白山〜お花だらけの砂防新道〜−越前五山その5−

2013年06月30日(日) [日帰り]

• GPS: 09:21
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,543m
• 下り: 1,556m

コースタイム

7:38別当出合登山口 - 8:17中飯場 - 9:49甚之助避難小屋 - 10:23南竜分岐 - 11:16黒ボコ岩 - 11:46室堂(休憩)12:33 - 13:17御前峰(休憩)13:32 - 14:01室堂 - 14:30黒ボコ岩 - 15:05南竜分岐 - 15:24甚之助避難小屋 - 16:21中飯場 - 17:00別当出合登山口

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

〜別当出合登山口まで〜
福井方面から国道416号線で勝山方面へ。勝山市「長山町」交差点を左折し、国道157号線に入ります。
金沢・白峰方面へ向かい「白峰」交差点を右折し、県道33号線白山公園線に入ります。(約30分)
市ノ瀬駐車場から別当出合までは、平成25年7月13日（土曜日）から 10月14日（月曜日）までマイカー規制があります。
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/tozaninf/peak.html

コース状況／危険箇所等

大変よく整備された登山道です。
今年は特に残雪が多いそうです。甚之助避難小屋直下あたりから室堂まで雪渓が断続的にあります。アイゼンは使用しませんでしたが、わたくしのようなへなちょこトーシロは、使えばもっと楽に歩けたかな〜とも思います。

写真

6/30 7:23

7時過ぎに別当出合に着いたところで、駐車場にさえ入れず。路駐です。ごめんなさい。

6/30 7:38

別当出合登山口には、翌日の山開きを前にして、ボランティアの方々が安全な登山をと呼びかけていました。

6/30 7:39

この吊り橋を見ると、いよいよだと気合が入ります。

6/30 7:43

始めのうちは樹林帯の中を緩やかに登っていきます。

6/30 7:46

早速お花発見〜。オオバギボウシ。

6/30 7:48

コケイラン。今まで見たことな〜い。

6/30 8:01

サイハイラン。

6/30 8:07

ギョリンソウ。よく見るとあちこちにいました。

6/30 8:10

タニウツギ。まだ生き生きとさいています。

6/30 8:16

ベニバナイチヤクソウ。

6/30 8:17

中飯場到着。ここから少し進んだところにある水場の水がおいしかった。

6/30 8:34

あんな高いところに滝がある〜。滝の写真を撮っていたら、後ろから来たご夫婦が「不動滝だね〜」と言っていました。そうなの？

6/30 8:50

ウイキョウゼリ？

6/30 9:02

ハクサンチドリ。今回、ハクサン〜と名がつくお花はこれしか見つからなかったなぁ。

6/30 9:06

別当覗。何も覗けません。先へ進むのみ。

6/30 9:07

ノビネチドリ。

6/30 9:08

ニリンソウ。あちこちで咲き誇っていました。

6/30 9:10

エンレイソウ。

6/30 9:10

サンカヨウがまだ咲いている〜。濡れると花びらが透明になるので、生春巻きの皮を思い出します。

6/30 9:12

ミヤマスミレかな？

6/30 9:15

ミヤマカタバミ。

6/30 9:19

イワナシ。春のお花がまだまだ咲いています。

6/30 9:35

ショウジョウバカマ。これも春のお花ですねぇ。

6/30 9:42

甚之助避難小屋直下の雪渓。ここが距離的にはいちばん長く歩きますが、大した傾斜はないので怖くはないです。

6/30 9:59

甚之助避難小屋到着。すぐ近くに別山が見えるはずなのに、ガスの中。この日、外人さんが多かったなぁ。

6/30 10:25

あら？別山チラリズム？もう少しぱぁ〜っとガスが取れないものか。

6/30 10:33

そしてますます濃くなるガス。雪渓通過中は怖いので晴れてほしいのですが。

6/30 10:41

んも、こんななっちゃうと帰りたくなります。一人ぼっちだったら、泣いていたかも。

6/30 10:50

それでも、お花があるとテンションアップ。キヌガサソウ。初めて見ましたよ。

6/30 10:50

しかもキヌガサソウが群落を作っていました。

6/30 10:52

ヤマガラシ。

6/30 10:53

ミヤマキンバイ。

6/30 10:56

コイワカガミはあちこちに咲いていました。

6/30 10:56

ミヤマキンポウゲ。

6/30 10:59

リュウキンカ。ミヤマキンポウゲとともに十二曲あたりがまっ黄色になるくらい咲いています。

6/30 10:57

ベニバナイチゴ(toshi0113さん、あざます！)。

6/30 11:06

ここ来るとつい飲んでしまいます。

6/30 11:16

黒ボコ岩に到着しましたが、ガスガスで何も見えず。先へ急ぎます。

6/30 11:21

弥陀ヶ原につき、ガスが取れました。青いお空は見えませんが、展望が開けるとホッとします。

6/30 11:41

室堂に向けての登り。振り返ると、少しずつ別山が現れてきています。

6/30 11:34

ミネザクラ？この時期に咲く桜なんですかね？

6/30 11:40

足元の小さなお花にも目を光らせます。ミヤマタネツケバナ？

6/30 11:46

とりあえず室堂到着。目指すは御前峰ですが、いったん休憩。

6/30 12:02

これを楽しみにここまで上がってきたのです。凍らせて持ってきましたが、すっかり溶けて飲みごろになっていました。しやわせ。

6/30 12:08

昼ごはんは、UFOそばめしのレンジで作るやつです。インスタントラーメンを作るように適当に煮たらできました。やや水が多い感じですけど。

6/30 12:35

いよいよ御前峰へ。このあたりから、足が上がらなくなりました。軽く高山病入っているのか、疲労なのか？

6/30 12:43

お花撮影というの名の休憩をとりつつ、ゆっくり行きます。クロユリはあちこちに咲いていました。相変わらずのかぐわしいにほひ。

6/30 12:45

コイワカガミも群落を作りながらあちこちに。

6/30 13:09

高度をあげるに従い、少しずつ地面に這いつくばるような植生に変わっていきます。コメバツガザクラ？

6/30 13:12

イワツメクサ。

6/30 13:31

ツガザクラ。

6/30 13:19

はい、御前峰到着〜。ガスが下に降りた感じ。弥陀ヶ原あたりはよく見えます。

6/30 13:19

剣ヶ峰と大汝峰あたりも雪たっぷり。お池めぐりはもう少し雪解けが進まないと怖いです。

6/30 13:30

御前峰の頂上は雲海の上に出ているのかな？北アルプスやらなんやらの展望はまるでありません。

6/30 13:32

ま、仕方ないですね。雲海が見れただけでも良しとします。山座同定版の上には外人さんが休憩しています。

6/30 13:57

あっという間に室堂到着。明日の山開きを前に、ここに泊まられる方が多いようです。わたくしは脇目も振らずに帰ります。

6/30 14:50

ここの雪渓が一番怖かった。下ってくるところがとても滑りやすく、案の定転びました。みなさん、私が通過するのを「落ち着いて、ゆっくり来ていいよ〜」と、待っていてくださいました。かたじけない。

6/30 14:53

つるっと転んだら、その先までどこまでも落っこちていきそうです。結局、立ち上がるのが怖くなり、尻で滑りつつ、いざりつつ、何とかおりました。

6/30 15:11

黒ボコ岩あたりに来ると、別山がすっかりとお姿を現していました。

6/30 15:16

加越国境あたりかなぁ？下る頃になって、周りが見えてきてよかったです。

6/30 15:44

甚之助避難小屋から中飯場あたりまではなんかもう、黙々と進む感じです。お花があったらとりあえず撮影。ミツバツツジ。

6/30 16:34

フタリシズカ。

6/30 16:41

途中、登り・下りルートが分岐します。

6/30 16:44

下りルートはずいぶん迂回するのですね。吊り橋がまだまだ遠い〜。しかも、始め吊り橋と逆方向に歩かされるという…。

6/30 16:58

まだ歩くのかよ〜とふてくされた数時間。この橋にどれだけ会いたかったことか。

6/30 17:00

到着。無事下山できたことを白山に感謝です。

6/30 17:49

帰りは白峰温泉総湯でひとっ風呂。まだ新しい感じでした。

撮影機器：

CX5 RICOH

感想

seasun

福井のお山に行けば、
その山頂から必ず探してしまう白山。
一度白山に行っておかないと、
その思いは募るばかりになりそうです。
今シーズンの課題である越前五山をコンプリートしてから、
県外に飛び出したいという気持ちも多少あります。
(すでに飛び出していますけどね。気持ちの問題です。)

しかし、初めて白山に行ったときはテント泊。
その時、日帰りなんてとんでもないと思っていましたが、
意外と日帰りの方が大勢いらっしゃることをレコで知りました。
別当出合まで車で行くことができ、
かつ日が長い今の時期なら行けるかもしれない。
早起きしていってみようと思い立ちました。

…。起きれませんでした。
5時には登山開始しているはずなのに、起きたのが5時。
のそのそ支度して、別当出合の駐車場に到着したのは7時過ぎ。
そんな時間に行ったって駐車場にさえ入れません。
やはり、山登りは早起きするに限ります。

別当出合には、明日の山開きを控え、
たくさんの新聞やテレビの取材が来ていました。
私も登山開始10分後、
体が登山仕様になる前の「うへぇ〜。きつぅ〜。」と、
ヘドが出そうな顔をしている時に写真を撮られました。
白山が誤解されそうなので掲載はご勘弁いただきたいです。
あとは外国の方が多かったなぁ。
午前中は欧米人、午後は韓国人が多かった気がします。

多かったと言えばお花の種類。
さすが花の百名山の看板を背負っているだけのことはあります。
レコが花図鑑みたいになってしまいましたが、
私の覚書も兼ねておりますのでご勘弁くださいませ。
花の写真を撮っているとお花に詳しい人なのかと誤解され、
「これはなんていう花なんですか？」とよく聞かれます。
すみません。わたくしも全然わからなくて、
帰ってから調べているんですと答えると、
さりげなくがっかりされるのが切ないです。

肝心の白山はお天気が今ひとつ。
去年も山頂の天気は残念だったので、
スカッと晴れた日に一度登ってみたいです。
日ごろの行いかな？
だとしたら、今後晴れる日があるのか心配だな〜。

結局のところ、白山日帰りは行けないことはないですけど、
ばてました。
去年よくテント背負って行ったよなぁ。
この調子で今シーズンテント泊できるのか、
実に心配であります。

コメント

とし0113

こんばんわ(^_^;)
花への目の付け所がすごいですねぇ
toshiが見落とした花イッパイ
ステキなレコ有難うございます

ちなみに
36枚目「ベニバナイチゴ」
49枚目「アオノツガザクラ」
かと思います

間違っていたら<m(__)m>

seasun

こんなことしているから…。
>toshi0113さん

もたもたして先に進まないのです。
ただでさえも遅く家出ているのに。
でも、帰ってきてお花の名前がわかった時、
一つ賢くなった気がしてとてもうれしいです。

お花の名前ありがとうございます。
早速書き足します。
アオノツガザクラに似ているなぁと思うのですが、
葉っぱが丸くてツガっぽくないんですよね〜。
どうなんでしょ？

とし0113

たぶんOKかと(^_^;)
「アオノツガザクラ」
実は、toshiではないのです

師匠のyossannさんも
土曜日にあった自然観察委員のkoro氏も
「アオノツガザクラ」と表記してたもので

でも、どこかでお会いしたらいっぱいお話ししましょう

seasun

ご丁寧にありがとうございます。
> toshi0113さん

こんなメモ的日記にお付き合いいただいてありがとうございます。
恐縮です。

葉っぱがつんつんしていなくて丸ころいので、
コメバツガザクラじゃないかしらと推測しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%90%E3%83%84%E3%82%AC%E3%82%B6%E3%82%AF%E3%83%A9

ま、こんな風にあーでもないと調べることが楽しいのです。

とし0113

ごめんなさ〜い
見間違いでした

seasun

こちらこそです。
>toshi0113さん

いい勉強になりましたわ。
ありがとうございやした。

niiai

ミッションお疲れさまでした。
seasunさん、おはようございます。

越前五山・・・
自分は地元だというのに吉野ヶ岳が未踏です

室堂近辺はそんなにガスひどくなかったのですね
自分は大汝の奥、北西方面に居ましたが辺り一面ガスでしたよ

サンカヨウの透き通る花弁・・・生春巻きの皮かぁ
さすがに連想力豊かですね

seasun

たまたま適当な時間だったのでしょう。
>niiaiさん

室堂で休憩中、ガスに包まれることがありましたよ。
御前峰に向かい始めたあたりからガスが取れてきた感じです。
御前峰山頂からは、
剣ヶ峰、大汝峰以外何も見えませんでしたけどね。

サンカヨウの花びらが「シースルーで色っぽい」も、
なかなかの想像力をお持ちとお察しいたします。