記録ID: 3188099
全員に公開
ハイキング
奥武蔵
武甲山
2021年05月16日(日) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:01
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,129m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:22
距離 10.5km
登り 1,154m
下り 1,080m
13:04
ゴール地点
天候 | 途中かなり雨が降りました。てんくらB。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
表参道は歩きやすいですが、雨だったこともあり岩、泥の道はかなり滑りました。特に大持山〜妻坂峠に至る下りはかなり滑りました。 |
その他周辺情報 | 新木鉱泉…今回前泊したのですが、その際にこちらの温泉に入りました。江戸時代から続く老舗の温泉。日帰り入浴ですと休憩所、食堂もなく本当に入浴だけにはなりますが、泉質もよく雰囲気もあるいい温泉です。 |
写真
一の鳥居。自家用車で乗りつける場合、武甲山登山ではここの駐車場を利用するのが一般的です。この日この時点(5:40)では3〜4台ほど。ここが一の鳥居ということは、ここから神社の境内ということになります。「表参道ルート」とはその名の通り神社本殿に続く参道を歩くということで、このルートそのものが参道です。
丁目石。この表参道ルートはその名の通りいわゆる神社の参道になっていて、丁目毎にこの標が建ってます。「丁」は昔の距離単位で1丁はおよそ109mだそうです。武甲山は52丁目まであるので109×52で5,668m。厳密には分かりませんがそのくらいあるんでしょうか?
不動滝。ここで後述のように水汲みをして山頂まで持っていきます。「不動滝」というのは全国各地にたくさんあります。名の由来は不動明王と言われています。不動明王と滝が結びついた理由は素人には分かりませんが、確かに不動明王の激しいイメージとリンクするものはあるかもしれません。
水汲み。2Lや5Lのペットボトルが置いてあり、それぞれにすでに汲んであるものがいくつかあったので、私は5Lを1本持っていきました。歩荷トレーニングには最適の機会ですし、山頂トイレの水不足解消になるので、無理のない範囲でぜひやってみてください。
ほこら。山の中にある祠については色々なものがありますが、多くは修験道に関するものです。以前日和田山の山行記録でも触れましたが、山と修験道は切り離せないもので、そもそも「山伏」と呼ばれる人達は修験道の修行者です。
こういった祠には「〜大権現」などの名前があったりしますが、それらは修験道の代表的な「神様」です。
こういった祠には「〜大権現」などの名前があったりしますが、それらは修験道の代表的な「神様」です。
かわいい。道中にある根元から折れたような木に置かれたお地蔵さま?です。お地蔵さまは仏教でいう「地蔵菩薩」ですが、民間信仰のなかで「道祖神」と同じとされ、道中の安全を守ってくれるありがたい存在として崇められてきました。
像。左に置かれている板碑に「那智山青岸渡寺」とあります。和歌山にあるお寺で熊野三山を敬う修験道の本場で、そのお寺の本尊である如意輪観音菩薩像だと思われます。この観音さまの象徴のひとつが「紅蓮華」です。咲き誇れ!
武甲山について。石灰石ででき、そのため独特な植物も育つ山なんですね。道中のあらゆる祠や像も、山頂に祀られる神社などに関わるものだということがわかります。秩父夜祭と武甲山との関わりは深く、秩父の民俗文化を形づくる大きな役割を担ってきた山であると伺い知れます。
御嶽神社。蔵王権現を祀る神社です。この武甲山御嶽神社は横瀬町にあったいくつかの神社がまとまったものとされています。道中にあった像に関わる熊野神社もかつてあったようですが、採掘による工事によってなくなってしまったようです。
狛犬?というか狼でしょうか。秩父には根強い「狼信仰」があるようです。由来は三峯神社からくるもので、ヤマトタケルが東征した際に語られた物語の中でかの地に着いたときに狼を「眷属」
(神の使い)にしたことからだそうです。
(神の使い)にしたことからだそうです。
山頂標。1,304mの山です。石灰岩採掘が行われる前はもう少し(30mほど)高かったようですが、採掘に伴い現在の標高になりました。もともとあった武甲山独自の植生を保っていた「武甲山石灰岩地特殊植物群落」もありましたが、それもなくなっています。
しかしそうしたことを全て非難することはできないのかと思います。その時、時代が求めていたこと、今も求められていることは少なくとも私たちに一切無関係ではありません。その点については麓にある「武甲山資料館」を見れば実感すると思います。
しかしそうしたことを全て非難することはできないのかと思います。その時、時代が求めていたこと、今も求められていることは少なくとも私たちに一切無関係ではありません。その点については麓にある「武甲山資料館」を見れば実感すると思います。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
|
---|
感想
5月の山行記録をなかなか更新できませんでしたがやっとしました。遅。
かなり天候が不安な中でしたが結果的に山頂からの風景はある意味絶景だったのでとても満足しています。
ルートは表参道→シラジクボ→子持山→大持山→妻坂峠→一の鳥居の周回縦走ルートでした。時間的・体力的に武川岳は難しかったですが今度は挑戦したいと思います。
以前の両神山と距離、累計標高は変わらないのですが(むしろ今回の方が楽)、やはり単純にアップダウンへの耐性のなさ、急な下りが苦手なんでしょうね…
雨登山でしたが貴重な体験ができました。
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