梅雨 雄山~別山 雲上の人となる


- GPS
- 05:45
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 1,021m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:46
天候 | 基本晴れ時々ガスが流れる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂から一ノ越山荘まで残雪あり 一ノ越山荘から剱御前小舎まで夏道 雷鳥坂はほぼ雪渓(アイゼン使用) |
写真
感想
扇沢の駐車場に着いた時点で、シトシト雨 わかっていたことだがやはりテンションは上がらない。
マジで帰ろうか悩んでいたが、せっかく来たのであまり期待せずに向かった。
ただ黒部平、大観峰から鹿島槍や針の木岳が見え始めるとテンションは上がる一方。
室堂へ着くと、青空と白い雪面がまぶしすぎる、まだ観光客もまばら。
一ノ越まで雪面を歩きつつ、後ろを振り返り室堂の景色に感嘆する。
一ノ越から黒部側の北アルプスは真っ白で、残念ながら眺望はゼロ。
雄山を見上げて、急な岩の登山道を登る、所々ハクサンイチゲや岩鏡が咲いていて目を楽しませてくれる。
雄山へ到達すると20人くらいの団体さん、天気が悪ければここまでのピストンで、ダムカレーでも食って帰るつもりだったが、カレーなんて食ってる場合では無い。
雄山から大汝へは初めて足を踏み入れるが、もう完全に夏道でなんの心配もない。
大汝山へはたいして時間もかからずあっという間に到着、大汝休憩所の屋根を見ると、布団が干してあり何か人が10人くらいで騒がしい、よく見るとカメラが回っていて何かのロケの真っ最中、スタッフらしき人に通っていいか尋ねると、小屋の裏手へ回る道へ案内された、何の撮影かと聞いてみると『春を背負って』という映画だという、そういえば『剣岳点の記』の監督が次の作品を撮影するとか聞いていたので、すぐにピンときた、点の記も劇場に足を運んだので、期待して待ちましょう。
その後は別山まで素晴らしい縦走路、これぞ北アルプスといわんばかりの稜線、西も東も雄大なカールの景色が雲をアクセントに広がる
オコジョの姿を捉えたり、ケルンのステージでは雷鳥が迎えてくれたりで至福のひと時。
別山への登りをヨタヨタと登りきると、ちょうど剣がガスに隠れてしまった、ここまでたいした休憩もなく来たのでザックを下して栄養補給、腰を下ろして休んでいると剣が薄いガスから姿を見せる、間近に見る剣はものすごい迫力だ。
剱御前小舎へ来ると、小屋のスタッフの方がアイゼンの有無を尋ねてきた、この先の雷鳥坂がかなり急らしい、小屋から夏道を辿りながらしばらく行くと一面の雪渓が広がる、しかもかなり斜度があるのでアイゼンを着ける、雪質はぐずぐずの雪なので何とかなりそうだが、朝晩冷え込んで硬くなると少々厄介そうだ、斜度の割に柔らかい雪だった為、以外にサクサク下る事が出来た、ただ目印なんかはほとんどないので、時折見える夏道のマーキングを頼りに下る。
雷鳥沢のキャンプ場まで下ると一安心、そこからミクリガ池までの登り返しがキツイ、息を切らせながらようやく木道までたどり着いてボトルの中身を空にした。
最終便間近のトロリーバスやロープウェイはほぼ貸切状態、ぼんやりと景色を眺めながら扇沢へ戻ってきた。
次はココを訪れるのはいつになるかわからないが、剱岳はもちろんだが、それ以上に五色ヶ原を訪れてみたい、マイカー利用だと縦走は中々難しいのでどうしましょ?
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