関西屈指の超難ルート 双門コースより八経ヶ岳
- GPS
- 09:14
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,323m
- 下り
- 2,261m
コースタイム
6:15行者還トンネル西口駐車場-6:35熊渡登山口駐車場
[登山]
6:40熊渡登山口駐車場-7:05林道終点-7:20釜滝付近-8:10吊り橋
-9:10双門滝(仙人瑤離謄薀)-10:30河原小屋跡-12:00狼平避難小屋(昼食)
12:25再開-13:05弥山山頂-13:10弥山小屋-13:30八経ヶ岳山頂(休憩・写真)
13:55下山開始-14:15弥山小屋-14:55弁天の森-15:05奥駈道出合
-15:35行者還トンネル西口駐車場
天候 | 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
さらに10kmほどの行者還トンネル手前に駐車場あります。 すれ違い困難な細いアスファルト道です。 京都大阪方面からのコンビニは、土田交差点近くのローソンが最終です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[自転車ダウンヒル] 行者還西口トンネル〜熊渡;基本下りですが、細いので対向車に注意です。 [登山] ●熊渡〜林道終点; 緩斜面の林道登りです。 ●林道終点〜双門の滝見広場(仙人瑤離謄薀)付近; 延々と続く鎖場、梯子の連続です。 *梯子と急登を交互にこなす感じでときどき鎖もあります。 *古い梯子は傾いていて滑る箇所もあり。 *河原はルートファインディングが必要です。十数回の渡渉あり。 *渡渉時は自分の判断で進む感じです。岩を何度もよじ登ります。 *数十m毎に大まかな目印ありますが、見落とす場合も多々あります。 *梯子は高所恐怖症には怖いでしょうが、他が凄くてむしろ安心できます。 ●双門の滝見広場(仙人瑤離謄薀)付近〜河原小屋跡付近; アップダウンがあります。結構急斜を下る場面もあり。 ●河原小屋跡付近〜狼平避難小屋; 川の遡上という感じです。ルートファインディング必要。 *岩にステップが打ち込んであったりしますが、慎重に通れば安全です。 *何回か土の道へ入る場面がありますが、踏み跡がわかりづらいです。 *名物?のブラブラの梯子は、しっかり掴んで登れば大丈夫です。 ●狼平避難小屋〜弥山; 最初木の階段が延々と続きますが、その後は普通の登山道です。 ●弥山〜八経ヶ岳山頂; 50mほど下ってまた登ります。普通の登山道です。 ●弥山〜奥駈道出合; 緩斜面の登山道下りです。 ●奥駈道出合〜行者還西口; 急斜面の下りです。雨の翌日ということもあり結構滑りました・・ |
写真
装備
個人装備 |
GPS 1
ストーブ・ライター 1
ダウン防寒着 1
レインスーツ 1
携帯電話 1
ツエルト、エマージェンシーシート 1
救急セット 1
着替え 1
デジカメ 1
カイロ 3
携行食 1 2日分
地図、コンパス 1
ヘルメット 1
水分 2 水1.5L アクエリアス2L
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感想
皆さんのレコを見て以前から行きたかった双門ルートでの八経ヶ岳。
日曜日は梅雨の晴れ間が期待できそうなので計画実行してきました。。
「大人のアスレチック」とか、「楽しくて時間を忘れる」とか書かれてたので、
危険とは言えまぁそんな厳しくもないだろうとワクワク。
・・が、しかし、、やはりウワサに聞く以上の難関ルートでした。。
まずは登山者で賑わう行者還トンネル西口に駐車し、
自転車で熊渡まで軽快にダウンヒルします。
ダウンヒル中も車がどんどん上がってくるので、スピードは控えめに。
熊渡までは20分ほど。自転車をデポして6:40登山スタートです。
しかしスタート直後、
間違ってカナビキ尾根ルートを進んでることに気づき「間違えた!」と思った瞬間に転倒・・
・・右膝を石に強打してしまいます・・
曲げると痛いが、まぁ打撲くらいで歩けないこともないので予定通り双門ルートへ進みます。
少し河原を歩いて山道、そしてまた河原を歩く感じ。基本は弥山川の遡上。
まずはロープ場や木製の橋。
梅雨の雨で濡れているので橋の手摺柱を梯子のようにして登って行きます。
この時点で既に緊張。。滑ったらキレイで深い滝壺にドボンです。
もちろんこんなのは序の口。。とにかく無数の梯子の数々・・・
梯子を登ったり渡ったりしたら、次は急登。そして鎖場やロープ。そしてまた梯子。
河原歩きでは、目印のテープを頼りに何度も何度も何度も渡渉。
石をよじ登り、思いっきりジャンプしたり、止むを得ず水に入ったり。
2度ほど渡渉に失敗して靴はびしょ濡れ。靴下チャプチャプです。
さらには朝に強打した膝が痛むので岩をホイホイともいかずじっくりと時間をかけて。
垂直やジグザグに近い進み具合なので、GPSや地図を見てもほとんど進んでない・・
タイムが縮まりません・・もう梯子中毒になりそう・・もう見たくない・・
それでも、キレイな水を見たり、時には頭から浴びたり。
さらに見事な滝や景色を見て心が癒されます。
梯子や鎖やロープは緊張するものの、
道迷いの心配がないのでそのうち見つけては安心するように・・まさに中毒??
反対に、河原歩きが行けるルートを探しながら、
行けなかったらまた戻って、ときどきジャンプして・・
・・・を繰り返すので結構精神的にヤられます・・
岩で囲まれた場所なので、GPSもロストしたり。
そしていよいよ終盤の吊り下げ梯子。
予想してたよりは短いが、取り付くとユラユラ・・意外に恐怖・・
「落ちたら・・」とかいう邪念と戦いながらじっくりとクリア。
12:00 やっと狼平避難小屋が見えた時は本当にホッとしました。。
5時間近くも緊張しっぱなしでしたから。。
小屋の中でゆっくり昼食をとり、途中で会った双門のベテランさんと談笑。
この方はさらに遡上してハ経ヶ岳に直登するんだとか。。タフですねー
自分は弥山へ普通ルートで12:25再スタート。
延々と続く木の階段をクリアして13:10弥山山頂〜13:30八経ヶ岳山頂にゴール。
弥山から八経ヶ岳は西口からの沢山の登山者で賑わっていました。。
途中、オオヤマレンゲ??が群生して咲いており、皆さん写真におさめてました。
山頂ではさっきのベテランさんを待って30分くらい過ごしてましたが現れず。
無事登頂できたのでしょうかね??
山頂で過ごしているとガスったり晴れたり。
登頂は3回目ですが、晴れた時の景色は最高です。
13:55に下山開始。
賑わう行者西口からピストンの登山者を20組50人以上は抜いたんではないでしょーか??
15:35 無事に朝とめた駐車場で車に乗り込み、
熊渡で自転車をピックして、温泉代わりに川で体を洗い、コンプリート。
もっと時間かかるかなー?と思ってましたが、普通に戻ってこれました。
雨予報にも当たらず、大きな?怪我もなく、最高の景色も見れ、
これ以上ない山行を楽しむことができました!!
ただし時間に追われて岩の双門には寄れなかったので、また次回に。。。
双門ルート、お疲れ様でした!
写真を次へ次へと送るたびに、一緒に歩いたかのように引き込まれました
先日もBSでオンエアしてましたし、梯子が連続する険しいルートとは聞いてましたが、Mahitoさんまでもを険しいと言わしめるルートでしたか…
実は私もこのコース、甘く見ていたひとりです
なので、行かなくてもいいかなーと思ってたんですが、これはやはり外せないなー!と思ってしまいした。
ひとりでの渡渉ルーファイ疲れたでしょう
万が一落ちたら助けを呼んでくれる人もいないという緊張感はよ〜くわかります。
梯子も大変そうですが、渡渉ポイントを探す方が大変そうですね。
沢の水のキレイさには驚きました
膝と手のお怪我、お大事に
釜滝を過ぎたあたりで、先に行かれましたね。
見事な健脚ぶりです。10年前でもご一緒はできそうにありませんね(^^ゞ
オオヤマレンゲを目的に、行者還トンネルからのコースは、人が多いだろうと、こちらのコースを選びました。狼平まででバテてしまい、八経ヶ岳アタックを断念しましたが、満足度は120%です。
膝と手のケガは大丈夫でしょうか?
MAHITOさん、おはようございます。
すごい。そんなに梯子があるんですね。しかもかなり長そうな梯子や安定感のない梯子も。よく設置されたものです。でもそれだけ多いってことは、それだけルートが崖状のところが多いんでしょうね。それは靴もボロボロになりますね 。
水浴び気持ち良さそうですね 。火照った肌には、冷たい沢水。いいかもしれませんね。
景色も良さそうで。滝が演出する風景や稜線上の見晴しの写真を拝見し、とても心が癒されました 。
膝と手を負傷されたようで、お大事になさってくださいね。(^_^)/~
ありがとうございます。
怪我は翌日には腫れが引いて良くなりました。慎重な行動が必要ですね・・・
私の経験上では上位5本の指に入る総合評価でした。。
ハシゴは少しなら楽しいですが、あんなにたくさんあると、ちょっとウンザリしかけてました。。
とにかく、ずっと緊張しっぱなしで一安心ができないルートって感じでしたね。
武奈の八淵滝ルートの数倍の長さというイメージでしょうか。。
水や滝や景色も、見所は多いので、ぜひとも挑戦してみてください!!
双門コースが終わってからは、八経〜行者トンネルまで、本当に楽に感じましたよ。
オオヤマレンゲは弥山から八経への道で群生してましたが、
狼平からの下山でも見れたようで良かったですね!!
何気に一番緊張したのは、釜滝付近の橋が濡れてて手摺に足をかけて登ったとこだったかも知れません。。
膝も掌も、ヤった瞬間はヤバイと思いましたが、、
今は刺激を与えない限り大丈夫です。。もっと気を付けないといけませんね。。
本当に、ハシゴの数には圧倒されました。。
最初は楽しかったんですが、だんだんストレスになるほどでしたから。。
とにかく汗をたっぷりかいたので、水浴びはオアシスでした。。一泳ぎしたいくらい。。
そろそろ登山靴のソールがへたってきてるので最近は結構滑ります・・
新調を考えないとですね。。
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