頂ではありませんでした。
さらに数分ほど進んだところに、ホンモノの山頂がありました。
それにしても、この間は虫に悩まされました。。。
前をあるくdanyamaには全身に虫がまとわりついています。
当然私のまわりにもブンブン。
とくに顔周りの虫はイライラさせられます。
私は刺される体質なので、虫除けはちゃんとしていましたが効果ないのか?
事実、下山してみたら耳をやられていました。(帽子かぶっていたのに!)
翌日はモンチッチのように方耳だけが大きく腫れ、水ぶくれに。
今も歩くたびに耳がぶるんぶるん揺れている感覚を味わっております。。
虫たちにしたら「オイラたちの縄張りに入りやがってー。チクッとしてやるぞい」という感じなのでしょうか。
ちょっと通過するだけなんだから、勘弁してほしいものです。


とまぁ、最初から最後までよりどりみどり、ちょっと非現実な感じを味わえる、飽きないルートです。
下山も沢を下るので気を抜けばつるっとこけてしまいそうな道がつづき、
緊張を強いられました。
最後はきれいに整備されたキャンプ場や、牛さん馬さんがいる牧場などを横切り、
今日の山行を振り返ることなく、一気に現実に引き戻されました。

最後はおいしいおそばをぬるっとすすって、終了。(おそば、ぬめっとした食感でおいしい)
おつかれさまでした♪

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:8020人

コメント

パワースポット^^
danyamaさんkomemameさん、こんにちは。。。

初めまして・・でしたっけ(笑)

あのスリル感を思い出しながら、懐かしくレコを拝読させて貰いました

静寂に包まれた神々しい戸隠神社に修験者の王道”蟻の戸渡り”
一般登山者が足を踏み入れていいものかと思わせるほどの信仰深いお山でしたね

高妻山の急登では脚を攣った苦い思いもあり お二人の健脚っぷりにはいつも感心してしまいます。。。

最後の〆のお蕎麦屋さんは、私もお気に入りですよ
2013/6/19 11:43
おつかれさまでした〜
danyamaさん、komemameさん
こんにちわ〜

この週末は戸隠にいかれたんですね!
私も3年前に行きましたが、その時は蟻の戸渡りはガスガスで高度感は感じられませんでしたが、それでも怖かったことは記憶しております

私も今度は晴れてるときにまたここを渡らないといけませんね^^;

無事でなによりです
2013/6/19 11:54
山のエネルギーを感じて
sanpo69さん、はじめまして (笑)
コメントありがとうございます!!!

実は行く前、sanpoさんたちのレコを見ていました
ヘビーなコースだけど、みんなめちゃ楽しそうだったので、
私も頑張って行ってみたい!って思ったんです

ほんとに行ってよかったです。
カンタンに先を進ませてくれない雰囲気が漂うこの道、
山のエネルギーを味わうことができました。
山のパワーが過ごすぎて、登頂できないかも〜って弱気になりましたが、
なんとか山頂までいけたときは、足がふにゃふにゃになってました

というわけなので、sanpoさんの健脚ぶりからしたら、私たちなんて及びもいたしませんですっ。
先日の黒戸尾根のレコ、ビツクラ〜
いつもsanpoさんのレコ見ると、もっと精進しなきゃーって思っちゃいます。

2013/6/19 22:37
おつかれさまでしたーー♪
maedatomoさん、こんばんは。
いつも見ていただいてうれしいです。
コメントありがとうございます

蟻の戸渡りで、ガスガスって…コワイ!!!
下が見えない方が吸い込まれそうで恐怖じゃないですか!?
私は目の前にして、最初の一歩が出なくて、あっさり巻き道を選んでしまったのが心残り…
いつかはあそこをちゃんと通過できるようになりたいです
2013/6/19 22:47
いいルートでした
sanpo69さん


はじめまして…って気がしませんが(笑)
コメントありがとうございます!

蟻の戸渡りと剣の刃渡り、写真で見ているよりも
ずっとコワかったです。
このルート、本当にバラエティに富んでいて飽きませんでした。
特に最後をお蕎麦で締められるのがいいですネ。
思っていたよりも本格的でビックリしました。

sanpoさんの超絶記録、
いつも楽しみ&度肝を抜かせられながら拝見してます。

あっ、自分もkomemameもBCに興味津々なので、
機会があったら是非お話聞かせてください!
2013/6/21 13:49
いいところでした。
maedatomoさん


こんにちは!
コメントありがとうございます。

頸城や戸隠などこの辺りの高原の雰囲気が
本州じゃないないみたいでとっても気に入り、
今週は戸隠に行ってみました!

また、山は標高はそんなに高くはないものの
この雰囲気に似合わず、意外とキビシイところもいいですね。
蟻の戸渡りと剣の刃渡りはヒヤ汗ものでしたが(笑)

maedatomoさんは奥白根でしたか。
壮大な五色沼と奥白根をバックにヤマネチ、笑えました!
2013/6/21 14:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 妙高・戸隠・雨飾 [日帰り]
戸隠山・高妻山・乙妻山縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら