雨と強風で小屋泊まりに変更した笠ヶ岳
- GPS
- 32:28
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,046m
- 下り
- 2,115m
コースタイム
深山荘そば駐車場 5:10
5:42 ゲート
6:32 登山口 6:42
10:29 杓子平 10:40
14:00 笠ヶ岳山荘
7/14(日)
笠ヶ岳山荘 5:50
8:20 雷鳥岩? 8:30
13:14 槍見館 13:24
13:38 ひがくの湯(駐車場 14:05)
天候 | 7/13(土)雨 一時雹、一時豪雨、強風 7/14(日)小雨 のち 曇り 下山後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
岐路:7/14(日)15:10 ひがくの湯→松本IC→(中央道)→調布IC→21:50自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・杓子平より上には雪渓が3か所あり、アイゼンは使用しませんでした。 笠ヶ岳山荘目前の雪渓は凍った個所があったので、足の置き場を慎重にしました。 ・笠ヶ岳山荘と小屋の間には雪渓と岩場があるので、急な悪天候時には避難できなさそうでした。(強風・一時的な豪雨があったので 急きょ小屋に素泊まりしました) ・玄関脇の自炊場(室内・まきストーブあり)が快適。 |
写真
感想
去年、槍からの下山で千丈乗越〜右俣林道を使った時に、ず〜っと姿を見せていたカッコいい笠ヶ岳にようやく登る日がやってきた。
天気予報では、7/13(土)昼一時雨となっていた。
ヤマレコで情報収集をし、杓子平から上には雪渓があること、クリヤ谷は増水すると渡渉できないことは承知している。
笠新道からの登りは時間がかかりそうだし、なにより梅雨明けしているので駐車場の空きが気になり、金曜の夜に出発した。運がよければ、雨が降り出す前にテントを張ることができるかもしれない。
そんな淡い期待を抱いての車中泊だったが、朝、雨の音で目が覚めた。
カップラーメンをすすっている間に雨もやんだので、いざ、出発。
すると、夜中についた時には見えていなかった看板が…
「無料駐車場 この奥」
仮眠していたのは深山荘の駐車場で、無料駐車場ではなかったのだった。
時刻は5:00。とりあえず空きを確認しに行くと、奥のほうにポツポツと空きがあったが、9割以上は埋まっていた感じだった。
あ〜、朝からヒヤヒヤさせられたぜ〜〜〜〜〜
ロープーウェイの仮設トイレに着くと、たくさんの人で賑わっていた。
駐車場もいっぱいだし、バスも到着したし、こりゃ〜、かなり山も混雑するな…
3連休だもんね。
いつしか雨がしっかり降り始めたのでカッパを着込む。
今シーズン初めてのカッパ登山の幕開けだ。
林道を歩き、笠新道登山口に着くと3組くらい休憩していた。
男性3人組は双六へ行くとのことで、思ったほど笠ヶ岳は混んでいないのかもしれない…。
登山口から、階段状の石(岩)が始まった。これは意外だった。
下部は土で根っことの戦い、上部は岩、そして雪渓となると勝手に思い込んでいたが、階段状なので歩きやすかった。
とはいえ、長い…。
ビューポイントらしきところから周りを見渡しても時折 山肌の雪渓がチラリと見える程度で山なみは見えない…
ひたすら、カッパで狭くなった視界の先に花を探しながらモチベーションをあげるしかない…。
それにしてもカッパは蒸し暑い…
ひたすら歩いていたら、前を歩いていた二人組と単独の人が、分岐でもないのになにやら相談している。
何事かと思って聞いて見ると、赤ちゃんが母鳥からはぐれそうになっているけれど
強風で石の影から動けないでいるとのこと。
しばらく遠巻きに見守っていたが、母鳥の羽の下で一羽の赤ちゃんがヨチヨチ歩いて、母鳥とともにはぐれた赤ちゃんのほうに向かっている。でもはぐれた赤ちゃんは石の陰なので気づいているかどうかがわからない…
出来ることなら、はぐれた赤ちゃんを母鳥に届けてあげたい…
でも、人間の匂いがついた赤ちゃんを受け入れなくなったらどうしよう…
結局、手を出すこともできずその場を離れた。
その後、強風に吹かれる中に佇む母鳥。その羽の下に身をひそめる赤ちゃん数羽を見かけ、母の強さと優しさを強烈に感じ、先ほどの赤ちゃんの安否が気になってしかたなかった。
母は強し!!
稜線に出ると、強風と雹に歩みを阻まれながら進むこととなった。
そしてバケツをひっくり返したような雨。
「このまま、風が強いようなら素泊まりに変えようか〜」などと話しながらテント場を過ぎ、岩と雪渓を超えた小屋に辿りついたときには 1もにもなく「素泊まり」を選択。
母ではない私は簡単にヒヨる。
同じようにテント泊から小屋どまりに変更した人が次々に入ってきた。
いろいろな人とストーブを囲んで話をするのは小屋どまりならではで、こういう空間はいいもんだな と思った。
翌日は予定どおりクリヤ谷へと雨の中下山。すべりやすく、渡渉も多いので恐る恐るの下山となった。
これは、また行くしかないだろうな…
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