アルプスデビューは南アルプスの白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)をテント泊縦走
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,525m
- 下り
- 3,175m
コースタイム
08:50丸山林道入口バス停
バスで移動(50分)
09:40広河原バス停
10:00広河原山荘
途中小雨が気になったのでザックカバー装着(16分)
12:03二俣12:40(昼食)
13:59雪渓終わりアイゼン外し休憩14:19
14:45雨がふってきたので雨具装着14:50
15:09八本歯のコル15:13
16:00北岳と北岳山荘への分岐
16:36北岳山荘(テント泊)
7/15
04:29北岳山荘
05:17北岳05:22
06:05北岳山荘07:50(朝食・テント撤収)
08:20中白根山08:25
09:16間ノ岳09:45
途中休憩する(天気が回復して暑くなってきたので雨具を脱いだ)(10分ぐらい)
10:47農鳥小屋11:49
11:45西農鳥岳12:41(昼食)
13:14農鳥岳13:22
13:50大門沢下降点13:57
途中休憩(5分)
16:10大門沢小屋16:40
途中休憩(27分)
18:58林道終点
19:30ゲート
19:32奈良田第一発電所バス停
19:50奈良田第2駐車場
天候 | 7/14 広河原〜八本歯のコルの手前:曇りときどき小雨 八本歯のコルの手前〜北岳山荘:雨・ガス テント場(北岳山荘)晴れ→日没後強風→曇り→雨 7/15 北岳山荘〜北岳:ガス・雨・強風 北岳山荘〜間ノ岳:ガス・強風(特に稜線上は猛烈な風) 間ノ岳〜奈良田:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・左俣コース上には雪渓があり軽アイゼンがあったほうが安心だと思います。 ・雪渓を登るとき縦一列で並んで登っているグループがいたが、先行者が転んで滑って後続者と接触していた・・・横に並んで登ったほうが良いと思います。 ・雪渓上に石がゴロゴロとあったので下ばかり見て歩くのではなく上も見て落石に注意しながら登ったほうが良いと思います。 |
写真
感想
【計画】
前回、富士山をご一緒したN氏と3連休でテント泊をする計画を立てる。
今回、私はアルプスデビューをしたかったので登山地の選考には悩んだ・・・結果、南アルプスの白峰三山をテント泊縦走することに決定。
日程は3連休後半の7/14〜7/15の1泊2日。
1日の歩行時間が長く多少きつめの行程だと思ったが長時間の歩行経験はあるので問題ないと判断し登山計画書を作成。
最後まで天気が気になったが、曇り・霧の予報で『最悪、雨でなければと』思い山行を予定通り決行する。
【移動】
7/14早朝、N氏の車の助手席に乗込む。7/13の夜は飲み会だったので眠たくて眠たくて。。。
数時間後、奈良田第2駐車場に到着。(駐車場はほぼ満杯)
その後バスで広河原まで行く。
【7/14の登山】
登山開始後の最初の感想はというと。。。暑い!
もっと涼しい登山を想像していたのに。。。とにかく暑い。
しかもテント装備は重い。
こんなんで大丈夫か?最後まで登れるか?と思いながら歩くこと2時間、二俣に到着。
ここから雪渓を登る。
私はアイゼンにピッケルと無駄に重いものを持ってきたので使わなきゃ損だと思い完全装備する。
一方、N氏は軽アイゼンとダブルストックの軽量化タイプ。
どっちが良かったかというと・・・どっちでも変わらず、なので軽いほうがよかったのかも(笑)
私やN氏は新潟人なので雪というものに抵抗がなくガンガン登っていく。
気が付くと雪渓上にいたほとんどの人達を追い越して雪渓区間を終了。
雪渓登りの次はハシゴ登りが始まり、順調に歩を進めていたが、ここで気分が落ちる展開に・・・雨がふりだしてきたのである。
急いで雨具を着ながら『この天気でテント泊かよー。まだ道具は新品同様なのにーみんなズブ濡れかい。』って心で叫んでやった。
雨のせいかペースが上がらず、北岳→北岳山荘と計画していたが、分岐で悩み、今日の北岳アタックは止めにして早めに北岳山荘に着きテント設営をすることに変更する。
北岳山荘をめざして歩いていると、いつの間にか雨があがっていた。
集中力がなくなっていたが、ガスっている道を迷わないように歩き、ついに今日の目的地の北岳山荘に到着する。
【テント泊】
北岳山荘に到着してテントの受付を済ませテント設営場所を探す。
ちょうどよい平地があったので迷わず準備にとりかかると見知らぬおっちゃんに「そこにテント張ると夜、風で飛ばされるから止めといたほうがいいよ。」と言われた。
山の先輩が言うことは素直に聞いておいたほうが身のためと思い、お礼を言って違う場所を探した。
到着が遅かったので良い場所はなかったが、なんとか場所を確保しテントは設営できた。
その後、夕食を済ませ、酒を飲み、日没と同時に寝た。
が、日没後、猛烈な風が吹きだしてきた。
さすが稜線上のテント場と思いながらテントが飛ばないか冷や冷やしたが、テント設営が上手くいったのか場所がよかったのかテントは飛ばされずにすんだ(笑)
風がやむとしばし静寂な時間がながれる。
星も見える。
こんな時間が続けば、ぐっすり眠れると思った。
しかし今度は雨。
テントを叩く雨音でなかなか寝つけない。
残っていた酒を飲みほすと、いつの間にか眠れた。
【7/15の登山】
朝起きるとまだ雨はふっていた。
そこに風・ガスのマイナス要因が加わりテンションはガタ落ちだったが、北岳山荘で天気予報を聞くとこれから良くなると言っていたし、せっかくここまで来たのだからと、ある程度の荷物をテントにデポして北岳の頂上をめざし登山を開始する。
稜線上は風が強く慎重に歩く。
荷物が軽いせいかペースはよかった。(先行者は全員追抜いて北岳に到着)
頂上はガスっていて眺望はよくなかったので写真を数枚撮ってすぐに北岳山荘に向かって下山を開始する。
北岳山荘に着くと雨はほぼあがっていた。
テントを撤収し朝食を食べながら今日どこまで行くかN氏と話し合う。
北岳山荘出発が予定から約3時間遅れの7時50分となるが、林道には日没前(この日の日没は19:02)に到着できると判断し予定通りのコースで奈良田をめざし出発する。
間ノ岳までの稜線歩きは強風との戦いだった。
気を抜くと飛ばされるのではないかと思えるほどの風が吹いている。
ガスっていて眺望も良くなく忍耐の山歩きだった。
今日は1日ずっとこんな状況なのか心配していたが、間ノ岳に着くと風は止みガスもはれて天気予報通りの良い天気となる。
北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、農鳥岳、塩見岳、そして富士山が良く見えた。
間ノ岳まではちらほらと人がいたが、間ノ岳から農鳥小屋までの間は1パーティーしか会わず、農鳥小屋から農鳥岳までの間は2パーティー、農鳥岳の頂上でソロの人にあっただけの人気の山域にはめずらしい?静かな山歩きとなる。
大門沢下降地点に着くと、いよいよ標高差約2000mの永遠と続く下りが始まる。
この下りはとにかく長かった。
途中に大門沢小屋があるが、そこまで約2時間もかかる。
ここまで歩いてきた疲労が足を鈍らせ、テント装備の重い荷物が肩に食込み、ザックを支える腰部が腰骨を痛がらせる。
私はかなり弱気になっていたが、N氏も疲れからペースを落としていた。
テンションが低くかったが休憩を多めにとり、安全に着実に慎重に下る。
大門沢下降地点から5時間後、日没前に、ついに林道に着く。
後はゲートまで林道をテクテク歩く。(N氏は登山靴からサンダルに履き替えていた)
ゲートを通過し20分かけて奈良田第2駐車場まで行き無事登山完了。
長い2日間の山行がようやく終わった。
【反省】
・テント泊の荷物を持っての登山ということを考慮せず行程を組んだので、無理があったかも。。。もっと余裕をもった行程にしたほうが楽しめます。(修行に来たのかと思うぐらいきつかった。)
・気象条件に行程の変更や判断を迫られたが上手く対処できたと思います。
・料理の味がイマイチでした。(もっと上手くなりたいかな。)
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