記録ID: 320263
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無雪期ピークハント/縦走
四国剣山
[太古の森で花々との会話を楽しむ]三嶺>カヤハゲ>高ノ瀬>丸石>次郎笈>剣山
2013年07月13日(土) [日帰り]
- GPS
- 12:05
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,154m
- 下り
- 1,664m
コースタイム
4:30 名頃新登山口
4:58 林道分岐
5:41 ダケモミの丘
6:43 三嶺山頂 6:50
7:25 カヤハゲ
7:58 白髪山分岐
8:05 白髪避難小屋
9:32 中東山分岐
9:44 高ノ瀬
10:20 丸石避難小屋 10:30
10:51 丸石
11:04 スーパー林道分岐
12:25 次郎笈山頂 12:35
13:26 剣山山頂 13:35
14:27 見ノ越 15:10
↓
(バス移動)
↓
15:35 名頃新登山口
4:58 林道分岐
5:41 ダケモミの丘
6:43 三嶺山頂 6:50
7:25 カヤハゲ
7:58 白髪山分岐
8:05 白髪避難小屋
9:32 中東山分岐
9:44 高ノ瀬
10:20 丸石避難小屋 10:30
10:51 丸石
11:04 スーパー林道分岐
12:25 次郎笈山頂 12:35
13:26 剣山山頂 13:35
14:27 見ノ越 15:10
↓
(バス移動)
↓
15:35 名頃新登山口
天候 | ガス・小雨→晴れ→驟雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
☆帰路、剣山から名頃新登山口までは三好市営バス(平日はスクールバスとして運行)を利用/日に2便のみ運行/見ノ越駐車場の最終便出発時刻は15時10分です |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口について ・R239を三嶺方面に左折し(貞光方面より)、祖谷川の橋を渡ると登山口です ・約30台くらい駐車可能ですが、三嶺は人気が高いため休日だと午前の早い時間には満車になるようです ・休憩小屋あり(24時間利用可) ・水洗トイレあり(ペーパー完備) ・登山口は山に向かって右前方に進むとあります ◆登山道について 前回の石鎚山からはやひと月以上が経ちました。 この間、何度かアタックを試みたのですが、土日は決まって雨となったため、登山口の名頃まで行っては引き返すことが続きました。 7月8日に四国が梅雨明けし、ようやくチャンスが訪れました。 当初の主たる目的地は剣山だったのですが、ガイドや地図等を見て研究を進めるうちに、三嶺にも訪れたいと思うようになりました。 王冠型の美しい山容に加え、三嶺から剣山までの原生林やお花畑を通る縦走路に心惹かれたのです。 さて、夜明け間近の4時30分に出発します。 最終バスの出発時刻に間に合わせるため、約11時間のコースタイムから逆算して、余裕を見てこの時間としました。 最初はなかなかの急登ですが、ダケモミの丘付近で一旦なだらかになります。 コケに覆われた倒木が多く、どことなく南アルプスを彷彿とさせます。 最後の尾根に取り付き、樹林帯を抜けると山頂エリアへ。 ガスに覆われているため視界はききませんが、池をぐるりと取り囲む辺り一面のコメツツジのお花畑が壮観です。 三嶺山頂に到着すると、南からの湿った風が吹き上げてきます。 ここからカヤハゲ・韮生越(にろうごえ)までは鎖場を伴うかなり激しい下りですので、慎重に歩を進めます。 カヤハゲ・韮生越から白髪避難小屋を過ぎる辺りまでは樹林帯や草原の中を歩きますが、標高1,700m地点(平和丸)辺りで一面の笹原の中に飛び込みます。 ここで、ようやく次郎笈と剣山が見えてきます。 高ノ瀬を過ぎて一旦下り、奥祖谷かずら橋との分岐を越えて丸石に登り返すと、眼前に次郎笈の端正な姿が迫ります。 ここからが辛かったです。 直射日光のもと、遮るものがない笹原の中では、ヴァンパイヤのごとく生命力が削り取られて、行けども行けども次郎笈が近づきません。 こまめに水分補給をしながら喘ぎつつもなんとか次郎笈の山頂に到着。 行く先には剣山が、そして振り返れば、はるか彼方の三嶺からの道程が見えてしばし感慨に浸ってしまいました。 ここから剣山までは一旦下降して、通称次郎笈峠からは登りに転じ、ほどなく山頂に到着します。 山頂エリアはとても広く、植生保護のため木道やベンチが設置されています。 思い思いに休憩を取る他の登山者の方々の傍らを通り、剣山神社に詣で、頂上ヒュッテに立ち寄ったら、下山を開始します。 山頂到着前から雨がパラつき始めましたが、幸い本降りにはなりませんでした。 西島リフト駅を過ぎて、およそ1時間の道程で見ノ越に到着。 ソフトクリームなどを食べながら時間を潰し、バスで名頃登山口へラクラク移動。 無事、本日のトレイルを終えることができました。 下山後は、「いやしの温泉郷」に立ち寄りました。 露店風呂があってシャンプーやボディソープも完備されていて一人500円(大人)はかなりお得です。 http://iyashino-onsenkyo.com/ |
写真
撮影機器:
感想
◆阿土の国界は桃源郷でした◆
夢に出るほど恋い焦がれ、週末ごとに通い詰めた阿波の名山にようやく詣でることができました。
三嶺山頂を過ぎ、平和丸付近まではガスのため展望を得ることは叶いませんでしたが、恵みの雨を得て咲き誇る花々に出会いました。
大木あり、ふかふかの苔あり、見渡す限りの草原あり、道程はどこまでも伸びやかで、開放感あふれる稜線漫歩を楽しむことができました。
徳島に来てはや1月半が経ちますが、徳島の人や風土、気候や食べ物などについて理解を深めた今だからこそ、これだけの感動を得られたのではないかと感慨に浸っているところです。
徳島での生活も残すところあと1週間、これで心置きなく仕事に集中できそうです(笑
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
四国剣山 [日帰り]
名頃を起点・終点で塔の丸・丸笹・剣山・次郎笈・丸石・高ノ瀬・カヤハゲ・三嶺・北東尾根で周回するルート
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
lynx1218さん、こんばんは。
大変ご無沙汰しています。
我が夫は阿波っ子でして。
三嶺(阿波ではみうね、土佐ではさんれい)から次郎笈、剣山の縦走は、ぜひ連れて行きたい、と常々囁かれてます。
四国笹に埋め尽くされた稜線は、本当に美しいですね。
お暑い中、お疲れ様でした。
えっと、ここからは食べ物情報を、、、。
貞光周辺の特産品、半田そうめん。
通常のそうめんより太めですが、濃いめのつけ汁によく合います。
東京では日本橋のにんべんで取り扱ってます。
小松島の竹輪。
まさに細竹に白身魚のすり身をつけ、焼いたもの。
地元の発音ではちっか。
かずら橋で有名な祖谷谷では蕎麦米。
雑炊やおかゆにすると美味しいです。
ご贈答には、小男鹿(さおしか)
あずきの入ったカステラのような焼き菓子です。
酢橘の露地物もそろそろで始める頃ですね。
残り少ない阿波ライフ、お楽しみください。
ようやく念願の徳島最高峰に登頂ですね!
三嶺から次郎笈・剣山迄の縦走路は気に入っていただけたようで四国人として嬉しい限りです(笑)!
三嶺から西の素晴らしい笹の縦走路はあいにく姿を見せなかったのが残念ですが、いつの日にか又お出で下さい!
そちらが山嶺に登り始めた頃、笠ヶ岳・槍・穂高連峰の縦走を無事終えて、徳島道を帰ってましたよ!(^O^)
初日以外はあいにくの空模様でしたがバリエーションに富んだ山行を楽しむことができました!
稜線美の山々ですなぁ。
ジローギューに剣山。
シコクの名を冠するお花たち。
満喫されたようですね。
どうでもいいことですが、
55にまつわるお話。
写真55枚目、三好市営バスのナンバーが55。
剣山は1995mじゃなくて1955
次郎岌に太郎岌綺麗な青い笹原になってますね。おめでとうございます。
「チビ」(通称シロ)くん、元気だったんだね。次回は一目みたいです。
ricalonさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうそう、リカロさんは徳島のご出身でしたね。
地元の方によると、紅葉が綺麗らしいので、縦走されるのでしたら秋がいいそうですよ。
名物のご紹介ありがとうございます。
徳島って食べ物もとてもおいしくて、毎日グルメ三昧なんです。
ちなみに、半田そうめんは昨年の笠ヶ岳レコに掲載していますので、よかったらご覧くださいね。
nekojigenさん、こんにちは。
笠ヶ岳~穂高岳の縦走、大変お疲れ様でした。
後程、改めてレコを拝見したいと思います。
ようやく念願が叶いました。
辺り一面シコクザサに被われた稜線は、それはもう惚れ惚れするくらい美しかったです。
三嶺山頂や天狗塚方面への展望は残念ながら得られませんでしたが、秋はさぞかし絢爛豪華な紅葉が広がるんでしょうね。
また機会がありましたらぜひ、四国の山々を再訪したいと思います。
色々貴重なアドバイスをいただき、ありがとうございました。
これからもますますのご活躍を楽しみにしています!
votti師匠、こんにちは。
私は元気でやっております。ご安心を
ギュウ様いいでしょ〜?
剣山からの稜線も美しいのですが、丸石辺りから望むシコクザサの丘の向こうに端然とたたずむ姿がまた秀麗なんですよ〜
55つながりはご指摘を受けて初めて気が付きました。
再訪の機会が恵まれたら、今度は蓬莱の豚まんを持参したいと思います
yamabiko1さん、はじめまして。
コメントいただき、ありがとうございます。
笹原とお花畑、濃密な森に彩られた稜線はとても表情豊かで、行く先々で五感すべてで楽しませていただきました
チビ君はだいぶご高齢のようでずっと休んでいたのですが、をれでも登山者を見守らなきゃという責任感を感じて日参しているんでしょうね。
犬語が分かれば、ぜひこれまでの武勇談を拝聴したいものです。
今回の徳島出張を機会に、西日本の山々への興味が高まりました。
ここでの思い出を大切にしていきたいと思います
lynxさん、こんにちは
四国シリーズ第2弾も充実した山行だったようですね
笹原の稜線歩きが楽しそうなルートですね。
途中からは展望も開け何よりでした。
写真を見てると、白峰三山の縦走路と見紛うようです。
48の写真などは間ノ岳と山容がソックリ!
柔らかい表情の先に剣の雄々しさがたまりませんね
それにしても相変わらずのロングトレイル恐れ入ります
小生もやっと山スイッチが入りました。
今週末は夏山デビューできそうです
massy
massyさん、こんにちは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
四国の山は標高こそ2,000mにわずかに満たないものの、笹原の稜線や固有のお花などアルプスとはまた別個の魅力にあふれていました。
初めてなんだけどどこか懐かしいところを感じさせるところも魅力のひとつかもしれませんね。
限られた機会のなかではありましたが、その一端をうかがい知ることができ、とてもいい経験となりました。
山スイッチは入りましたか?
もしかしたらどこかで夏山デビューされているのかもしれませんね。
レコ、楽しみにしています
縦走には車が二台いるかなと思っていたのですが、この方法があったのですね。是非参考にして挑戦してみます。
roop85さん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
剣山にはもうこのまま行けないんじゃないかと思いましたが、諦めなくてよかったです。
車2台のうちの1台をバスにすれば、このルートの日帰りは可能なんです。
ただし、バスの運行は日に2便のみですので、最新の時刻表を事前に確認されることをお勧めします。
アップダウンの先に次郎笈と剣山が見えた時の感動は、何物にも代えがたいものでした。
ぜひ、おいでになってみてください。
初夏〜晩夏までは貴婦人ネットもお忘れなく
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