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記録ID: 313295
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳 キタダケソウは終わりハクサンイチゲ

2013年06月22日(土) ~ 2013年06月23日(日)
 - 拍手
GPS
34:20
距離
33.9km
登り
2,959m
下り
2,963m

コースタイム

22日 10:00夜叉神峠P→10:40鷲ノ住山入口→12:00野呂川第2トンネル
   →12:50アルキ沢橋登山口→17:30池山小屋着
23日 5:00小屋出発→8:00峰城→10:00砂払→11:00ボーコン沢の頭
   →12:00八本歯コル →12:40北岳山頂→13:00トラバース道
   →13:30八本歯コル→14:10大樺沢→17:20広河原→20:20夜叉神峠駐車場
天候 22日晴れ
23日晴れ16時から雨
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神駐車場
コース状況/
危険箇所等
・鷲ノ住山入口は鷲の住山バス停(慰霊碑ある所)から100m広河原寄り
・野呂川吊り橋を渡り林道への取り付きまで要注意最初の岩溝にはじかれる
・いたるところでツガの木が倒れ登山道をふさぐ
・八本歯の頭 岩場要注意
・大樺沢コース 雪渓はまだまだ10本アイゼン以上必要
・雪渓リボンを頼りに左岸を詰め樹林帯へ
・左岸樹林帯から一度出されたら右岸樹林帯へトラバースここで間違うと大変
 再度左岸樹林帯に渡る単管足場で組んだ橋を渡り込んだら広河原へ迷いなし
**左岸から右岸に渡る印をはっきり判る様立て看板をお願いしたい**
夜叉神峠ここから歩き 登山届に入、下山自己責任と書かされる この先夜叉神トンネルここから始まる
夜叉神峠ここから歩き 登山届に入、下山自己責任と書かされる この先夜叉神トンネルここから始まる
鷲ノ住山を下りて野呂川下流方面
鷲ノ住山を下りて野呂川下流方面
野呂川吊橋を渡りこの後、林道に出る岩場このコース1の難所?!
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野呂川吊橋を渡りこの後、林道に出る岩場このコース1の難所?!
野呂川第2隧道を前に昼飯
野呂川第2隧道を前に昼飯
あるき沢の野呂川風景
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あるき沢の野呂川風景
あるき沢橋梁 去年と違っていい天気。
あるき沢橋梁 去年と違っていい天気。
あるき沢橋から いい沢です
あるき沢橋から いい沢です
どんどん高度を上げ石楠花の生息地帯へ
どんどん高度を上げ石楠花の生息地帯へ
木立のすき間から鳳凰三山が見えてきた
木立のすき間から鳳凰三山が見えてきた
ゴゼンタチバナ 清楚です
ゴゼンタチバナ 清楚です
2日前の熱低の影響かコメツガの倒木が所々行く手を阻む
2日前の熱低の影響かコメツガの倒木が所々行く手を阻む
葉緑素を持たないギョリンソウ つまやかに
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葉緑素を持たないギョリンソウ つまやかに
本日の宿泊所 池山避難小屋 樹林の向こうに。
御殿場のソロと二人で贅沢に使わして頂きました
無事帰ったかな
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本日の宿泊所 池山避難小屋 樹林の向こうに。
御殿場のソロと二人で贅沢に使わして頂きました
無事帰ったかな
樹林の向こうに小屋が見えます
池といううより湿地帯
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樹林の向こうに小屋が見えます
池といううより湿地帯
和む風景です
コイワカガミ疲れが飛びそう
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コイワカガミ疲れが飛びそう
ツガの樹林帯
鳳凰三山
鳳凰三山 砂払と薬師岳
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鳳凰三山 砂払と薬師岳
甲斐駒ケ岳の雄姿
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甲斐駒ケ岳の雄姿
世界文化遺産となった
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世界文化遺産となった
森林限界点を越え眼前に間ノ岳
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森林限界点を越え眼前に間ノ岳
農作業のはじまりは鳥形雪渓が出てから農鳥岳

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農作業のはじまりは鳥形雪渓が出てから農鳥岳

再び 'Mt Fuji 頭を雲の上に出し


再び 'Mt Fuji 頭を雲の上に出し


左から地蔵岳 観音岳 薬師岳の三山(鳳凰)揃いました
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左から地蔵岳 観音岳 薬師岳の三山(鳳凰)揃いました
オベリスクも見える
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オベリスクも見える
八ヶ岳遠望
北岳山荘も見えて
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北岳山荘も見えて
空青く雲湧く
砂払までもう少し
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砂払までもう少し
これくらいはアイゼン無しでキックステップ
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これくらいはアイゼン無しでキックステップ
キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ
しかしバットレスは いい胸している
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しかしバットレスは いい胸している
なかなか見せない山頂 奥ピークを回り込んで
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なかなか見せない山頂 奥ピークを回り込んで
可憐なハクサンイチゲ
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可憐なハクサンイチゲ
八本歯のコル 広河原下降点 
八本歯のコル 広河原下降点 
キタダケソウ この花のためにやって来ました
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キタダケソウ この花のためにやって来ました
女王 仙丈岳
1年ぶりにまたやってきました
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1年ぶりにまたやってきました
実はイチゲとキタダケソウ見分けがついていない
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実はイチゲとキタダケソウ見分けがついていない
ワンショット 
北岳山荘が見える 去年は熱低崩れでテン泊中止 素泊まりお世話になりました
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北岳山荘が見える 去年は熱低崩れでテン泊中止 素泊まりお世話になりました
八本歯から一緒だった元気な若者○○君 
メール待ってるよ!拍手もね!
八本歯から一緒だった元気な若者○○君 
メール待ってるよ!拍手もね!
まちがいなくキタダケソウ
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まちがいなくキタダケソウ
手前がキタダケソウ 後がハクサンイチゲ 葉っぱが違うね。白色可憐の競演
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手前がキタダケソウ 後がハクサンイチゲ 葉っぱが違うね。白色可憐の競演
大樺沢まだまだ残ってます大雪渓
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大樺沢まだまだ残ってます大雪渓
雨が降って来てガスリました
雨が降って来てガスリました
とは言え無事夜叉神まで帰り着きました
お会いした方々いずれどこかでまた。。。
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とは言え無事夜叉神まで帰り着きました
お会いした方々いずれどこかでまた。。。

感想

初日寝坊して2時間半も寝てしまった。小平6時半出発となった。夜叉神峠10時半
出発まだ広河原までまだバスが通っていない。いつかは辿りたかった池山吊尾根コースバスが運行していたらこのコースはなかったでしょう。朝から広河原まで林道歩きのコンクリート道は体力を無くす。今回は池山吊尾根しかないと思った。
夜叉神ゲートで管理者に「自己責任 入、下山」と書かされ出発。トンネルを抜け鷲ノ住山から入山、朝一の山歩きに戸惑う。
 野呂川吊橋の前後は注意したい。特に吊橋を渡った直後林道に上がるまでこの道最大の難所(笑)といっていい。林道に上がって昼食。さあ あるき沢から核心部へと入っていく。全然道標はない赤リボンが頼りであるが探すのに苦労する。基本的に沢沿いの尾根歩きである。280°にコースをとってからはツガの木が多くなり倒木が行く手を阻む。傾斜が緩やかに下り気味になると宿泊地池山小屋である。
この湿地帯どこかの避暑地と見まごうほどの平地、池といううより湿地帯で樹林の向こうに小屋がある。地図で見ると小屋は登山道の右にある様に書いてあるが実は左にある。先着がいて新しい地図で確認したがやはり左に位置していた。今日は私も含め2名で御殿場のT口さんとのこと。彼は小屋に荷物をデポ、北岳ピストンして来たとのこと。夕食は最近キーマカレーとしている。
結構独特の香辛料がきつく食欲が増す。御殿場のT口さんは冬がこのコースはいいらしい。山談義に花が咲いたが明日の長丁場を思うとほどほどにして寝ざるを得ない。5時出発T口さんにさよならして、森林限界点をぬけるまで長い、やっと抜けたら太陽がまともにあたり、日焼け止めクリームをと思い気や忘れている。あきらめて進むしかない。しかし朝食から4時間経過、ザックを下し腹ごしらえ。間ノ岳、農鳥岳、北岳山荘から続く尾根が素晴らしい。ボーコン沢の頭から見る北岳勇装に歩くことを忘れシャッターなりっぱなし。大樺沢雪渓からガスが湧き、バットレスめがけ吹き上げる。いつ撮るの?「いまでしょ!」・・・。
八本歯の頭はこのコース最大の難所、鎖がないこの岩場、慎重に通過、やがて八本歯のコルへ。ここで荷物をデポしてピークへと向かった。
幾度となく重なる縦列ハシゴ、空荷でグングン高度を稼ぐ。キタダケソウは残念ながら来週はないだろう。ハクサンイチゲはこれから、まさに白色競演といった所。ピークには追い越して行った若者が2人しかおらず、なんとピークに3人。2日もすれば広河原までバスが通りこうは行かないだろう。トラバース道にも足を伸ばしてさわやかな空中散歩であった。八本歯のコル広河原に下りるところで昼食をとり担ぎあげた5Lの水も残すところ一口となった。大樺沢はたっぷりの雪渓に急斜面、10本アイゼン装着して下山。ガスの間から見える白根御池小屋との高低差と距離を考えるとやはりこちらが有利、注意事項で述べたことを守れば断然有利。しかしそれが判らず雨も降ってきて飛んだ苦難を強いられた。まあ明るいうちに広河原に出られたから良かったy。広河原山荘で温かいお茶のサービスありがとうございました。感謝します。後はどんなに暗くなろうとも長い滑り台を逆走すれば夜叉神峠へとつながる。それを思うと夜の林道歩きも苦しいながらも心地良かった。
・登山後5日目にして耳の後の皮がむけました。
・写真はWクリック拡大して見て下さいね。 
                麗嶺

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コメント

こんばんは
すれ違った夫婦です〜
三脚お持ちデシタヨネ
2013/7/1 23:45
三脚背負った男
そうです。三脚を背負ってた男です。
お疲れさまでした。夜叉神まで早かったですね。
互いの息はぴったりでしたよ。すれ違っただけでも判る夫婦意気また何処かのテンバでテント越しに乾杯しましょう。赤布ありがとうございました。
                 麗嶺
2013/7/5 0:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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