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Yamareco

記録ID: 315356
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ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

森吉山

2013年06月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.9km
登り
925m
下り
910m

コースタイム

4:30コメツガ山荘-5:33勘助堂分岐-5:54一の腰-6:16雲嶺峠-6:47前岳-7:18石森-7:36阿仁避難小屋-8:54山頂-10:12山人平-10:40山頂-11:38一の腰-13:00コメツガ山荘
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道105号線阿仁前田より森吉ダム経由でコメツガ山荘へ。
阿仁前田のサンクスで昼飯を買って行こうと思って立ち寄ったところ、
午前6時営業開始とのことで、米内沢のローソンまで引き返して昼飯購入。
阿仁前田からの道路は広く緩やかで快適でした。
スキー場があった場所でもあり、良く整備されている。
そろそろこめつが山荘かなと思っていると、妖精の森まで行ってしまい、Uターン。
通り過ぎてしまった山荘への分岐点を曲がり、ようやくこめつが山荘到着。
コース状況/
危険箇所等
こめつが山荘〜勘助堂分岐
登り始めは、ブナ林の中を緩やかで歩きやすい土の道です。旧森吉スキー場を2度横断します。
ブナの巨木が多く、直射日光も遮られ、気持ちの良い森林浴が続く。木々の隙間からチラチラと森吉ダム方面の眺望が得られます。

一の腰〜森吉神社
はるかかなたに森吉山頂を望みながら、急な下りの階段が続きます。
山頂が本当に遠く見えます。せっかく登ってきたのに下るのがもったいないと思えました。
一旦下って登り返すと森吉神社に到着。
隣には立派な避難小屋とトイレがありました。便器の横には自転車があって、ペダルを漕いで撹拌するようになっていました。前に20回以上、後ろに10回以上。試しに漕いでみました。漕ぐと香りが漂ってきました。

阿仁避難小屋〜山頂
花畑の中を登ります。登山道に大きな石が点在していますが、全般的には土の道で歩きやすい。
避難小屋から少し下った所に水場有りの案内がありました。少し行ってみたが、結構下りるようだったので途中で引き返しました。山小屋泊の際には便利ですね。

山頂〜山人平
雪渓がだいぶ残っていましたが、表面は比較的柔らかく、ツボ足でなんとか上り下りできました。
急勾配のため、気温が低い時や雨のときなどは、滑落すると大変かもしれません。

二ヵ所ほど、雪が残っていました。短い区間でしたので、アイゼンを必要とするほどではありませんでしたが、山頂〜山人平間の急坂は、固く滑りやすい雪でしたので、アイゼンがあった方が良かったです。

下山時は、一の腰への登り返しがおっくうだったので、松倉コースを通り下山。
森の中の静かな道でした。静かすぎて、途中、ルートが怪しくなりましたが、
旧スキー場の道路のようなところをたどって無事合流できました。

こめつが山荘へ下山すると、出発時には気付かなかった立派な手洗い場がありました。
冷たい水で顔を洗い、着替えをしてすっきり気分で車に乗り込みました。
日の出とともに、登山開始。
2013年06月30日 04:40撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 4:40
日の出とともに、登山開始。
こめつが山荘。とても立派な山荘です。ここで入山届けに記帳して登山開始しました。山荘にはたくさんの人がまだ眠っていらっしゃいました。
2013年06月30日 04:42撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
6/30 4:42
こめつが山荘。とても立派な山荘です。ここで入山届けに記帳して登山開始しました。山荘にはたくさんの人がまだ眠っていらっしゃいました。
森吉スキー場は、数年前に廃止されました。
2013年06月30日 04:43撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
6/30 4:43
森吉スキー場は、数年前に廃止されました。
登山口から、日の出直後の北方の眺望。
米代川流域は、見事な雲海ができることで有名です。
あきた北空港はこの濃い朝靄のために結構することがしばしば。
2013年06月30日 04:45撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 4:45
登山口から、日の出直後の北方の眺望。
米代川流域は、見事な雲海ができることで有名です。
あきた北空港はこの濃い朝靄のために結構することがしばしば。
スキー場の痕跡を垣間見ながら登ります。
2013年06月30日 04:45撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/30 4:45
スキー場の痕跡を垣間見ながら登ります。
樹木のこずえに朝日が当たります。
2013年07月01日 11:52撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/1 11:52
樹木のこずえに朝日が当たります。
2013年07月01日 11:56撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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旧スキー場を横断。
2013年06月30日 05:03撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/30 5:03
旧スキー場を横断。
マイヅル草。
2013年07月01日 11:58撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/1 11:58
マイヅル草。
ブナが鬱蒼と茂っていました。
2013年07月01日 12:00撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/1 12:00
ブナが鬱蒼と茂っていました。
ブナの木が大きいです。
2013年07月01日 12:00撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/1 12:00
ブナの木が大きいです。
2013年07月01日 12:01撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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勘助堂分岐。分岐すると一の腰へ上らずに山頂へ向かうことができます。ここは分岐せずにまっすぐ一の腰方面へ。
2013年06月30日 05:33撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/30 5:33
勘助堂分岐。分岐すると一の腰へ上らずに山頂へ向かうことができます。ここは分岐せずにまっすぐ一の腰方面へ。
雪が残っていました。
2013年06月30日 05:36撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/30 5:36
雪が残っていました。
ショウジョウバカマ
2013年07月01日 12:03撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/1 12:03
ショウジョウバカマ
眠っているシラネアオイ
2013年07月01日 12:04撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/1 12:04
眠っているシラネアオイ
ミツバオウレン
2013年06月30日 05:48撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/30 5:48
ミツバオウレン
イワカガミ
2013年07月01日 12:05撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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イワカガミ
ゴゼンタチバナ
2013年06月30日 05:51撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/30 5:51
ゴゼンタチバナ
一の腰到着。森吉山頂を見上げる。
ずいぶん遠くに見えました。
あそこまで歩くのか・・・。
2013年06月30日 17:14撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 17:14
一の腰到着。森吉山頂を見上げる。
ずいぶん遠くに見えました。
あそこまで歩くのか・・・。
ショウジョウバカマがいっぱいです。
2013年07月01日 19:08撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/1 19:08
ショウジョウバカマがいっぱいです。
ミネザクラ
2013年06月30日 06:43撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/30 6:43
ミネザクラ
2013年06月30日 17:15撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 17:15
ウラジロヨウラク
2013年06月30日 07:03撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
6/30 7:03
ウラジロヨウラク
森吉神社の冠岩
2013年06月30日 17:17撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 17:17
森吉神社の冠岩
冠岩脇から米内沢方面
2013年06月30日 17:19撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 17:19
冠岩脇から米内沢方面
オオバキスミレ
2013年07月01日 19:05撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/1 19:05
オオバキスミレ
マンサクが今頃咲いていました。残雪のある地点でした。
2013年07月01日 19:05撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/1 19:05
マンサクが今頃咲いていました。残雪のある地点でした。
ノウゴウイチゴ。葉の先端から溢泌液が出ている。
2013年07月01日 19:03撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/1 19:03
ノウゴウイチゴ。葉の先端から溢泌液が出ている。
ベニバナイチゴ
2013年07月01日 13:47撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/1 13:47
ベニバナイチゴ
ツツジ
2013年07月01日 19:03撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/1 19:03
ツツジ
コケモモ
2013年07月01日 19:02撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/1 19:02
コケモモ
シャクナゲ?
2013年07月01日 19:02撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/1 19:02
シャクナゲ?
チングルマの綿毛に朝の滴がびっしり付いています。
2013年07月01日 13:32撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/1 13:32
チングルマの綿毛に朝の滴がびっしり付いています。
2013年07月01日 13:32撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/1 13:32
コバイケイソウ
2013年06月30日 08:39撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 8:39
コバイケイソウ
山頂から山人平を見下ろす。
2013年06月30日 17:34撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 17:34
山頂から山人平を見下ろす。
ヒナザクラ?
2013年07月01日 18:58撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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7/1 18:58
ヒナザクラ?
山人平のミズバショウ
2013年06月30日 10:09撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 10:09
山人平のミズバショウ
2013年07月01日 18:54撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
7/1 18:54
山人平から山頂方面を見上げる。
ケッツ滑りには十分な斜度でしたが、固くてゴツゴツしていましたのでほんのちょっと滑って断念。
2013年07月01日 19:00撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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7/1 19:00
山人平から山頂方面を見上げる。
ケッツ滑りには十分な斜度でしたが、固くてゴツゴツしていましたのでほんのちょっと滑って断念。
山頂のシャクナゲ?
2013年07月01日 18:56撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
7/1 18:56
山頂のシャクナゲ?
山頂のナナカマドの花
2013年07月01日 18:56撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
7/1 18:56
山頂のナナカマドの花
山頂のハクサンチドリ
2013年07月01日 18:55撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
7/1 18:55
山頂のハクサンチドリ
笹原とアオモリトドマツ。
2013年06月30日 17:44撮影 by  Canon EOS 50D, Canon
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6/30 17:44
笹原とアオモリトドマツ。

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
保険証
1
飲料
3
ティッシュ
2
バンドエイド
1
タオル
3
携帯電話
1
雨具
1
時計
1
熊よけ鈴
1
共同装備
カメラ
2
コンデジ、デジイチ
1
スーパー白猫号

感想

下山完了間際、私の後ろからすごい勢いで下山してきた方がいました。
私を追い越し、振り向き様に私の顔を見て、「熊、見ませんでしたか?」と訊かれ、
「いいえ」と答えると、その人の前、つまり私の後ろを熊が横切ったとのことです。
だいぶ驚かれた様子でした。私が鈍感なだけかもしれません。
花の百名山で人気の森吉山も、森吉山頂はたくさんの登山者で賑わっていたため、熊の心配は要らないと
思っていましたが、登山者の多くは、阿仁スキー場のゴンドラ利用者であり、
こめつが山荘から登る人は少ないかもしれません。

さすが花の百名山と呼ばれるだけあって、これまで私の登った山の中では最も多い登山者でした。
チングルマとイワカガミが最盛期で、ニッコウキスゲは咲き始め。
下山時は、山頂から阿仁ゴンドラ駅まで数珠つなぎに登山者が連なり、道を譲り譲られながら、苦労しました。
いつも里から眺める森吉山は、なだらかで特徴がないと思っていましたが、
一の腰から見上げる山容は、雄大でした。

今回、残念ながら遠くの山の眺望は得られませんでしたが、
天気が良ければ白神、岩木山、八甲田、八幡平、秋田駒、鳥海山、
男鹿半島や日本海まで望むことができるようです。

こめつが山荘、森吉神社避難小屋、阿仁避難小屋と、いずれも綺麗な避難小屋で、
いつか泊まってみたいと思いました。スキーでも登ってみたいです。

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