堂満岳〜烏谷山〜比良岳〜白滝山〜森山岳〜蓬莱山〜ホッケ山〜権現山〜霊仙山
- GPS
- 10:34
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,050m
- 下り
- 2,049m
コースタイム
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 10:34
普通に歩けば、もう少し時間がかかるはずです。
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR湖西線の和邇駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■比良駅〜登山口〜堂満岳 比良駅から登山口までは『山と高原地図』で想定しているルートではないけど、こちらの方が距離が短いはずで、基本的に直進すれば良いので楽です。 登山口から入山し、特に問題のない道が続き、標高720m辺りからは尾根を進みます。 山頂直下は急斜面となっており、滑りやすくなっている箇所や木の根などに注意。 シャクナゲの群生が見られるようになると、すぐに堂満岳山頂に到着です。 ■堂満岳〜烏谷山〜比良岳〜木戸峠 堂満岳山頂から北西方面へ延びる道を進み、東レ新道との分岐で直進すると、比良山系の縦走路に出合います。 一部を除き、縦走路を歩いており、特に問題となるような箇所はなさそう。 所々で急斜面区間があるので、足元への一定の注意をして歩くようにしたいですね。 ザレていて歩きにくい所には、すぐ横に新たな踏み跡が形成されています。 『烏谷山』の標識に出合ってすぐの上方への踏み跡を辿ると、烏谷山山頂です。 ■木戸峠〜汁谷〜夫婦滝〜オトワ池〜白滝山 木戸峠から少し進むとゲレンデに出合い、右折して下ります。 『汁谷』の標識から林道を進み、橋を渡ると、その先は沢沿いの山道となります。 所々で岩っぽくなっていたり、道幅が狭くなっていますが、難易度は高くないはず。 雨後などで路面が濡れていると滑りやすそうな所があるなど、一定の注意をしておきたいですね。 好みに応じて、写真54の地点から夫婦滝へ寄るのも良いでしょう。 ニシヤ谷は踏み跡がはっきりしない所もあるけど、特に問題なし。 最後はゆったりした地形となり、オトワ池に至ります。 白滝山までは問題なし。 ■オトワ池〜森山岳〜蓬莱山 オトワ池から森山岳までの区間は地形が複雑で、注意が必要。 関電の巡視路区間には、関電の黒階段がそれなりに設置されており、目印もありますが、標識はないと思っておきましょう。 巡視路から逸れると、その先は目印は少なくなるような? 地図とコンパスは必携で、GPS機器で現在位置を確認できるようにしておくのが望ましいでしょう。 森山岳の山頂一帯はゆったりした地形で、方々へ尾根が延びており、進行方向を確認した上で先へ進みます。 蓬莱山までは尾根を南下して行きます。 迷いやすそうな支尾根があると思われ、油断すると良くないようです。 凹状の道が付いている区間がありつつ、最後は笹原の中を進み、蓬莱山山頂へ至ります。 ■蓬莱山〜ホッケ山〜権現山〜霊仙山〜和邇駅 蓬莱山から権現山までは縦走路でもあり、問題なし。 小女郎峠から小女郎ヶ池までは、風景を見ながら歩いて、3分ぐらい。 権現山から少し下った辺りからはザレた急斜面となり、転倒しないよう、足元に注意したいですね。 程なくして林道となり、分岐で右に進み、霊仙山方面へ。 特に問題のない道が続き、霊仙山山頂へ。 少し進むと傾斜が増し、足元に注意しつつの下りとなり、登山口に到着です。 ここからは長い舗装路歩きとなり、バス便があれば、栗原バス停から乗車できますね。 そのまま歩き続けると、和邇駅に至ります。 |
写真
感想
今回も春の花を求めての山行です。
前回の高島トレイルでたくさんのイワカガミを見たので、もうお腹いっぱいという気がしなくもないのだけど、白いイワカガミを見ていない。
2017年から2019年まで、5月の比良への山行で白いイワカガミを堪能しており、昨年は実行できなかったのもあり、今年こそはという思いなのです。
2年前の2019年5月の山行のレコを見てみると、感想の最後の文章に未来の自分への挑戦状っぽい事を書いており、今回はそれを受けて立つ事に。
2019年5月の山行と同じく、比良駅からスタートし、まずは堂満岳へ。
高架下にヤギの姿はなく、一直線に延びる農道の先に堂満岳の姿もない。
途中、タニウツギが咲いており、少しずつ季節が進んでいると感じます。
登山口から入山し、やや早めのペースを心がけながら地味な道を登って行きます。
ノタノホリを過ぎ、単独行の方に道を譲ってもらったりしていると谷に出合い、その後はジグザグ道で標高を上げます。
咲き残っているイワカガミを見つけ、ようやく尾根に乗ります。
瞬間的に晴れ間が覗いたのだけど、すぐにガスが忍び寄って来て、新緑はやや地味な色合いに。
しばし登って行くと、シャクナゲの花はもう残り少なく、イワウチワの花期はもう終わりのよう。
でも、目当てのイワカガミはたくさん咲いており、見頃はこれからのよう。
ガスは次第に濃くなり、急斜面区間へ。
えっちらおっちらと登って行くと、チゴユリが咲いており、笑みが漏れる。
知らぬ間にガスの上に出たようで、まだ美しいシャクナゲの花を見ると、すぐに堂満岳山頂に到着です。
下界はほとんど見えず、パンを食べながらの休憩にします。
登山道のシャクナゲの花は後半を迎えているようだけど、その一方で開花の気配がない花芽もある。
もう少ししたら咲くのか、来年に持ち越しなのか、もう咲かないのか。
足元では、イワウチワやバイカオウレンは葉っぱだけになっている。
縦走路を辿り、南比良峠へ。
その前後には雰囲気の良い樹林帯があり、木々の若葉がこの時期ならではの色合いとなっているけど、晴れ間が少ないのが残念。
ザレた斜面を登り終えると、シロヤシオが多くなり、特徴のある若葉が生え揃いつつあり、つぼみを付けている木も見られ、わずかながらも開花し始めている。
例年、ベニドウダンやサラサドウダンの見頃を狙って訪れているせいか、いつもシロヤシオはほぼ咲き終わっていて、ピーク時がどんな感じなのか気になりますね。
荒川峠を経て、写真26の分岐で一般のルートから逸れ、尾根を辿る。
こちらの花の状況もここまでと同様という感じ。
烏谷山山頂からは好展望なのだけど、この日はあまり良くない。
葛川越まではそれなりに急斜面となっているのだけど、以前よりも歩きやすくなっているような気がします。
下り終えると登り返しとなり、南比良の縦走路ではしんどいと感じる区間ですね。
比良岳の標識からピストンで比良岳山頂へ。
先着者に挨拶したけど、返答はなし。
縦走路に戻って、新緑の広がる樹林帯を気分良く歩いて行きます。
ベニドウダンのつぼみはまだ小さく、開花は5月の後半ぐらいか?
木戸峠に到着し、縦走路を辿るのはその少し先まで。
汁谷の標識を経て、汁谷から白滝谷へと沢沿いを下って行きます。
本来なら、それなりに楽しい区間のはずなのだけど、曇り空で少し薄暗いぐらいで、どうもテンションが下がり気味。
せっかくイワカガミが見頃なのに、どうも集中力が散漫となっているような。
昨年の7月の大雨による影響は思っていたほどではなさそう?
その時の影響なのかは分からないけど、岩場に架けられていた木が落ちているぐらいかなと思われ、そこも普通の対処で事足りるはず。
無事に歩き終え、夫婦滝に寄り道。
前回は滝見台の少し下まで行ったのだけど、今回は滝見台から滝を拝見。
分岐に戻って、ニシヤ谷へ。
地味な谷だけど、終盤は素敵な樹林帯が広がるようになり、オトワ池へ至ります。
静かで誰もおらず、ここで昼食にします。
白滝山山頂までのピストンを経て、森山岳へ向かいます。
この先は比良でも最も山深い一帯と言っても良さそうな所で、独特な景観が広がっているんですよね。
地形図を見ても複雑な地形だと分かるけど、それに表れないような微妙な起伏となっている所も多いのか、実際にはもっとややこしく感じられ、タブレットなどでの位置確認という手段を持たずに歩くのは不安でしょう。
今回は時間に余裕がないので、過去に歩いたルートを辿るのみとなり、面白味に欠ける歩き方となってしまうのだけど。
とは言え、雰囲気を感じ取りつつ歩き、森山岳山頂に到着です。
蓬莱山までの区間では、書くべき事があったのだけど、文章にまとめられず。
しばし歩くと、樹林帯の下草が笹へと遷移し、その先で笹原になります。
まだアセビの花は元気で、タニウツギは冬枯れのままという感じ。
笹原の細い道を辿り終え、蓬莱山山頂に到着です。
びわ湖バレイは営業中だけど、天候が良くないのも手伝ってなのか、人は少なめのよう。
まあ、テラスの方を覗いていないので、良く分からないけど。
再び南比良の縦走路に乗り、南下して行きます。
展望が素晴らしく、開放感のある稜線が続き、本来は気持ち良く歩く事ができるのだけど、小雨が降り出しており、空模様そのままのような気分になってしまう。
疲れも影響していそう。
何人かの人とすれ違ったりしつつ歩き、小女郎峠に到着。
小女郎ヶ池までピストン。
池はいつも通りのように思われ、慌ただしく歩く自分とは随分と違う。
この後もイワカガミの花などに目を引かれながら歩き、ホッケ山山頂を経て、権現山山頂に到着です。
昨年の秋に狂い咲きのイワカガミを見たのが深く印象に残っており、お礼を述べるような感じで同じ場所で咲くイワカガミと対面。
日当たりが良い場所なので、もうピークは過ぎているけど、きれいな花を付けています。
思い残す事はなく、下山の途に就きます。
ただし、2年前とは違って、今回はズコノバンから霊仙山を経ての下山となるのだけど。
気を付けて急斜面区間を下り、さらに歩くと林道終点に至り、程なくしてズコノバンに至り、ここで右へ。
しばし登って行くと、風が強まって来て、少し寒いぐらい。
疲れているものの、意外と足取りは確かで、強風の中、霊仙山山頂に到着です。
山頂はひたすら地味で、これまでと変わらず。
登山口へ下るのは初めてだし、それなりの傾斜が続くとの印象なので、足元に注意して下って行きます。
終わりに近づいた頃、チゴユリの花を見かけ、その後は道脇にイワカガミの群生が広がっているのだけど、もう花は見当たらない。
無事に下り終えると、霊仙山の登山口に到着。
少し移動すると、権現山の登山口で、この先は長い舗装路歩きとなります。
17時15分発の列車に間に合わせるべく、必要に応じて走って行きます。
栗原バス停までの区間では、とある事を確認しておきたく、その間はゆっくり歩きで。
栗原バス停を過ぎると疲労は顕著で、ゆっくりとしか走る事ができない。
最終的には何とか間に合い、和邇駅に到着し、今回も無事にゴールです。
という訳で、2年前の山行をなぞるように歩いて来ました。
部分的にコースは違うし、当日の天気や気温も違うので、単純な比較はできないけど、持久力はあの時とそんなに変化はしていないかな?
この日はあまり天候が良くなく、それが影響したのかも知れないけど、過去の山行とリンクさせて歩くのは自由度に欠け、楽しくないような気もしました。
そんな中、目当てにしていた白いイワカガミは見頃を迎えつつあるぐらいで、きれいな花を見る事ができました。
茎が折れているのが目についたので、その原因が気になりますが。
V.Gさん、お若くて健脚ですね。
私の4回分山行を日帰り実行されましたね 。
森山岳あたりは特に好きです。白いイワカガミが咲いてよかったですね。
昨日は堂満行くまでの古崎川沿いルートの確認してきました(5月4日とは別コース)趣のある谷でした。(ご存じかと思います)
コメント、ありがとうございます。
もうそんなに若くはないのだけど、単独行での山歩きを始めた頃からのスタイルなので、どうしても長時間の山行となりがちです。
この日は途中から義務感で予定をこなしたように感じられたので、もう少し自由に歩く事ができるよう、ゆとりのある予定にするのが良さそう。
sityanさんも森山岳の辺りを歩かれているんですね。
オトワ池から森山岳へと至る辺りは複雑な地形となっている所が多く、魅力を感じますよね。
タブレット端末で位置を確認できるので安心感はあるけど、それがないと迷ってしまいそうな所もありますし。
今回は時間に余裕がなく、過去に歩いたルートを辿るのみだったので、今後はじっくりと探りながら歩く機会を作りたいですね。
古崎川沿いのルートは把握できていません。
sityanさんのブログを見て、勉強させてもらいます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する